Answer: Friday Magic Quiz. [10-31A]
2010年10月15日 FMQ#本日は2本立てなのでさらさらと。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「Finals2010 地区トーナメント(Core以上の主催者による開催)は、
主催者自身がトーナメントにプレイヤーとして参加してもよい。」
◯か×か?
×
Finals2010地区トーナメントは、MTR1.4に書かれている
「スタッフを務めながらプレイもできるプレミア・イベント」に該当していない。
従ってイベント・スタッフである主催者はプレイヤーとして参加できない。
#別な見方をすると、「スタッフを務めながらプレイもできるプレミア・イベント」は、
#ルール適用度が『一般』で運営されないといけない。
#しかし、上記イベントは『競技』のイベントであるので、やはり参加できない。
問2
プレイヤーAは《ミミックの大桶/Mimic Vat》をコントロールしている。
プレイヤーBのターン、Bは《天界の列柱/Celestial Colonnade》を自身の能力を起動して
クリーチャー化し、Aに攻撃した。
Aはそれを対象に《破滅の刃/Doom Blade》を唱え、《天界の列柱》を破壊した。
A「んじゃ、その《天界の列柱》を桶に放り込むね。」
B「え? すでにクリーチャーじゃないのに刻印はできないだろ?」
さて、Aは《天界の列柱》を追放できるだろうか?
また、追放できるとすれば、《ミミックの大桶》を起動して得られるトークンの特性は何か?
できる。出てくるトークンはただの土地である《天界の列柱》。
クリーチャー化した《天界の列柱》が戦場から墓地に置かれたので、《ミミックの大桶》の
能力が誘発する。解決時にそのカードを追放するので、墓地に置かれたカードが
クリーチャー・カードでなくともかまわない。
従って、Aは《天界の列柱》を追放することができる。
また、出てくるトークンは追放したカードのコピーなので、オリジナルの《天界の列柱》と
同じ特性で戦場に出てくる。
#もちろんタップ状態で戦場に出てくるので、あまり良いトークンとは言えないでしょう。
問3
PとQが対戦している。
Pは《水銀のガルガンチュアン/Quicksilver Gargantuan》を唱え、
解決時にそれが戦場に出る際に、Qのコントロールする《飛び地の暗号術士/Enclave Cryptologist》
をコピー元に選んだ。
その後、Pはコピー《飛び地の暗号術士》のLvアップ能力を1回起動した。
さて、このコピー《飛び地の暗号術士》のP/Tはいくつになるか?
0/1
Lv系クリーチャーがもつ能力は、以下の文章と同様である。
《飛び地の暗号術士》の2番目の項目は、
「このクリーチャーが1個以上のLvカウンターを持ち、2個より多いLvカウンターを持たない場合、
これは0/1であるとともに"{T}:カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。"を持つ。」
を意味する。
つまり、このコピー《飛び地の暗号術士》のP/Tは、7/7から上書きされ、0/1となる。
----
そんなところで。
Friday Magic Quiz: [10-32]
2010年10月15日 FMQ#おわびと訂正。
#CRのUpdate Bulletinに書かれていた《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》と
#《浄火明神/Myojin of Cleansing Fire》(など)の例ですが、
#現行ルールではカウンター乗るかどうかの判別がしづらいということで、
#次回CR更新時に当該ルールが改訂されるようです。
#結果として《ヴォルラスの多相の戦士》に神性カウンターが乗るようになります。
#
#運悪くこのケースに出くわした場合、「乗る」という裁定を出してください。
#
#先週の記事でややこしいことを書いてしまい申し訳ありません。
能力や文章を(コピーではなく)持ってくる系統のテキストはもうたくさんです。 orz
----
それでは、今週の問題。
問1
これからよくありそうな◯×。
「Finals地区トーナメントで、試合中のテーブルにおいて、ゲームルールのミスを
観客が発見した場合、そのテーブルのゲームを止めてジャッジを呼ぶことが推奨される。」
◯か×か?
問2
新しい環境になってもヴァラクートばかりなので、次の大会で2人あわせて4枚しか無い
《原始のタイタン/Primeval Titan》をどちらが使うかをゲームで決めているプレイヤーAとB。
そんな二人がいつものゲームをしている。
Aは《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》がつけられた《コーの装具役/Kor Outfitter》
をコントロールしている。
Bのターン、Bは《反逆の印/Mark of Mutiny》を《コーの装具役》を対象に唱え、
コントロールを奪ってからAに攻撃した。
B「じゃあ、とりあえずこの《アージェンタムの鎧》自身を壊すよ。」
さて、Bのこの行動は可能か?
問3
Pは《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》の3番目の能力を起動し、
紋章を得ている。
さて、Pは何かしらの呪文を唱え、紋章の誘発型能力で、
対戦相手のコントロールしている《大祖始/Progenitus》を追放したいと考えているが、
うまくいくだろうか?
----
いつものように、回答は来週にでも。