#今日からいよいよSOMが発売です。
#スタンダード、エクステンデッドはローテーションを迎えます。
#環境が変化した直後のスタンダードは、カードプールが狭いために
#コントロール系は組みにくく、その為ビートダウンが台頭するという理論もありますが、
#果たしてどうなのでしょうか。皆さんのデッキ構築能力を試す良い機会です。

今週及び今月の大会予定は前の記事とか参照してください。
http://74598.diarynote.jp/201009301150044683/
http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2011/12/2010-8.html

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それでは、今週の問題。

問1
かたならし◯×。

「増殖を行う場合に、次元カードの上に乗っているカウンターも増やすことができる。」

◯か×か?

 
問2
ミラディンの傷跡のプレリリースに参加し、数個のパックを手に入れたプレイヤーAとBが、
パックは不足しているものの、シールド戦を楽しんでいる。

プレイヤーAは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》と《金のマイア/Gold Myr》
をコントロールしている。

プレイヤーBのターンで、Bは《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut》で
攻撃し、Aはそれを《金のマイア》でブロックした。

B「じゃ、そのマイアは墓地行きだな。」
A「《屍賊の死のマント》があるから大丈夫。誘発して{4}支払って良い?」
B「いや、誘発してから《粉砕/Shatter》で《屍賊の死のマント》を壊すよ。」

さて、Aは{4}を支払えるだろうか? また、支払った場合《金のマイア》はどうなるだろうか?

 
問3

プレイヤーPの墓地には《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》が2枚ある。
Pは《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》をコントロールしており、これで対戦相手に攻撃をした。

 P「《朽ちゆくヒル》から得ている能力を、都合2回起動するよ。」

Pのこの行動は可能か?



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いつものように、回答は来週にでも。


#感染つきのクリーチャーに怯える日々。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×。

「増殖を行う場合に、次元カードの上に乗っているカウンターも増やすことができる。」

◯か×か?


×

増殖を行う場合、選べるのはカウンターが乗っているプレイヤー又はパーマネントである。
次元カードで表されるオブジェクトはパーマネントではないので、
増殖を行う際に選ぶことはできない。

同じ理由で、待機状態のカードや、スタックの上にあってカウンターの乗っている呪文も選べない。

 
問2
プレイヤーAは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》と《金のマイア/Gold Myr》
をコントロールしている。

プレイヤーBのターンで、Bは《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut》で
攻撃し、Aはそれを《金のマイア》でブロックした。

B「じゃ、そのマイアは墓地行きだな。」
A「《屍賊の死のマント》があるから大丈夫。誘発して{4}支払って良い?」
B「いや、誘発してから《粉砕/Shatter》で《屍賊の死のマント》を壊すよ。」

さて、Aは{4}を支払えるだろうか? また、支払った場合《金のマイア》はどうなるだろうか?


支払える。《金のマイア》は戦場に戻る。

一度誘発してしまえば、誘発元がどうなろうとも関係がない。

問題の場合、誘発型能力の解決時に、Aは{4}支払うかどうかの選択がある。
支払った場合、《金のマイア》は戦場にもどる。そして、能力はそれに《屍賊の死のマント》を
つけようとするが、すでに《屍賊の死のマント》は戦場にないので、何もしない。

結果として《金のマイア》は戦場に戻る。


問3

プレイヤーPの墓地には《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》が2枚ある。
Pは《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》をコントロールしており、これで対戦相手に攻撃をした。

 P「《朽ちゆくヒル》から得ている能力を、都合2回起動するよ。」

Pのこの行動は可能か?


可能

この《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》は、
墓地の《朽ちゆくヒル》2枚から起動型能力を得ているので、それらはそれぞれ別々に扱われる。
従って、一方の能力を起動した後に、他方の能力を起動すればよい。


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《壊死のウーズ》を眺めて、ふと思いついたコンボがあった。

それは墓地に《トリスケリオン/Triskelion》と《Phyrexian Devourer》があれば、
ライブラリーが続く限り1点をどこにでも飛ばせるのではないか、と考えたのだ。

しかし、このコンボは残念ながら成立しない。《Phyrexian Devourer》のオラクルにはきちんと
できないように書かれているのだ。ライブラリーを上手く調整すればできるかもしれないが、
ちょっと現実的ではなかった。

教訓:オラクルはしっかり確認しよう。

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そんなところで。



新しいCRが発表されましたので、2010年9月20日CR更新分のざっくり訳をお届けします。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。

http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/109c&page=4

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青文字は既存の変更、
赤文字は新規項目です。

・112.6e (特定の領域からプレイできる能力)

特定のオブジェクトがどの領域からプレイされる、もしくは唱えられるかを決定する能力は
あらゆる領域で機能しますが、今回の変更で「ゲームの外部」でも機能することが明記されました。

例)
《ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog》の能力が書き換えられて「騎士」をゲームの外部より
唱えられる状態になっている。このとき、ゲームの外部に《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/
Haakon, Stromgald Scourge》がある場合、《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》は唱えられない。

・114.8a-c (対象の取り方)

自然な順番でなかったため、114.8a と 114.b が逆になりました。
114.c は参照する項目番号が変わっています。内容に変更はありません。

・118.2 (プレイヤーへのダメージ)

「通常は/Normally 」という語句が追加されました。内容に変更はありません。

・118.8 (プレイヤーがライフを失えない場合)

《白金の帝像/Platinum Emperion》などによって、プレイヤーがライフを失えない場合、
プレイヤーはコストとしてライフを支払うことも、ライフの総量を交換することもできない
という文が追加されました。既存の118.8は118.9へ移動しました。

・119.3 (ダメージの結果)

感染/Inefct によるダメージの結果が追加されました。

・119.4c (ダメージの適用)

2番目の例示でわかりづらい箇所の文言が変わりました。内容に変更はありません。

・201.4a (オブジェクトの参照)

能力自体は(他のオブジェクトに)能力を与えず、与えるのは効果によるものなので、
始めの文章が「能力による効果が他の能力をオブジェクトに与え~」と修正されました。

・204.3i, 204.3k, 206.2c

プレインズウォーカー・タイプに「Koth/コス」「Venser/ヴェンセール」が追加されました。
また、クリーチャー・タイプに「Hippogriff/ヒポグリフ」 が追加されました。

能力語として、「Metalcraft/金属術」が追加されました。

・206.3 (印章)

ラヴニカブロックの各カードに書かれていたギルドアイコンの文章が整理され、
ミラディンの傷跡にある2つの印章に関しての説明が追加されました。
印章はゲームのプレイに何も影響をもたらしません。

・207.2, 207.2a (P/Tの*について)

《タルモゴイフ/Tarmogoyf》などにみられる*の計算方法について、文章がより明確になりました。

・302.7 (クリーチャーへのダメージ)

