7月30日に行いました、ホビステ杯#24は、
26名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、全勝で Tsuboi Takato さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯は8月20日(土)に行います。
少し間が開いてしまいますが、よろしくおねがいいたします。

それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Tsuboi Takato

Main
4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
11《山/Mountain》

4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker》
4《燃えさし運び/Ember Hauler》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《火葬/Incinerate》
2《噴出の稲妻/Burst Lightning》
3《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage》

4《槌のコス/Koth of the Hammer》

Sideboard
3《四肢切断/Dismember》
3《躁の蛮人/Manic Vandal》
3《ヴァルショクの難民/Vulshok Refugee》
3《攻撃的な行動/Act of Aggression》
2《電弧の痕跡/Arc Trail》
1《焼尽の猛火/Searing Blaze》


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* 2nd place *

Iwatsuki Yoshifumi

Main

4《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4《進化する荒野/Evolving Wilds》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
6《森/Forest》
11《山/Mountain》

1《極楽鳥/Birds of Paradise》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
3《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
4《原始のタイタン/Primeval Titan》
2《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
1《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》

4《不屈の自然/Rampant Growth》
4《探検/Explore》
2《耕作/Cultivate》
2《金屑の嵐/Slagstorm》
3《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》

Sideboard
3《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
1《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1《槌のコス/Koth of the Hammer》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
2《帰化/Naturalize》
1《沼/Swamp》
3《記憶殺し/Memoricide》

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* 3rd place *

Miyata Syouhei

Main
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
16《島/Island》

3《呪文滑り/Spellskite》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
3《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《霜のタイタン/Frost Titan》

4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
4《定業/Preordain》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《伝染病の留め金/Contagion Clasp》
3《転倒の磁石/Tumble Magnet》
1《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
2《全ては塵/All Is Dust》

2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》

Sideboard
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《呪文滑り/Spellskite》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
3《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《決断の手綱/Volition Reins》

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* 4th place *

Okada Yoshikazu

Main
4《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
2《活発な野生林/Stirring Wildwood》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
2《乾燥台地/Arid Mesa》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《平地/Plains》
2《島/Island》
2《森/Forest》

4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
3《幻影の像/Phantasmal Image》
4《刃の接合者/Blade Splicer》
3《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
1《翼の接合者/Wing Splicer》
1《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
1《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1《酸のスライム/Acidic Slime》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》

1《帰化/Naturalize》
2《四肢切断/Dismember》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《出産の殻/Birthing Pod》

Sideboard
2《酸のスライム/Acidic Slime》
3《統一された意思/Unified Will》
3《広がりゆく海/Spreading Seas》
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
3《帰化/Naturalize》

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* 5th place *

Nose Kouji

Main
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
5《島/Island》
5《沼/Swamp》

3《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
2《墓所のタイタン/Grave Titan》
1《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》

4《定業/Preordain》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1《強迫/Duress》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
3《破滅の刃/Doom Blade》
1《喉首狙い/Go for the Throat》
1《乱動への突入/Into the Roil》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1《ソリンの復讐/Sorin’s Vengeance》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》

3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》

Sideboard
3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《見栄え損ない/Disfigure》
1《記憶殺し/Memoricide》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《広がりゆく海/Spreading Seas》
1《弱者の消耗/Consume the Meek》
1《解放された者、カーン/Karn Liberated》

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#FMQに関してのスタンスをおさらい。
#問1 CR、MTR、IPG、JARを「辞書引き」する訓練。
#問2 大会でよく目にしたり聞かれたりする事柄が中心。
#   できれば何も見ずに正解まで辿りついて欲しい。
#問3 私的紙広告裏面。解けなくても泣かない。


それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×

「1度の状況起因処理のチェックで、複数の状況起因処理が該当した場合、
 それらは全て別々のイベントして処理される。」

◯か×か?


×

状況起因処理をチェックする際に、該当するものがあれば、それら全ての状況起因処理を同時に、
単一のイベントとして処理する。(CR704.3)

例えば、タフネスが2のクリーチャーが、接死もちのクリーチャーから2ダメージを受けた場合、
「致死ダメージを受けたので破壊される」と、
「接死持ちの発生源からダメージを受けたので破壊される」
という2つの状況起因処理が該当するが、それらは同時に単一のイベントとして「破壊される」ので、
このクリーチャーを戦場に残すには1つの再生の盾があれば十分である。

CRの例にある《死者の鏡/Lich’s Mirror》も参照のこと。

 
問2
Aのターン、Aは《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》を対象に《欠片の双子/Splinter Twin》を唱えた。

Bはそれが解決される前に、《詐欺師の総督》を対象に《攻撃的な行動/Act of Aggression》を唱えた。

A「1ターン遅くなったかな。」
B「いや、次で勝てるんだよ。」

さて、次のBのターンに、Bが勝つためにはどのようにすればよいだろうか?


《欠片の双子/Splinter Twin》から得た起動型能力を起動して得られたトークンは、
「次の終了ステップの開始時」に誘発する遅延誘発型能力によって追放される。

従って、Aのターンの終了ステップの間に、Bは《攻撃的な行動/Act of Aggression》で奪った
《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》の能力を起動し、《詐欺師の総督》のトークンを大量に作成すれば良い。

これらのトークンは、「次の終了ステップの開始時」、つまりBのターンの終了ステップに
追放されるので、Bのターンに持ち越してAに攻撃することが可能になる。

なお、オリジナルの《詐欺師の総督》は、Aのターンのクリンナップ・ステップに
Aのコントロールに帰ってしまうので、Bはオリジナルの《詐欺師の総督》をタップ状態にしておいて
トークンの作成を止めないといけない。


#でないと、Bのターンにそれ以上のトークンを作成されてしまい、勝つことができなくなる。


 
問3 (トリビア)

M12のリミテッド戦でのこと。

フロアを巡回していたジャッジのJは、ある試合中のテーブルで、
《幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon》に《アラクナスの蜘蛛の巣/Arachnus Web》
がついていることに気がついた。

Jがその状態を咎めようとしたとき、ふとそれが可能であることに気がついた。

さて、どうやったのだろうか? M12限定で考えてもらいたい。


通常通りにオーラ呪文として《アラクナスの蜘蛛の巣》を唱えようとしても、
それは対象を取ってしまうので、《幻影のドラゴン》は生け贄に捧げられてしまい、
問題文のような状態にはならない。

従って、呪文としては唱えず、効果で《アラクナスの蜘蛛の巣》を直接戦場に出すようにすると、
問題文のようなことが可能になる。

想定解は以下の2通り。

1)《太陽のタイタン/Sun Titan》の誘発型能力で墓地にある《アラクナスの蜘蛛の巣》を戦場に戻す。

2)あらかじめ《忘却の輪/Oblivion Ring》で《アラクナスの蜘蛛の巣》を追放しておく。
 その後《忘却の輪》を戦場から離れさせる。追放された《アラクナスの蜘蛛の巣》が戻ってくる際に、
 つける先として《幻影のドラゴン》を指定する。


#なお、《アラクナスの紡ぎ手》の能力は対象を取るため、問題文のような状況にはできない。

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そんなところで。


#本日22時すぎくらいからニコ生を行います。
#謎ゲストを交えてレガシー的な話なんぞをします。よしなに。


今週のおいら周り大会の告知です。

なお、8月のC.B.L.ならびにホビステ杯の日程は既に決定しますので、
イベント宣伝wikiを御覧ください。

http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/


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8月 5日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 いつものスタンダードなのです。
 今月からはFNM賞品は《耕作/Cultivate》になりますよー。

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これだけではなんなので。

7月31日に行われたPTQフィラデルフィア@岡谷 に参加してきました。

旅行のついで、という感じでぶらりといったのですが・・・

リストは既に掲載されていますが、緑黒の《出産の殻》デッキです。


Main
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)
11 森/Forest(M12)
8 沼/Swamp(M12)

1 囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)
1 虐殺のワーム/Massacre Wurm(MBS)
1 墓所のタイタン/Grave Titan(M11)
1 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)
1 復讐に燃えたファラオ/Vengeful Pharaoh(M12)
2 酸のスライム/Acidic Slime(M12)
1 ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)
1 強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)
1 納墓の総督/Entomber Exarch(NPH)
1 真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)
1 裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor(MBS)
1 シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)
1 吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)
1 巡礼者の目/Pilgrim’s Eye(WWK)
1 巣の侵略者/Nest Invader(ROE)
1 森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)
1 草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)
1 ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)
1 極楽鳥/Birds of Paradise(M12)

