遅れてました、先々週の回答になります。


問1
かたならし◯×。

「ミラディンの傷跡ゲームデーで配布された《平和の徘徊者》、《貫く徘徊者》のプロモ・カードは
 2010年11月19日現在、認定大会にのあらゆる構築戦フォーマットにおいて使用できない。」

◯か×か?


×

配られたプロモ・カードはヴィンテージ構築戦、レガシー構築戦で使用可能である。
MTR6.5と6.6 を参照のこと。


問2
Aは《金のマイア/Gold Myr》と、
《闊歩するものの装具/Strider Harness》のついた《錆びた秘宝/Rusted Relic》
をコントロールしている。

Bは《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel》をコントロールしている。


Bのターン、Bは《金屑化/Turn to Slag》を《錆びた秘宝》を対象に唱えた。

さて、《金屑化》が解決されたあと、Bは《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》によって、
何枚のカードを引けるか?

 

1枚。

《金屑化/Turn to Slag》によって《闊歩するものの装具/Strider Harness》が破壊されて
から、クリーチャーにダメージを与えようとするが、その時点で
《錆びた秘宝/Rusted Relic》はクリーチャーではないので、破壊されない。


《金屑化/Turn to Slag》はまず《錆びた秘宝/Rusted Relic》に対して5ダメージを与える。
その後、《闊歩するものの装具》が破壊される。これにより《錆びた秘宝》はクリーチャーではなくなる。
《金屑化》の解決後、状況起因処理のチェック時には《錆びた秘宝》はクリーチャーではないので、
5ダメージを負っているが、破壊されることはない。

結果として破壊されるのは《闊歩するものの装具》のみなので、
《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel》はただ1回だけ誘発する。

#解説が間違っていました。ご指摘に感謝します。


 
問3

PとQが対戦をしている。

Pは《火の召使い/Fire Servant》と《敵愾/Hostility》をコントロールしている。

Pのターン、PはQを対象に《火の玉/Fireball》をX=8で唱えた。
Qはそれの解決前に、《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing》を唱え、
次にQへ与えられるダメージを3点軽減しようとした。

さて、Pは結果として3/1のエレメンタル・シャーマン・トークンを何個戦場に出すことになるだろうか?


いくつかの置換効果が同時に適用される例である。

最終的に《敵愾/Hostility》の効果を適用すると、他の二つの置換効果は
それ以上イベントを置換できなくなる。
なので、他の2つの置換効果をどのように適用するかで最終的に出てくるトークンの数が変わる。

1)《火の召使い/Fire Servant》を一番先に適用した場合: 8点→16点になる。

 1-1)《敵愾/Hostility》を適用する。16個のトークンが出てくる。
 1-2)《盾の仲間の祝福》を適用する。16点→13点になり、
    その後に《敵愾/Hostility》を適用するので、13個のトークンが出てくる。

2)《盾の仲間の祝福/Shieldmate’s Blessing》を一番先に適用した場合: 8点→5点になる。

 2-1)《敵愾/Hostility》を適用する。5個のトークンが出てくる。
 2-2)《火の召使い》を適用する。5点→10点になり、
    その後に《敵愾/Hostility》を適用するので、10個のトークンが出てくる。

3)《敵愾/Hostility》を一番先に適用した場合: 8個のトークンが出てくる。

結果として、5, 8, 10, 13, 16 のうちいずれかの個数が出てくる。

そして、どのように適用するかを決めるのはQである。
(おそらくは5個になるようにするでしょう)

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そんなところで。

#EDHは今後コマンダーという名前になるそうです。
#通りの良い名前で気に入っていたのですけどねえ。>EDH

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×

「『望む数のクリーチャーを対象とする。Aはそれらに2点のダメージを好きなように割り振って与える。』
 というテキストを持つ呪文Aがある。Aの取れる対象のクリーチャー数は最大で2つである。」

◯か×か?




呪文によって、1つ以上の対象へ効果を分配したり割り振って置いたりするとき、
プレイヤーはどう分配するかを宣言しなくてはならばいが、その各個の対象に、
最低限1つは分配しなければならない。(CR601.2d)

問題の場合、2点を割り振って与えるのだがら、とりうる対象はたかだか2個である。

#なお、コメントの指摘にあったとおり、2つまでの割り振る場合は、「任意の数」ではなく
#「1つまたは2つ~」というテンプレートでオラクル・テキストは書かれている。


 
問2
プレイヤーAは《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》をコントロールしている。
プレイヤーBは《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》をコントロールしている。

《火山の流弾/Volcanic Fallout》のせいで、早々に戦線が崩壊したAだったが、
なんとか《起源の波/Genesis Wave》をX=5で打つことができた。

A「めくっていい?」
B「どうぞ。」

めくれたのは順番に、
 《森/Forest》
 《クローン/Clone》
 《木化/Lignify》
 《極楽鳥/Birds of Paradise》
 《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
であった。

2-1)めくれた《木化/Lignify》をつけることができるのは以下のどれか?(複数回答可)

  a) 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
  b) 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
  c) (何かのコピーとなった)《クローン/Clone》
  d) 《極楽鳥/Birds of Paradise》
  e) 《強情なベイロス/Obstinate Baloth》

