もはや週明けてから3日も経ってますが、先週の回答を。


問1
『攻撃にも防御にも参加していないクリーチャーには、ダメージを移し換える
置換効果を使わないと、戦闘ダメージを与えることができない。』
○か×か? できれば理由も答えよ。


×

理由は2つ。
1つは、戦闘ダメージがすでに割り振られているクリーチャーが、たとえ戦闘から
離脱したとしても、割り振られたダメージはそのまま与えられる。(CR310.4a)
つまり、「攻撃にも防御にも参加していないクリーチャーに戦闘ダメージを与える」
ことができるわけだ。

2つめは単純明快。オンスロートに収録されている、《解体するオーグ/Butcher Orgg》
が、まさにそのものの能力をもっている。


問2
場には《墨流しのネフィリム》と、苗木トークン(緑、1/1)が4個ある。
あなたは、《墨流しのネフィリム》に対して、《光り輝く炎/Brightflame》をX=3でプレイした。
結果としてあなたは何点回復するか?


15点

《墨流しのネフィリム》によって、《光り輝く炎/Brightflame》のコピーがそれぞれの苗木トークン
を対象に作られるが、1つめを解決すると、後のコピー(と、オリジナルの《光り輝く炎》)は、
対象が不適正になっているので打ち消されてしまう。

結局、回復するのは3x5=15点となる。


問3
「そいつは数体の醜悪な苗木トークンと共に襲ってきた。わしはすぐに《ゴブリンの捻術師
/Goblin Flectomancer》を出して、とりあえずあの苗木どもからは身をまもった。
そうしたら、やつめ、なんと《生きている業火/Living Inferno》を呼び出しおった!
こちらの防御がゴブリン1体だと思って、一気にかたをつけるきだったのじゃろう。
奴に攻撃されてはひとたまりもない。ここから逃げようとしたとき、裏切り者はミスを犯した。
《現実からの剥離/Peel from Reality》を唱えおったのじゃ。
わしは《ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer》を起動させて、奴の
《現実からの剥離/Peel from Reality》で《生きている業火/Living Inferno》を戻させて、
そのスキにここまで逃げてきたのじゃ。」

……さて、あなたは彼の言葉を信じるか?


信じないほうがよい。

その手記の続きをもって、解説とさせていただく。



私は彼に、薬を取ってくるからと言い、奥に回って、警備員をこっそりと呼んだ。
ほどなく現れた屈強な警備隊によって、彼は取り押さえられた。

「何をする。一体わしがなにをしたというんじゃ。」

「あんたの言は信じられんのでな。あんたが裏切り者じゃないかと思ったまでだ。
あんたの言い分だと、そいつの唱えた《現実からの剥離/Peel from Reality》は
苗木トークンの1つと、あんたのゴブリンを対象に取ったのだろう。
 だから、たとえゴブリンを起動したとしても、変更できない対象があるので、
ゴブリンの効果は結果として何もできない。対象の一部だけを変更することはできないんだ。
 ということは、あんたは嘘をついている。こうするのは至極当たり前だろう?」

警備員に連れて行かれる彼を見送りながら、私はこうとも感じていた。

(それに、あんたの傷はどう見ても火傷だ。
 おおかた、《生きている業火》を使役しきれずに負った傷だろう。
 未熟者が。)

私はドアを閉め、《ミジウムの変成体》に向かいあい、難解な作業へと戻った。』

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