4 強迫/Duress(M11)
4 出産の殻/Birthing Pod(NPH)
2 ミミックの大桶/Mimic Vat(SOM)
3 緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)
2 四肢切断/Dismember(NPH)
2 破滅の刃/Doom Blade(M12)

Sideboard
1 強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)
1 ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)
2 黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)
2 喉首狙い/Go for the Throat(MBS)
3 自然の要求/Nature’s Claim(WWK)
2 漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)
4 記憶殺し/Memoricide(SOM)


・0回戦:
名古屋発しなの3号に乗って長野方面へ。団体ツアー客と同じ客車になってしまい寝れない。
仕方ないのでデッキリストを書きやすいようにソーティングしていると、5マナ域の生物が
《酸のスライム》しか無いことに気づく。適当に強そうな《復讐に燃えたファラオ》を投入。

列車内で揺られている最中にすげえ雨に出くわすが、塩尻駅で乗り換えたときには快晴だった。
さすが山の中の天気は信用ならない。

会場について顔見知りに挨拶をしつつ、デッキリストを記入。
このデッキはお気に入りだが、「リストを手書きで書く」となると殺意が走る。


・1回戦:VS青黒コン

1-1
《定業》を2連打からスタート。打ち消されないように《強迫》で手札確認しつつ、
素出しの《強情なベイロス》と《酸のスライム》でバックアップして、
《ミミックの大桶》を出したところで相手が投了。

 OUT
 3x《緑の太陽の頂点》
 1x《巡礼者の目》
 2x《破滅の刃》
 2x《四肢切断》

 IN
 3x《自然の要求》
 2x《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
 2x《喉首狙い/Go for the Throat》
 1x《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》

《倦怠の宝珠/Torpor Orb》出されるとゲームにならないので、ETBに頼らないようにする。

1-2
《倦怠の宝珠/Torpor Orb》が2ターン目に出てくる。
1枚割っても2枚目が出てきたのでそのままぐだぐだになって負け。

1-3
2ターン目に《倦怠の宝珠/Torpor Orb》がでてこない事にほっとする。
《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を置いてカウンターを貯める。
《強迫/Duress》を見ると《ボーラスの工作員、テゼレット》が見えたので捨てさせるが、
返しでトップから《ボーラスの工作員、テゼレット》を引かれて戦場に出される。
とりあえず3個蓄積カウンターが貯まった《漸増爆弾》でブロッカーの《吸血鬼の夜鷲》を
除去して、地上で殴って《ボーラスの工作員、テゼレット》を退場させる。
ひょっこり引いた《出産の殻》から
《酸のスライム》→《ワームとぐろエンジン》→《囁く者、シェオルドレッド》
とつないで勝ち。


・2回戦:VS白緑コン

2-1
《ミミックの大桶/Mimic Vat》を《忘却の輪/Oblivion Ring》される。
しばらく《森のレインジャー/Sylvan Ranger》だけで頑張っていたが、《強情なベイロス》を
追加したところで《審判の日/Day of Judgment》をくらって生物がゼロに。
《強迫/Duress》から相手の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を落として、
《酸のスライム》で《忘却の輪/Oblivion Ring》を割って、《出産の殻》を出したところで相手が投了。

 OUT
 2x《四肢切断/Dismember》

 IN
 2x《喉首狙い/Go for the Throat》

正直サイドをどうすればよいのかわからない。確定除去に変えることくらい。

2-2
《極楽鳥/Birds of Paradise》から《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が出てきてようやく
デッキの方向性に気づく。とりあえず《破滅の刃/Doom Blade》。
《ミミックの大桶/Mimic Vat》をまたしても《忘却の輪/Oblivion Ring》されてから
《真面目な身代わり》が通って、とりあえず土地は潤沢になる。
《復讐に燃えたファラオ》を出して相手に説明した後、《審判の日》を食らう。ですよねー。
《真面目な身代わり》を《ミミックの大桶》に刻印しようとしたら、《自然の要求》で割られた。
ドローは土地。7枚目の土地をセットして、《裏切り者グリッサ》を《出産の殻》で
《納墓の総督》に。手札を確認するとアーティファクト破壊は無し、2枚目の《審判の日》、
《ギデオン・ジュラ》があったので、かわいそうなギデオンさんを捨てさせる。
返しのターンにもう一枚の《出産の殻》を出して、
《酸のスライム》で白マナ割る→《ワームとぐろエンジン》とつないで勝ち。


・3回戦:VS白緑青《出産の殻》

3-1
《極楽鳥》からの《刃の接合者》、さらに《刃砦の英雄》とつながれる。
《刃砦の英雄》は《四肢切断》するも、土地が伸びない。
《刃の接合者》を《幻影の像》でコピーされてクロックが増えたところに
2枚目の《刃砦の英雄》が投入されたところで投了を宣言し、盤面を片付ける。


 OUT
 4x《強迫/Duress》
 2x《四肢切断》
 1x《巡礼者の目》
 1x《納墓の総督》

 IN
 2x《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
 2x《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
 2x《喉首狙い/Go for the Throat》
 1x《強情なベイロス》
 1x《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》

まともに当たるとビートされて負けてしまうので全体除去を追加。
《納墓の総督》は有効な使い方が見つからなかったので《強情なベイロス》とチェンジ。

3-2
《極楽鳥》から《刃の接合者》、そして《出産の殻》と繋げられる。
《刃の接合者》から《真面目な身代わり》が出てきて、土地を補充される。
返しでX=3の《緑の太陽の頂点》から《ヴィリジアンの堕落者》を出して《出産の殻》を割る。
《復讐に燃えたファラオ》を出して盤面をぐだらせた後、相手の戦線が伸びきったところで
《出産の殻》からの《殺戮のワーム》で相手の生物を一掃。
その後、《出産の殻》からの《ファイレクシアの変形者》で《殺戮のワーム》をコピーして勝ち。

3-3
《極楽鳥》。3ゲーム連続で1ターン目に出るとは本当にすげえと思う。
でも《刃の接合者》は出てこない。かわりに《ラノワールのエルフ》が出てくる。かわいい。
相手の《出産の殻》を《シルヴォクの模造品》で割る。こっちは《巣の侵略者》くらいしかない。
そのうちに《刃砦の英雄》が出てくるが、
返しに《緑の太陽の頂点》で《裏切り者グリッサ》を置いたところで相手の動きが止まる。
さすがは先制+接死だ。

土地を貯め、最後に《殺戮のワーム》が相手のクリーチャーとついでにライフをなぎ倒して終了。


・4回戦:VS青赤緑《出産の殻》(優勝した方)

4-1
《定業/Preordain》から《呪文滑り/Spellskite》スタート。
やーな予感がして《強迫/Duress》すると、《欠片の双子/Splinter Twin》が見える。
ご丁寧にに《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》とのセット。ありがたく双子を叩き落とす。
《四肢切断/Dismember》で色々邪魔な《呪文滑り》を落としてから、
《出産の殻》を置いて育成ゲーム開始。

《巡礼者の目》→《真面目な身代わり》→《酸のスライム》→《ワームとぐろエンジン》
→《囁く者、シェオルドレッド》とつないで終了。

 OUT
 3x《緑の太陽の頂点》
 1x《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
 1x《復讐に燃えたファラオ》

 IN
 3x《自然の要求》
 2x《喉首狙い/Go for the Throat》

確定除去を増やす。青赤純正ではなく緑が見えていたので《記憶殺し》は入れなかった。

4-2
《ミミックの大桶》を《自然の要求》で破壊される。
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》から《海門の神官》を出され、次のターンには《隠れしウラブラスク》。
手持ちのブロッカーは間に合わず、沼を《酸のスライム》で叩き潰されて終了。

4-3
《強迫/Duress》して相手の《出産の殻》を抜く。
展開が遅そうだったので、《森のレインジャー》と《草茂る胸壁》でのんびりマナを伸ばす。
相手の《真面目な身代わり》を《自然の要求》で破壊し、それを《ミミックの大桶》に刻印。
次のターンに《出産の殻》から《酸のスライム》+基本土地1枚+1ドローという、
何枚アドバンテージ取ってるんだかわからない動きをする。
《墓所のタイタン》につないで相手が投了。


・5回戦:ID
・6回戦:ID

4-0-2の3位でTop8へ。

・準々決勝:VSヴァラクート

 動画とられてましたのでそっち参照。


・準決勝:VS青赤緑《出産の殻》(優勝した方)

1戦目:きれいに《業火のタイタン/Inferno Titan》に繋げられて負け。

2戦目:
互いにマリガン。
《森》x2、《沼/Swamp》、《納墓の総督》、《墓所のタイタン》、《ミミックの大桶》
というしょっぱい手札をキープ。
2ターン目に《強迫/Duress》を引いたので打ってみると、
相手が土地1枚でキープしていたことが判明。
《ミミックの大桶》→《納墓の総督》(ハンデス)
→《出産の殻》からの《酸のスライム》で土地を割って勝ち。

3戦目:
おいらのみマリガン。

《森》x3、《破滅の刃》、《墓所のタイタン》、《出産の殻》


 ・・・キープ。


4ターン目に《沼/Swamp》を引くも、呪文を《森のレインジャー》しか引かず、あえなく敗退。


終わったあと、水門でうなぎを食す。美味かったです。

岡谷のみなさん、ありがとうございました。(謝


#イニストラードのプレリリース申請〆切が目前だったので
#あわてて書類を準備する、の巻。

つまりカレンダーのチェックはしておけ、ということです。

それでは、今週の問題。

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問1
かたならし◯×。

「インスタント・カードが戦場に出るような事態になった場合、そのインスタント・カードは
 墓地に置かれる。」

◯か×か?