クリーチャーへ与えられたダメージで、クリーチャーが負わない例外として、
元々あった萎縮/Wither に加えて、感染/Infect が追加されました。

・400.7c (領域移動したオブジェクトが記憶を失わない例)

パーマネントの能力が、そのパーマネントが呪文として唱えられる際に行われた選択の情報を
必要としている場合に、呪文を唱えるときにどのようなマナが支払われたか、も問えるように明確化されました。


・605.1a (マナ能力である条件)

マナ能力の条件は以下の3つを満たす起動型能力である、と改訂されました。

  ・対象をとらない。
  ・解決時にプレイヤーのマナ・プールにマナを加えることができる。
  ・忠誠度能力でない。

#従って、《槌のコス/Koth of the Hammer》の2番目の能力はマナ能力ではありません。

忠誠度能力をマナ能力にしてしまうと、呪文や能力の解決中にマナの支払いを求められた
場合などで、忠誠度能力の起動条件(スタックが空で~うんぬん)と矛盾を起こしてしまうからです。

・614.12 (戦場に出る際の置換効果)

文章が少し調整されました。

例)《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》を手札から唱え、それが戦場に出る際に
  墓地の一番上が《浄火明神/Myojin of Cleansing Fire》だった場合、
  《ヴォルラスの多相の戦士》は神性カウンターが乗った状態で戦場に出ます。

・701.23 (増殖を行う)

Proliferate/増殖(を行う) についての文章が追加されました。

・702.23i (フェイジング)

パーマネントがフェイズ・アウト/イン することによって、そのパーマネントがはずされた/つけられた
としても、「~~がはずれる/つけられるたび、」 という誘発型能力は誘発しなくなりました。

例)
《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》につけられた《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》が、
フェイズ・アウトしたとしても、《ルーン爪の熊》は生きのこります。


・702.87 (感染)

新キーワード能力、感染/Infect が追加されました。

・706.8 (丸ごとでないコピー効果)

《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》のように、一部の特性以外をコピーするような
効果や、能力をあとから付与するようなコピー効果を処理する場合、3つのカテゴリーに分けて
処理されるようになりました。

《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor》を例にとりましょう。

 1)コピー効果によって得られる能力:

  《騙り者、逆嶋》の "{2UU}: Return Sakashima the Impostor to its owner’s hand at
   the beginning of the next end step." を追加します。

 2)コピーされない特性:

  《騙り者、逆嶋》はそのカード名までをコピーしません。カード名は「騙り者、逆嶋」のままです。

 3)コピー後の特性を変更もしくは追加する:

  《騙り者、逆嶋》は「伝説の」という特殊タイプを追加します。

・711 (他のプレイヤーをコントロールする)

この項目は「他のプレイヤーのターンをコントロールする」という表記でしたが、
他のプレイヤーをコントロールする、という表記に改められました。
#新しい《精神隷属器/Mindslaver》のテキストを参照。

機能的な変更はありません。

現在、他のプレイヤーをコントロールすることのできるカードは以下の3枚です。

 《精神隷属器/Mindslaver》
 《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
 《Word of Command》

・800.4a, 800.4b (多人数戦でプレイヤーがゲームから離れた)

他のプレイヤーをコントロールしていたプレイヤーがゲームから離れた場合、
そのコントロールは即座に終了します。また、その後のターンに、あるプレイヤーが
ゲームから離れたプレイヤーにコントロールされることが予約されていた場合、何も起きません。


・810.9h (双頭巨人戦でプレイヤーのライフが失われない場合)

《白金の帝像/Platinum Emperion》などの効果によって、あるプレイヤーのライフが失われない場合、
そのプレイヤーの属するチームの共有ライフは失われず、そのチームのプレイヤーはいずれも、
(0より大きい値の)ライフを支払うことはできません。

・用語集

感染/Infect, 増幅/Proliferate が追加されました。

 
 
 
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そんなところで。

#木曜日は告知の日+メモ的な記事。

今週末の大会の告知です。

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・10月8日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 今週もやります。スタンダードのデッキはそろそろ構築できましたか?
 試してみたいデッキができましたら、ぜひどうぞ。

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・10月9日(土)

 S-Cup13th with "Finals地区予選"

 場所:熱田生涯学習センター
 受付時間:09:30-10:30
 参加費:1000円
 最大人数:60名
 形式:DCI認定 スタンダード (ルール適応度:競技)

 参考) http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-113.html

先陣きってFinals2010の地区トーナメントが行われます。
サイドイベントでExtendedもあるので、よろしくお願いいたします。

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・10月10日(日)

 finals 地区予選 (刈谷)

 場所:愛知県刈谷市(総合文化センター)刈谷駅南口から徒歩3分
 受付:9時30分-10時30分
 参加費:1000円
 形式:DCI認定 スタンダード (ルール適応度:競技)

 参考) http://yoruwasi.diarynote.jp/201010061855224545/

こちらは刈谷で行われるFinals地区トーナメントです。
先陣したデッキを試すもよし、環境が固まらない今がチャンスとばかりに参加するのもよし。

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・10月11日(月・祝)

 C.B.L. 42nd

 場所:BIGMAGIC 名古屋矢場町店
 受付時間:14:30~15:00
 参加費:500円

 形式:レガシー構築戦
 試合:スイス式4~5ラウンドのみ

 人数制限:30人 (先着順です。今回はトコロテンではありません)
 
 特記事項:
  * 当日はデッキリストを提出して頂きます。
  * 事前に準備してきたデッキリストを提出して頂いてもかまいません。
   デッキリストはA4の紙でお願いいたします。
  * こっちのデッキリストを使うとおいらが喜びます。
    → http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/05/post-3.html
  * 予約等は受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

 人数制限について:
  * トコロテン方式はラウンド間の時間が長くなることもあり、前回と同様に
   人数制限を行ないます。完全先着順ですのでご注意下さい。

 なお、人数制限については、お店が拡張しますので、次回以降は撤廃します。
 今回はまだ新しい店舗がオープンしていないので、人数制限をかけます。
 ご了承ください。

 よろしくお願いいたします。

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これだけではなんなので。


*ゲームデーのミラディン陣営とファイレクシア陣営について。

ミラディンの傷跡・ゲームデーでは、特殊な構築ルールとして、陣営ルールがあります。

ミラディン陣営、またはファイレクシア陣営のデッキで参加したプレイヤーの中で
成績が各陣営での上位2名にプレビューカードが賞品として授与されることになっております。

構築ルールは以下のとおりです。

 ・ミラン印章もしくはファイレクシア印章を持つカードをメインデッキに10枚以上入れる。
 ・どちらか1つの陣営のみを選べる。
 ・選ばなかった陣営のカードはサイドボードも含め、1枚も入れることができない。

