#闇の隆盛プレリリースが終了し、いよいよ今週末には発売です。
#デッキ構築も気になるところですが、もう少し経つとGP神戸なのですよー。
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#あと、本日 22:30 くらいよりニコ生を行います。
#お題は闇の隆盛での質問と、ようやくリリースされたIPGについて。
回答の前に、統率者戦の話。
火曜日の公式記事であったルールが面白そうなので紹介。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/180
統率者戦そのままのルールだが、選択式ルールで
・統率領域に各プレイヤーがコントロールする《締め付け/Stranglehold》が置かれている。
・統率領域に各プレイヤーがコントロールする《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》が置かれている。
という状態でゲームを始める、というもの。ちなみに《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》の方については無くても構わない。
要は、
*プレイヤーはライブラリーを探せない。
*プレイヤーが追加のターンを始める場合、代わりにそのターンを飛ばす。
*墓地やライブラリーにあるクリーチャー・カードは戦場に出ることができない。
*墓地やライブラリーにあるカードを唱えることができない。
というルールが追加される。
統率者戦での強力なコンボに《未来予知/Future Sight》系統+《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》(+マナコスト減少系の効果)というものがあるが、このルールだと、そもそもコンボ自体が成立しない。
《結界師ズアー/Zur the Enchanter》はライブラリーを探せないので無力になるし、墓地を経由するコンボもほとんど使えなくなる。
なによりも、ライブラリーを探せないので、シャッフルする手間が省ける。
ゆるく統率者戦を行うのであれば、このようなルールを仲間内で採用してはいかがだろうか?
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それでは、先週の回答。
○であるべき。
紋章は「あなたが得る」ので、そのコントローラーもあなたであるべきなのだが、実は現行CRではそうはいかない。
スタックにも戦場にもないオブジェクトは、以下の例外を除いて誰のコントロールでもない。(CR109.4)
とあり、CR109.4a以下はその例外が示されているが、ここに紋章はない。紋章は統率領域のオブジェクトなので、CRだけで言うなら、誰のコントロールでもない。
だが、DKAのCR更新によって、この部分は改定され、紋章もコントローラーを持つようになるように直される。従ってこの問題の答えは「○」であるべき。
B。
不死能力の注釈文
When this creature dies, if it had no +1/+1 counters on it, return it to the battlefield under its owner’s control with a +1/+1 counter on it.
の通り、不死能力によって戦場に戻る場合、それオーナーのコントローラーで戻る。
従って、この場合はオーナーであるBのコントロールで戦場に戻る。
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》が生け贄に捧げられる。
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》の文章は以下のとおり。
{Tap}: Choose target artifact a player controls and target artifact card in that player’s graveyard. If both targets are still legal as this ability resolves, that player simultaneously sacrifices the artifact and returns the artifact card to the battlefield.
能力の解決時、対象にした2つのアーティファクトは依然として適正なので、
「戦場のアーティファクトを生贄に捧げる」
「墓地のアーティファクトを戦場に出す」
ことが同時に起こる。しかし、墓地にある《電結の荒廃者》はクリーチャー・カードでもあるので、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》によりこのカードは戦場に出せない。従って、この部分は実行不可能となり無視される。
結果として、「《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を生贄に捧げる」部分だけが実行される。
#墓地がただのアーティファクトでありクリーチャーでない場合は普通に解決される。
#いずれにせよ、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を戦場からどかせることには成功する。
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そんなところで。
#デッキ構築も気になるところですが、もう少し経つとGP神戸なのですよー。
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#あと、本日 22:30 くらいよりニコ生を行います。
#お題は闇の隆盛での質問と、ようやくリリースされたIPGについて。
回答の前に、統率者戦の話。
火曜日の公式記事であったルールが面白そうなので紹介。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/180
統率者戦そのままのルールだが、選択式ルールで
・統率領域に各プレイヤーがコントロールする《締め付け/Stranglehold》が置かれている。
・統率領域に各プレイヤーがコントロールする《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》が置かれている。
という状態でゲームを始める、というもの。ちなみに《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》の方については無くても構わない。
要は、
*プレイヤーはライブラリーを探せない。
*プレイヤーが追加のターンを始める場合、代わりにそのターンを飛ばす。
*墓地やライブラリーにあるクリーチャー・カードは戦場に出ることができない。
*墓地やライブラリーにあるカードを唱えることができない。
というルールが追加される。
統率者戦での強力なコンボに《未来予知/Future Sight》系統+《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》(+マナコスト減少系の効果)というものがあるが、このルールだと、そもそもコンボ自体が成立しない。
《結界師ズアー/Zur the Enchanter》はライブラリーを探せないので無力になるし、墓地を経由するコンボもほとんど使えなくなる。
なによりも、ライブラリーを探せないので、シャッフルする手間が省ける。
ゆるく統率者戦を行うのであれば、このようなルールを仲間内で採用してはいかがだろうか?
