#週末はGPTマニラと、GPT浜松(名古屋2次)がありましたが、
#両方とも欠席していました。理由は色々とあるのですが、
#PTホノルルのカバレッジを読むと、構築やりたい病がふつふつと。
#《神無き祭殿/Godless Shrine》も光ったことですし。
ちなみに、再来週はGPT浜松(岡崎)、愛知県での3回目ですので
スタンダードを楽しみたい方や、刈谷・豊橋な人たちは是非おいで下さい。(宣伝)
それでは先週の回答をば。
×
マナ・バーンは状況起因効果ではない。
じゃあ何か? と聞かれて即座に答えられる人は少ないと思われる。
マナ・バーンは「ゲームの行動/Game Action」である。
他にこれに分類されるものとしては、
*アンタップ・ステップに起こるフェイズ・イン/アウト
*アンタップ・ステップにパーマネントがアンタップすること
*ドロー・ステップの最初にドローすること
*攻撃/防御クリーチャーの指定
などがある。
詳しくはCR用語集の該当項目を参照すること。
回答の前に。
ようは、《感電の弧炎/Galvanic Arc》が以上の状況であるクリーチャーについた状態で場に出て、
誘発型能力が誘発するか?ということである。
2−1)勝利することができる
《不朽の理想/Enduring Ideal》で出されるエンチャントは、ただ単に場にでるだけで、
それがオーラであったとしても対象をとっていない。なので、《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
のような「呪文や能力の対象にならない」といったエンチャント先を選ぶことが可能である。
2−2)これでは勝利することができない
プロテクション(性質)といった場合には、
「プロテクションを持つパーマネントは、記述された性質を持つオーラにエンチャントされない。」
という内容をもっている。なので、この場合、《感電の弧炎/Galvanic Arc》は適正なエンチャント先を
見つけることができないため、ライブラリー領域から移動しない。
2−3)勝利することができる
後からプロテクションを得た場合、上記のプロテクションのルールによって、状況起因効果によって
オーラは墓地に置かれるが、すでに場には出た後なので、誘発した誘発型能力には何も関係がない。
よって、プレイヤーAはBに3点を与えることができる。
3−1)《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》は2ダメージを受け、(状況起因効果によって)破壊される
スタックを順に解決すると、一番最後に解決されるのは《オーク弩弓隊/Orcish Artillery》の能力である。
解決時、対象は《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》であり、発生源は《オーク弩弓隊》であるが、
《オーク弩弓隊》は既に場にいない(《黒焦げ/Char》によって破壊されている)ので、
場にあった直前の情報(Last Known Infomation=LKI)を見る。
すると、発生源の色は緑色(《変容する大空/Shifting Sky》による)であるので、
《ヴェクの聖騎士》が持つプロテクションは関係が無い。
なので、対象は依然として適正であり、2点のダメージが与えられる。
3−2)《灰色熊/Grizzly Bears》を守ることはできない
いったん起動、もしくは誘発してスタックに乗った能力は、その発生源とは独立してスタック上に存在する。
これは、普段良く目にする事柄であり、例えば《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》でライフを回復する能力
を起動した後で、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》が破壊されたとしても、ライフはちゃんと回復する。
さて、この場合はどうだろうか?