2-2)《クローン/Clone》は以下のどのクリーチャーのコピーになれるか?(複数回答可)

  a) 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
  b) 《方解石のカミツキガメ/Calcite Snapper》
  c) 《極楽鳥/Birds of Paradise》
  d) 《強情なベイロス/Obstinate Baloth》


2-1)a, b
2-2)a, b

《起源の波/Genesis Wave》によってめくれて戦場に出すことを選んだカードは、同時に戦場に出る。

従って、オーラはその適切なエンチャント先をあらかじめ選ぶ必要がある。
このため、《木化/Lignify》は同時に出るクリーチャーには付けられない。
また、呪文として唱えられたのではないため、対象は取っていない。

また、《クローン/Clone》はそれと同時に出るクリーチャーとして戦場に出ることはできない。

類題として、《実物提示教育/Show and Tell》でAとBが以下のものを出すとどうなるか?
答えは各自で考えること。なお、他のパーマネントは考慮に入れなくて良い。

 A 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
 B 《精神の制御/Mind Control》

 A 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
 B 《クローン/Clone》

 
問3

PとQがレガシーの構築戦でゲームをしている。

PにはQの《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》がつけられている。

3-1)
Pのクリンナップ・ステップにPの手札が8枚だったので、Pは《大祖始/Progenitus》を捨てた。
Pのライブラリーは切り直されるか?

3-2)
Pのクリンナップ・ステップにPの手札が8枚だったので、
Pは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を捨てた。Pのライブラリーは切り直されるか?

3-3)
Pは《適者生存/Survival of the Fittest》を起動し、《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》を捨てた。
さて、
Pはこの《日を浴びるルートワラ》をマッドネス・コストを支払って唱えることができるだろうか?

3-4)
Pは《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》の1番上の能力を起動した。
解決時に、Pは手札の赤いカードを捨てようと考えているが、ダメージは対象へ与えられるだろうか?


《太陽と月の輪》によって、Pの墓地に置かれるカードは、
代わりに「それを公開し、ライブラリーの一番底に置く」に置換される。

このため、Pの墓地にカードが置かれることはない。

3-1)切り直されることも、切り直さないことも両方Pが選べる。

《大祖始/Progenitus》を捨てることにより、それは本来ならば墓地に置かれるが、

 ・《大祖始》自身の置換効果(これを公開しライブラリーに加えて切り直す)
 ・《太陽と月の輪》の置換効果

 が同時に適用される。影響のあるオブジェクトのオーナーはPなので、Pがいずれの
 置換効果を最初に適用するかを決めてから、それを実行する。


3-2)切り直されない。

先程の《大祖始/Progenitus》とは異なり、《引き裂かれし永劫、エムラクール》によって
ライブラリーにそれを加えて切り直すのは、墓地に置かれたことによる誘発型能力である。

《太陽と月の輪》によって、これが墓地に置かれることはないので、この能力は誘発しない。

3-3)できる。

《日を浴びるルートワラ》を捨てようとする場合に、それを捨て、墓地に置く代わりに
追放することを選べば良い。

3-4)与えられる。

《燃え立つチャンドラ》の能力の解決中に、Pは赤いカードを捨てるが、それは墓地に置かれる
のではなく、「公開されて」ライブラリーの一番底に置かれる。

従って、能力は捨てられたカードが赤いかどうかを見ることができるので、公開されたカードが
赤であれば、ダメージを与えることができる。

これと異なる例として、カードが捨てられたが、効果によってオーナーの墓地でなく
「非公開領域に公開されることなく」置かれる場合、そのカードの特性はすべて未定義として扱われる。

このような例としては《レンの書庫/Library of Leng》が挙げられる。


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そんなところで。

今週末のおいら周り大会の告知&Momir Basic のジェネレータについて。

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12月 3日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 今週もやります。
 12月のFNMプロモは《野生のナカティル/Wild Nacatl》 ですよー。


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12月 4日(土)

 S-Cup17th

 場所:熱田生涯学習センター
 受付時間:
   S-Cup 17th 09:30~10:30, 1000円
   S-Cup Extended 14:30~15:00, 700円

 形式:
   S-Cup:スタンダード構築戦
   S-Cup Extended:エクステンデッド構築戦

 詳細: http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-129.html

 Samoaさん主催によるS-Cupと、併催エクステンデッド構築戦です。
 ブースタードラフトも行われるそうなので、ふるってご参加下さい。


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12月 5日(日)

 Mcupラウンド9

 場所:愛知県刈谷市(南部生涯学習センター)
 受付:09:30 - 10:30
 参加費:1000円
 スタンダード構築戦

 サイドイベントとしてエクステンデッド構築戦、ヴィンテージ構築戦が行われます。
 
 詳細: http://yoruwasi.diarynote.jp/201012011758262958/


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 日程がMcupと重なってしまいましたが、C.B.L. 44th もやりますよー。

 C.B.L. 44th

 場所:BIGMAGIC 名古屋矢場町店
 受付時間:14:30~15:00
 参加費:500円

 形式:レガシー構築戦
 試合:スイス式4~5ラウンドのみ

 特記事項:
  * 当日はデッキリストを提出して頂きます。
  * 事前に準備してきたデッキリストを提出して頂いてもかまいません。
   デッキリストはA4の紙でお願いいたします。
  * こっちのデッキリストを使うとおいらが喜びます。
    → http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/05/post-3.html
  * 予約等は受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

