#GPT浜松@岡崎は、おかげさまで15チームの参加がありました。
#定員30の部屋をとってしまったのが3ヶ月前だったので、
#予想を大きく上回る人出だったことをお伝えしておきます。
#会場に足を運んで来てくれた方には、トコロテン方式で
#不便だったことと思います。もうあの部屋は使いません(w
そのくせ部屋自体は広くて、机と椅子が発注できればよかったんですが、
断られちゃいました。3ヶ月前にこんな事が見通せるはずがありませんよ orz
あ、トップ2のデッキレシピは水曜に載せます。
そんなわけで先週の回答をば。
○
CR212.6gがまさにそのまんま。
《教議会の座席/Seat of the Synod》のようなアーティファクト・土地がその一例。
きちんと定義されているんですよ。
#いずれ、土地・クリーチャーと印刷された気持ち悪いカードが出るんでしょうかね。
0回
《疲労困憊/Exhaustion》は、
「対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーと土地は、
そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。」
という能力であり、どこにも「アンタップ・ステップを飛ばす」なんて書いていない。
また、次のアンタップ・ステップだけに影響を及ぼすので、重ねがけしても、1回プレイ
したときと全く同じになります。
これに対し、《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》の誘発型能力の場合は、
「次のアンタップ・ステップを飛ばす」
なので、これは2回適用されると、次の次のアンタップ・ステップも飛ばされます。
プレイヤーBはライフが0以下になって敗北する。
2種類2つずつ、都合4つの根付は同時に誘発するが、積まれる順番はAPNAP順である。
つまり、どうスタックを積んだとしても、先に解決されるのは《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》
であり、《象牙の鶴の根付/Ivory Crane Netsuke》よりも先に解決される。
あわれプレイヤーBは計8点のダメージを受け昇天。これにて一巻の終わり。
プレイヤーBである。
なぜなら、後から付けられた方が、前のを上書きしてしまうからだ。
……
……
……普通のプレイヤーならこう考えても全く差し支えない。ていうかこれが普通。
が、もう一歩進める。
異なるコントローラーの《押収/Confiscate》が2つ付いた《灰色熊/Grizzly Bears》の
最終的なコントローラーを決定するのは、その出された順番が重要ではあるが、
継続的効果の適用からいうと、「タイムスタンプ順」が重要である。
普通のやり方だと、後から付いたほうがタイムスタンプ順で「より後」になるため、
結局後から付いたほうが優先される。
ところが、以下のような状況を考えてみよう。
プレイヤーAのターンに、プレイヤーAがプレイした《歪んだ世界/Warp World》によって、
以下のパーマネントが場に出ることになった。
---------------------------------------------
プレイヤーA:《押収/Confiscate》
プレイヤーB:《灰色熊/Grizzly Bears》、《押収/Confiscate》
---------------------------------------------
#ほかは全て土地またはパーマネントにならないカード(インスタントかソーサリー)である。
まず《灰色熊/Grizzly Bears》が出て、その後にお互いが《押収/Confiscate》を付けるのだが、
同時に選択を行う場合には、まずアクティブ・プレイヤーから選択をするので、
プレイヤーAがまず《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
その後、プレイヤーBも《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
この場合、「後から付けた」のはプレイヤーBの《押収/Confiscate》だが、
《灰色熊/Grizzly Bears》のコントローラーは、2つの《押収/Confiscate》のタイムスタンプ順
によって決まる。そしてそのタイムスタンプを決めるのは、アクティブ・プレイヤーであるAである。
おそらくプレイヤーAはタイムスタンプ順を
(プレイヤーBの押収)→(プレイヤーAの押収)
として、《灰色熊/Grizzly Bears》のコントローラーを自分に設定するだろう。
というわけで問題の回答はこうさせていただく。
《押収/Confiscate》のタイムスタンプ順によるので答えられない。(不定)
======================
日本語って難しいよね。
そして先入観というモノの、なんと邪魔なことよ。
#定員30の部屋をとってしまったのが3ヶ月前だったので、
#予想を大きく上回る人出だったことをお伝えしておきます。
#会場に足を運んで来てくれた方には、トコロテン方式で
#不便だったことと思います。もうあの部屋は使いません(w
そのくせ部屋自体は広くて、机と椅子が発注できればよかったんですが、
断られちゃいました。3ヶ月前にこんな事が見通せるはずがありませんよ orz
あ、トップ2のデッキレシピは水曜に載せます。
そんなわけで先週の回答をば。
問1
「土地でも他のタイプでもあるオブジェクトは、常に土地としてプレイされる。」
○か×か?