なお、ゲームデーでこの構築ルールを使用せずにデッキを組んでもかまいません。
あくまで、上記のプレビューカード2種を獲得する権利を失うだけです。

ゲームデーについて、詳しくは下記の記事を参照のこと。
http://mtg-jp.com/publicity/010033/

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ここから先はどちらかというとゲームデー主催者向け。

デッキリストの提出があるとはいえ、渡されたデッキリストがどっちの陣営にあるか、
もしくはどっちの陣営でもないただのスタンダードのデッキなのか、を見分けるのは結構骨です。

そこで、プレイヤーの自己申告制という方法が考えられます。

デッキリストの提出時に、右上(もしくは紙の隅ならどこでも。ただし統一しておくこと)に

「ミラディン陣営なら大文字の『M』、ファイレクシア陣営なら大文字の『P』を書いてください」

とアナウンスすればよいのです。

書いていない人は陣営戦の権利放棄とみなします、といったアナウンスも助けになるでしょう。

あとは最終ラウンドに、MとPが書かれているデッキリストを抜き出して、順位表の上位にある
名前を拾っていけば良いのです。


なお、見分け方として以下のチェック事項も役に立つでしょう。
(あたりまえですが)ミラディンの傷跡のカードのみについて書いています。

 *ストーリー設定上、プレインズウォーカーはいずれの陣営にも属しません。

 *白のカード、赤のカード、基本でない土地(2色土地など) は全てミラディン陣営です。

 *金属術、刻印といったテキストが書かれているカードは、全てミラディン陣営です。

 *感染、増幅といったテキストが書かれているカードは、全てファイレクシア陣営です。

 *ファイレクシア陣営のカードのほうが少ないのでそれを目印にすると良いでしょう。
 以下にファイレクシア陣営全てのカードを列挙します。(コレクターNo.順です)

 青
 《闇滑りのドレイク/Darkslick Drake》
 《容赦無い潮流/Inexorable Tide》
 《着実な進歩/Steady Progress》
 《かき鳴らし鳥/Thrummingbird》

 黒
 《黒割れのゴブリン/Blackcleave Goblin》
 《水膨れ地掘り/Blistergrub》
 《執行の悪魔/Carnifex Demon》
 《伝染病の屍賊/Contagious Nim》
 《堕落した収穫者/Corrupted Harvester》
 《ドロスバッタ/Dross Hopper》
 《肉体アレルギー/Flesh Allergy》
 《煙霧吐き/Fume Spitter》
 《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault》
 《法務官の手/Hand of the Praetors》
 《胆液の鼠/Ichor Rats》
 《感染の賦活/Instill Infection》
 《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder》
 《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》
 《皮裂き/Skinrender》
 《荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon》
 《汚れた一撃/Tainted Strike》

 緑
 《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
 《屍肉の呼び声/Carrion Call》
 《嚢胞抱え/Cystbearer》
 《化膿獣/Putrefax》
 《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler》
 《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》

 アーティファクト
 《伝染病の留め金/Contagion Clasp》
 《伝染病エンジン/Contagion Engine》
 《選別の高座/Culling Dais》
 《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
 《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
 《屍百足/Necropede》
 《危険なマイア/Perilous Myr》
 《ゲスの玉座/Throne of Geth》
 《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
 《感染の三角護符/Trigon of Infestation》
 《媒介のアスプ/Vector Asp》
 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》


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ミラディン陣営VSファイレクシア陣営となったテーブルにはパックを1つ置いて勝者に~
とかやると面白そうだ、とは思いつきましたが、ちょいと手間なのがなんとも。

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そんなところで。


#前の CR Update Bulletin に例示のミスがありました。
#614.12 の文章の変更によって、《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》が
#戦場に出る時点で、墓地の一番上が《浄火明神/Myojin of Cleansing Fire》だった時に
#神性カウンターが乗って戦場に出る、と書きましたが、《ヴォルラスの多相の戦士》の
#効果は文章変更効果(第3種)なので、これは戦場にある時にのみ機能します。
#なので、戦場に出る際--つまり、それがまだ戦場にない時点--では、
#《浄火明神》の文章を《ヴォルラスの多相の戦士》は持ちません。
#従って、現行CR下でも神性カウンターは乗りません。

ほんと、公式Forumは魔界だぜ! (機関銃を持った兵士のAA略

今週末の大会は前の記事参照のこと。
http://74598.diarynote.jp/201010071118328081/

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それでは、今週の問題。

問1
かたならし◯×。

「Finals2010 地区トーナメント(Core以上の主催者による開催)は、
 主催者自身がトーナメントにプレイヤーとして参加してもよい。」

◯か×か?

 
問2
ミラディンの傷跡の、通常レアカードの価格の安さに喜んでいるプレイヤーAと、
結局欲しいレアは全部神話で価格的に上がっていると嘆くプレイヤーBが
いつものゲームをしている。

プレイヤーAは《ミミックの大桶/Mimic Vat》をコントロールしている。

プレイヤーBのターン、Bは《天界の列柱/Celestial Colonnade》を自身の能力を起動して
クリーチャー化し、Aに攻撃した。

Aはそれを対象に《破滅の刃/Doom Blade》を唱え、《天界の列柱》を破壊した。

A「んじゃ、その《天界の列柱》を桶に放り込むね。」
B「え? すでにクリーチャーじゃないのに刻印はできないだろ?」

さて、Aは《天界の列柱》を追放できるだろうか?
また、追放できるとすれば、《ミミックの大桶》を起動して得られるトークンの特性は何か?

 
問3

PとQが対戦している。

Pは《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》を唱え、
解決時にそれが戦場に出る際に、Qのコントロールする《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist》
をコピー元に選んだ。

その後、Pはコピー《飛び地の暗号術士》のLvアップ能力を1回起動した。

さて、このコピー《飛び地の暗号術士》のP/Tはいくつになるか?