 終了後、有志によるコマンダー(EDH)交流会をやろうと思います。
 毎回時間があまりありませんが、遊びたい方は是非どうぞ。


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これだけではなんなので。

AnotherSide のほうで、Momir Basicをアナログっぽくできるジェネレータを公開しました。

Momir Basic Generator : http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/momirbasic/mb.php
記事: http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/12/momir-basic-generator.html

色々試してみてください。もちろん遊んでみた感想でもいいのよ。

Momir Basic については日本公式の高橋氏のマグロ……いや解説があるのでそっちを参照。

http://mtg-jp.com/reading/decks/010099/


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そんなところで。



#Worldsが近づいてきて年の瀬を実感する今日この頃。

それでは、今週の問題。
なお、出題に特定の意図はありません。
 
問1
かたならしであってほしい◯×。

「一般RELのイベントにおいて、2枚目のクリーチャー呪文を唱えたのに、
 《復讐蔦/Vengevine》が墓地にあるのを忘れてそのままゲームを続行し、
 3枚目のクリーチャー・カードを唱えて戦場に出したところで異変に気づいた。

 この場合、《復讐蔦》の誘発型能力は即座に解決されるべきである。」


◯か×か?

 
問2
日頃からシャッフルに気をつけるあまり、手が震えてしまうプレイヤーAと、
シャッフルに関して無頓着なのでたびたびスタッフから注意されるプレイヤーBが
いつものゲームをしている。

プレイヤーAのターンに、Aは《反逆の行動/Act of Treason》で
プレイヤーBの《霜のタイタン/Frost Titan》のコントロールを奪った。

A「んじゃ、この《霜のタイタン》で攻撃。」
B「どれタップする?」
A「この攻撃している《霜のタイタン》自身。」
B「?」
A「いや、これのコントロールを返しても、次のBのターンには起きないでしょ?」

そういって、Aの戦闘フェイズが終わったあと、Aはターンの終了を宣言し、
Bへ《霜のタイタン》を返した。

さて、この《霜のタイタン》は、Bのアンタップ・ステップにアンタップするだろうか?

 
問3

Pは《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》をコントロールしている。

3-1)
Pのライブラリーの一番上は《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》だった。

P「この《生けるものの洞窟》を変異コストを支払ってプレイします。」

Pのこの行動は可能か?


3-2)
Pのライブラリーの一番上は《湿った墓/Watery Grave》だった。

P「《湿った墓》をプレイします。……2ライフ払うかどうかは次のカードを見てから決めます。」

Pのこの行動は可能か?


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いつものように、回答は来週にでも。

C.B.L. 44th results

2010年12月7日 Result
12月 5日に行いました、C.B.L. 44thは、31名で行ないました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、Kasuga Nobuhiro さんがオポ差で優勝しました。
おめでとうございます。

全体的な感想としては、単純なビートダウンよりもドレッジやANT等の
コンボ寄りのデッキが多かったように思います。

次回 45th の日程は来年1月に行います。
詳しい日程が決まり次第告知しますのでよろしくお願いいたします。

それではトップ5のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Kasuga Nobuhiro

Main
8《島/Island》
1《山/Mountain》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《不毛の大地/Wasteland》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《Volcanic Island》
1《Tundra》

3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
1《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》

2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《Force of Will》

4《渦まく知識/Brainstorm》
2《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
2《火+氷/Fire+Ice》
2《嘘か真か/Fact or Fiction》
1《威圧/Dominate》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
2《水没/Submerge》
2《炎渦竜巻/Firespout》
2《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《呪文嵌め/Spell Snare》

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* 2nd place *

Hada Nobuto

Main
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《Tundra》
3《Tropical Island》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《地平線の梢/Horizon Canopy》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の森/Snow-Covered Forest》

4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3《土を食うもの/Terravore》

4《渦まく知識/Brainstorm》
4《もみ消し/Stifle》
3《呪文嵌め/Spell Snare》
2《思案/Ponder》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

Sideboard
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》

----------------

* 3rd place *

Kwak Yul-tak

Main
2《Taiga》
2《Badlands》
1《Bayou》
1《Savannah》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
4《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
1《山/Mountain》

4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《田舎の破壊者/Countryside Crusher》
2《土を食うもの/Terravore》
1《平和の番人/Peacekeeper》
1《崇敬の壁/Wall of Reverence》

4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4《壌土からの生命/Life from the Loam》
3《突撃の地鳴り/Seismic Assault》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

Sideboard
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
4《根絶/Extirpate》

----------------

* 4th place *

Fujiwara Masanori

Main
4《真鍮の都/City of Brass》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》

4《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》
4《ナルコメーバ/Narcomoeba》
2《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4《イチョリッド/Ichorid》
4《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
1《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》
1《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
1《絶望の天使/Angel of Despair》

3《入念な研究/Careful Study》
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《黄泉からの橋/Bridge from Below》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《戦慄の復活/Dread Return》
4《打開/Breakthrough》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》

Sideboard
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
1《暗黒破/Darkblast》
3《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3《自然の要求/Nature’s Claim》
3《真髄の針/Pithing Needle》

----------------

* 5th place *

Tonouchi Keita

Main
4《真鍮の都/City of Brass》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》

4《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》
4《ナルコメーバ/Narcomoeba》
2《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4《イチョリッド/Ichorid》
4《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
1《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》
1《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》

