Now I know my LKI’s.

2006年3月8日
元ネタはもちろん《Now I Know My ABC’s》なのですが。
#某IRCにてのお言葉を拝借いたしました。

というわけで今日はLKI=Last Known Infomation (最後の情報)について。

「最後の情報」が必要になるという場面は決まっている。

呪文や能力の解決によって発生する効果が、オブジェクトの情報を必要とする際に、
そのオブジェクトがしかるべき領域に無い場合、そのオブジェクトの最後の情報を参照する。

というものである。(CR用語集「最後の情報」)

キーは「効果がオブジェクトの情報を必要とする際に」というところである。
つまり、最後の情報というのが必要になるには、効果がそれを促さないといけない。
#ある意味当たり前ではある。

例を挙げよう。

《軟体電極獣/Gelectrode》の能力を起動して、プレイヤーにダメージを与えるとする。
能力がスタックに乗っている間に、《ショック/Shock》を打って《軟体電極獣/Gelectrode》を
破壊し、場から除いたとしても、能力は解決される。
このとき、「《軟体電極獣/Gelectrode》は1ダメージを与える。」とあるので、
既に場にはいない《軟体電極獣/Gelectrode》の情報が必要になる。そこで場を離れる直前の
《軟体電極獣/Gelectrode》の情報を用いることになる。

「最後の状況」はもう一つ重要な事がある。
それは、「以前に存在した領域を離れる直前での情報」を用いる、ということである。

これも例を出した方がわかりやすい。

以下のようなクリーチャーがいたとする。

《testcat》{G}{G}{G}{B}
クリーチャー -- 猫
P/T:3/3

「《testcat》が場から墓地に置かれた時、クリーチャー1体を対象とする。
《testcat》は自身のパワーに等しい値のダメージをそれに与える。
その後、《testcat》をゲームから取り除く。」

さて、《testcat》に《最後の喘ぎ/Last Gasp》を使用して場から墓地に置かれた場合、
対象のクリーチャーに与えられるダメージは0である。
これは、最後の情報を参照した場合、場領域から離れる直前の情報を参照するので、

《testcat》のパワー/タフネスはいくつか? という質問には 0/0だと返ってくる。

つまり、対象のクリーチャーに与えられるダメージは0点である。

 
===================
そんなところで。

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