問2
新しいカードが出ると、とりあえず使ってみたくなるプレイヤーAと、
結果が出るまで新しいカードの評価を保留するプレイヤーBが
いつもの勝負をしている。

プレイヤーAは《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》をコントロールしている。

Aは自分のターンのエンドを宣言し、Bにターンを渡そうとした。

B「ん、じゃあ、墓地の《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》の能力を起動するわ。」
A「まだ僕のターンだからできなくない?」

さて、《組み直しの骸骨》の能力は起動できるだろうか?

 
問3
とある統率者戦でのこと。

あるプレイヤーPが、別のプレイヤーから押し付けられた《金粉のドレイク/Gilded Drake》を
コントロールしていた。

Pのターン、Pは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を唱えて戦場に出した。

P「じゃあ、《金粉のドレイク》のコピートークンを出して、
 Qの《悪斬の天使》をもらいます。トークンは僕のターンエンドにいなくなるので、
 これからはターンごとに1体づつクリーチャーをただでもらっていきますね。」

さて、Pの思惑通りにいくだろうか?

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いつものように、回答は来週にでも。



#9月分の大会の申請を完了しました。
#3連休のいずれかにはC.B.L. 51st を入れ込みたいところですが、はてさて。


それでは、先週の回答。

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問1
かたならし◯×。

「インスタント・カードが戦場に出るような事態になった場合、そのインスタント・カードは
 墓地に置かれる。」

◯か×か?


×

インスタントが戦場に出ることはない。
戦場に出る場合、その代わりに元あった領域に残る。(CR304.4)

というわけで、墓地に置かれるとは限らない。従って問題文の答えは×である。


問2
プレイヤーAは《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》をコントロールしている。

Aは自分のターンのエンドを宣言し、Bにターンを渡そうとした。

B「ん、じゃあ、墓地の《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》の能力を起動するわ。」
A「まだ僕のターンだからできなくない?」

さて、《組み直しの骸骨》の能力は起動できるだろうか?


起動できる。

《堂々たる撤廃者》のテキストは以下の通り。

During your turn, your opponents can’t cast spells or activate abilities of artifacts, creatures, or enchantments.

ここでの「クリーチャー」とは、戦場に出ているパーマネントであるクリーチャーを指す。(CR109.2)
従って、墓地にあるクリーチャー・カードの能力は起動できる。

 
問3
とある統率者戦でのこと。

あるプレイヤーPが、別のプレイヤーから押し付けられた《金粉のドレイク/Gilded Drake》を
コントロールしていた。

Pのターン、Pは《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》を唱えて戦場に出した。

P「じゃあ、《金粉のドレイク》のコピートークンを出して、
 Qの《悪斬の天使》をもらいます。トークンは僕のターンエンドにいなくなるので、
 これからはターンごとに1体づつクリーチャーをただでもらっていきますね。」

さて、Pの思惑通りにいくだろうか?


いかない。

《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》によって《金粉のドレイク/Gilded Drake》の
コピー・トークンを出し、その《金粉のドレイク》トークンの誘発型能力によって
対戦相手のクリーチャーとのコントロールを交換したとする。

終了ステップの開始時に、《鏡割りのキキジキ》の遅延誘発型能力がスタックに積まれ、
出した《金粉のドレイク》トークンを生け贄に捧げなくてはいけないが、
すでにPはそのトークンをコントロールしていないので、生け贄に捧げることができない。
従って、対戦相手にコントロールが渡った《金粉のドレイク》トークンは、ターンをまたいでも
そのまま残り続ける。

#3/3飛行以上のスペックを持つ生物を奪えれば得ではある。

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そんなところで。




#今週のFMQはお休みです。
#西館で会える人はお会いしましょう。

今週のおいら周り大会の告知です。

なお、週末はM12のゲームデーですので、お近くの会場、店舗に是非お立ち寄りください。

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8月 12日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 いつものスタンダードなのです。
 今月からはFNM賞品は《耕作/Cultivate》になりますよー。

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8月 13日(土)

 S-Cup 26th@Gameday

http://samoamagic.blog91.fc2.com/
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/166.html

 場所:熱田生涯学習センター

受付時間:9:30~10:30

参加費:一般 1000円
     :高校生以下 500円 (学生証の提示が必要です)

形式:スタンダード構築戦

試合:規定のスイス式ラウンド+Top8によるプレイオフ

賞品:
参加賞として全員にGameDayプロモ(嵐血の狂戦士)を。
TOP8にはGameDayプロモ(ダングローブの長老)を。
さらに順位によってブースターパックを。

特記事項:
7月~12月のイベントでポイントレースを開催しています。
決勝戦はビデオカバレッジの撮影を行います。

併催イベントとしてレガシーとブースタードラフトが予定されています。


毎月恒例S-Cup、今回はM12のゲームデーです。
よろしくお願いいたします。


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そんなところで。


Modern format summary

2011年8月17日 Ruling

PTフィラデルフィアで採用されるモダン(Modern)形式の構築ルールメモです。

原文:http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/155
訳文:http://mtg-jp.com/reading/translated/001951/

モダン形式はPTフィラデルフィア本戦(2011/09/02-04)の他、2011年世界選手権で採用されます。
Magic Onlineでは8月24日から公式構築戦としてサポートされます。

2012年以降、認定大会でモダン形式の申請ができます。

#逆に言うと、2011年8月現在、モダン形式での大会は全て「カジュアル構築」になります。

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構築カードプール

ミラディンから採用された「新枠」で、エキスパンションとして出版されたカードが全て使用可能です。

使用可能セットは以下のとおりです。

 ・基本セット第8版
 ・基本セット第9版
 ・基本セット第10版
 ・マジック2010
 ・マジック2011
 ・マジック2012
 ・ミラディンブロック
 ・ラヴニカブロック
 ・コールドスナップ
 ・時のらせんブロック(タイムシフトカード(紫シンボル)も使用可能)
 ・ローウィン/シャドームーアブロック
 ・アラーラブロック
 ・ゼンディカーブロック
 ・ミラディンの傷跡ブロック
 ・イニストラード(2011年9月30日以降使用可能)

『アーチエネミー』、『統率者』といった特別なセットや、コールドスナップ構築済デッキなどには、
「新枠ではあるが上記エキスパンションには存在しない」カードがあります。が、それらは使用できません。
例えば、《渦まく知識》や《Sol Ring》はモダン形式では使用できません。

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禁止カード

モダン形式には、以下の禁止カードが定められています。

 ・ミラディンのアーティファクト土地5種(《古えの居住地/Ancient Den》、《教議会の座席/Seat of the Synod》、《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》、《大焼炉/Great Furnace》、《伝承の樹/Tree of Tales》)
 ・《金属モックス/Chrome Mox》
 ・《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
 ・《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
 ・《弱者の剣/Sword of the Meek》
 ・《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

 ・《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》

 ・《祖先の幻視/Ancestral Vision》
 ・《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
 ・《精神的つまづき/Mental Misstep》

 ・《苦花/Bitterblossom》
 ・《戦慄の復活/Dread Return》

 ・《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
 ・《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
 ・《超起源/Hypergenesis》

 ・《暗黒の深部/Dark Depths》
 ・《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》

以上21枚。

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そんなところで。


#モダン形式のデッキを考えるとどうやってもZooになります。ぐぬぬ。

今週のおいら周り大会の告知です。

C.B.L.のサイドイベントでモダン構築もやりますよー。


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8月 19日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 いつものスタンダードなのです。
 夏休みのせいなのか20人越えを続けています。好きなデッキを組んできてよいのよ。


