Looking game state.
2006年1月17日コメント (2)
#おいらがラヴニカのギルドに属するとすれば、
#間違いなく知識探求ギルド、The Izzetです。
#そんなわけでIzzetのインシグニアに色を付けて
#みたのが横のこれ。うーん未熟ですね。以上、序駄文。
今日はゲームの状態について。
最初からルールとは別方向に話がそれてしまうが、
英語句"game state"の和訳として「ゲームの状態」と書いている。
が、"state-based effect"に対応する和訳は「状況起因効果」なのだ。
まあ状況でも状態でも意味はそんなに変わらないので、本文では「ゲームの状態」と記載する。
さて、ゲームの状態によって誘発する能力があり、それらは状況誘発型能力(=state triggers)
と呼ばれている。(CR410.11.)
では、その「ゲームの状態」を判断するのはいつなのだろうか?
呪文や能力の解決中であっても、ゲームの状態が誘発条件に合致すれば、その能力は誘発する。
こう見ると、ゲームの状態は常に監視されているように考えられる。
どの時点を見ても監視されているのであろうか?
他の効果が、「ゲームの状態を監視する」ことに影響するのだろうか?
実は他の効果の影響は受けていると考える。一例を挙げよう。
《謙虚/Humility》が出ているときに、《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》を出したとしても、
場に出たときの誘発型能力は誘発しない。
これは、《火炎舌のカヴー》が場に出るのと同時に特性が変わるためである。(CR418.2)
これから言えることは、
・特性が変わるのと場に出るのは同時ではあるが、「特性が変化する前」で、かつ、
「場に出た」という状況は、ゲームの状態として見えていない。
従って誘発条件は満たされていないので、誘発はしない。
ということである。つまり、継続的効果が適用されてから、ゲームの状態を見ているのだ。
では、この前の問題に帰ってみよう。
《棘茨の精霊/Bramble Elemental》に《夢のつなぎ紐/Dream Leash》を付けた場合、
・継続的効果の適用により、コントローラーが変わる。
・ゲームの状態が「《棘茨の精霊/Bramble Elemental》にオーラがついた」ことを見た。→《棘茨の精霊/Bramble Elemental》の誘発条件を満たし、能力が誘発する。
以上2つはどのような順番で解釈すれば「直感的に」良いだろうか?
賢明な読者諸君に、あとはおまかせする。
=================================================
検証募集)
Magic Online にて、以下の状況でどうなるかの検証報告を募集致します。結果はコメント欄にてご報告ください。
検証:《機械の行進/March of the Machines》下で《五元のプリズム/Pentad Prism》をプレイすると、何のカウンターが乗るか?
#間違いなく知識探求ギルド、The Izzetです。
#そんなわけでIzzetのインシグニアに色を付けて
#みたのが横のこれ。うーん未熟ですね。以上、序駄文。
今日はゲームの状態について。
最初からルールとは別方向に話がそれてしまうが、
英語句"game state"の和訳として「ゲームの状態」と書いている。
が、"state-based effect"に対応する和訳は「状況起因効果」なのだ。
まあ状況でも状態でも意味はそんなに変わらないので、本文では「ゲームの状態」と記載する。
さて、ゲームの状態によって誘発する能力があり、それらは状況誘発型能力(=state triggers)
と呼ばれている。(CR410.11.)
では、その「ゲームの状態」を判断するのはいつなのだろうか?
呪文や能力の解決中であっても、ゲームの状態が誘発条件に合致すれば、その能力は誘発する。
こう見ると、ゲームの状態は常に監視されているように考えられる。
どの時点を見ても監視されているのであろうか?
他の効果が、「ゲームの状態を監視する」ことに影響するのだろうか?
実は他の効果の影響は受けていると考える。一例を挙げよう。
《謙虚/Humility》が出ているときに、《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》を出したとしても、
場に出たときの誘発型能力は誘発しない。
これは、《火炎舌のカヴー》が場に出るのと同時に特性が変わるためである。(CR418.2)
これから言えることは、
・特性が変わるのと場に出るのは同時ではあるが、「特性が変化する前」で、かつ、
「場に出た」という状況は、ゲームの状態として見えていない。
従って誘発条件は満たされていないので、誘発はしない。
ということである。つまり、継続的効果が適用されてから、ゲームの状態を見ているのだ。
では、この前の問題に帰ってみよう。
《棘茨の精霊/Bramble Elemental》に《夢のつなぎ紐/Dream Leash》を付けた場合、
・継続的効果の適用により、コントローラーが変わる。
・ゲームの状態が「《棘茨の精霊/Bramble Elemental》にオーラがついた」ことを見た。→《棘茨の精霊/Bramble Elemental》の誘発条件を満たし、能力が誘発する。
以上2つはどのような順番で解釈すれば「直感的に」良いだろうか?
賢明な読者諸君に、あとはおまかせする。
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検証募集)
Magic Online にて、以下の状況でどうなるかの検証報告を募集致します。結果はコメント欄にてご報告ください。
検証:《機械の行進/March of the Machines》下で《五元のプリズム/Pentad Prism》をプレイすると、何のカウンターが乗るか?
コメント
支払った色マナの種類分の蓄積カウンターが乗った状態で、2/2のクリーチャーとして場に出ます。
これは、フィフス・ドーン発売時の烈日の裁定「〜クリーチャー呪文である場合、〜+1/+1カウンター〜」が適用されているためで、
逆転裁定「〜スタックからクリーチャーとして場に出る場合、〜+1/+1カウンター〜」を反映していない事が原因であると推測します。
ご報告ありがとうございます。
MOの挙動がルールの全てを反映しているわけではないのですが、ちょっとは気になったもので。
……やっぱり烈日に関する今の裁定は間違っているような気がする。(ひとりごと