Scars of Mirrodin FAQ
2010年9月24日 Ruling コメント (10)"ミラディンの傷跡"のFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
なお、全言語版において《きらめく鷹の偶像》に訂正が出ています。
印刷されたカードに「鳥(Bird)」になることが示されていません。これは訂正されます。
Gathererでも確認できます。
また、日本語版の《憤怒の三角護符》の3つ目の能力のテキスト中に「憤怒の三角版」という表記
がありますが、これは「憤怒の三角護符」の誤りです。
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製品情報
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ミラディンの傷跡の公式発売日:2010年10月1日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
2010年10月1日以降のスタンダードでは、
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
・ミラディンの傷跡
が使用可能になります。
同様に、10月1日以降のエクステンデッドでは、
・ローウィン・シャドームーアブロック
(ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア、イーブンタイド)
・アラーラブロック(アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
・マジック2010
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
・ミラディンの傷跡
が使用可能になります。
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一般注釈
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** 派閥 **
ミラディンの傷跡の各カードは、ミラディン人(Mirran)はファイレクシア人(Phyrexian)
の派閥に属している(ただし、基本土地とプレインズウォーカーは除く)。
いずれの派閥に属しているかは、文章欄に書かれている印章で区別できる。
この派閥については、ミラディンの傷跡のゲームデーに特殊な構築ルールとして採用されるが、
特にルール的な意味合いは無い。
** 復活テーマ:-1/-1カウンター **
ミラディンの傷跡には、-1/-1カウンターが関わるカードが多数存在する。
キーワード能力でもある感染/Infect は、ファイレクシア派閥にしか存在しない。
*パーマネントの上に、少なくとも1個の+1/+1カウンターと、少なくとも1個の-1/-1カウンターが
置かれている場合、その上から+1/+1カウンター1個と-1/-1カウンター1個の組み合わせを可能な
かぎり取り除く。これは状況起因処理として実行される。
** 復活テーマ:毒カウンター **
ミラディンの傷跡ではファイレクシアの主戦術として毒カウンターが用いられる。
* 毒カウンターは、プレイヤーが得ることのできる唯一のカウンターである。
(通常、カウンターはパーマネントに置かれる。) 各プレイヤーがいくつの毒カウンターを
持っているかは、注意深く記録すること。この数は、紙に書く、ダイスを使う、毒カウンターの扱い
になる何らかの道具(ミラディンの傷跡のブースターに入っている毒カウンター等)の個数で
記録するなど、プレイヤーが同意できる方法で記録すること。
# 残ライフを 『17/P2』 (毒カウンター2個)などといった表記にするのも良いかと。
# 良い毒カウンター表記法を思いついた方はコメント欄まで。
* 10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。
これは状況起因処理である。
* ミラディンの傷跡には毒カウンターを取り除くことのできるカードは存在しない。
(歴代においてもそのようなカードは1枚だけ――ホームランドの《Leeches》――である。)
《Leeches》が使用できるフォーマットで対戦を行わないかぎり、プレイヤーが毒カウンターを
得たら、以降ゲームの間はそれを持ち続けることになる。
** 新キーワード能力 感染/Infect **
感染は、プレイヤーやクリーチャーに与えられるダメージの性質を変える能力である。
感染はファイレクシア派閥のカードにしか存在しない。
*感染はあらゆるダメージに適用される。戦闘ダメージに限らない。
*感染をもつ発生源からのダメージは、普通の意味あいとしてのダメージを同じ扱われ方をする。
感染と絆魂を同時に発生源が持つ場合、それがダメージを与えると、同じ値のライフを得る。
軽減や移し替えも同様にできる。
*感染を持つ発生源がプレイヤーにダメージを与えた場合、プレイヤーのライフの増減は無いが、
「プレイヤーにダメージを与え」ている。
*感染を持つ発生源からのダメージがプレインズウォーカーに与えられる場合、それは通常のダメージと同様に扱う。
** 再録能力語:刻印/Imprint **
刻印はミラディンの頃とは異なり、現在は能力語となっている。刻印それ自体に意味はない。
ミラディン派閥のカードが刻印を持つ。
*刻印能力をもつパーマネントは、
a) その刻印能力によってカードを追放する能力