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いつものように、回答は来週にでも。



C.B.L. 42nd results

2010年10月13日 Result

10月11日に行いました、C.B.L. 42ndは、人数制限いっぱいの30名で行ないました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、Kanbe Keizou さんが全勝で優勝しました。
おめでとうございます。

次回43rd以降は、人数制限を解除します。人が一杯だから遠慮しておこう、とか、
行っても制限に引っかかったらつまらないなあ、などということはなくなります。
是非ご来場ください。

43rd の日程は決まり次第、発表します。

それではトップ5のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Kanbe Keizou

Main

4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
1《大物狙い/Big Game Hunter》
1《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
1《忠臣/Loyal Retainers》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》

4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《適者生存/Survival of the Fittest》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》

4《不毛の大地/Wasteland》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《Bayou》
3《Savannah》
2《森/Forest》
1《平地/Plains》
1《沼/Swamp》

Sideboard
2《根絶/Extirpate》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《真髄の針/Pithing Needle》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2《流刑への道/Path to Exile》
1《Karakas》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》


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* 2nd place *

Taguchi Shun

Main
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
3《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《目くらまし/Daze》
4《断絶/Snap》
4《行き詰まり/Standstill》
4《Force of Will》

4《変わり谷/Mutavault》
4《不毛の大地/Wasteland》
13《島/Island》

Sideboard
4《水没/Submerge》
4《青霊破/Blue Elemental Blast》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《呪文貫き/Spell Pierce》

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* 3rd place *

Kasuga Nobuhiro

Main
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
1《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》

4《渦まく知識/Brainstorm》
2《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
2《火+氷/Fire+Ice》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《対抗呪文/Counterspell》
2《嘘か真か/Fact or Fiction》
4《Force of Will》
1《威圧/Dominate》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《Volcanic Island》
1《Tundra》
3《不毛の大地/Wasteland》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
8《島/Island》
1《山/Mountain》

Sideboard
3《水没/Submerge》
2《粗石の魔道士/Trinket Mage》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《虚空の杯/Chalice of the Void》
3《炎渦竜巻/Firespout》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《真髄の針/Pithing Needle》

----------------
* 4th place *

Sawada Ken

Main
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
4《骨砕き/Bone Shredder》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《目くらまし/Daze》
3《行き詰まり/Standstill》
4《Force of Will》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

4《変わり谷/Mutavault》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《湿った墓/Watery Grave》
1《Underground Sea》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
5《島/Island》

Sideboard
4《闇の腹心/Dark Confidant》
2《強迫/Duress》
2《思考囲い/Thoughtseize》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《水没/Submerge》

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* 5th place *

Hishida Hiroaki

Main
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《叫び大口/Shriekmaw》
1《大物狙い/Big Game Hunter》
1《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
1《忠臣/Loyal Retainers》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》

4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《適者生存/Survival of the Fittest》
1《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》

3《不毛の大地/Wasteland》
3《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《Bayou》
2《Savannah》
1《Scrubland》
1《Karakas》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
2《森/Forest》
1《平地/Plains》
1《沼/Swamp》

Sideboard
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《根絶/Extirpate》
2《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》

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#木曜日は告知の日+メモ的な記事。
#FMQの回答編は明日載せます。

今週末のおいら主催大会の告知です。

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10月15日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 今週もやります。先週はなんと15人でした。
 新しいデッキを動かしたい人、仲間内とのデッキまわしに飽きた人はぜひ。


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10月16日(土)

 ホビステ杯EX #7 Finals2010 地区トーナメント

場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 12:30 - 13:00  *いつもより1時間30分早くなっています。
 参加費:1000円

 大会形式:予選スイス・ラウンド後、上位による決勝トーナメント。
 フォーマット:スタンダード構築戦

 最大人数:70人 (先着順です)

特記事項:
 ・RELは『競技』です。
  シャッフルやスリーブに関する規定は各ルール文書に書かれたものに従います。
  プレイヤーの皆さんは留意し、紳士的なプレイをしてください。

 ・今回はデッキリストを使用します。受付時にデッキリストをお渡ししますので、
  それに使用するデッキの内容を転記してください。
 ・デッキリストは事前に準備してきたものでもかまいません。
  (できればA4の紙でお願いいたします。)

 ・Finalsゲートウェイの優勝者は、この大会で不戦勝1が有効になります。
  受付時に不戦勝(バイ)があるかどうかをお聞きしますので、
  不戦勝のある方は申し出てください。
  不戦勝を持っているかどうかは、以下のURLに掲載しているリストに準じます。
  http://mtg-jp.com/event/006652/

参加人数による通過人数と回戦数:

 ・8人 [通過枠 1] スイスラウンド3回戦 
 ・~16人 [通過枠 1] スイスラウンド4回戦+上位4人での決勝シングル2回戦
 ・~32人 [通過枠 2] スイスラウンド5回戦+上位8人での決勝シングル2回戦
 ・~64人 [通過枠 4] スイスラウンド6回戦+上位8人での決勝シングル1回戦
 ・65人~ [通過枠 8] スイスラウンド7回戦のみ

賞品:
 ・この大会は、Finals2010本戦への出場権をかけた地区トーナメントとなります。
  参加人数により通過人数は上下します。65人以上の場合、決勝シングルは行ないません。

 ・スイスラウンドの順位に応じ、ブースター・パックを賞品として差し上げます。
  決勝シングル時に最終順位が確定しない場合はありますので、
  シングルエリミネーションでの順位は考慮しません。


年末の大イベント、Finalsの地区大会となります。
RELが競技イベントとなりますので、スリーブやシャッフルに留意してください。


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これだけではなんなので。

WofC公式サイトの記事において、(多少気が早いですが)ミラディン包囲戦のプレリリースに
使用する特殊なブースターパックがお披露目されました。

http://mtg-jp.com/publicity/010045/

プレイヤーはシールドデッキの構築の際に、ミラディンの傷跡のブースター3パックと、
「ミラディン包囲戦:ミラディン派」パック か 「ミラディン包囲戦:ファイレクシア派」パック
のいずれか3パックを選ぶことになります。また、それぞれの陣営についてもらえるプロモ・カード
が異なるそうです。

 実際の受付方法はどうなるのか?
 大会参加者がほとんどミラディン派(又はファイレクシア派)のパックを選んだ場合でも、
 パックはきちんと供給されるのか?
 プレインズウォーカーはどちらの陣営にも(今のところ)属していないが、このパックからは
 陣営のカードしか出ないのか? それともどちらからでも出るのか?
 このパックのみが送られてくるようなら、ブースタードラフトはまともに出来ないがどうするのか?
 双頭巨人戦カオスすぎ。

などと色んな疑問点は出てきますが、今のところ他に情報はありません。
新しいアナウンスを待ちましょう。


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ここから先は妄想。

ツイッターでもつぶやいていましたが、こんなことができれば面白そう。

 ・こんな形式の構築。

 「ミラディン派の皆さんはこちらの部屋で構築して下さい。ファイレクシア派はあちらの部屋で。」
 「1ラウンド目は必ずミラディン陣営VSファイレクシア陣営の組み合わせです。
  1ラウンド目の全試合結果の後、勝利数が多い陣営側のプレイヤー全員に1パックの賞品をあげます。」 
 「今からファイレクシア派のプレイヤーを入室させます。皆さん準備はいいですか?」

 ・大会スタッフが

 Tシャツで陣営2つにわかれていて、それぞれの陣営の人しか対処してくれない。(ひでえ
 例)
 「ジャッジー。このカードなんだけど。」「ああ、それはこっちの陣営じゃないのでわからんよ。」

 ・ツイッターで

 アンケート集計サービスを利用して、プレリリース直前の金曜日の24時間だけアンケート。
 「あなたはミラディン派ですか? ファイレクシア派ですか?」
 集計結果を見て色々するとか。

 ・DNで

 印章をトップに貼りまくって互いの陣営をアピール。


……妄想ですよ、妄想。

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そんなところで。


#本日は2本立てなのでさらさらと。

それでは、先週の回答。

問1
かたならし◯×。

「Finals2010 地区トーナメント(Core以上の主催者による開催)は、
 主催者自身がトーナメントにプレイヤーとして参加してもよい。」

◯か×か?