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8月 20日(土)

 ホビステ杯#25 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/160.html

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 14:00 - 14:30
 参加費:500円

 大会形式:スイス・ラウンド4~6回戦
 フォーマット:スタンダード構築戦

特記事項:
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。


ひさびさにホビステ名古屋でスタンダードです。よしなに。


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8月 21日(日)

 C.B.L. 50th with Eternal Festival trial http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/162.html

 場所:BIGMAGIC 矢場町店
 受付時間:10:00~10:30
 参加費:1000円

形式:レガシー
試合:スイスラウンド終了後、トップ8によるシングルエリミネーションを行います。

トライアルについて:
本大会は11月5、6日に開催される Eternal Festival Tokyo のトライアル大会を兼ねます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~FDC/EFT2011/index.html

トップ8プレイオフを勝ち抜き、優勝した方に上記大会のBYE1を差し上げます。
他の賞品についてはスイス・ラウンドの順位を参照してお渡しします。

賞品:
参加者全員にWPNプロモカード(種類は選べません)
上位にDCIプロモカード、ブースターパック等。

特記事項:
受付時間が午前中になっていますので、ご注意ください。
当日はデッキリストを提出して頂きます。
事前に準備してきたデッキリストを提出して頂いてもかまいません。
予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。


・併催イベント C.B.M.

受付時間:15:00~15:30 (上記C.B.L.の進行状況によっては後ろにズレます)
参加費:100円

形式:モダン(Modern)
構築ルールはこちらを参照。
http://74598.diarynote.jp/201108181005266662/

試合:スイスラウンド3回戦固定

賞品:参加賞と3連勝した方にささやかな賞品を。

特記事項:
・このイベントは「カジュアル構築」です。レーティングは上下しません。
・代用カード(proxy)の使用を認めます。それとわかるようにしてください。
・構築ルールはPTフィラデルフィアで採用されるModern構築です。
・何人参加があっても3回戦で打ち止めです。


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というわけで、C.B.L.も50回を迎えることができました。
今まで参加してくださったプレイヤーと、快く場所を提供していただいているBM名古屋店さんに
改めて感謝を申し上げます。まだまだ続けますよー。

併催イベントとしては、否が応でも話題のモダン形式を取り上げざるを得ません。
モダン形式の簡易まとめは前日の記事で書きましたのでそちらを参照してください。
なお、proxyの使用を認めますので、マジックで大きく「ごくらくちょう」と書いてもいいのよ。


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あと、エタフェス東京2011に関してですが、ヘッドジャッジとして参加させていただくことになりました。

当日はよろしくおねがいいたします。
石を投げるのはやめてください。


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そんなところで。


#週末はGP上海です。日本人のプレイヤー、そしてジャッジの方も
#数名行っているようですので、遠方より健闘をいのっております。

さて、今週の問題。

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問1
かたならし◯×。

「認定大会のブースター・ドラフトにおいて、本来そのエキスパンションに収録されていないカード
 がブースターから出てきた場合、そのカードは通常と同様にドラフトされる。」

◯か×か?

 
問2
モダン形式が発表されても国内のスケジュールが出ないので静観しているプレイヤーAと、
過去の資産を整理し始めているプレイヤーBが、いつもの勝負をしている。

プレイヤーAは《セラの天使/Serra Angel》と《正義の執政官/Archon of Justice》をコントロールしている。

Aのターン、Aがこの2体で攻撃しようとしたところに、Bは先ほどの2体のクリーチャーを対象に
《霜のブレス/Frost Breath》を唱えた。

その次のBのターンに、Bは《精神の制御/Mind Control》で《正義の執政官/Archon of Justice》のコントロールを奪った。

さて、Bがコントロールしている《正義の執政官/Archon of Justice》は、次のBのターンのアンタップ・ステップにアンタップできるだろうか?

 
問3

PとQが対戦している。

Pのターン、Pは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》をクリーチャー化し、それを対象に
《ひずみの一撃/Distortion Strike》を唱えてQに攻撃した。

さて次のPのターン、Pは《ひずみの一撃/Distortion Strike》を反復能力によって
追放領域から唱えることになるが、先ほどのターンと同じように《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
を対象に唱えることができるだろうか?

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いつものように、回答は来週にでも。



8月20日に行いました、ホビステ杯#25は、
少し少なめの12名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス4回戦の結果、全勝で Shiraishi Ryo さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯は8月27日(土)に行います。
Finals Gateway大会を兼ねます。よろしくおねがいいたします。

それでは、優勝した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Shiraishi Ryo

Main
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
2《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
2《地盤の際/Tectonic Edge》
1《平地/Plains》
2《島/Island》
5《森/Forest》

4《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》
3《幻影の像/Phantasmal Image》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
2《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2《刃の接合者/Blade Splicer》
1《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
2《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《石角の高官/Stonehorn Dignitary》
1《正義の執政官/Archon of Justice》
2《酸のスライム/Acidic Slime》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》

3《忘却の輪/Oblivion Ring》
4《出産の殻/Birthing Pod》

2《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》

Sideboard
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《四肢切断/Dismember》
2《呪文滑り/Spellskite》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
3《審判の日/Day of Judgment》

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8月21日に行いました、C.B.L. 50thは、29名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス 5回戦+シングル3回戦の結果、Kondou Keiichi さんが優勝しました。
おめでとうございます。エタフェス当日も頑張ってください。

次回C.B.L. 51stですが、9月19日(月・祝)に行います。
午前中にはC.B.M.(Modern)も行いますよー。


それではベスト8のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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準々決勝
 Shinozuka Ken’ichi 2-0 Sonobe Keishi
 Tonouchi Keita 2-1 Murase Kiyonori
 Oodan Takeshi 2-0 Ishihara Yoshinori
 Kondou Keiichi 2-1 Arakawa Yasuaki

準決勝
 Tonouchi Keita 2-1 Shinozuka Ken’ichi
 Kondou Keiichi 2-1 Oodan Takeshi

決勝
 Kondou Keiichi 2-0 Tonouchi Keita (by drop)

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** WINNER **

Kondou Keiichi

Main
4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
3《Taiga》
2《Plateau》
1《Savannah》
1《Karakas》
1《怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pits》
1《平地/Plains》
1《山/Mountain》
1《森/Forest》

4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
1《密林の猿人/Kird Ape》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
3《運命の大立者/Figure of Destiny》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》

4《稲妻/Lightning Bolt》
3《流刑への道/Path to Exile》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
1《森の知恵/Sylvan Library》
1《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》

Sideboard
1《流刑への道/Path to Exile》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《発展の代価/Price of Progress》
1《名誉の道行き/Honorable Passage》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》
2《精神的つまづき/Mental Misstep》
1《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》

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* Finalist *

Tonouchi Keita

Main

4《不毛の大地/Wasteland》
4《変わり谷/Mutavault》
13《島/Island》

4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《目くらまし/Daze》
4《行き詰まり/Standstill》
3《四肢切断/Dismember》
4《Force of Will》

Sideboard
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《火薬樽/Powder Keg》
3《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《四肢切断/Dismember》
1《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》


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* Semifinalist *

Shinozuka Ken’ichi

Main
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《Underground Sea》
2《島/Island》
2《沼/Swamp》

3《不運な研究者/Hapless Researcher》
1《絶望の天使/Angel of Despair》
1《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》
1《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》
1《魅力的な執政官/Blazing Archon》
3《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》

4《入念な研究/Careful Study》
4《納墓/Entomb》
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《再活性/Reanimate》
3《動く死体/Animate Dead》
3《目くらまし/Daze》
4《死体発掘/Exhume》
4《Force of Will》

Sideboard
3《実物提示教育/Show and Tell》
3《真髄の針/Pithing Needle》
3《残響する真実/Echoing Truth》
3《思考囲い/Thoughtseize》
1《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《再活性/Reanimate》

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* Semifinalist *

Oodan Takeshi

Main

4《不毛の大地/Wasteland》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
3《Tundra》
3《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
3《平地/Plains》
3《島/Island》

4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》

4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》
4《行き詰まり/Standstill》
1《弱者の剣/Sword of the Meek》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《神の怒り/Wrath of God》
4《Force of Will》
1《殴打頭蓋/Batterskull》

3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
2《四肢切断/Dismember》
2《流刑への道/Path to Exile》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》

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* Best 8 *

Ishihara Yoshinori

Main

4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《不毛の大地/Wasteland》
3《Scrubland》
4《Bayou》
1《Karakas》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《Maze of Ith》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
1《沼/Swamp》
1《森/Forest》

