#金曜日になるとヒット数が増えますね。
#こんなルールばっかりでデッキ構築論のかけらもない、
#プレイヤーに厳しいサイトへようこそ。(苦笑
#いや、これからもよろしくお願いいたします。

それでは先週の回答を。


問1
「飛行を持たないクリーチャーによってブロックされない」と言う能力をもつクリーチャーは、
「それが飛行を持つかのようにブロックに参加できる」という能力を持つ、飛行を持っていない
クリーチャーによってブロックされる。
○か×か? できればその理由を端的に説明せよ。




CR用語集「かのように/as though」に、《大蜘蛛/Giant Spider》の例が載っている。
要は、「それが飛行を持つかのようにブロックに参加できる」という文章は、
「このクリーチャーをブロック・クリーチャーとして指定する場合、飛行を持っているものとして扱う」
という意味である。

「飛行を持つクリーチャーをブロックできる」
「クリーチャーをブロックする際に飛行を得る」
という能力ではない。


問2
《Wild Cantor / 野生の朗詠者》を2枚、《山/Mountain》を4枚 をコントロールしている。
この状態で、あなたのターンのメイン・フェイズにプレイすることができる呪文はどれか?
(複数回答可)
1:《議事会の密集軍/Conclave Phalanx》 ({4}{W}、召集つき)
2:《かき集める勇気/Gather Courage》 ({G}、召集つき)
3:《包囲ワーム/Siege Wurm》 ({5}{G}{G}、召集つき)
4:《ヴィトゥ=ガジーの守護者/Guardian of Vitu-Ghazi》 ({6}{W}{G}、召集つき)


1と2

1と2は普通にプレイできるので自明。
問題は召集をもっている3,4の呪文。

実は、召集によるコストの減少と、《Wild Cantor / 野生の朗詠者》のマナ能力の使用には
時間的な差が存在する。

CR409.1は呪文や能力のプレイに関する手順が書かれているが、

409.1b)召集による追加コストの決定(どのクリーチャーをタップするかという決定)
409.1g)プレイヤーがマナ能力をプレイする機会を得る。(コストの支払いよりも前)
409.1h)コストを任意の順番で支払う。(召集によるクリーチャーのタップはここで実行される)

つまり、マナ能力を使用した後でないと、召集によるクリーチャーのタップは行われないのだ。
なので、問題文の場合だと、どうやっても最大6マナの呪文しか唱えることはできない。


問3
テキスト・ボックス内に、1000単語以上の文章を持つパーマネントを、作成してください。
ただし、ターン終了時に消えてしまうものではいけません。


京大入試の数学のような、こういう突き放した問題を、おいらはすごく好んでいます。
もちろん、問題にあやふやなところがたくさんあるので、回答は無数にあります。
そこで一番『エレガント』な答えが出るのを期待していたのでした。

おいらが準備していたのは以下の答え。

《Mizzium Transreliquat / ミジウムの変成体》の有色マナがある方の起動型能力を、
自分自身を対象に起動すると、その能力の文章が追加される。
なので、十分なマナがある場合、この能力を自分自身に起動することを繰り返せば、
えんえんと続くテキスト・ボックスの文章ができあがる。千でも万でもござれ。

"
「This permanent gains "hogehoge ability" ...」というテンプレートを持つ能力を
繰り返し起動するのがミソ。
《野の源獣/Genju of the Fields》などのGenjuシリーズでも、ターン終了時までなら
同じ事が可能である。

で、一番エレガントだと感じたのは、コメント欄でokay氏が出してくれた、
《霧のドラゴン/Mist Dragon》である。
{0}:霧のドラゴンは飛行を得る。(この効果はターン終了時に終わらない)
を延々と起動すれば、いくらでもFlyingという単語を増やすことが出来る。
もちろん複数あっても意味はないが、0マナで可能なのが素晴らしい。

#諸所よりつっこみをうけたが、オーラによる「エンチャントされているクリーチャーは~hoge~を持つ」
#等のテンプレートでは、テキストボックスには追記されないのではないか?
#という疑問をいただいた。確かにその通りであり、これは常在型能力・継続的効果第5種(その他)
#として別個に処理しなければいけない、と感じた。
#これでは、例に出した《灰色熊》と《空想の飛行》では単語は増えないことになる。
#追記して混乱を加速させた。まさしく蛇足であることをここに明記しておくと共に、
#指摘してくれた諸氏に感謝するものであります。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2006年2月2日0:32

「エンチャントされているクリーチャーは飛行を持つ」
「{0}:霧のドラゴンは飛行を得る。(この効果はターン終了時に終わらない)」
は同じ第5種の継続的効果ですが、何かが本質的に異なるのでしょうか?

そうでないなら、一方でテキストボックスがうんぬんという問題の前提自体が破綻すると思いますが・・・

testing
testing
2006年2月2日9:12

飛行を持つ(= has flying)と、
〜を得る(= gains ~hoge~)とは同じ第5種でも意味合いが異なっていると私は見ています。
後者は明らかにテキストボックスに追加されると見るべきですが、前者はそれとはことなり、「能力を一時的に持たせている(オーラ側のほうがエンチャント先に影響している)」と
見るべきだと思いました。なので厳密にはテキストボックスには文章として加えられないのではないか?
と感じたまでです。

#そういや、コピー可能な特性というとまたそうでもありませんね。
#問題としての不備があることは認めます。申し訳ございません。

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