b) 「刻印能力によって追放されたカード」を参照する能力
の2つを持つ。この2つの能力は関連している。(Linked)
b)の能力はa)によって追放されたカードしか参照しない。
他の要因によって追放されたカードがあったとしても、b)の能力はそれを見ない。
#なお、下の説明でも上記a) b) の表記を使用する。
*刻印能力を持つパーマネントが、b) が参照する追放されたカードを持たないことがありえる。
この場合、b)から求められる追放されたカードの値は定義されない。
依然としてb) という能力はカードに存在し、可能な限りそれは効果を発揮するが、
何の意味もないということがありうる。
** 新能力語:金属術/Metalcraft **
金属術は能力語である。それは、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合
に機能が上昇する能力の先頭に書かれている。能力語自体にはルール上の意味は無い。
金属術はミラディン派閥のカードにしか存在しない。
*金属術能力の一部は、パーマネントの起動型能力である。このような能力を起動するためには、
あなたは起動の段階で3つ以上のアーティファクトをコントロールしている必要がある。
この能力の解決時に、あなたがすでに3つ以上のアーティファクトをコントロールしている状態で
なくなっていたとしても、それは通常通りに解決される。
*金属術能力の一部は常在型能力である。これらの能力は、あなたが3つ以上のアーティファクト
をコントロールしているかを常にチェックしていて、ボーナスを適用するかを決定する。
1つの例外を除いて(カード別注釈《冷静な反論》を参照)、これらの能力は戦場にある場合にのみ機能する。
*金属術能力の一部は誘発型能力である。これらは、"if"節を持つ。この能力が誘発するためには、
その時点であなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている必要がある。
そうでない場合、誘発もしない。これらの能力の解決時に、ゲームは再びチェックを行う。
その時点であなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしてい無い場合、この能力は何もしない。
** 新キーワード処理:増殖/Proliferate **
増殖はカウンターがあるプレイヤーやパーマネントに、さらに1個カウンターを追加する行動である。
増殖はファイレクシア派閥のみが持つキーワード処理である。
*カウンターを持っているプレイヤーや、カウンターを持っているパーマネントを好きな数選べる。
自分や対戦相手といったことは関係がない。
*戦場以外の領域のカードは、その上にカウンターが置かれていても選べない。
これには待機状態のカードやスタック上の《稲妻の嵐》等が含まれる。
*増殖行うことを含む呪文や能力にプレイヤーが対応することは可能である。ただし、その呪文や
能力の解決が始まり、それのコントローラーが新たなカウンターを置くパーマネントやプレイヤー
を選んだら、その時点では対応するには遅すぎる。
** サイクル:ミラディンの傷跡のタップイン土地 **
ミラディンの傷跡のセットには、2つの色のマナを生み出し、あなたがコントロールする土地の
数によって、それがタップ状態で戦場にでる土地のサイクルがある。
*この土地があなたの1~3枚目の土地である場合、それはアンタップ状態で戦場に出る。
しかし、あなたが他に3つ以上の土地をコントロールしている場合、それはタップ状態で戦場に出る。
(大抵の場合、4枚目にこの土地をプレイする場合、それはタップ状態で場に出ることになる)
* これらの土地が(おそらくは《風景の変容》や《歪んだ世界》等により)他の土地と同時に
戦場に出る場合、同時に戦場に出る他のそれらの土地は、あなたがいくつの土地をコントロール
しているかの数に含まれない。
#英語表記と比べてわかるように、日本語では「unless/~でないかぎり」という表現は使用されて
いない。意味合いとしてはほぼ同様に機能し、こちらのほうが分かりやすい。
が、オラクルを参照する場合、英語表記に準じること。
つまり、「あなたがコントロールする土地が2つ以下でないかぎりタップ状態で戦場に出る」
#銀枠世界の話になるが、あなたのコントロールする土地が「2枚と半分」だった場合を考えると……
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・紋章/Emblem とコマンド領域
・サイクル:呪文爆弾/Spellbomb
・サイクル:鍛冶
・ルールメモ:対象を取る呪文や能力
に関しては省略。
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カード別注釈
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*そのアーティファクトが戦場で誰がコントロールしていたかは問わない。
それが誰の墓地に置かれたかのみがチェックされる。
*あなたが《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》をコントロールしている時に、
あなたが対戦相手のアーティファクトのコントロールを奪い、そのアーティファクトが
墓地に置かれた場合、「対戦相手の墓地にアーティファクトが置かれた」ので、
あなたはカードを1枚引くことができる。
*{X}を支払うかどうかを決定するのは、能力の解決時である。スタックに積まれたときに決定する