4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》

3《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《思考囲い/Thoughtseize》
3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《Hymn to Tourach》
3《壌土からの生命/Life from the Loam》
4《名誉回復/Vindicate》
3《破滅的な行為/Pernicious Deed》

1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

Sideboard
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《根絶/Extirpate》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
4《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》

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* Best 8 *

Arakawa Yasuaki

Main

4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《Underground Sea》
4《Tundra》
2《変わり谷/Mutavault》
1《島/Island》

4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

4《祖先の幻視/Ancestral Vision》
3《思考囲い/Thoughtseize》
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《目くらまし/Daze》
4《苦花/Bitterblossom》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
4《Force of Will》

Sideboard
1《賛美されし天使/Exalted Angel》
3《非業の死/Perish》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1《支配魔法/Control Magic》
2《解呪/Disenchant》
1《思考囲い/Thoughtseize》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《根絶/Extirpate》

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* Best 8 *

Sonobe Keishi

Main

4《不毛の大地/Wasteland》
4《変わり谷/Mutavault》
13《島/Island》

4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《もみ消し/Stifle》
4《目くらまし/Daze》
3《四肢切断/Dismember》
4《Force of Will》

Sideboard
3《水没/Submerge》
1《四肢切断/Dismember》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》
2《呪文貫き/Spell Pierce》

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* Best 8 *

Murase Kiyonori

Main

4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《Volcanic Island》
3《島/Island》
1《山/Mountain》

2《大祖始/Progenitus》
1《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
4《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

3《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《思案/Ponder》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
3《直観/Intuition》
4《実物提示教育/Show and Tell》
4《騙し討ち/Sneak Attack》
4《Force of Will》

3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard

2《残響する真実/Echoing Truth》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《誤った指図/Misdirection》
2《紅蓮破/Pyroblast》
3《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《稲妻/Lightning Bolt》

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C.B.M. #1 results

2011年8月22日 Result

8月21日のC.B.L.50thのサイドイベントそして行いました、C.B.M.#1は、
10名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

非公認にもかかわらず、色んなデッキが集まっていたので
この環境の多様性が垣間見えた感じがします。

次回のC.B.M.は9月19日(祝・月)の11時より行います。
午前中は3回戦のModern、その後はC.B.L. 51st となります。

それでは、3回戦の結果、3連勝した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Hibino Yasutaka

Main
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《涙の川/River of Tears》
4《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1《湿った墓/Watery Grave》
1《繁殖池/Breeding Pool》
1《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《島/Island》
2《沼/Swamp》
2《森/Forest》

1《極楽鳥/Birds of Paradise》
1《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
4《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
4《献身のドルイド/Devoted Druid》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《血儀式の発動者/Bloodrite Invoker》
4《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
1《叫び大口/Shriekmaw》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae》
1《つまみ食い貯め/Morselhoarder》
1《不気味な戯れ児/Grim Poppet》

3《思考囲い/Thoughtseize》
1《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1《喉首狙い/Go for the Throat》
1《破滅の刃/Doom Blade》
1《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
1《強迫的な研究/Compulsive Research》
1《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1《ゾンビ化/Zombify》
1《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》

Sideboard
2《自然の要求/Nature’s Claim》
2《根絶/Extirpate》
2《強迫/Duress》
1《思考囲い/Thoughtseize》
2《死の印/Deathmark》
3《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1《魂魄流/Torrent of Souls》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》

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#書きそこねたというかupしそこねたので日付は昨日の火曜日です。


それでは、先週の回答。

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問1
かたならし◯×。

「認定大会のブースター・ドラフトにおいて、本来そのエキスパンションに収録されていないカード
 がブースターから出てきた場合、そのカードは通常と同様にドラフトされる。」

◯か×か?


×

ブースター開封後、フォイルでない基本土地カードや、そのエキスパンションに存在しないカード
を取り除かなくてはいけない。(MTR7.7)

従って、それらのカードはドラフトされない。結果として枚数が異常になる場合、
プレイヤーはジャッジを呼び、そのパックは交換されることになる。


 
問2
プレイヤーAは《セラの天使/Serra Angel》と《正義の執政官/Archon of Justice》をコントロールしている。

Aのターン、Aがこの2体で攻撃しようとしたところに、Bは先ほどの2体のクリーチャーを対象に
《霜のブレス/Frost Breath》を唱えた。

その次のBのターンに、Bは《精神の制御/Mind Control》で《正義の執政官/Archon of Justice》のコントロールを奪った。

さて、Bがコントロールしている《正義の執政官/Archon of Justice》は、次のBのターンのアンタップ・ステップにアンタップできるだろうか?


できない。

《霜のブレス/Frost Breath》にあるように、「次のコントローラーのアンタップ・ステップ」に
アンタップしないので、クリーチャーのコントローラーが移った場合にはこのようなことが起こる。

《霜のブレス》が解決された時点でのクリーチャーのコントローラーを見るわけではない。

 
問3

PとQが対戦している。

Pのターン、Pは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》をクリーチャー化し、それを対象に
《ひずみの一撃/Distortion Strike》を唱えてQに攻撃した。

さて次のPのターン、Pは《ひずみの一撃/Distortion Strike》を反復能力によって
追放領域から唱えることになるが、先ほどのターンと同じように《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
を対象に唱えることができるだろうか?


できる。

反復能力によって《ひずみの一撃/Distortion Strike》を唱える場合、まず反復能力が誘発し、
「追放されているカードと唱える」という能力がスタックに積まれる。
これの解決中に、《ひずみの一撃》を唱えることになるので、この能力がスタックに積まれている
間に、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》の能力を起動してクリーチャーにすれば、
《ひずみの一撃》をクリーチャーである《墨蛾の生息地》に対して唱えることができる。


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そんなところで。


#いつもの記事とはちょっと趣向を変えて、
#Modernのデッキタイプ別記事をさっくり書こうと思います。
#自分用FAQ(っぽいもの)作成の意味合いもあるのよ。
#なお情報源は海外サイト、Forum、MO-Dailyなどです。

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vol.1 "12 post"

*12post

土地から大量に無色マナを出す、というデッキは古くからあり、《ウルザの塔/Urza’s Tower》、
《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》、《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》を集めるUrzaTronや、
《雲上の座/Cloudpost》と《ヴェズーヴァ/Vesuva》でマナを加速する8-postが存在しました。

ミラディンの傷跡で新しい 神座/Locus (=《微光地/Glimmerpost》)が追加されたことにより、
8-post は12postへと進化しました。
《雲上の座/Cloudpost》、《ヴェズーヴァ/Vesuva》、《微光地/Glimmerpost》という
都合12枚の神座を組み入れたデッキを総称して12postと呼びます。

12postはレガシーでも組むことができましたが、《不毛の大地/Wasteland》という天敵があることから
選択するプレイヤーは少数でした。ところがModernでは《不毛の大地》はありません。
そしてスタンダードで組まれていた緑単エルドラージの要素がうまい具合にミックスされています。

 
*共通パーツ

12postに共通して見られるパーツは以下のカードです。

 4《雲上の座/Cloudpost》
 4《ヴェズーヴァ/Vesuva》
 4《微光地/Glimmerpost》
 1《ウギンの目/Eye of Ugin》
 1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

唱えただけでゲームがほぼ終わってしまう《引き裂かれし永劫、エムラクール》に達するまでが
このデッキの基本ターンになります。

 
*構成

構成としてはマナを加速するためのカードが重要となります。よく使用されるのは以下のカードです。

・《古きものの活性/Ancient Stirrings》
必要なカードはpost-land なので、無色です。1マナで5枚掘れるので有効。エルドラージ生物も引っ張れます。

・《探検の地図/Expedition Map》
特殊土地を探さないといけないのでこのカードは非常に有効です。起動するのにマナがかかりますが、序盤はこれ以外に特にやることがありません。

・《探検/Explore》/《原始のタイタン/Primeval Titan》
ヴァラクートデッキで猛威を奮ったこの2枚のペアも良く使用されます。
《探検/Explore》は特に有効で、3ターン目には膨大なマナを出せます。

・各種《印鑑》
2色、特に青緑ならば《シミックの印鑑/Simic Signet》が選択肢として入るでしょう。
特殊土地に頼らないマナ加速として一考できます。

・《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
探す方も壊す方も有用です。両方出来れば文句ありません。

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一方、フィニッシャーとしては伝説のエルドラージ生物(《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》、《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》)
や、ビートダウンには強力な《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》が採用されます。
もちろん、《原始のタイタン/Primeval Titan》はフィニッシャーとしても有用です。