×

Finals2010地区トーナメントは、MTR1.4に書かれている
「スタッフを務めながらプレイもできるプレミア・イベント」に該当していない。
従ってイベント・スタッフである主催者はプレイヤーとして参加できない。

#別な見方をすると、「スタッフを務めながらプレイもできるプレミア・イベント」は、
#ルール適用度が『一般』で運営されないといけない。
#しかし、上記イベントは『競技』のイベントであるので、やはり参加できない。

 
問2
プレイヤーAは《ミミックの大桶/Mimic Vat》をコントロールしている。

プレイヤーBのターン、Bは《天界の列柱/Celestial Colonnade》を自身の能力を起動して
クリーチャー化し、Aに攻撃した。

Aはそれを対象に《破滅の刃/Doom Blade》を唱え、《天界の列柱》を破壊した。

A「んじゃ、その《天界の列柱》を桶に放り込むね。」
B「え? すでにクリーチャーじゃないのに刻印はできないだろ?」

さて、Aは《天界の列柱》を追放できるだろうか?
また、追放できるとすれば、《ミミックの大桶》を起動して得られるトークンの特性は何か?


できる。出てくるトークンはただの土地である《天界の列柱》。

クリーチャー化した《天界の列柱》が戦場から墓地に置かれたので、《ミミックの大桶》の
能力が誘発する。解決時にそのカードを追放するので、墓地に置かれたカードが
クリーチャー・カードでなくともかまわない。

従って、Aは《天界の列柱》を追放することができる。

また、出てくるトークンは追放したカードのコピーなので、オリジナルの《天界の列柱》と
同じ特性で戦場に出てくる。

#もちろんタップ状態で戦場に出てくるので、あまり良いトークンとは言えないでしょう。

 
問3

PとQが対戦している。

Pは《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》を唱え、
解決時にそれが戦場に出る際に、Qのコントロールする《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist》
をコピー元に選んだ。

その後、Pはコピー《飛び地の暗号術士》のLvアップ能力を1回起動した。

さて、このコピー《飛び地の暗号術士》のP/Tはいくつになるか?


0/1

Lv系クリーチャーがもつ能力は、以下の文章と同様である。

《飛び地の暗号術士》の2番目の項目は、

「このクリーチャーが1個以上のLvカウンターを持ち、2個より多いLvカウンターを持たない場合、
 これは0/1であるとともに"{T}:カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。"を持つ。」

を意味する。

つまり、このコピー《飛び地の暗号術士》のP/Tは、7/7から上書きされ、0/1となる。


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そんなところで。

Friday Magic Quiz: [10-32]

2010年10月15日 FMQ

#おわびと訂正。
#CRのUpdate Bulletinに書かれていた《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》と
#《浄火明神/Myojin of Cleansing Fire》(など)の例ですが、
#現行ルールではカウンター乗るかどうかの判別がしづらいということで、
#次回CR更新時に当該ルールが改訂されるようです。
#結果として《ヴォルラスの多相の戦士》に神性カウンターが乗るようになります。

#運悪くこのケースに出くわした場合、「乗る」という裁定を出してください。

#先週の記事でややこしいことを書いてしまい申し訳ありません。

能力や文章を(コピーではなく)持ってくる系統のテキストはもうたくさんです。 orz


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それでは、今週の問題。

問1
これからよくありそうな◯×。

 「Finals地区トーナメントで、試合中のテーブルにおいて、ゲームルールのミスを
  観客が発見した場合、そのテーブルのゲームを止めてジャッジを呼ぶことが推奨される。」

◯か×か?

 
問2
新しい環境になってもヴァラクートばかりなので、次の大会で2人あわせて4枚しか無い
《原始のタイタン/Primeval Titan》をどちらが使うかをゲームで決めているプレイヤーAとB。
そんな二人がいつものゲームをしている。

Aは《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》がつけられた《コーの装具役/Kor Outfitter》
をコントロールしている。

Bのターン、Bは《反逆の印/Mark of Mutiny》を《コーの装具役》を対象に唱え、
コントロールを奪ってからAに攻撃した。

B「じゃあ、とりあえずこの《アージェンタムの鎧》自身を壊すよ。」

さて、Bのこの行動は可能か?

 
問3

Pは《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》の3番目の能力を起動し、
紋章を得ている。

さて、Pは何かしらの呪文を唱え、紋章の誘発型能力で、
対戦相手のコントロールしている《大祖始/Progenitus》を追放したいと考えているが、

うまくいくだろうか?



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いつものように、回答は来週にでも。
10月16日に行いました、ホビステ杯EX#7(Finals2010地区トーナメント)は、
47名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス6回戦と決勝シングル1回戦の結果、

Motomura Shigeru
Inui Takashi
Arakawa Tatsuya
Ooki Norihiro

以上4名の皆さんがFinals本戦への出場権利を獲得いたしました。
おめでとうございます。


次回のホビステ杯#15は今週末、10月23日(土)に行います。

Finals地区予選ではない普通のスタンダードの大会ですので、
調整目的や、すでに権利を得た方でもウェルカムです。

それでは、決勝シングルに進出した8名のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Motomura Shigeru

Main
4《前兆の壁/Wall of Omens》

3《糾弾/Condemn》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《剥奪/Deprive》
3《未達への旅/Journey to Nowhere》
2《乱動への突入/Into the Roil》
2《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
3《審判の日/Day of Judgment》

3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》

4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
3《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
2《進化する未開地/Evolving Wilds》
1《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》
5《島/Island》
3《平地/Plains》

Sideboard
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3《否認/Negate》
3《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《糾弾/Condemn》


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** WINNER **

Inui Takashi

Main
4《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
4《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
4《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》
4《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》
2《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《強迫/Duress》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2《血の署名/Sign in Blood》
2《消耗の蒸気/Consuming Vapors》

2《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》

2《地盤の際/Tectonic Edge》
3《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》
4《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
4《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
8《沼/Swamp》

Sideboard
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《記憶殺し/Memoricide》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
4《電弧の痕跡/Arc Trail》
4《反逆の印/Mark of Mutiny》

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** WINNER **

Arakawa Tatsuya

4《メムナイト/Memnite》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《きらめく鷹/Glint Hawk》
4《コーの決闘者/Kor Duelist》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4《コーの装具役/Kor Outfitter》