4《入念な研究/Careful Study》
4《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《黄泉からの橋/Bridge from Below》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
2《戦慄の復活/Dread Return》
4《打開/Breakthrough》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》

Sideboard
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3《自然の要求/Nature’s Claim》
3《真髄の針/Pithing Needle》

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#いよいよ今週はWorldsです。
#おいらも会場にいてうろうろしていますので、見かけても石を投げないでください。
#今週木曜の大会告知、金曜のFMQ出題は更新しません。また来週。

あ、LOOP岡崎のFNM(12月10日)はありますので、よろしくお願いいたします。

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それでは、先週の回答。

 
問1
かたならしであってほしい◯×。

「一般RELのイベントにおいて、2枚目のクリーチャー呪文を唱えたのに、
 《復讐蔦/Vengevine》が墓地にあるのを忘れてそのままゲームを続行し、
 3枚目のクリーチャー・カードを唱えて戦場に出したところで異変に気づいた。

 この場合、《復讐蔦》の誘発型能力は即座に解決されるべきである。」

◯か×か?


×

一般RELなので、FCE(一般イベント用問題解決法)を使用する。

問題のケースは、「プレイヤーが、ゲームで定められている行為をしていなかったことに気がついた」
ことにあたり、《復讐蔦/Vengevine》の誘発型能力は「~してもよい」という選択的なものである。

この場合、その選択をしなかったものとして扱い、状況をそのままにして続行します。
従って、問題の答は×となる。

なお、一般RELではFCEを用い、IPGはよっぽどのことがない限り用いるべきではない。参考程度にするのがよいだろう。


 
問2
プレイヤーAのターンに、Aは《反逆の行動/Act of Treason》で
プレイヤーBの《霜のタイタン/Frost Titan》のコントロールを奪った。

A「んじゃ、この《霜のタイタン》で攻撃。」
B「どれタップする?」
A「この攻撃している《霜のタイタン》自身。」
B「?」
A「いや、これのコントロールを返しても、次のBのターンには起きないでしょ?」

そういって、Aの戦闘フェイズが終わったあと、Aはターンの終了を宣言し、
Bへ《霜のタイタン》を返した。

さて、この《霜のタイタン》は、Bのアンタップ・ステップにアンタップするだろうか?

 
アンタップしない。

《霜のタイタン/Frost Titan》の2番目の誘発型能力は以下のとおり。

 「霜のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
 それは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。」

つまり、これの対象となったパーマネントは、その後にコントローラーが変わったとしても、
それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。

つまり、問題の場合、Aのターンのクリンナップ・ステップにBへ《霜のタイタン》のコントロールが
戻るが、Bのアンタップ・ステップにはそれはアンタップしない。


 
問3
Pは《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》をコントロールしている。

3-1)
Pのライブラリーの一番上は《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》だった。

P「この《生けるものの洞窟》を変異コストを支払ってプレイします。」

Pのこの行動は可能か?


3-2)
Pのライブラリーの一番上は《湿った墓/Watery Grave》だった。

P「《湿った墓》をプレイします。……2ライフ払うかどうかは次のカードを見てから決めます。」

Pのこの行動は可能か?


3-1)不可能

変異能力を使用し、カードを裏向きにして唱える場合、それがスタック領域に移動する前に
文章やカード名や等を持たない2/2 のクリーチャー・カードになる。

さて、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》の3番目の能力は、
ライブラリーの一番上が土地であれば、それをプレイすることができる効果である。

一番上が《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》であり、それを変異能力を使って唱えようとしても、
スタック領域に移動する前に、まず裏返さなくてはいけない。そして、裏返したカードは
クリーチャー・カードであり、土地ではない。

これは、《ムル・ダヤの巫女》の条件を満たしていないので、
《生けるものの洞窟》を変異能力を使用して唱えることはできない。

 
3-2)不可能

《湿った墓/Watery Grave》が戦場に出る際にライフを支払うかどうかの選択が行われるので、
その選択を行わない限り、《湿った墓》は戦場に出ず、元ある領域にとどまり続ける。

ということは、《湿った墓》は依然としてライブラリーの一番上にあるので、
次のカードを見ることはできない。


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そんなところで。

Worlds会場に行かれる皆様へ、カード運が共にあらんことを。


先日更新されたMTG-jpのコガモさんの記事 http://mtg-jp.com/reading/tsumura/010383/
に関して、本人のDiaryNoteで記事に対する反応を募集しています。

 募集先)
 http://65551.diarynote.jp/201012160357202521/

 諸注意)
 http://65551.diarynote.jp/201012142352259161/

書いた記事に対する反応があるだけでも、ずいぶんと書く意欲が違うので
感じたことがあれば是非お書きください。


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で、便乗ではありますが、おいらの記事についても感想とかあれば
このDN記事のコメント欄へお返し下さい。

今週の記事: http://mtg-jp.com/reading/wpn/010381/

なお、「答そのもの」のコメントは控えるようにお願いいたします。
クイズやパズルは自分で解いて始めて面白さがわかるものですので、
まだ問題そのものを見ていない人や、未回答の人の楽しみを奪わないようにしてください。


