*2010年の年末にupする予定でした没問題や気になるネタ集です。
 upが年を越えた理由は色々あるのでお察し下さい。

*例年恒例というわけではないのですが、1年経つとこういうのは貯まっていきます。

*すべてに回答があるわけではありません。思考実験的なものもあります。

*昨年度お世話になった、全てのプレイヤー/スタッフ/ジャッジ に感謝を。
 そして今年もよろしく(すげえ良い笑顔で

*Twitterでは相変わらずなにかつぶやいてるとは思います。MTG関連とは限りませんが。
 なので、アイコンに関しては気にしないで下さい。

*それではつらつらと開始。

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*プロテクション(有色の呪文)をもつ《引き裂かれし永劫、エムラクール》だが、
 実はあるインスタント1枚だけで、《引き裂かれし永劫、エムラクール》を対象にとって、
 戦場から除去することができる。ただ、滅殺6はどうしようもないが……


*CR的には完全にあっているけれども、トーナメント的には許されない行為となる場合がある。
 例えば、《精神の願望/Mind’s Desire》で N 個のストーム能力によるコピーを処理する場合、
 毎回のコピーの解決に際し、「あなたのライブラリーを切り直す」ことが本来は必要になる。
 が、大抵のプレイヤーは、1回シャッフルして、ライブラリーの上を N 枚めくるのではないだろうか。
 このとき、あなたの対戦相手が「ちゃんと一回ずつライブラリーを切り直してくださいよ」
 という要請をした場合、あなたはこれに従うべきなのだろうか?


*もちろん、上記の場合はジャッジを呼ぶことが(あなたの)最善の選択である。
 じゃあ、あなたがそのジャッジだった場合はどうするか? 考えてみてほしい。


*みんなが周囲2メートル以上に寄れないほど神々しくて見目麗しき《謙虚/Humility》が戦場にある。
 このとき、通常の裏向きである変異クリーチャーは、その変異コストが参照できないので、
 変異コストを支払って表になることはできない。
 しかし、実はこの状態でも、変異コストを払って表向きになれるカードは数枚存在する。1つ挙げてほしい。


*《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》と《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》が同時に戦場にある。
 《壊死のウーズ》のコントローラーの墓地には《極楽鳥》があるとしよう。
 この場合、《壊死のウーズ》は《極楽鳥》の能力を得ない。
 看守とウーズのタイムスタンプは関係なく、単に依存関係だけで決まる。
 (《壊死のウーズ》が能力を持つかどうかは《イクスリッドの看守》の適用によって変わるが、
  《イクスリッドの看守》は《壊死のウーズ》が先に適用されようが後に適用されようが関係ない
  従って、《壊死のウーズ》は《イクスリッドの看守》に依存している。)


*今度は《クラージ実験体/Experiment Kraj》と+1/+1カウンターの乗っている《壊死のウーズ》
 を考えよう。先の件と同じく、《壊死のウーズ》の適用によって、《クラージ実験体》が
 《壊死のウーズ》の持つ『墓地由来の起動型能力』を持つがどうかが変わるが、
 《壊死のウーズ》は《クラージ実験体》が能力を得ようが得まいが関係ない。
 従って、《クラージ実験体》は《壊死のウーズ》に依存し、
 《クラージ実験体》は常に《壊死のウーズ》の持つ『墓地由来の起動型能力』を持つ。


*少し古いが《心臓追いの短剣/Heartseeker》も能力を得させる効果を持つ。
 あなたの側に《クラージ実験体》、
 対戦相手の側に《心臓追いの短剣》がつけられ、+1/+1カウンターの乗った《ルーン爪の熊》がある。
 上と同様に依存関係を処理すると、あなたの《クラージ実験体》は、《心臓追いの短剣》由来の
 起動型能力を持つ。そして、コストの一部として「心臓追いの短剣をはずす」とあるが、
 これは対戦相手のコントロールしている《心臓追いの短剣》そのものである。
 なので、あなたはその対戦相手のものである《心臓追いの短剣》を(熊から)外し、能力を起動できる。


*現在のRMであるMattのツイートからのネタ。
 
 現在の《棘茨の精霊/Bramble Elemental》は、正常に機能しない。

 例えば、《棘茨の精霊/Bramble Elemental》を対象に《聖なる力/Holy Strength》を唱えた場合、
 結果として苗木・トークンは出るだろうか? 
 出るのが当たり前だって? まあ落ち着いて考えてみよう。
 
 「~になる/becomes」という語を用いている誘発イベントは、じっさいにそう示されたイベント
 がおきないと誘発しない。(CR603.2d)
 例えば、タップ状態のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出ても、
 《復活の探索/Quest for Renewal》の能力は誘発せず、探索カウンターは乗らない。

 さて、オーラ呪文が解決される場合を考えよう。それはパーマネントとなり、対象となった
 オブジェクトに「ついた状態」で戦場に出る(CR608.3a)。
 なので、例の場合、《聖なる力》が《棘茨の精霊》に「つけられた」わけではない。
 つまり《棘茨の精霊》の能力は誘発せず、あなたはトークンを得ない!


*もちろん、それは望ましくない挙動であるので、CR603.2dが次回に整備されるそうな。


*《先駆のゴーレム/Precursor Golem》と《複製の儀式/Rite of Replication》については
 計算問題としてもややこしい問題である。
 《先駆のゴーレム》と他にゴーレム・トークンが2個ある状態で、
 《複製の儀式》をキッカー込みで唱えると、
 6個の《先駆のゴーレム》と、22個のゴーレム・トークンができる。
 この状態で2回目の《複製の儀式》をキッカー込みで唱えると、めんどうくさい計算結果、
 279936個の《先駆のゴーレム》と3779142個のゴーレム・トークンができる。
 まあこれだけのゴーレム・トークンをテーブルの上に展開しても……ねえ。


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そんなところで。

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