#いよいよ今週はWorldsです。
#おいらも会場にいてうろうろしていますので、見かけても石を投げないでください。
#今週木曜の大会告知、金曜のFMQ出題は更新しません。また来週。

あ、LOOP岡崎のFNM(12月10日)はありますので、よろしくお願いいたします。

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それでは、先週の回答。

 
問1
かたならしであってほしい◯×。

「一般RELのイベントにおいて、2枚目のクリーチャー呪文を唱えたのに、
 《復讐蔦/Vengevine》が墓地にあるのを忘れてそのままゲームを続行し、
 3枚目のクリーチャー・カードを唱えて戦場に出したところで異変に気づいた。

 この場合、《復讐蔦》の誘発型能力は即座に解決されるべきである。」

◯か×か?


×

一般RELなので、FCE(一般イベント用問題解決法)を使用する。

問題のケースは、「プレイヤーが、ゲームで定められている行為をしていなかったことに気がついた」
ことにあたり、《復讐蔦/Vengevine》の誘発型能力は「~してもよい」という選択的なものである。

この場合、その選択をしなかったものとして扱い、状況をそのままにして続行します。
従って、問題の答は×となる。

なお、一般RELではFCEを用い、IPGはよっぽどのことがない限り用いるべきではない。参考程度にするのがよいだろう。


 
問2
プレイヤーAのターンに、Aは《反逆の行動/Act of Treason》で
プレイヤーBの《霜のタイタン/Frost Titan》のコントロールを奪った。

A「んじゃ、この《霜のタイタン》で攻撃。」
B「どれタップする?」
A「この攻撃している《霜のタイタン》自身。」
B「?」
A「いや、これのコントロールを返しても、次のBのターンには起きないでしょ?」

そういって、Aの戦闘フェイズが終わったあと、Aはターンの終了を宣言し、
Bへ《霜のタイタン》を返した。

さて、この《霜のタイタン》は、Bのアンタップ・ステップにアンタップするだろうか?

 
アンタップしない。

《霜のタイタン/Frost Titan》の2番目の誘発型能力は以下のとおり。

 「霜のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
 それは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。」

つまり、これの対象となったパーマネントは、その後にコントローラーが変わったとしても、
それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。

つまり、問題の場合、Aのターンのクリンナップ・ステップにBへ《霜のタイタン》のコントロールが
戻るが、Bのアンタップ・ステップにはそれはアンタップしない。


 
問3
Pは《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》をコントロールしている。

3-1)
Pのライブラリーの一番上は《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》だった。

P「この《生けるものの洞窟》を変異コストを支払ってプレイします。」

Pのこの行動は可能か?


3-2)
Pのライブラリーの一番上は《湿った墓/Watery Grave》だった。

P「《湿った墓》をプレイします。……2ライフ払うかどうかは次のカードを見てから決めます。」

Pのこの行動は可能か?


3-1)不可能

変異能力を使用し、カードを裏向きにして唱える場合、それがスタック領域に移動する前に
文章やカード名や等を持たない2/2 のクリーチャー・カードになる。

さて、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》の3番目の能力は、
ライブラリーの一番上が土地であれば、それをプレイすることができる効果である。

一番上が《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》であり、それを変異能力を使って唱えようとしても、
スタック領域に移動する前に、まず裏返さなくてはいけない。そして、裏返したカードは
クリーチャー・カードであり、土地ではない。

これは、《ムル・ダヤの巫女》の条件を満たしていないので、
《生けるものの洞窟》を変異能力を使用して唱えることはできない。

 
3-2)不可能

《湿った墓/Watery Grave》が戦場に出る際にライフを支払うかどうかの選択が行われるので、
その選択を行わない限り、《湿った墓》は戦場に出ず、元ある領域にとどまり続ける。

ということは、《湿った墓》は依然としてライブラリーの一番上にあるので、
次のカードを見ることはできない。


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そんなところで。

Worlds会場に行かれる皆様へ、カード運が共にあらんことを。

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