また、感想以外に、FMQ-jpの問4(Magic: the Puzzling) のネタも募集します。

募集するのは

 ・『このターンに勝利せよ』
   情報は全てオープンになっていて、勝ちに到る手段を問います。要は詰将棋。
   想定解以外の解答(別解答)の恐れがあまりありませんが、問題が簡単な場合が多いです。

 ・『このターンに勝利するために必要なカードは何か?』
   上と同様ですが、必要なキーカードが伏せられています。それを推測しなくてはいけません。
   問題としては難しくなりますが、選択肢が多くなるので、別解に注意。

 ・『純粋なパズル』
   MTGのカードを利用したパズルです。マジックのルールを使用したものにしてください。
   今週の出題(#30)は、これにあたります。オリジナリティあふれるものがあれば是非。

 ・『その他の断片』
   上記のネタを問題として完成させなくてもかまいません。問題のキーとなるネタが見つかれば、
   それを教えていただくことで、こちらのほうで問題として作成します。

   例えば、「ドラフト中にこんな珍しい手段で勝ったよ。」とか、
   「勝ったと思ったのに、相手からこのカード出てきて逆転負けしたよ。」
   というネタは、問題として使えるネタかもしれません。


こちらはコメント欄ではなく、メールでご連絡ください。
宛先は testing_dag(あっとまーく)mail.goo.(ね).(じぇーぴー) となります。
ひらがなの部分は適宜直してください。

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みなさま、よろしくお願いいたします。



#Worldsに参加された皆さん、お疲れさまでした。
#勝ち負けももちろんですが、楽しめましたでしょうか?
#「楽しかった」といえるようであれば個人的に嬉しく思います。

#あと、MTG-jpで連載しているおいらの記事への感想を、試験的に募集いたします。
#一つ前の記事( http://74598.diarynote.jp/201012161048262319/ )を見てください。

おいら? もちろん楽しかったですよ!

それでは、今週末のおいら周り大会の告知を。

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12月 17日(金)

 LOOP岡崎FNM

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:00~18:30
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 2010年最後のLOOP岡崎FNMとなります。
 来年は1月7日、19:00開始ですよー。


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12月 18日(土)

 S-Cup18th

 場所:熱田生涯学習センター
 受付時間:
   S-Cup 17th 09:30~10:30, 1000円
   S-Cup Legacy 14:30~15:00, 700円

 形式:
   S-Cup:スタンダード構築戦
   S-Cup Legacy:レガシー構築戦

 詳細: http://samoamagic.blog91.fc2.com/blog-entry-131.html

 Samoaさん主催によるS-Cupと、併催レガシー構築戦です。
 ブースタードラフトも行われるそうなので、ふるってご参加下さい。


以上、よろしくお願いいたします。
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これだけではなんなので。
EDH改めCommander(統率者戦)ですが、禁止カードとルールの変更がありました。

1)《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》が使用禁止。

《引き裂かれし永劫、エムラクール》は統率者としても選べませんし、デッキの中にいれることもできません。

2)統率者の『固有色』の扱いが変更。

統率者戦では、伝説のクリーチャーである統率者を1枚決め、それの右上にあるマナ・コストで
示されている色のカードのみをデッキに入れることができます。

このように、使用できる色を統率者の『固有色(color identity)』と呼ぶようになりましたが、
この固有色の扱いについても変更がありました。

・カードの固有色とは、カード上のすべてのマナ・シンボルの色に、
 そのカードの文章欄にある特製定義能力により規定される色を加えたものである。


つまり、今まで右上のマナ・コストだけを見ていたものが、カード全体のマナ・シンボルを見るようになりました。

これにより、以下のカードを統率者として選んだ場合、固有色--使える色--は以下のようになります。

 ・《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》=赤
 ・《メムナーク/Memnarch》=青
 ・《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》=緑、黒
 ・《Daughter of Autumn》=緑、白
 ・《放浪者ライズ/Rhys the Exiled》=緑、黒

固有色には以下のようなルールがあります。ほとんどは以前のルールを踏襲します。


 ・デッキに入れるカードは、統率者と共通でない固有色を持っていてはいけません。

  例えば、《鉄のゴーレム、ボッシュ》にはテキストに{R}があるので、
  固有色に赤が入っていない統率者のデッキ(《数多のラフィーク》等)には入れることができません。

 ・統率者の固有色以外の色のマナを生み出す場合、代わりにそれは無色マナを生み出します。

 ・注釈文にあるマナ・シンボルは、固有色に含まれません。

  例:《三なる宝球/Trinisphere》の注釈文には{B}がありますが、これは固有色に含まれません。
    従って、固有色に黒が入っていない統率者のデッキにも入れることができます。


Worlds会場でも統率者戦は盛況でした。
皆さんも一つ作成してみてはいかがでしょうか?