《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力は既にスタックに乗っており、発生源の文章が変わったとしても
その誘発型能力の文章が変わるわけではないので、《灰色熊/Grizzly Bears》は破壊される。
3−1)のように、発生源や「最後の情報(LKI)」を参照するのでは? と考える人もいるだろう。
たしかに、能力が「(発生源)が〜〜する。」と書かれていた場合、その能力がスタックに乗った時点と
解決する時点で、発生源の特性が変化している場合が存在する。
だが、《ネクラタル/Nekrataal》の能力は、べつに発生源が何かをするような能力ではないので、
解決時に対象が適正であるかどうかのチェックは行われるが、発生源の文章と同じになることはない。
混乱を避けるために書いておくが、あくまで
「発生源を再参照して文章を替えることをしない」 であり、
「この能力は発生源を参照できない/しない」 のではない。
問題の例でいうと、《灰色熊/Grizzly Bears》に、《祝福の息吹/Blessed Breath》などで
プロテクション(黒)を付けると、《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力は、解決時に対象が
不適正であるので、ルールによって打ち消される。
これは、《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力の発生源(=《ネクラタル/Nekrataal》)が、
「黒である」にことに他ならない。
詳しくはCR402.6を参照。
=========================
結論が合っていれば30点。
途中の推論が合っていれば70点。
合計で100点満点。
と、私なら採点をしますね。
大切なのは考え方ですから。
そんなところで。
#両方とも欠席していました。理由は色々とあるのですが、
#PTホノルルのカバレッジを読むと、構築やりたい病がふつふつと。
#《神無き祭殿/Godless Shrine》も光ったことですし。
ちなみに、再来週はGPT浜松(岡崎)、愛知県での3回目ですので
スタンダードを楽しみたい方や、刈谷・豊橋な人たちは是非おいで下さい。(宣伝)
それでは先週の回答をば。
問1
マナ・バーンは、フェイズの最後にチェックされる状況起因効果である。
○か×か?
×
マナ・バーンは状況起因効果ではない。
じゃあ何か? と聞かれて即座に答えられる人は少ないと思われる。
マナ・バーンは「ゲームの行動/Game Action」である。
他にこれに分類されるものとしては、
*アンタップ・ステップに起こるフェイズ・イン/アウト
*アンタップ・ステップにパーマネントがアンタップすること
*ドロー・ステップの最初にドローすること
*攻撃/防御クリーチャーの指定
などがある。
詳しくはCR用語集の該当項目を参照すること。
問2
プレイヤーAは、すでに《不朽の理想/Enduring Ideal》をプレイしており、
呪文が一切プレイできない、俗に言う「歴伝状態」になっている。
さて、プレイヤーAのターン、アップキープ・ステップにライブラリーを探すと、
エンチャント・カードが《感電の弧炎/Galvanic Arc》しかなかった。
対戦相手のプレイヤーBのライフは3なので、これを出せれば勝てるのだが……
2−1)この時に場にあるクリーチャーは、
プレイヤーBのコントロールする《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》だけだった。
プレイヤーAは勝利することができるか?
2−2)上とは別のパターンで、場にあるクリーチャーが、
プレイヤーBのコントロールする《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》だけだったとしたら、
プレイヤーAは勝利することができるか?
2−3)上2つとは別のパターンで、場にあるクリーチャーが
プレイヤーBのコントロールする《灰色熊/Grizzly Bears》だけだった。
プレイヤーAは《感電の弧炎/Galvanic Arc》を、その《灰色熊/Grizzly Bears》に付けたのだが、
プレイヤーBが、そのあとで《祝福の息吹/Blessed Breath》を《灰色熊》にプレイした。
プレイヤーAは勝利することができるか?
回答の前に。
ようは、《感電の弧炎/Galvanic Arc》が以上の状況であるクリーチャーについた状態で場に出て、
誘発型能力が誘発するか?ということである。
2−1)勝利することができる
《不朽の理想/Enduring Ideal》で出されるエンチャントは、ただ単に場にでるだけで、
それがオーラであったとしても対象をとっていない。なので、《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
のような「呪文や能力の対象にならない」といったエンチャント先を選ぶことが可能である。
2−2)これでは勝利することができない
プロテクション(性質)といった場合には、
「プロテクションを持つパーマネントは、記述された性質を持つオーラにエンチャントされない。」
という内容をもっている。なので、この場合、《感電の弧炎/Galvanic Arc》は適正なエンチャント先を
見つけることができないため、ライブラリー領域から移動しない。
2−3)勝利することができる
後からプロテクションを得た場合、上記のプロテクションのルールによって、状況起因効果によって
オーラは墓地に置かれるが、すでに場には出た後なので、誘発した誘発型能力には何も関係がない。
よって、プレイヤーAはBに3点を与えることができる。
問3
3−1)
場に《変容する大空/Shifting Sky》があり、全ての土地でないパーマネントは緑色になっている。
プレイヤーAが《オーク弩弓隊/Orcish Artillery》の起動型能力を、対象をプレイヤーBの
《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》にしてプレイした。
解決前に、プレイヤーBは《火花の結実/Seed Spark》を《変容する大空》にプレイした。
さらに解決前に、プレイヤーAは、自分の《オーク弩弓隊》に、《黒焦げ/Char》をプレイした。
スタックを全て解決したときに、《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》はどうなるか?