4《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》
2《冒険者の装具/Adventuring Gear》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》
1《オパールのモックス/Mox Opal》

4《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《乾燥台地/Arid Mesa》
2《地盤の際/Tectonic Edge》
11《平地/Plains》

Sideboard
4《コーの火歩き/Kor Firewalker》
4《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
3《未達への旅/Journey to Nowhere》
2《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》
1《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》
1《地盤の際/Tectonic Edge》

-------

** WINNER **

Ooki Norihiro

Main

4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
3《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
3《コーの鉤の達人/Kor Hookmaster》
2《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》

4《稲妻/Lightning Bolt》
2《冒険者の装具/Adventuring Gear》
3《未達への旅/Journey to Nowhere》

2《槌のコス/Koth of the Hammer》

4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
5《山/Mountain》
5《平地/Plains》

Sideboard
3《屈折の罠/Refraction Trap》
4《コーの火歩き/Kor Firewalker》
4《電弧の痕跡/Arc Trail》
3《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
1《槌のコス/Koth of the Hammer》

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* Top 8 *

Ikeda Kazuki

Main
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
4《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
4《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2《突撃のストロボ/Assault Strobe》
3《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4《よろめきショック/Staggershock》

3《槌のコス/Koth of the Hammer》

4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
12《山/Mountain》

Sideboard
2《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
2《危険なマイア/Perilous Myr》
4《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw》
4《電弧の痕跡/Arc Trail》
3《反逆の印/Mark of Mutiny》


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* Top 8 *

Kwak Yul-tak

Main
3《灯台の年代学者/Lighthouse Chronologist》
2《かき鳴らし鳥/Thrummingbird》
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《霜のタイタン/Frost Titan》

4《定業/Preordain》
3《失脚/Oust》
1《無傷の発現/Emerge Unscathed》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
3《マナ漏出/Mana Leak》
1《否認/Negate》
2《転倒の磁石/Tumble Magnet》
2《審判の日/Day of Judgment》

2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
3《平地/Plains》
7《島/Island》

Sideboard
3《天界の粛清/Celestial Purge》
3《コーの火歩き/Kor Firewalker》
4《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》
3《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2《糾弾/Condemn》

-------

* Top 8 *

Nuruki Hiroaki

Main
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
1《メムナイト/Memnite》
4《コーの決闘者/Kor Duelist》
4《きらめく鷹/Glint Hawk》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4《コーの装具役/Kor Outfitter》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》

4《定業/Preordain》
4《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》
1《オパールのモックス/Mox Opal》

2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
9《平地/Plains》
3《島/Island》

Sideboard
4《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2《糾弾/Condemn》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
4《マナ漏出/Mana Leak》

-------

* Top 8 *

Shinohara Kazuaki

Main

1《定業/Preordain》
3《失脚/Oust》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《未達への旅/Journey to Nowhere》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《否認/Negate》
3《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
2《剥奪/Deprive》
2《取り消し/Cancel》
2《審判の日/Day of Judgment》
1《ジェイスの創意/Jace’s Ingenuity》

3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》

4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
2《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
2《乾燥台地/Arid Mesa》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《平地/Plains》
4《島/Island》

Sideboard
1《太陽のタイタン/Sun Titan》
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《審判の日/Day of Judgment》
2《糾弾/Condemn》
2《存在の破棄/Revoke Existence》
2《決断の手綱/Volition Reins》

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#《噴出/Gush》解禁されたVintageの結果が《噴出/Gush》無双な件について。

「よろしい、ならば《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》だ。」
「割り込んでマナ出しつつ《噴出》しますね。あ、《Force of Will》引きました。」

そんな妄想はさておき、先週の回答。

問1
これからよくありそうな◯×。

 「Finals地区トーナメントで、試合中のテーブルにおいて、ゲームルールのミスを
  観客が発見した場合、そのテーブルのゲームを止めてジャッジを呼ぶことが推奨される。」

◯か×か?




観客は、試合が行われている最中にルールやポリシーの違反を見つけた場合、
可能な限り早くジャッジを呼ぶことが望ましい。
一般あるいは競技RELにおいては、プレイヤーにマッチの進行を止めるように要請しながら
ジャッジを呼んでもよい。(MTR1.11)
 

Finals地区トーナメントは競技RELなので、観客はルールやポリシーのミスを正すために、
ゲームを止めるように要請しつつジャッジを呼ぶのが望ましい。

GP2日目やPT本戦といったプロRELでは、観客はプレイに干渉することは一切できない。


問2
新しい環境になってもヴァラクートばかりなので、次の大会で2人あわせて4枚しか無い
《原始のタイタン/Primeval Titan》をどちらが使うかをゲームで決めているプレイヤーAとB。
そんな二人がいつものゲームをしている。

Aは《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》がつけられた《コーの装具役/Kor Outfitter》
をコントロールしている。

Bのターン、Bは《反逆の印/Mark of Mutiny》を《コーの装具役》を対象に唱え、
コントロールを奪ってからAに攻撃した。

B「じゃあ、とりあえずこの《アージェンタムの鎧》自身を壊すよ。」

さて、Bのこの行動は可能か?


不可能。

《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》によってパーマネントを破壊する能力は、
《アージェンタムの鎧》自身が発生源であり、つけられたクリーチャーではない。

従って、《アージェンタムの鎧》がつけられた《コーの装具役》が攻撃することで
誘発した能力のコントローラーは、《アージェンタムの鎧》のコントローラーと同じAである。

つまり、上記の例では破壊するパーマネントの対象を選ぶのはBではなくAである。


 
問3

Pは《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》の3番目の能力を起動し、
紋章を得ている。

さて、Pは何かしらの呪文を唱え、紋章の誘発型能力で、
対戦相手のコントロールしている《大祖始/Progenitus》を追放したいと考えているが、

うまくいくだろうか?