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なお、『固有色』の訳語、ならびに訳文についてはみらこーさんのところからお借りしました。多謝。

http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html


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そんなところで。

Friday Magic Quiz. [10-38]

2010年12月17日 FMQ

#年末が近づいてまいりました。今年一年、どのような年であったでしょうか?
#振り返るもよし、振り返るのが辛ければ前を向くもよし。
#ただ、それらが経験となってこそ前に進めるものだ、と個人的には思います。

今年のFMQは今回の出題でおしまいです。予定している記事は以下のとおり。

 20日(月)12月20日付禁止・制限カード発表
 21日(火)FMQ[10-38A]
 22日(水)23日、25日の大会告知
 24日(金)ホビステ杯(23日)の大会結果
 27日(月)ホビステ杯EX(25日)の大会結果
 28日(火)年末恒例没問集+いろいろ

それでは今週の問題。なお、今回の問題はWorldsで実際にあった出来事を元ネタに出題しています。

問1
かたならしっぽい◯×。

「構築戦のデッキチェック中に、あるプレイヤーAが提出したデッキケースの中に、
 デッキリストには書かれていないマジックのカードが数枚入っていた。
 しかし、デッキリストに書かれていたカードすべてには同一のスリーブがかけられており、
 書かれていないカードにはスリーブがかけられていなかった。
 この場合、Aに与えられる懲罰は無い。」

◯か×か?

 
問2
年の瀬も押し迫ったこの季節、身体よりも懐のほうが寒いプレイヤーAとBが
いつものゲームをしている。

Aは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》をコントロールしている。
Bのターン、Bの《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider》が攻撃し、
Aはこれを《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》でブロックした。

戦闘ダメージが割り振られ、《テル=ジラードの堕ちたる者》はAの墓地に置かれた。

2-1)
Aは墓地に置かれた《テル=ジラードの堕ちたる者》を、《屍賊の死のマント》で戦場に戻したい。
さて、それは可能か?

2-2)
Bは《屍賊の死のマント》の誘発型能力に対応し、《屍賊の死のマント》を《粉砕/Shatter》で
破壊した。さて、2-1)の答えは変わるだろうか?

 
問3

PとQが対戦している。

Pは《風立ての高地/Windbrisk Heights》を戦場に出し、秘匿能力で1枚のカードを裏向きに追放した。

Qのターン、Qは《原初の命令/Primal Command》の2番目のモードで、Pの《風立ての高地》を
Pのライブラリーの一番上に置いた。

さて、先ほど追放されたカードについて。

3-1)
このカードはどの領域にあるか? また、このカードは表向きだろうか? それとも裏向きだろうか?

3-2)
Pはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?

3-3)
Qはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?

3-4)
このゲームが終わった時、Qはこのカードが何であったかを知ることができるだろうか?


----
いつものように、回答は来週にでも。

2010年12月20日付の禁止・制限カードリストの更新がきています。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/122k


Announcement Date: December 20, 2010
Effective Date: January 1, 2011

Scars of Mirrodin Block Constructed, Standard, Extended, Vintage
No changes

Legacy
Survival of the Fittest is banned.
Time Spiral is unbanned.


というわけで、レガシー環境で噂になっていた《適者生存/Survival of the Fittest》が禁止に、
代わりに《時のらせん/Time Spiral》が解禁になりました。

《適者生存》はこれまでも強いカードでしたが、《復讐蔦/Vengevine》の登場によって
環境の想定以上のパワーを得ることになりました。今回の禁止発表の前に、
WofC公式で「Worldsが《適者生存》を使える最後になるかもね」という文言があったのも
この発表を暗示していたのかもしれません。

代わりと言ってはなんですが、解禁されたのは《時のらせん/Time Spiral》。
フリースペルの中でも一番壊れていたカードが解禁されました。
しかし、MoMaに代表される重要なマナ源は軒並み使用禁止、そして重たい呪文が
さほど使用されない環境であるレガシーにおいて、《時のらせん》はあまりに未知数です。

ぱっと思いつくのはSolidarityに入るくらいでしょうか。
解禁組として《ドリーム・ホール/Dream Halls》と組みあわせるのも面白いかもしれません。
例えば《実物提示教育/Show and Tell》+《ドリーム・ホール/Dream Halls》+
《時のらせん/Time Spiral》+いろいろ……

なんにせよ、環境はまた変化を見せそうです。

そんなところで。


#《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》で統率者デッキを組もうとしたら
#カウンターまみれになってしまったでござる、の巻

それでは、先週の回答。

問1
かたならしっぽい◯×。

「構築戦のデッキチェック中に、あるプレイヤーAが提出したデッキケースの中に、
 デッキリストには書かれていないマジックのカードが数枚入っていた。
 しかし、デッキリストに書かれていたカードすべてには同一のスリーブがかけられており、
 書かれていないカードにはスリーブがかけられていなかった。
 この場合、Aに与えられる懲罰は無い。」

◯か×か?


×

提出されたデッキケースに入ってたのはメインデッキ+サイドボードのカードであると
考えられる。にもかかわらず、デッキリストに書かれていないカードが入っているということは
デッキ/リストの問題となる。

#Worlds本戦では、「デッキリストに書かれていないカード」が入っていても問題ないカードが
#ありました。それは、会場で配布された《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》の
#プロモカードです。どの会場でもそうとは限りませんが、面白く感じました。


 
問2
Aは《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》をコントロールしている。
Bのターン、Bの《酸の巣の蜘蛛/Acid Web Spider》が攻撃し、
Aはこれを《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》でブロックした。

戦闘ダメージが割り振られ、《テル=ジラードの堕ちたる者》はAの墓地に置かれた。

2-1)
Aは墓地に置かれた《テル=ジラードの堕ちたる者》を、《屍賊の死のマント》で戦場に戻したい。
さて、それは可能か?

