Friday Magic Quiz. [06-03]
#毎週3問の構成が自分にとって
#非常に楽なことに気が付きました。
#1問目に一般ルール、2問目に具体的な問題、
#3問目には自由な発想で、という具合に。

それでは今週の問題を。

問1『戦闘ダメージ』

かたならし○×。

『攻撃にも防御にも参加していないクリーチャーには、ダメージを移し換える
置換効果を使わないと、戦闘ダメージを与えることができない。』
○か×か? できれば理由も答えよ。

 
問2『光輝とネフェリム』

ギルドパクトには、以下のようなクリーチャーがいる。

《墨流しのネフィリム/Ink-Treader Nephilim》
{R}{G}{W}{U}
クリーチャー ― ネフィリム
3/3
いずれかのプレイヤーがインスタント呪文かソーサリー呪文をプレイするたび、その呪文の対象が墨流しのネフィリムのみである場合、その呪文が対象とすることのできる他の各クリーチャーに対し、その呪文をコピーする。それぞれのコピーは、それらのクリーチャーのうち別々のものを対象とする。

こいつと光輝呪文(《正義の再興/Rally the Righteous》など)は、非常に面白いことが起こる。

さて、場には《墨流しのネフィリム》と、苗木トークン(緑、1/1)が4個ある。
あなたは、《墨流しのネフィリム》に対して、《光り輝く炎/Brightflame》をX=3でプレイした。
結果としてあなたは何点回復するか?

 
問3『ある手記』

Izzet団のとある研究者の手記:

『我らがIzzet団の粋をこらした芸術品、《ミジウムの変成体》に手こずっていたときだった。
突然、ドアが乱暴に叩かれた。何事かと思いドアを開けると、あちこちに傷を負った、同胞の
魔導師が入ってきた。

「手傷を負ってしまった。助けてくれんか。」

「同胞の危機ならば仕方がない。だが、何があったか教えてくれないか?」

「いいじゃろう。実は、管理区域を回っている途中に、同胞が襲ってきたんじゃ。」

「『裏切り者』か。その情報は入ってきている。」

「そいつは数体の醜悪な苗木トークンと共に襲ってきた。わしはすぐに《ゴブリンの捻術師
/Goblin Flectomancer》を出して、とりあえずあの苗木どもからは身をまもった。
そうしたら、やつめ、なんと《生きている地獄/Living Inferno》を呼び出しおった!
こちらの防御がゴブリン1体だと思って、一気にかたをつけるきだったのじゃろう。
奴に攻撃されてはひとたまりもない。ここから逃げようとしたとき、裏切り者はミスを犯した。
《現実からの剥離/Peel from Reality》を唱えおったのじゃ。
わしは《ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer》を起動させて、奴の
《現実からの剥離/Peel from Reality》で《生きている地獄/Living Inferno》を戻させて、
そのスキにここまで逃げてきたのじゃ。」

私は彼の言葉を信じるかどうか、一瞬躊躇した。助けるべきか否か?』


……さて、あなたは彼の言葉を信じるか?

==========================
回答は例によって週明けにでも。

コメント

nophoto
ミズタマ
2006年1月22日21:21

問1
答:×。
戦闘ダメージ・ステップ開始時に、攻撃やブロックに参加しているクリーチャーに戦闘ダメージが割り振られていれば、その戦闘ダメージの解決時に、それらのクリーチャーの内、戦闘から取り除かれているもの(但し、場を離れているものと、クリーチャーでなくなっているものを除く)にも、割り振りどおりに戦闘ダメージが与えられるから。310.4aと310.4cが根拠。

問2
答:15点。
スタックに積まれた《光り輝く炎/Brightflame》は、プレイされたもの1つと、その上にある、《墨流しのネフィリム/Ink-Treader Nephilim》の誘発型能力によるコピー4つである。スタックの一番上の1つ目のコピー《光り輝く炎》が解決されると、5体のクリーチャーはそれぞれ3点のダメージを与えられ、自分は15点のライフを得るが、その直後にすべてのクリーチャーが致死ダメージにより破壊されて墓地に置かれる。そのため、残りのコピー3つとプレイされたもの1つである《光り輝く炎》は解決時には立ち消えてしまい、これらによって自分がライフを得ることはない。

問3
答:信じない。
《現実からの剥離/Peel from Reality》をプレイした“そいつ”にとって、《ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer》が「自分がコントロールしていないクリーチャー」であるのに対し、《生きている地獄/Living Inferno》は「自分がコントロールするクリーチャー」であり、《現実からの剥離》の適正な対象ではない。呪文や能力の対象を他の適正でない対象に変更することは認められてないので、“わし”の言うような対象変更はあり得ない。415.7aが根拠。

nophoto
ミズタマ
2006年1月22日23:00

問1について、もう一つ、別の理由で×。

《解体するオーグ/Butcher Orgg》[ONS]の「本来のダメージ割り振り先でなく、防御プレイヤーとそのプレイヤーの好きな数のクリーチャーに、《解体するオーグ》の戦闘ダメージを好きなように割り振ってもよい」という割り振り変更能力により、戦闘ダメージ・ステップ開始時の時点でブロックに参加していない防御プレイヤーのクリーチャーに《解体するオーグ》の戦闘ダメージを割り振ることが出来る。その後、戦闘ダメージの解決時にそのクリーチャーに割り振りどおりの戦闘ダメージが与えられる。
また、《解体するオーグ》をブロックしているクリーチャーが戦闘ダメージ・ステップ開始時の時点でブロック・クリーチャーとして場に全くいない場合、通常、《解体するオーグ》の戦闘ダメージは誰に対しても割り振られない(CR 310.2c)が、《解体するオーグ》がトランプルを持つ場合は、トランプルの「トランプル持ちの攻撃クリーチャーをブロックしたクリーチャーが戦闘ダメージ割り振り時より前に戦闘からすべて取り除かれている場合、その攻撃クリーチャーの戦闘ダメージを全く割り振らないのではなく、防御プレイヤーに割り振る」という割り振り変更能力(CR 502.9c)と組み合わせることによって、同様に戦闘ダメージを割り振ることが出来る。
http://qabbs.mjmj.info/topics/1112496519_52530.html

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