では、さくっと先週の回答を。
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戦闘ダメージの割り振りは、全てが単一のオブシェクトとしてスタックに積まれる。(CR310.1)
なので、単一のオブジェクトは、必ずしも1枚のカードに対応している、というわけではない。
もし、"Remove target object on stack."なんていうテキストがあったら……楽しげ?
1)プレイできる。
2)プレイできない。
呪文のプレイに際し、連繋をするかどうかを選ぶのは、モード等の選択時。(CR409.1b)
その後で(適正な)対象を選ぶので、対象を選ぶ際にはこの呪文は連繋された状態に
なっており、そのカードの色の特性は「青」になっている。
つまり、プロテクション(赤)をもつ生物に対しては適正な対象として選べるが、
プロテクション(青)を持つ生物に対しては適正な対象として選べない。
ちなみに、MOでは逆の挙動をしめすそうな。
(プロテクション(赤)持ちの生物に対してプレイ出来ない)
「replicateコストはマナコストと同じなので〜{R}だけである」のくんだりが間違い。
このテキスト通りにとらえるなら、プレイする時の《猛火/Blaze》は以下のようになる。
《猛火/Blaze》 {X}{R}
Sorcery
Replicate {X}{R}
Blaze deals X damage to target player or creature.
つまり、Xの値を決定し、追加コストであるReplicateコストを支払うことを選択すると、
X=5ならば、Replicateコストも{5}{R}になるのだ。
ただし、コストの支払い時になんらかの方法によってコストが軽減された場合、
それは総コストから引かれる。
なので、たとえば《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》をコントロールしているときに
このDjinnがいて、《猛火/Blaze》をX=5で宣言し、20点を与えようとすると、
{5}{R} + {5}{R} + {5}{R} + {5}{R} - {1} = {19}{R}{R}{R}{R}
というマナが必要になる。なんだかしょんぼり。
そんな感じで。
問1
「スタック領域にある"単一の"オブジェクト」は、
「"単一の"カードに書かれている能力、またはカードそのもの(コピーも含む)」である。
○か×か? またその理由も答えよ。
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戦闘ダメージの割り振りは、全てが単一のオブシェクトとしてスタックに積まれる。(CR310.1)
なので、単一のオブジェクトは、必ずしも1枚のカードに対応している、というわけではない。
もし、"Remove target object on stack."なんていうテキストがあったら……楽しげ?
問2
あなたは、《氷河の光線/Glacial Ray》に《常在精神》を連繋してプレイしようとしている。
1)この呪文は、相手のプロテクション(赤)を持つクリーチャーに対してプレイできるか?
2)この呪文は、相手のプロテクション(青)を持つクリーチャーに対してプレイできるか?
注)より正確な記述にしました。
「プロテクション(hoge)に対してプレイ」というのは、我ながら意味不明すぎたので。
1)プレイできる。
2)プレイできない。
呪文のプレイに際し、連繋をするかどうかを選ぶのは、モード等の選択時。(CR409.1b)
その後で(適正な)対象を選ぶので、対象を選ぶ際にはこの呪文は連繋された状態に
なっており、そのカードの色の特性は「青」になっている。
つまり、プロテクション(赤)をもつ生物に対しては適正な対象として選べるが、
プロテクション(青)を持つ生物に対しては適正な対象として選べない。
ちなみに、MOでは逆の挙動をしめすそうな。
(プロテクション(赤)持ちの生物に対してプレイ出来ない)
問3
"Each instant and sorcery spell you play has replicate.
The replicate cost is equal to its mana cost."
さて……《猛火/Blaze》はどうだろう。replicateコストはマナコストと同じなので、スタック上で
無い限り、{X}は0と扱われて{R}だけである。
つまり、X=5の《猛火/Blaze》は、{5}{R}{R}{R}{R}だけで20点与え、人を殺せるのだ。
上の解釈は合っているか? 間違っている場合はその場所を指摘せよ。
「replicateコストはマナコストと同じなので〜{R}だけである」のくんだりが間違い。
このテキスト通りにとらえるなら、プレイする時の《猛火/Blaze》は以下のようになる。
《猛火/Blaze》 {X}{R}
Sorcery
Replicate {X}{R}
Blaze deals X damage to target player or creature.
つまり、Xの値を決定し、追加コストであるReplicateコストを支払うことを選択すると、
X=5ならば、Replicateコストも{5}{R}になるのだ。
ただし、コストの支払い時になんらかの方法によってコストが軽減された場合、
それは総コストから引かれる。
なので、たとえば《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》をコントロールしているときに
このDjinnがいて、《猛火/Blaze》をX=5で宣言し、20点を与えようとすると、
{5}{R} + {5}{R} + {5}{R} + {5}{R} - {1} = {19}{R}{R}{R}{R}
というマナが必要になる。なんだかしょんぼり。
そんな感じで。
コメント
呪文は連繋したカードの他の特性を得ないので、
「常在精神は青である。」
というテキストがあっても、連携してるならそれは「氷河の光線」という名前の呪文であり赤の呪文ということになると思うのですが。
呪文は連繋したカードの他の特性を得ないので、
「常在精神は青である。」
というテキストがあっても、連携してるならそれは「氷河の光線」という名前の呪文であり赤の呪文ということになると思うのですが。
ところが青くなるのです。この場合は(カード名)が青である。という文章を得るので、特性定義能力になります。なので連携した呪文自体が青くなります。
gathererでの注釈文も参照してください。
Aug 1, 2005 - If Evermind is in your hand, you can play its splice onto Arcane ability. The splice ability copies characteristic-setting abilities. This means that the text "Evermind is blue" is copied onto the Arcane spell, making it blue.
もしかして
* If Evermind is in your hand, you can play its splice onto Arcane ability. However, the splice ability doesn’t copy characteristic-setting abilities. This means that the text "Evermind is blue" isn’t copied onto the Arcane spell.
って情報は古い?
一番新しいルールってどこで見ることができます?