#GP横浜のレギュレーションがModernになったので
#個人的には大会を開きたいのですが、2月は日にちがきつい……

3月はCBMを開きたい所存。

それでは、先週の回答。

問1
かたならし○×

「両面カードでないカードのコピーである、両面カードのパーマネントは、変身できる。」

○か×か?




それが両面カードのパーマネントであるのならば、変身することができる。(CR701.25)
ただし、変身したあとのオブジェクトの特性を見る場合、コピー効果の影響を考慮すること。
参照:(CR711.3の例)


 
問2
Aは統率者である《歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave》をコントロールしている。
それには1個の+1/+1カウンターが乗っている。

Bのターン、Bは《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》をX=2で唱えた。

A「えーと。タフネスは0になるから、死ぬか。」
B「墓地に置く?」
A「いや、マナ貯めてまた出すから、統率領域に置くよ。」

さて、統率領域に置かれた《歩く墓場、髑髏茨》の上に置かれているカウンターは何で、何個あるだろうか?


-1/-1カウンターが1個。

状況起因処理をチェックし、それに該当したものがあれば、該当したもの全てを同時に単一のイベントとして処理する。(CR704.3)

問題の場合、以下の2つの状況起因処理がチェックに該当する。

 ・タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。
 ・単一のパーマネントに、+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが乗っている場合、その2つのうちで少ないほうと同数だけ、両方のカウンターを取り除く。

これらは同時に処理される。しかし、墓地に置かれることを統率者のルールによりAが置換したため、《歩く墓場、髑髏茨》は墓地でなく統率領域に置かれる。

従って、統率領域に置かれた《歩く墓場、髑髏茨》は、同数の+1/+1、-1/-1カウンターが取り除かれた状態で置かれる。

頑強能力(や、DKAの某能力)の場合、領域変更誘発なので、誘発型能力が誘発するかどうかは、「領域を変更する直前の状態」を見る。従って、上記のような場合、直前の状態、つまり戦場にいるときには、「+1/+1カウンターが1個、-1/-1カウンターが2個乗っている」状態を見て、能力が誘発するかどうかを判断することになる。


 
問3
PとQがゲームをしている。

Pは《上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant》をコピーした《幻影の像/Phantasmal Image》をコントロールしている。

Qが対象を取る呪文を唱え、その対象をPのコピー《上位の人間、焔村》にした。
Pは《幻影の像》由来の能力によって、これを生け贄にした。

さて、《上位の人間、焔村》の誘発型能力を解決すると……
この《幻影の像》は戦場に戻るだろうか?
また、戦場には他に《ルーン爪の熊》がいたとすると、そのコピーになることはできるだろうか?


戦場に戻る。そして、戦場にいる生物のコピーになれる。

《上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant》のテキストは以下のとおり。

  When Homura is put into a graveyard from the battlefield, return it to the battlefield flipped.

これのコピーになっている《幻影の像/Phantasmal Image》が戦場から墓地に置かれると、この能力が誘発する。解決時に墓地にある《幻影の像》は反転した状態で戦場に戻る。このときに、反転カードでないクリーチャーをコピーすることを選ぶと、それは反転後であるという位相を持つが、反転後の特性を持たないので特に意味はない。一方、反転カードであるクリーチャーをコピーすると、それは反転後の特性をもって戦場に出ることになる。

#両面カードのコピーである《幻影の像》でもほぼ同じことがいえる。
#「戦場から墓地に置かれたとき、~~を変身した状態で戦場に戻す。」
#という文章ならば、これのコピーである《幻影の像》が戦場から墓地に置かれた場合、
#その《幻影の像》は墓地から戦場に変身した状態で戻る。
#しかし、《幻影の像》自体は両面カードでは無いので、そもそも背面がなく変身できない。
#従って、単なる《幻影の像》として戦場に出ることになり、
#戦場にあるクリーチャーのコピーになることもできる。

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そんなところで。


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