2-2)
Bは《屍賊の死のマント》の誘発型能力に対応し、《屍賊の死のマント》を《粉砕/Shatter》で
破壊した。さて、2-1)の答えは変わるだろうか?

 
2-1)可能

《屍賊の死のマント》の誘発型能力は、《テル=ジラードの堕ちたる者》が墓地に落ちたことで誘発する。
そして、能力の解決時に{4}を支払うと、その《テル=ジラードの堕ちたる者》が戦場に戻り、
それに《屍賊の死のマント》がつけられる……のだが、《テル=ジラードの堕ちたる者》には
プロテクション(アーティファクト)があるので、つけることができない。
従って、《テル=ジラードの堕ちたる者》は戦場に戻り、《屍賊の死のマント》はどこにも
ついていない状態(前のまま)になる。

2-2)変わらない

既に能力は誘発した後なので、誘発した元がどうなっても能力自体は解決される。
結局、《テル=ジラードの堕ちたる者》は{4}払うことで戦場に戻ってくる。

問3

PとQが対戦している。

Pは《風立ての高地/Windbrisk Heights》を戦場に出し、秘匿能力で1枚のカードを裏向きに追放した。

Qのターン、Qは《原初の命令/Primal Command》の2番目のモードで、Pの《風立ての高地》を
Pのライブラリーの一番上に置いた。

さて、先ほど追放されたカードについて。

3-1)
このカードはどの領域にあるか? また、このカードは表向きだろうか? それとも裏向きだろうか?

3-2)
Pはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?

3-3)
Qはこのカードが何であったかを見ることができるだろうか?

3-4)
このゲームが終わった時、Qはこのカードが何であったかを知ることができるだろうか?


3-1)追放領域、裏向き

秘匿能力を持っていたパーマネントが戦場を離れたとしても、能力によって追放したカードには何も
影響がない。従って、そのカードは追放領域にあり、裏向きである。

3-2)見ることができる

追放されたカードは、『このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのある
プレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。』を持つ。(CR702.72)

とあるので、追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤー、
(この問題の場合はP)は、カードの表を見ることができる。

3-3)できない

追放されたカードは裏向きである。そのカードの表を見ることができるのは
「追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤー」
なので、Qはその表を見ることができない。

3-4)知ることができない

追放領域にある裏向きのカードは、ゲーム終了時に公開する必要がない。

表側を公開する必要があるのは、裏向きのパーマネントと呪文である。(CR707.9)


----
そんなところで。



今週のおいら周り大会の告知です。
23日の大会は直前の告知になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

----
12月 23日(祝・木)

 ホビステ杯 #17 

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 14:00 - 14:30
 参加費:500円

 大会形式:スイス・ラウンド4~6回戦
 フォーマット:スタンダード構築戦

特記事項:
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

いつものスタンダードのホビステ杯です。
Worlds決勝の黒青を持ち込むも良し、手慣れたデッキを持ってくるもよし、です。


----
12月 25日(土)

 ホビステ杯EX #9 

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 14:00 - 14:30
 参加費:500円

 大会形式:スイス・ラウンド4~6回戦
 フォーマット:エクステンデッド構築戦

特記事項:
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

こちらは久々に普通のエクステンデッドのホビステ杯です。
個人的にはスタンダードよりも個人個人の調整が細かく出て楽しいフォーマットですので、
是非デッキを組んで参加してください。

そして25日のホビステ杯EXで、今年のおいら主催大会はおしまいです。

----
それでは、会場でお待ちしております。




12月23日に行いました、ホビステ杯#17は、
26名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、全勝で Okano Yoshiki さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯EX#9は、明日 12月25日(土)に行います。
形式はエクステンデッドで行います。今年ラストのおいら主催大会になりますので、
皆様よろしくお願いいたします。

それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

-------
** WINNER **

Okano Yoshiki

Main
4《島/Island》
4《沼/Swamp》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
2《沸騰する小湖/Scalding Tarn》

2《海門の神官/Sea Gate Oracle》
3《墓所のタイタン/Grave Titan》

4《定業/Preordain》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2《強迫/Duress》
1《見栄え損ない/Disfigure》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
2《破滅の刃/Doom Blade》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1《記憶殺し/Memoricide》
2《弱者の消耗/Consume the Meek》

2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
3《見栄え損ない/Disfigure》
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《強迫/Duress》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
1《記憶殺し/Memoricide》
1《消耗の蒸気/Consuming Vapors》
1《剥奪/Deprive》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》

-------
* 2nd place *

Motomura Shigeru

Main
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
5《島/Island》
3《平地/Plains》

4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
1《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

4《定業/Preordain》
3《糾弾/Condemn》
2《失脚/Oust》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
1《剥奪/Deprive》
1《乱動への突入/Into the Roil》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1《取り消し/Cancel》
4《審判の日/Day of Judgment》
1《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》

4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
1《否認/Negate》
1《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1《糾弾/Condemn》
1《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
1《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
1《存在の破棄/Revoke Existence》

-------
* 3rd place *

Takei Jun

Main
20《平地/Plains》

4《メムナイト/Memnite》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《闘争の学び手/Student of Warfare》
4《きらめく鷹/Glint Hawk》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4《コーの装具役/Kor Outfitter》

4《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》
2《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》

Sideboard
4《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster》
3《白騎士/White Knight》
4《コーの火歩き/Kor Firewalker》
4《未達への旅/Journey to Nowhere》