うまくいかない。

《大祖始/Progenitus》のもつ「プロテクション(すべて)」は、特性値がどうであるかに関わらず、
すべてのオブジェクトに対するプロテクションを持つ。(CR702.14i)

言い換えると、

  ・呪文や能力の対象にならない。
  ・オーラにエンチャントされない。
  ・装備品を装備されない。
  ・城砦によって城砦化されない。
  ・クリーチャーにブロックされない
  ・与えられるすべてのダメージを軽減する。

となる。

一方、紋章はコマンド領域に置かれるオブジェクトであり、それは能力のみを持つ。
これを発生源とした誘発型能力であるので、「呪文や能力の対象にならない」にひっかかり、
Pは自分の持つ紋章をもってしても、《大祖始》を追放することはできない。


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そんなところで。


#とりあえず告知なのですよー

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10月22日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 今週もやります。先週はなんと22人でした。
 もうちょっと進行に慣れてきたら、19:00始まりでもぎりぎり終わるかな?
 検討します。

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10月23日(土)

 ホビステ杯 #15

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間:14:00~14:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式4~6ラウンドのみ。
 
 特記事項:
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

いつも通りのホビステ杯です。地区予選ではありません。
翌日の24日(地区SP予選)の調整に来るもよし、
既に権利もらった人が別のデッキを用いるもよし、です。
お気軽にご来場下さい。

以上、よろしくお願いいたします。
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これだけではなんなので。

すでにご存知の方は多いと思いますが、ミラディン包囲戦から、ブースタードラフトの
パック開封順が「新しいエキスパンションを先に開ける」となりました。

参考: http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/113a

例に挙げられている「ミラディンの傷跡x2+ミラディン包囲戦x1」の組み合わせですと、
従来はSOM→SOM→MBSだった順番が、

 ミラディン包囲戦 → ミラディンの傷跡 → ミラディンの傷跡

という順番になります。

常に新しいエキスパンションのパックを先に開封することによって、ドラフトの戦略を
ブロックごとではなくエキスパンション毎に大きく変革しよう、ということが狙いのようです。

この変更はミラディン包囲戦のプレリリースである、2011年1月29日より発効されます。
グランプリを始め、全てのプレミア・イベントでこの変更が適用されます。

 
ちなみに、MTRには「推奨されるブースターの開封順」は示されていません。
ゆえに、上記変更がMTRに記載されることはおそらくないだろう、というのが私個人の推測です。

古いセット(例えばラヴニカブロックやアラーラブロック)でドラフトを行う場合、
新しい開封順に従ってドラフトを行っても構いませんし、古きよき順番で開封しても構いません。
全ては主催者の判断しだいです。


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そんなところで。

#カード印刷ミスによるエラッタはよく叫ばれますが、
#別にそれは日本語版だけの問題じゃないんですよね。
#たとえば、ポルトガル語の《冷静な反論/Stoic Rebuttal》には、
#金属術うんぬんの文章があるだけで、他には何も書いてありません。
#そう、「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」という文が無いのです。

というわけでどなたかポルトガル語《冷静な反論》のFoilをお持ちの方はご一報を(げし

今週の大会予定は前の記事を参照してください。

それでは、今週の問題。

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問1
かたならし◯×。

 「ある呪文が2つのオブジェクトを対象に唱えられ、それが解決されるまでに
  一方が不適正になった場合、その呪文は『単一の対象を持つ呪文』とみなされる。」

◯か×か?

 
問2
とにかくデッキの総額を安くしたい、というプレイヤーAと、デッキの総額とか考えるより
自分の使った金を記録して無駄遣いを無くしたほうがいいんじゃないの? とつっこむ
プレイヤーBが、いつものゲームをしている。

Aは探索カウンターが5つ乗っている《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》と、
《メムナイト/Memnite》を2つコントロールしている。

Aのターンに、Aは《聖なる秘宝の探索》を起動した。

A「探してきていい?」
B「ああ。いいよ。つける《メムナイト》を選んでから、装備品がつけられる前に、
 《稲妻》をそいつへ撃つよ。」

さて、Bの思惑はうまくいくだろうか?

 
問3

3-1)
Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を2体コントロールしている。
Qが《乾燥台地/Arid Mesa》を起動し、ライブラリーから《平地/Plains》を探したい場合、
Qは何マナ支払っておく必要があるか?

3-2)
ところ変わってFinals地区予選でのお話。

Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を1体コントロールしている。

Pのターン、Pはやることがなくなったので、Pは自分のターンの終了を宣言した。
Qは自分のターンが来る前に、《乾燥台地/Arid Mesa》を起動した。

Q「いいですか?」
P「どうぞ。」

Q「じゃ、{2}払ってから探しますね。」

さて、Qの行動は適正か?

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いつものように、回答は来週にでも。


10月23日に行いました、ホビステ杯#15は、
22名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、4-1-0で3人が並び、オポ%差で Ichikawa Keizo さんが優勝しました。
おめでとうございます。


次回のホビステ杯EX#8は、来月11月06日(土)に行います。
Limits 地区予選になりますのでよろしくお願いいたします。

それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Ichikawa Keizo

Main
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《進化する荒野/Evolving Wilds》
2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
5《森/Forest》
11《山/Mountain》

4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
4《原始のタイタン/Primeval Titan》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
3《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》

4《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
3《探検/Explore》
3《砕土/Harrow》
3《耕作/Cultivate》
4《召喚の罠/Summoning Trap》

Sideboard
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
3《自然の要求/Nature’s Claim》
2《テラストドン/Terastodon》
4《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》


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* 2nd place *

Fukunaga Keisuke

Main
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
3《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
5《島/Island》
2《沼/Swamp》

3《粗石の魔道士/Trinket Mage》
3《霜のタイタン/Frost Titan》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》

4《定業/Preordain》
1《脆い彫像/Brittle Effigy》
4《マナ漏出/Mana Leak》
1《否認/Negate》
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《乱動への突入/Into the Roil》
3《破滅の刃/Doom Blade》
2《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1《記憶殺し/Memoricide》
1《消耗の蒸気/Consuming Vapors》
2《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》

2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《見栄え損ない/Disfigure》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《記憶殺し/Memoricide》
1《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
1《キマイラ的大群/Chimeric Mass》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1《弱者の消耗/Consume the Meek》
1《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
1《決断の手綱/Volition Reins》


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* 3rd place *

Boku Takashi

Main
2《地盤の際/Tectonic Edge》
21《沼/Swamp》

4《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》
4《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
4《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》
3《聖句札の死者/Phylactery Lich》
4《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》

4《強迫/Duress》
3《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
2《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》
3《破滅の刃/Doom Blade》
2《予言のプリズム/Prophetic Prism》
4《闇の後見/Dark Tutelage》

Sideboard
4《見栄え損ない/Disfigure》
3《記憶殺し/Memoricide》
3《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》
1《地盤の際/Tectonic Edge》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1《聖句札の死者/Phylactery Lich》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》
1《破滅の刃/Doom Blade》

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#ゲームデー用に黒増幅デッキを試していますが、一番有用なカードである
#《記憶殺し/Memoricide》がミラディン側なので頭をかかえる日々。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×。

 「ある呪文が2つのオブジェクトを対象に唱えられ、それが解決されるまでに
  一方が不適正になった場合、その呪文は『単一の対象を持つ呪文』とみなされる。」

◯か×か?