○
CR212.6gがまさにそのまんま。
《教議会の座席/Seat of the Synod》のようなアーティファクト・土地がその一例。
きちんと定義されているんですよ。
#いずれ、土地・クリーチャーと印刷された気持ち悪いカードが出るんでしょうかね。
問2
Howling Owlを使っているプレイヤーAのとあるプレイ。
「《疲労困憊/Exhaustion》を打って、それを《双つ術/Twincast》するよ。」
2−1)さて、プレイヤーBのアンタップ・ステップは都合何回飛ばされるか?
0回
《疲労困憊/Exhaustion》は、
「対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーと土地は、
そのプレイヤーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。」
という能力であり、どこにも「アンタップ・ステップを飛ばす」なんて書いていない。
また、次のアンタップ・ステップだけに影響を及ぼすので、重ねがけしても、1回プレイ
したときと全く同じになります。
これに対し、《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》の誘発型能力の場合は、
「次のアンタップ・ステップを飛ばす」
なので、これは2回適用されると、次の次のアンタップ・ステップも飛ばされます。
つづき。
次のゲームの最中、プレイヤーBのターン開始時に以下のような状態になった。
-------------------------------------------------
プレイヤーB
手札:8枚(土地をバウンスされている)
ライフ:7
場:《象牙の鶴の根付/Ivory Crane Netsuke》x2
プレイヤーAのコントロール下で、
《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》が2枚場に出されている。
(これら以外に特に有益なカードは無い)
--------------------------------------------------
2−2)手札には何も使えるカードが無いとして、プレイヤーBの運命やいかに?
プレイヤーBはライフが0以下になって敗北する。
2種類2つずつ、都合4つの根付は同時に誘発するが、積まれる順番はAPNAP順である。
つまり、どうスタックを積んだとしても、先に解決されるのは《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》
であり、《象牙の鶴の根付/Ivory Crane Netsuke》よりも先に解決される。
あわれプレイヤーBは計8点のダメージを受け昇天。これにて一巻の終わり。
問3
プレイヤーAが《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた後、
プレイヤーBが《押収/Confiscate》を同じ《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
さて、《灰色熊/Grizzly Bears》の最終的なコントローラーは、
プレイヤーAとプレイヤーBのどちらか?
