Tips about Haunt-Ability.

2006年2月8日
ギルドパクト入りのリミテッドも盛んになってきて、質問が増えてきた
「憑依/Haunt」について色々と。

・憑依は誘発型能力である。
誘発する条件は、
「憑依能力を持つクリーチャーが、場から墓地に置かれたとき」
「憑依能力をもつインスタント又はソーサリーが通常通りに解決され、墓地に置かれたとき」
「憑依されたクリーチャーが、場から墓地に置かれたとき」
である。

・憑依能力を持つクリーチャー(又は呪文)が墓地に置かれ、誘発したときには、
そのカード自体は墓地にある。つまり、その誘発型能力が解決されるまでに
墓地から他の領域に行ってしまった場合、取り除くことが出来なくなるので、
憑依することはない。

・憑依されたクリーチャーが、タイプ変更効果によってクリーチャーでなくなったとしても、
それは「憑依されている」。よって、そのオブジェクトが墓地に置かれた場合、
憑依能力は誘発する。
(クリーチャーが〜という書き方をしているので誤解しやすい部分)

・憑依能力をもつインスタント又はソーサリーが、ただ単に墓地に置かれただけでは、
憑依能力は誘発しない。「通常通りに解決され」て墓地に置かれないと条件を満たさない。

 
最も混乱するのは、コントローラーとオーナーが異なる場合の解釈である。
FAQに書いていることが全てだが、以下に補足しておく。

プレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAは《オルゾフのギルド魔道士/Orzhov Guildmage》と、
《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》をコントロールしている。

プレイヤーBは、《押収/Confiscate》のついた、《盲目の狩人/Blind Hunter》をコントロールしている。
(この《盲目の狩人/Blind Hunter》のオーナーは、プレイヤーAである)

この状況で、《盲目の狩人/Blind Hunter》が墓地に置かれたとしよう。
当然、《盲目の狩人/Blind Hunter》の憑依能力が誘発する。

*憑依先の対象になるクリーチャーを選ぶのは?  「プレイヤーB」である。
なぜなら、墓地に落ちる直前のコントローラーがBであるからである。
この場合、プレイヤーBは憑依する先として、《オルゾフのギルド魔道士/Orzhov Guildmage》しか
選ぶことができない。

*では、憑依したクリーチャーが墓地におかれた時に、その憑依能力のコントローラーは?
「プレイヤーA」である。

今度は、どっちのコントロールするクリーチャーが、墓地に置かれようとも関係がない。
誘発型能力の発生源は、取り除かれている《盲目の狩人/Blind Hunter》であり、
そのオーナーはプレイヤーAである。
従って、その誘発型能力のコントローラーはプレイヤーAである。

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憑依能力はややこしいと思えるが、実は誘発型能力なので、結構簡単である。
よくよく文章を読んで、落ち着いて考えれば良い。

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