-------
* 4th place *

Hase Yoshimasa

Main
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《島/Island》
4《平地/Plains》

4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》

4《定業/Preordain》
4《呪文貫き/Spell Pierce》
2《糾弾/Condemn》
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《剥奪/Deprive》
2《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
3《審判の日/Day of Judgment》

1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
3《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》

Sideboard
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2《糾弾/Condemn》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《地盤の際/Tectonic Edge》

-------
* 5th place *

Muranaka Hiroya

Main
5《山/Mountain》
5《平地/Plains》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《乾燥台地/Arid Mesa》
3《ぐらつく峰/Teetering Peaks》

3《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
3《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》

4《稲妻/Lightning Bolt》
3《冒険者の装具/Adventuring Gear》
3《未達への旅/Journey to Nowhere》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》

2《槌のコス/Koth of the Hammer》

Sideboard
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2《電弧の痕跡/Arc Trail》
3《反逆の印/Mark of Mutiny》
3《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2《存在の破棄/Revoke Existence》
3《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》

----


12月25日に行いました、ホビステ杯EX#9は、
12名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス4回戦の結果、3-0-1のオポ差で Takahira Shunsuke さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯は1月に行う予定です。日程が決まり次第、詳細を発表します。
来年はPT名古屋シーズンもありますので、スタンダードとエクステンデッドを
交互にやっていこうかな、とも考えています。

ともあれ、今年参加してくださった方々、ありがとうございました。
来年も是非お越しください。

それでは、3-0-1した方2名のデッキリストです。お楽しみ下さい。

-------
** WINNER **

Takahira Shunsuke

Main
4《カルニの庭/Khalni Garden》
4《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
3《溢れかえる果樹園/Flooded Grove》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
5《島/Island》
3《森/Forest》
1《山/Mountain》

1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

3《思案/Ponder》
3《定業/Preordain》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《マナ漏出/Mana Leak》
3《不屈の自然/Rampant Growth》
3《探検/Explore》
4《虹色の前兆/Prismatic Omen》
2《成長の発作/Growth Spasm》
3《変身/Polymorph》
3《風景の変容/Scapeshift》
4《謎めいた命令/Cryptic Command》

2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
4《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
2《自然の要求/Nature’s Claim》
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《炎渦竜巻/Firespout》


-------
* 2nd place *

Arai Masato

Main
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
3《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
2《平地/Plains》
8《島/Island》

4《前兆の壁/Wall of Omens》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1《熟考漂い/Mulldrifter》
1《太陽のタイタン/Sun Titan》

3《定業/Preordain》
3《流刑への道/Path to Exile》
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《乱動への突入/Into the Roil》
1《妨げる光/Hindering Light》
4《謎めいた命令/Cryptic Command》
2《審判の日/Day of Judgment》

1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》

Sideboard
1《天界の粛清/Celestial Purge》
1《審判の日/Day of Judgment》
2《否認/Negate》
3《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《コーの火歩き/Kor Firewalker》

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#ホビステ杯EX9の結果を昨日の日付てupしました。



年末の帝都大戦、もとい冬コミ(CM79)での頒布物の紹介です。

サークルは 1日目(29(水))東U30b 「Crazy Clowns」さん ですよー。


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委託・新刊
『All about Legacy Plus』

B5 60ページ 領布価格500円

夏にナモさんが作成されました All about Legacy に、おいらことtestingが
よくみるカード別のルール注釈、ルールに留まらない各種コラムを追記し、
内容を崩さない程度の編集と、誌面レイアウトの変更を行ったものです。

一応はAaLの再販、という名目になりますが、かなりの加筆をしましたので
持っていない方はもちろん、AaLを持っている方にもおすすめ。
旧版との違いをにやにやしながら眺めることもできます。

AaLにあったレガシー年表や、関東限定ですが店舗紹介、大会紹介もあります。
年表は後述するManiacsと合わせると完璧なものになりますよー。

 
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委託・新刊
『All about Legacy Maniacs』

B5 40ページ 領布価格500円

こちらはAaLの著者であるナモさんが新たに書き下ろした、AaLの続編になります。
AaLからManiacs発行までの環境の変遷の紹介、
そして27(+1)種類のデッキ紹介が収録されています。
先日のWorldsでの情報も加味され、さらに年表の続きも補完されています。
2冊続けて買えば問題ないんじゃないしょうか。

 
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委託・新刊
『VINTAGE ENCYCLOPEDIA 2010 WINTER 』

B5 40ページ 領布価格500円

3つ目はチーム9841総帥、旧チャンプの人が書き下ろしたヴィンテージ環境の紹介本です。
AaLのフォーマットで作成されているので、ざっくりと環境を理解するのに適しています。
スタンダードのカードが意外に強力なことを知ることができます。


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既刊

Crazy Clownsトークンカード 1枚50円
Crazy Clowns ライフメモパッド 1冊300円

サークル主の既刊としてはゲームに使用するのに便利なグッズ関連を頒布します。
絵柄とかは現地でどうぞ。見るだけなら無料なのです。


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あと参考URI
http://nameless.diarynote.jp/201012260747131610/


そんなところで。よろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
ああそうだ。会場限定でFMQ-DN出張問題を作成しなきゃいけないんだっけ……

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