3−2)
プレイヤーAが《ネクラタル/Nekrataal》をプレイし、場に出たあとで、誘発型能力の対象を
プレイヤーBの《灰色熊/Grizzly Bears》にした。
解決前に、プレイヤーBは《幻覚/Mind Bend》を《ネクラタル/Nekrataal》を対象にプレイした。
さて、《灰色熊/Grizzly Bears》を守ることができるだろうか?
3−1)《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》は2ダメージを受け、(状況起因効果によって)破壊される
スタックを順に解決すると、一番最後に解決されるのは《オーク弩弓隊/Orcish Artillery》の能力である。
解決時、対象は《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》であり、発生源は《オーク弩弓隊》であるが、
《オーク弩弓隊》は既に場にいない(《黒焦げ/Char》によって破壊されている)ので、
場にあった直前の情報(Last Known Infomation=LKI)を見る。
すると、発生源の色は緑色(《変容する大空/Shifting Sky》による)であるので、
《ヴェクの聖騎士》が持つプロテクションは関係が無い。
なので、対象は依然として適正であり、2点のダメージが与えられる。
3−2)《灰色熊/Grizzly Bears》を守ることはできない
いったん起動、もしくは誘発してスタックに乗った能力は、その発生源とは独立してスタック上に存在する。
これは、普段良く目にする事柄であり、例えば《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》でライフを回復する能力
を起動した後で、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》が破壊されたとしても、ライフはちゃんと回復する。
さて、この場合はどうだろうか?
《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力は既にスタックに乗っており、発生源の文章が変わったとしても
その誘発型能力の文章が変わるわけではないので、《灰色熊/Grizzly Bears》は破壊される。
3−1)のように、発生源や「最後の情報(LKI)」を参照するのでは? と考える人もいるだろう。
たしかに、能力が「(発生源)が〜〜する。」と書かれていた場合、その能力がスタックに乗った時点と
解決する時点で、発生源の特性が変化している場合が存在する。
だが、《ネクラタル/Nekrataal》の能力は、べつに発生源が何かをするような能力ではないので、
解決時に対象が適正であるかどうかのチェックは行われるが、発生源の文章と同じになることはない。
混乱を避けるために書いておくが、あくまで
「発生源を再参照して文章を替えることをしない」 であり、
「この能力は発生源を参照できない/しない」 のではない。
問題の例でいうと、《灰色熊/Grizzly Bears》に、《祝福の息吹/Blessed Breath》などで
プロテクション(黒)を付けると、《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力は、解決時に対象が
不適正であるので、ルールによって打ち消される。
これは、《ネクラタル/Nekrataal》の誘発型能力の発生源(=《ネクラタル/Nekrataal》)が、
「黒である」にことに他ならない。
詳しくはCR402.6を参照。
=========================
結論が合っていれば30点。
途中の推論が合っていれば70点。
合計で100点満点。
と、私なら採点をしますね。
大切なのは考え方ですから。
そんなところで。
コメント
ヴィダルケンの枷を相手のコントロールするメロクを対象にして起動(島の総数5)してそれがスタックに乗っている間に、幽体の変容を起動を宣言した枷を対象にしてプレイしテキスト中の「島」を「山」に書き換えた場合でも、枷の解決時にこちらがメロクのコントロールを得ることは可能なのでしょうか?
回答お願いします。文章がわかりにくかったらすみません。
この場合、《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》自体のテキストは
「〜山の数・・・」となりますが、
すでにスタックに乗っているオブジェクトの文章は
「〜島の数・・・」のままです。
能力の解決時にも島の数を参照します。
また、一度コントロールを奪ったあとでは、島の数(この場合は山の数と言ったほうが良いかもしれませんが)
がどうなろうと、コントロールを奪ったままです。