プレイヤーBである。
なぜなら、後から付けられた方が、前のを上書きしてしまうからだ。
……
……
……普通のプレイヤーならこう考えても全く差し支えない。ていうかこれが普通。
が、もう一歩進める。
異なるコントローラーの《押収/Confiscate》が2つ付いた《灰色熊/Grizzly Bears》の
最終的なコントローラーを決定するのは、その出された順番が重要ではあるが、
継続的効果の適用からいうと、「タイムスタンプ順」が重要である。
普通のやり方だと、後から付いたほうがタイムスタンプ順で「より後」になるため、
結局後から付いたほうが優先される。
ところが、以下のような状況を考えてみよう。
プレイヤーAのターンに、プレイヤーAがプレイした《歪んだ世界/Warp World》によって、
以下のパーマネントが場に出ることになった。
---------------------------------------------
プレイヤーA:《押収/Confiscate》
プレイヤーB:《灰色熊/Grizzly Bears》、《押収/Confiscate》
---------------------------------------------
#ほかは全て土地またはパーマネントにならないカード(インスタントかソーサリー)である。
まず《灰色熊/Grizzly Bears》が出て、その後にお互いが《押収/Confiscate》を付けるのだが、
同時に選択を行う場合には、まずアクティブ・プレイヤーから選択をするので、
プレイヤーAがまず《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
その後、プレイヤーBも《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
この場合、「後から付けた」のはプレイヤーBの《押収/Confiscate》だが、
《灰色熊/Grizzly Bears》のコントローラーは、2つの《押収/Confiscate》のタイムスタンプ順
によって決まる。そしてそのタイムスタンプを決めるのは、アクティブ・プレイヤーであるAである。
おそらくプレイヤーAはタイムスタンプ順を
(プレイヤーBの押収)→(プレイヤーAの押収)
として、《灰色熊/Grizzly Bears》のコントローラーを自分に設定するだろう。
というわけで問題の回答はこうさせていただく。
《押収/Confiscate》のタイムスタンプ順によるので答えられない。(不定)
======================
日本語って難しいよね。
そして先入観というモノの、なんと邪魔なことよ。
コメント
エンチャントする先を選ぶのは実際に場に出る前なので
アクティブ・プレイヤーが先に選択し、
非アクティブ・プレイヤーがその後選択し、
その後で《押収》が同時に場に出て《灰色熊》に同時に付けられ
アクティブ・プレイヤーがタイムスタンプ順を選択する。
という流れになるのではないでしょうか。
その場合、問3の
「プレイヤーAが《押収/Confiscate》を《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた後、
プレイヤーBが《押収/Confiscate》を同じ《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。」
というのとは少し違う気がするのですが。
それとも、上記の解釈は間違っているのでしょうか。
エンチャントが場に出る際に、オーラのエンチャント先をAPが指定し、NAPが同じ事をして、同時に場にでます。
ですが、現実のゲームでこのような処理をする場合、
「エンチャント・カードを実際に場に出して移動している」という処理をよく見ます。
なので、このような書き方をしました。
> プレイヤーBが《押収/Confiscate》を同じ《灰色熊/Grizzly Bears》に付けた。
この問題文がテンプレ「○○し、その後、□□する/Do ○○, then do □□」に似通っているため、「Aが《押収/Confiscate》を付けた」と「Bが《押収/Confiscate》を付けた」の2つの行動は、別々のイベントであり同時ではない、としか自分には読み取れませんでした。
(と思っていたら、Arthさんがご自分のブログにて、1つのイベント内での同時の行動だと解釈されていたのが意外でした。)
複数の行動が一つのイベントの中で同時に行われたのか、それともそれらが幾つものイベントに分かれて時間差で行われたのか、ということはタイムスタンプ順の決定を左右する重要なポイントです。
> ですが、現実のゲームでこのような処理をする場合、
> 「エンチャント・カードを実際に場に出して移動している」という処理をよく見ます。
を踏まえてtestingさんは問題文をあのように表記したそうですが、そのため問題文がこの複数行動のタイミングの判断について誤解を招くものになっていた、と自分は思います。
このような行動に関しては「物理的・現実的」な処理の仕方ではなく、「ルール上」の処理の仕方に沿ったものとして表記すべきだったのではないでしょうか?
「物理的・現実的」と「ルール上」の処理の概念について補足:
《歪んだ世界/Warp World》の解決において、トークンであるかどうか関係無しにすべてのパーマネントを加えた上でライブラリーを切り直し、その数だけライブラリーからカードを公開するのが、「ルール上」の処理。
トークンを消滅させ、トークンでないパーマネントだけを加えた上でライブラリーを切り直し、トークンとそうでないパーマネントの数の合計だけライブラリーからカードを公開するのが、「物理的・現実的」な処理。
……と言ったところです。
問題文として、ルール的に不親切な文章だと感じました。
現実的な事象と、ルールを厳格に適用した「理想的」な事象の違いについては個人のセンス差がありますのでそれは別の機会に。
補足ならびにご指摘を感謝いたします>ミズタマ氏