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それでは、先週の回答。
問1
かたならしっぽい○×。
「紋章は誰かによってコントロールされている。」
○か×か?
○であるべき。
紋章は「あなたが得る」ので、そのコントローラーもあなたであるべきなのだが、実は現行CRではそうはいかない。
スタックにも戦場にもないオブジェクトは、以下の例外を除いて誰のコントロールでもない。(CR109.4)
とあり、CR109.4a以下はその例外が示されているが、ここに紋章はない。紋章は統率領域のオブジェクトなので、CRだけで言うなら、誰のコントロールでもない。
だが、DKAのCR更新によって、この部分は改定され、紋章もコントローラーを持つようになるように直される。従ってこの問題の答えは「○」であるべき。
問2
プレイヤーBは闇の隆盛の新能力、「不死/Undying」を持つ《絡み根の霊/Strangleroot Geist》をコントロールしている。上にカウンターは置かれていない。
プレイヤーAのターンに、AはBの《絡み根の霊》を対象に《裏切りの血/Traitorous Blood》を唱えて、そのコントロールを得た。
その後、Aは《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist》の能力を起動し、コストとして先ほどの《絡み根の霊》を生け贄に捧げた。
さて、《絡み根の霊》の不死能力は誘発するが、戦場にはAかB、いずれのコントロール下で戻るだろうか?
B。
不死能力の注釈文
When this creature dies, if it had no +1/+1 counters on it, return it to the battlefield under its owner’s control with a +1/+1 counter on it.
の通り、不死能力によって戦場に戻る場合、それオーナーのコントローラーで戻る。
従って、この場合はオーナーであるBのコントロールで戦場に戻る。
問3
PとQが対戦している。
Pは《《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》をコントロールしている。
Qは《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》をコントロールしている。
Qの墓地には《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》がある。
Pは《ゴブリンの溶接工》の能力を起動し、対象を《墓掘りの檻》と《電結の荒廃者》にした。
さて、《ゴブリンの溶接工》の能力を解決すると、何が起こるだろうか?
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》が生け贄に捧げられる。
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》の文章は以下のとおり。
{Tap}: Choose target artifact a player controls and target artifact card in that player’s graveyard. If both targets are still legal as this ability resolves, that player simultaneously sacrifices the artifact and returns the artifact card to the battlefield.
能力の解決時、対象にした2つのアーティファクトは依然として適正なので、
「戦場のアーティファクトを生贄に捧げる」
「墓地のアーティファクトを戦場に出す」
ことが同時に起こる。しかし、墓地にある《電結の荒廃者》はクリーチャー・カードでもあるので、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》によりこのカードは戦場に出せない。従って、この部分は実行不可能となり無視される。
結果として、「《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を生贄に捧げる」部分だけが実行される。
#墓地がただのアーティファクトでありクリーチャーでない場合は普通に解決される。
#いずれにせよ、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》を戦場からどかせることには成功する。
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そんなところで。