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大量に出したマナを使用する先として、5枚目以降の《原始のタイタン/Primeval Titan》である
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》や、《精神隷属器/Mindslaver》が挙げられます。


*妨害とサイドボード

クリーチャーなどをまとめて吹き飛ばすため、《全ては塵/All Is Dust》が使用されます。
天敵である《血染めの月/Blood Moon》も吹き飛ばせます。

また、《血染めの月/Blood Moon》は《自然の要求/Nature’s Claim》や《内にいる獣/Beast Within》
でも壊すことができます。有色マナは基本土地や《シミックの印鑑/Simic Signet》から出しましょう。

サイドボード要員として、序盤がどうしても弱くなるのでゲームスピードの低下を促す
《虚空の杯/Chalice of the Void》や《三なる宝球/Trinisphere》の採用が考えられます。

墓地対策としては土地を引っ張れるので《ボジューカの沼/Bojuka Bog》が第一選択でしょう。


*サンプルデッキ


Modern Daily #2739320 on 08/24/2011 by Ume_Nao (score: 4-0-0)

Main
1《繁殖池/Breeding Pool》
4《雲上の座/Cloudpost》
1《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1《ウギンの目/Eye of Ugin》
4《森/Forest》
4《微光地/Glimmerpost》
1《島/Island》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《ヴェズーヴァ/Vesuva》

2《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
3《原始のタイタン/Primeval Titan》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
1《トリスケリオン/Triskelion》

2《全ては塵/All Is Dust》
3《探検の地図/Expedition Map》
4《探検/Explore》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
1《解放された者、カーン/Karn Liberated》
4《風景の変容/Scapeshift》
3《シミックの印鑑/Simic Signet》
3《知識の渇望/Thirst for Knowledge》

Sideboard
3《自然の要求/Nature’s Claim》
1《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《埋め尽くすツリーフォーク/Tilling Treefolk》
4《三なる宝球/Trinisphere》
4《ヴィダルケンの策謀者/Vedalken Plotter》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》



*ルーリング

《雲上の座/Cloudpost》、《微光地/Glimmerpost》

 *神座/Locus を数える場合、戦場全てのLocusを数える。コントローラーの方のみではない。
  そのため、ミラーマッチでは3ターン目に15マナ出るといったことがおこる。

《三なる宝球/Trinisphere》

 *支払うべきコストの増減を全て加味した上で、{3}未満ならば{3}にする。
  点数で見たマナ・コストは一切関係しない。
  →《四肢切断/Dismember》と《三なる宝球/Trinisphere》

《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

 *シャッフルは2回行われる。(手順の省略として1回で済ませても良い)
 *《永遠の証人/Eternal Witness》を探して来た場合、使った《緑の太陽の頂点》は回収できない。
  それはライブラリーに混ぜ入れられているからである。

《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

 *プロテクション(有色の呪文)であることに注意せよ。起動型能力や誘発型能力は呪文ではない。
  それらの場合、プロテクションは機能しない。(→《忘却の輪/Oblivion Ring》)
 *墓地に落ちる場合、一旦墓地に置かれた後、誘発型能力が誘発する。それが解決された後で
  ライブラリーは切り直される。(つまり、《トーモッドの墓所》を起動したり《根絶》を唱えたりできる)
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#Modernのデッキタイプ別記事その2です。
#今までの記事はタグの Modern でよろしく。

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vol.2 "Zoo"

*Modern Zoo

1ターン目から出てくる3/3クリーチャーで相手をビートする、そんなデッキがZooです。
レガシーにおいてもZooの強さは光っていましたが、《精神的つまづき/Mental Misstep》という
ビートダウン速度を落とされるカードが存在することや、多色にすればするほど《不毛の大地》が
刺さってくる、といった弱点も見え隠れするデッキでした。

しかし、Modernでは上記2枚のカードは存在せず、かといって生物の質は全く変わっていません。
代わりに土地の問題が出るようになりましたが、ビートダウンデッキの代表であることは
間違いないでしょう。

 
*構成(生物)

たいていはナヤカラー(緑白赤)の低マナ域かつ優秀なクリーチャーが入ります。

 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
 《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》

あたりは必須で、

 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
 《運命の大立者/Figure of Destiny》
 《壌土のライオン/Loam Lion》
 《密林の猿人/Kird Ape》
 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
 《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》

なども候補にあがります。


*構成(非生物)

除去兼用の火力を採用することが多いです。とくに《稲妻のらせん/Lightning Helix》は
ビートダウン同型のマッチアップではライフレースを逆転することもできます。
1マナ3点シリーズである《Chain Lightning》は残念ながら使用不可能です。

 《稲妻/Lightning Bolt》
 《稲妻のらせん/Lightning Helix》
 《火葬/Incinerate》
 《罰する火/Punishing Fire》(+《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》とのコンボ用)

万能除去としては白に頼ることになるでしょう。

 《流刑への道/Path to Exile》
 《忘却の輪/Oblivion Ring》

《内にいる獣/Beast Within》も使えますが、《クァーサルの群れ魔道士》で破壊できるものと
相談するようにして下さい。


*構成(土地)

Zooで一番頭が痛いのは土地構成です。最大のマナ・コストでも4を超えることが滅多に無いので、
21~22枚の土地を組み込むことになりますが、うち4割はフェッチランドになります。
引っ張ってこれる二重土地も、ラヴニカのショックランド(《寺院の庭》、《踏み鳴らされる地》など)
なので、1ターン目にいきなり17点からスタートすることはざらにあります。

 構成例:
  4《乾燥台地/Arid Mesa》
  4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
  2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
  1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
  1《湿地の干潟/Marsh Flats》
  2《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》(白赤)
  2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》(赤緑)
  2《寺院の庭/Temple Garden》(緑白)
  1《平地/Plains》
  1《山/Mountain》
  1《森/Forest》
  21 Lands.

その他、《幽霊街/Ghost Quarter》、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》(Zenith Zoo)、
《地平線の梢/Horizon Canopy》といった土地も採用されます。


*妨害とサイドボード

Zooのターンクロックは4~5ターンです。高速で展開されるデッキには分が悪いので、
コンボを止めるための妨害(《倦怠の宝珠/Torpor Orb》、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》)
や、赤単バーンなどでのライフを得る手段(《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch》)などが挙げられます。
全体除去に耐えるために《不屈の随員/Dauntless Escort》を積んだり、起動型能力に対抗するために
《真髄の針/Pithing Needle》を採用すレシピも見受けられます。


*Zooの亜種

Zooは多色ビートダウンのイイトコどりなので、その亜種は様々なものがあります。

・Domain Zoo
 5色にして《アラーラの力/Might of Alara》や《部族の炎/Tribal Flames》を入れた形。

・Dark Zoo
 ナヤに黒を足して、《闇の腹心/Dark Confidant》や軽量の手札破壊を積んだ形。

・Zenith Zoo
 ほとんどが緑の生物なので《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で生物を引っ張る形。
 1ターン目にX=0で唱えて《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》を持ってくるパターンもあり。

・Landfall Zoo
 上陸ボロス(《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》)
 に緑を足した形のナヤカラー。一瞬の打撃力が増える。《幽霊街/Ghost Quarter》が普通に入る。

その他にもデッキ調整者によって色々な形があります。


*サンプルデッキ


Main
4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2《寺院の庭/Temple Garden》
1《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
1《平地/Plains》
1《山/Mountain》
1《森/Forest》

4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》

Sideboard
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《真髄の針/Pithing Needle》
3《幽霊街/Ghost Quarter》
3《不屈の随員/Dauntless Escort》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》



*ルーリング

《寺院の庭》を始めとするラヴニカの二重土地

 *2ライフを支払うか支払わないかの選択は戦場に出る際に行う。
  なにもしない場合、この土地はタップ状態で戦場に出る。これは置換効果である。

《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》

 *起動型能力のコストで生け贄に捧げる土地は、基本土地の《森/Forest》や《平地/Plains》
  でなくてもよい。それが土地タイプとして森または平地を持っていればよい。
 *+1/+1の修正はカウンターが乗るわけではない。

《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》

 *分割カードの一方が《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》の能力により唱えることができない場合、
  もう一方の側のみを唱えることができる。
  例)《爆裂+破綻/Boom+Bust》の場合、《爆裂/Boom》は唱えることができるが、
    《破綻/Bust》は唱えることができない。


*おまけ

タルモゴイフの呼称:

0/1 《カー砦ゴイフ/Goyf of Kher Keep》
1/2 《従者ゴイフ/Squire Goyf》
2/3 《騎士ゴイフ/Knight Goyf》
3/4 《刃砦ゴイフ/Bladehold Goyf》
4/5 《皮背ゴイフ/Leatherback Goyf》
5/6 《タルモの超越種/Tarmo Superion》
6/7 《ボッシュゴイフ/Boshgoyf》
7/8 《未知ゴイフ/Unknown Goyf》
8/9 《限界ゴイフ/Limited Goyf》

#うむ、これは流行らない。



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次回はProject Melira。


#モダン記事を書いている間は楽しいことがわかった。

今週のおいら周り大会の告知です。
GPT広島@浜松にも行きますよー。


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8月 26日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 いつものスタンダードなのです。
 Modernのデッキも持っていくので組める人は遊びましょ。


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8月 27日(土)

 ホビステ杯EX#15 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/161.html
 with FinalsGateway大会

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 14:00 - 14:30
 参加費:500円

 大会形式:スイス・ラウンド4~6回戦
 フォーマット:スタンダード構築戦

特記事項:
 * 当大会は年末に行われるFinals2011のゲートウェイ大会になります。
 * 優勝者は地区予選における不戦勝(BYE)1を得ます。
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

先週に引き続きホビステ杯です。
今度はFinalsGateway大会ですので、不戦勝を手に入れるチャンスですよー。

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8月28日(日)

 GPT広島@浜松

  主催情報:http://tomyampoo.diarynote.jp/201108032035192097/

 場所:なゆた浜北
 受付時間: 09:30 - 10:30
 参加費:1500円

 大会形式:規定スイス・ラウンドの後に決勝シングルエリミネーションを行います。
 フォーマット:スタンダード構築戦

特記事項:

・スイス回戦数は人数により上下します。

     8人:構築戦3回戦のシングルエリミネーションが行われます。
  9~16人:構築戦4回戦の後上位4人によるシングルエリミネーションが行われます。
 17~32人:構築戦5回戦の後上位8人によるシングルエリミネーションが行われます。
 33~64人:構築戦6回戦の後上位8人によるシングルエリミネーションが行われます。
  GP広島の3BYEは32人までは1人、33人~64人の場合2人へ与えられます。

・筆記用具やトークン、ダイス等のゲームに必要な物品は各自でご持参下さい。
・当日はデッキリストを提出して頂きます。

GP広島のファクトシートも出ましたし、BYEを取りにくる方々をお待ち致します。


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そんなところで。


#Modernのデッキタイプ別記事その3です。
#今までの記事はタグの Modern でよろしく。

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vol.3 "Project Melira"

*Project X

2006年の世界選手権のスタンダード構築で取り上げられ、翌年のGP京都では準優勝に入ったのが
Project X と呼ばれる生物中心のコンボデッキでした。

コンボの中心は《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》と
《墓所の勇者/Crypt Champion》で、この2枚だけで戦場と墓地を行ったり来たりできます。
これと戦場に出た時/戦場を離れた時/戦場から墓地に置かれた時/に誘発する誘発型能力を
組み合わせて、無限にライフを回復したり、トークンを出したりして勝利するデッキでした。

*Project Melira

《サッフィー・エリクスドッター》+《墓所の勇者》以外にも、
戦場と墓地とを行ったり来たりさせるエンジンは他にもありました。

さて、Modernで注目されたのは新たなるファイレクシアで登場した
《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》を中心に据えたものです。
《シルヴォクののけ者、メリーラ》の能力によって、自分のクリーチャーには-1/-1カウンターが
配置されないので、シャドームーア・イーブンタイドのキーワード能力「頑強」と非常に相性が良く、

《シルヴォクののけ者、メリーラ》+(頑強生物)+(生物を生け贄にする何か)

だけで頑強生物がぐるぐる戦場と墓地を行き来する、ということができます。
頑強生物自体が戦場に出た時~といった誘発型能力を持つことが多く、種類も豊富なので
緑を中心に据えた生物コンボデッキが開発されるようになりました。

 
*構成(キーカード)

 ・《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》

頑強生物を使いまわすためのキーカード。何気に熊並のパワーとタフネスを誇る。

 ・《柏槙教団のレインジャー/Juniper Order Ranger》

頑強生物を使いまわすだけなら、同じことができる。メリーラと比べて、マナコストが重たい、
色が多色である、誘発型能力の関係上、隙ができてしまいコンボが途切れる可能性がある、
といった不利な点が多くあげられる。

*構成(頑強生物)

戦場と墓地を行ったり来たりする現場作業員。

 ・《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
  ご存知赤系ビートの天敵。スペックは一線級。無限にライフを得ることができる。

 ・《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
  無限ダメージを叩き出すフィニッシャー。参照するのはパワーの値であることに注意。

 ・《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
  メリーラがそばにいるだけで非生物の呪文がほとんど通らなくなってしまう。

 ・《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》
  マナコストが2である頑強生物。単体では何もしないが、他の要素と組み合わせて。

《出産の殻/Birthing Pod》を採用した形では、コスト別の頑強生物も採用されます。

 4マナ:《放牧のケルピー/Grazing Kelpie》 墓地からライブラリーへ戻す。
 5マナ:《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》 相手の墓地のクリーチャー・カードを戦場へ。
 5マナ:《川のケルピー/River Kelpie》 カードアドバンテージの固まり。


*構成(生け贄用)

生物を生け贄に捧げることがコストである起動型能力が選ばれます。
できればマナを支払わず、繰り返し起動できるものが良いです。

 ・1マナ
  《臓物の予見者/Viscera Seer》 一番軽くてついでにソートできる代物。
  《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》 スタックの積み方だけに注意。最後にこいつで殴ろう。

 ・2マナ
  《凶運の彫像/Jinxed Idol》 スタックの積み方に注意。単体では特に何もしないが、相手によっては刺さる。
  《落とし子の穴/Spawning Pit》 蓄積カウンターがどんどん溜まる。2/2落とし子で殴れるかも。
  《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》 生け贄によって無限パンプできる生物。これだけ2マナ。

 ・3マナ
  《ナントゥーコの鞘虫》《ファイレクシアの食屍鬼》《吸血鬼の貴族》《貪る大群》
    生け贄によって無限パンプする人たち。最後1つだけ飛んでいる。

  《傷跡の地のトリナクス/Scarland Thrinax》 
    同じく無限パンプだが、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で引っ張れる。

  《爆破基地/Blasting Station》 無限ダメージを叩き出す裏のフィニッシャー。

 ・4マナ
  《よりよい品物/Greater Good》 手札の調整用。生物の大きさと相談。
  《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
   生け贄パーツでもあり、変成で《残忍なレッドキャップ》や《出産の殻》を探したり。


*ユーティリティとサイドボード

生物に依存したデッキなので、生物を探してくるカードは採用する価値ありです。

  ・《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
  ・《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
  ・《出産の殻/Birthing Pod》
  ・《召喚の調べ/Chord of Calling》
  ・《召喚の罠/Summoning Trap》
  ・《きらめく願い/Glittering Wish》 (多色の頑強生物を引っ張る)

また、《霊気の薬瓶/AEther Vial》は有効に機能します。マナコスト域を考えましょう。



*サンプルデッキ


Magic Online Modern Daily #2739320 on 08/24/2011 by Gainsay (4-0-0)

Main
4《森/Forest》
1《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
1《神無き祭殿/Godless Shrine》
1《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
2《沼/Swamp》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》

1《酸のスライム/Acidic Slime》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
1《影武者/Body Double》
1《闇の腹心/Dark Confidant》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
3《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
1《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1《貴族の教主/Noble Hierarch》
1《変幻の大男/Protean Hulk》
1《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
1《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
3《臓物の予見者/Viscera Seer》
4《根の壁/Wall of Roots》
1《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》

4《出産の殻/Birthing Pod》
3《召喚の調べ/Chord of Calling》

Sideboard
1《四肢切断/Dismember》
2《強迫/Duress》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
1《記憶殺し/Memoricide》
1《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1《皮裂き/Skinrender》
1《呪文滑り/Spellskite》
3《思考囲い/Thoughtseize》
2《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》



*ルーリング

行動の省略

 *あなたはある繰り返し行動を相手に示し、それを何回繰り返すかを宣言したとする。
  相手が何もしないことを選んだのならばその宣言した回数分繰り返したことにしてもよい。
  他のプレイヤーは好きなところで適正に割り込むことができる。
 *マジックに無限はない。可能な限りの大きな数(または回数)を言うことはできるが、
  「無限のライフ」「無限点のダメージ」ということはできない。

《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》

 *配置できないのは-1/-1カウンターのみである。他のカウンターは乗る。
 *対戦相手のクリーチャーは感染を失う。これは第6種である。

頑強能力

 *この能力は戦場から墓地に置かれたときに、「直前の状況で-1/-1カウンターが置かれて
 いなかった場合」に誘発する。if節のルールに従う。
 解決時に墓地から戦場に戻るが、置換効果が働く。
  

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#アップロード忘れていたので土曜日だけど日付は金曜にするの巻。

それでは、今週の問題。

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問1
かたならし○×。

「あるカードが追放領域にあり、時間カウンターが置かれていた場合、
 それが待機能力を持たなくとも『待機状態である』とみなされる。」

○か×か?