×

単一の対象を持つ呪文や能力を判断する場合は、その呪文や能力がスタックに置かれた時点で
合計何回オブジェクトやプレイヤーや領域が対象になったかを数える。(CR114.8a)

スタックにあって解決前の対象の数や、解決時の対象を数えるわけではない。


問2
Aは探索カウンターが5つ乗っている《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》と、
《メムナイト/Memnite》を2つコントロールしている。

Aのターンに、Aは《聖なる秘宝の探索》を起動した。

A「探してきていい?」
B「ああ。いいよ。つける《メムナイト》を選んでから、装備品がつけられる前に、
 《稲妻》をそいつへ撃つよ。」

さて、Bの思惑はうまくいくだろうか?


うまくいかない。

《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》の起動型能力は、
「あなたのライブラリーから装備品カードを1つ探し、それを戦場に出し、それをあなたが
コントロールするいずれかのクリーチャーにつける。 その後あなたのライブラリーを切り直す。」
まで一連の行動である。この間にはプレイヤーに優先権がない。

つまり、Aがどちらかの《メムナイト》を選んでから、それに《アージェンタムの鎧》を
つけるまでに、Bがその《メムナイト》へ《稲妻》を唱えるタイミングはない。

 
問3

3-1)
Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を2体コントロールしている。
Qが《乾燥台地/Arid Mesa》を起動し、ライブラリーから《平地/Plains》を探したい場合、
Qは何マナ支払っておく必要があるか?

3-2)
ところ変わってFinals地区予選でのお話。

Pは《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》を1体コントロールしている。

Pのターン、Pはやることがなくなったので、Pは自分のターンの終了を宣言した。
Qは自分のターンが来る前に、《乾燥台地/Arid Mesa》を起動した。

Q「いいですか?」
P「どうぞ。」

Q「じゃ、{2}払ってから探しますね。」

さて、Qの行動は適正か?


3-1)合計{4}マナ。

この効果は重複する。
{2}支払うことでどちらか一方の《レオニンの裁き人》の効果を無視することができる。
なので、ライブラリーからカードを探したい場合、合計{4}を支払う必要がある。


3-2)適正でない。

《レオニンの裁き人》による「ライブラリーを探せない」効果を無視するためには
{2}を支払う必要があるが、これは特別な処理(CR115)である。

この{2}を支払うという行為は、プレイヤーに優先権がある場合でしか行えない。

問題の例では、Qは《乾燥台地》を起動し、優先権をPに渡している。
Pはそれに対して何もせずに優先権を返しているので、全てのプレイヤーが優先権のパスを
行った。つまり、一番上のオブジェクトが解決されることになる。

この時点でP、Qともに優先権を持たないので、もう《レオニンの裁き人》の特別な処理を
行うことはできない。従って、上記のQのような行動はできない。

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そんなところで。



#週末に台風が来るのが残念。

とりあえず今週末の大会告知なのですよー。

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10月29日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 今週もやります。10人以上来てもらっていてありがたい限りです。

 あと、来月分のFNMプロモカードも無事届きました。
 11月分は《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》です。来月もよろしく。

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10月30日(土)

 S-Cup 14th with GameDay

 場所:熱田生涯学習センター
 受付時間:
   09:30-10:30 (午前の部)
   12:00-13:00 (午後の部)
 参加費:1000円
 最大人数:60名
 形式:DCI認定 スタンダード

 参考) http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-date-20101022.html

今週末は各所でゲームデーですが、S-Cupさんのほうでもゲームデーを開催することになっています。
陣営構築ルール(必須ではありません)がどうなるのか、少し興味があるところです。

午前と午後の部がありますので、参考のURLをよく読んでください。

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10月31日(日)

 ミラディンの傷痕ゲームデー(刈谷)

 場所:愛知県刈谷市(南部生涯学習センター)
 受付時間:09:30-10:30
 参加費:1000円
 最大人数:60名
 形式:DCI認定 スタンダード

 参考)http://yoruwasi.diarynote.jp/201010281546547999/

夜鷲さん主催のゲームデー。
サイドイベントとしてエクステンデッドのトーナメントもありますよ。

 
 
みなさま、よろしくお願いします。

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これだけではなんなので。

リミテッド形式で使用される、エキスパンション毎のチェックリストがありますが、
あれはWofC公式のDocument Centerからダウンロードできます。

しかし、SOMのJPシートには、いくつかの誤字があって、それが気になっていたのと、
ある方のツイートで「なんでPLAYEDとTOTALは日本語じゃないの?」というのがあったので
さっくり直してみました。

http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/10/som.html

改良点とかは上のリンク先を参照してください。

で、これをupしたあと、中の人から使用してもよいかどうかという連絡があり、
今週のmtg-jp.comのWPN通信で採用されています。この場を借りて御礼申し上げます。

http://mtg-jp.com/reading/wpn/010062/

今週のWPN通信はプレイヤーにも知っていて欲しいことですので、読んでおくことをおすすめします。


ところで、皆さんにお聞きしたいのですが、PLAYED/TOTALの訳語を
「メインデッキ/カードプール」 としましたが、他によりよい言葉があれば教えてください。
ただし、レイアウトの関係上、入れることができるのはせいぜい6文字で、
複雑な漢字(薔薇、憂鬱、鹵獲など)は印刷の際に潰れてしまうので避けてください。

#ということをちらっと考えたうえで、カタカナにした……というのは後付けです。はい。

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そんなところで。



#ゲームデーで配布される《メムナイト/Memnite》がかっこいいので4枚集めたい……

今週末の大会は以前の記事を参照。

ゲームデー主催者には便利かもしれない、陣営の見分け方はこっちの後半部を参照。
http://74598.diarynote.jp/201010071118328081/

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それでは、今週の問題。

問1
かたならし◯×。

「戦場に存在する全てのオブジェクトはパーマネントである。」

◯か×か? 

 
問2
リミテッドの練習がてら、コモンとアンコモンを雑多にまとめた山を作って、
それをライブラリー替わりにして、基本土地は好きなように引いてこれるという方式で
いつものゲームを行っているプレイヤーAとB。

プレイヤーAは《金属の駿馬/Chrome Steed》と《剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresher》、
それに《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》をコントロールしている。

Aのターンの戦闘フェイズに、攻撃クリーチャーを選択する前に、Bがこんなことを言い出した。

B「とりあえず《錆ダニ/Rust Tick》の能力を《剃刀ヶ原の打つもの》を対象にして起動。
 で、解決前に《空への跳躍/Vault Skyward》を使って《錆ダニ》をアンタップして、
 《錆ダニ》を《金属の駿馬》を対象にして起動するよ。」

A「え? それって両方共次のターンには起きないの?」
B「もちろん、それを見越しているけど。」

さて、Bの言い分は正しいか? 

 
問3 (意地悪)

PはQがオーナーである《不死の霊薬/Elixir of Immortality》をコントロールしている。

Pがこの《不死の霊薬》を起動し、処理を終えた。

Qのコントロールする《心因検査器/Psychogenic Probe》の能力は
何回誘発するか?


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いつものように、回答は来週にでも。

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