 
問2
Modernの影響か、高騰しているカードをサークルのカードボックスから漁るAとBが、
合計3枚の《ヴェズーヴァ/Vesuva》を見つけて微妙な感じになった。
それはさておき、二人はいつものゲームをしている。

Aのターン、Aは《石角の高官/Stonehorn Dignitary》を唱え、それを戦場に出した。
その後、Aは《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》の1番目の能力を使い、
《石角の高官/Stonehorn Dignitary》を戦場から追放し、終了ステップにそれを戦場に戻した。

さて、Bの戦闘ステップは都合何回飛ばされるか?

 
問3

あなたは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》をコントロールしている。

あなたは《墨蛾の生息地》の起動型能力を起動し、それをクリーチャーにした。
その後、あなたは《幻影の像/Phantasmal Image》を唱え、戦場に出る際に
クリーチャーである《墨蛾の生息地》のコピーとなることを選んだ。

さて、この《幻影の像》は・・・御存知の通り、土地である《墨蛾の生息地》になる。

では、このコピー《墨蛾の生息地》の能力を起動してクリーチャーにした場合、
その最終的なカード・タイプを答えよ。もちろんサブタイプも含む。


#Modernのデッキタイプ別記事その4です。
#今までの記事はタグの Modern でよろしく。

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vol.4 "Esper Teaching"

*インスタントであること

《神秘の指導/Mystical Teachings》はインスタントもしくは瞬速を持つカードを探してくる
Tutor系のカードです。多少重いのは気になるところですが、直接手札に入るので
ピンポイントに役に立つカードを探してくるのにも役立ちますし、ご丁寧にフラッシュバックも
付いているので、使いまわすことも可能です。

これから《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》を探してきて
打ち消し呪文を構えつつ盤面をコントロールしていたのがTeachingという青黒デッキでした。

後にローウィン/アラーラブロックにおいて、エスパー(白青黒)コントロールという
重めかつ低速コントロールが生まれましたが、その中心は《エスパーの魔除け/Esper Charm》
というインスタント呪文でした。

そんな2つのデッキが組み合わさったのがEsper Teachingです。

*構成

インスタントと少量のフィニッシャーで構成されています。
分類的にはコントロールに入るので、良質の打ち消し呪文と除去で固められます。
アドバンテージを簡単に取れるカードは軒並み禁止されているので、地味に稼ぐしかありません。

*構成(除去)

クリーチャー対策はLegacyよりも重視することになります。

 ・《流刑への道/Path to Exile》
 ・《四肢切断/Dismember》
 ・《喉首狙い/Go for the Throat》
 ・《破滅の刃/Doom Blade》

この4枚はよく使用される除去です。それぞれに一長一短あり、どれを選択するかも重要です。

 ・《燻し/Smother》
  軽コストを相手にするならば一番癖のない除去になります。

 ・《殺戮の契約/Slaughter Pact》
  急な《月の大魔術師/Magus of the Moon》があっても、これさえあれば安心。
  ただしご利用は計画的に。

 ・《忘却の輪/Oblivion Ring》
  インスタントでないけど万能除去。ただし脆い。サイド要員?

 ・《神の怒り/Wrath of God》/《滅び/Damnation》
  ピン除去との枚数を考えること。色の偏りも考えて選択すること。

 ・《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
  3色なので3つまでの蓄積カウンターは見込める。ただしやっぱり脆い。

*構成(打ち消し)

残念ながら《対抗呪文/Counterspell》は使えませんが、Xマナ支払う系の呪文は豊富です。
《卑下/Condescend》、《マナ漏出/Mana Leak》、《ルーンのほつれ/Rune Snag》、
《呪文貫き/Spell Pierce》などが使用されるでしょう。

もちろん、《呪文嵌め/Spell Snare》、《謎めいた命令/Cryptic Command》、《瞬間凍結》
《差し戻し/Remand》といったものも使用できます。

*構成(生物)

フィニッシャーとして使用の耐えられる生物になります。

 ・《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
   《神秘の指導/Mystical Teachings》で引っ張ってこれるエース。

 ・《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
   《四肢切断/Dismember》されるけどスペックは文句なし。

 ・《墓所のタイタン/Grave Titan》
 ・《ワームとぐろエンジン》
   6/6であることはよいことです。

 ・《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
   生き残れば相手よりも多くのカードが引けます。

 ・《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
   生物としては使い勝手が少々異なるカード。それでも有用。

*構成(その他)

 ・《神秘の指導/Mystical Teachings》
 ・《エスパーの魔除け/Esper Charm》
  アドバンテージを取れるカード。《エスパーの魔除け/Esper Charm》はどのモードでも強い。

 ・《撤廃/Repeal》/《乱動への突入/Into the Roil》
  どちらもパーマネントを戻してカードを引けるかもしれないカード。
  《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を警戒するなら《乱動への突入/Into the Roil》。


*サンプルデッキ



Main
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《湿地の干潟/Marsh Flats》
2《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
2《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
1《秘教の門/Mystic Gate》
1《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
1《湿った墓/Watery Grave》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《氷河の城砦/Glacial Fortress》
1《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
1《戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef》
1《石灰の池/Calciform Pools》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1《涙の川/River of Tears》
4《島/Island》
2《沼/Swamp》
1《平地/Plains》

3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
1《ワームとぐろエンジン》

3《流刑への道/Path to Exile》
1《外科的摘出/Surgical Extraction》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
3《マナ漏出/Mana Leak》
2《喉首狙い/Go for the Throat》
2《破滅の刃/Doom Blade》
1《乱動への突入/Into the Roil》
2《差し戻し/Remand》
4《エスパーの魔除け/Esper Charm》
1《原野の脈動/Pulse of the Fields》
3《神秘の指導/Mystical Teachings》
2《謎めいた命令/Cryptic Command》
1《撤廃/Repeal》
1《弱者の消耗/Consume the Meek》

Sideboard
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
2《袖の下/Bribery》
1《否認/Negate》
1《滅び/Damnation》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
1《撤廃/Repeal》
1《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《卑下/Condescend》
2《遅延/Delay》




*ルーリング

・《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》

 *ソーサリーを唱えられるときとは、
   ・あなたのターンのメイン・フェイズ
   ・あなたに優先権がある
   ・スタックが空である
  ことを指す。呪文や能力の解決中にはあなたに優先権がないので、
  呪文や能力の効果がそれの解決中に呪文を唱えるように許可しても、
  《ザルファーの魔道士、テフェリー》はそれを禁止する。

・《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

 *戦場に出たときに誘発する能力は、対象を取る。
 *あなたが「見る」ので、あなた自身を対象にした場合、手札を全て公開する必要はない。

・《エスパーの魔除け/Esper Charm》、《謎めいた命令/Cryptic Command》

 *これらの呪文はモードを取る。どのモードを選んたかにもよるが、
  全ての対象が不適正になっていた場合、その呪文は打ち消される。





8月28日に行いました、GPT広島@浜松は、
14名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
輪番操業の為に参加者が少ないのが残念でしたが、次回の国内GPトライアルに期待です。

スイス4回戦+シングルTop4決勝の結果、Terada Syuuhei さんが
GP広島のBye3を手に入れました。おめでとうございます。

それでは、優勝した方のデッキリストです。

-------
** WINNER **

Terada Syuuhei

Main
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
4《島/Island》
3《沼/Swamp》
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》

1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
2《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》

4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
3《定業/Preordain》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
3《マナ漏出/Mana Leak》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《転倒の磁石/Tumble Magnet》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
1《弱者の消耗/Consume the Meek》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》

2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
4《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》

Sideboard
1《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
1《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
2《呪文滑り/Spellskite》
4《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《見栄え損ない/Disfigure》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
1《強迫/Duress》
1《喉首狙い/Go for the Throat》
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》

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