必要はないし、{X}を前もって支払っておく必要もない。
*墓地にあるカードの起動型能力が自身をカード名で参照している場合、《壊死のウーズ》の
その能力は《壊死のウーズ》自身を名前で参照しているとして扱う。(CR201.4b)
*墓地に《グール・ドラズの暗殺者》などのLvアップ能力を持つクリーチャーがあった場合、
《壊死のウーズ》はLvアップ能力が示す起動型能力--つまり、Lvカウンターを乗せる能力--
は持つが、他のLvカウンターの数によって得られる起動型能力は得ない。
なぜならそれらの能力は墓地にあるカードには存在しないからである。
*場に同時に《イクスリッドの看守》がある場合、それらは互いに第6種であり、
《壊死のウーズ》は《イクスリッドの看守》に依存している。
なので、両者のタイムスタンプにかかわらず、《壊死のウーズ》は自分自身の能力によっては
何も起動型能力を持たない。
*《エルズペス・ティレル》の3番目の能力の解決時、トークン、土地、
《エルズペス・ティレル》自身を除くそれ以外のすべてのパーマネントが破壊される。
*つけられている装備品の数を数えるのは誘発型能力の解決時である。
*タップしてダメージを与える起動型能力を持つのは装備品ではなく、これをつけられている
クリーチャーである。ダメージの発生源もそのクリーチャーである。
(プロテクションなどに注意)
*遅延誘発型能力(「あなたがその装備品のコントロールを失ったとき、それをはずす。」)
を解決すると、その装備品はどこにもつけられていない状態になる。
あらかじめどこかにつけられていた装備品が、そのつけられていたパーマネントにつくわけではない。
*《オーガの装具奪い》のコントロール変更効果は、クリンナップ・ステップに、パーマネントが
負っているダメージが取り除かれるのと同時に終了する。その時点でその装備品をコントロール
している場合、これにより遅延誘発型能力が誘発する。それはスタックに置かれ、プレイヤーは
対応ができる(通常、クリンナップ・ステップ中は対応ができない)。
その後、このクリンナップ・ステップの終了後、新たなクリンナップ・ステップが開始される。
*解決時にいずれかの対象が不適正になっている場合、呪文は解決されるが効果はない。
1つ目の対象が不適正である場合、それはいかなる行動も行えず、ダメージを与えない。
2つ目の対象が不適正である場合、1つ目の対象がダメージを与えられるものがなくなる。
両方の対象が不適正になったら、呪文は打ち消される。
*対象となった土地は、覚醒カウンターが置かれている間緑の8/8のエレメンタル・クリーチャー
である。《絡み森の主》が戦場にいるかどうかは関係が無い。
*ある土地の上にある覚醒カウンターが(《命運の転送》等により)別な土地に移された場合、
クリーチャー化の効果は移動しない。
元の土地は、覚醒カウンターが置かれていないのでエレメンタル・クリーチャーではなくなる。
移動先の土地は、《絡み森の主》が対象に選んだものではないので緑の8/8のエレメンタル・
クリーチャーにはならない。
*この能力は《カルドーサのフェニックス》が墓地にあるときに機能する。
*「望む枚数」探すことができるので、指定したカードを墓地、手札、ライブラリーに残すことができる。
#通常の「探す」と異なることに注意せよ。
*起動型能力による継続的効果は、第4種+第6種+第7b種 である。
第7a種ではない。
## 訂正 ## ミスにより、全言語版の《きらめく鷹の偶像》の各能力から、クリーチャー・タイプ「鳥」が欠落している。これは訂正される。いずれの能力を解決した場合も、これは鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。
*この継続的効果は、第4種+第6種+第7b種 である。
*あなたが他のプレイヤーがオーナーである《銀白のスフィンクス》をコントロールしている状態で
その能力を起動した場合、《銀白のスフィンクス》は次の終了ステップの開始時にあなたの
コントロール下で戦場に戻る。あなたはそれのコントロールを保持し続けることになる。
(すでに別のオブジェクトであるため)
*《ゴーレムの心臓》や他の"鍛冶"サイクルと異なり、《ゴーレムの心臓》の能力は
いずれかのプレイヤーがアーティファクト呪文を唱えた場合に誘発する。あなたのものに限らない。
*「タップ状態であり続ける限り~」なので、これがタップ状態でなくなった場合、
この効果は切れる。戦場から存在しなくなった場合でも同様である。
*1番目の能力で追放されたカードが無い場合、2番目の能力は起動できない。
(Xが未定義であり、コストが支払えないため)
*装備しているクリーチャーが黒であるゾンビになる。
能力で戻ってきたクリーチャー全てがそうなるわけではない。外れれば元に戻る。
*同時に複数のクリーチャーがあなたの墓地に置かれる場合、能力は複数回誘発し、
あなたはそのコストをそれぞれ支払うことができる。そうした場合、最後に戦場に出てきた
クリーチャーにそれがつけられ、戦場に戻る。
*装備しているクリーチャーが複数のクリーチャーにブロックされた場合、その能力はその回数分誘発する。
*選ばれたクリーチャーがパワーやタフネスを決定する特性定義能力を持っている場合、
その能力は《水銀のガルガンチュアン》のパワー7とタフネス7を上書きする。
例)《夢魔》をコピーした場合、そのパワーとタフネスはあなたがコントロールしている沼の数に等しい。
*《水銀のガルガンチュアン》がクリーチャーでない場合、それはパワーやタフネスの特性を持たず、
7/7ではない。
(能力を起動してクリーチャーになっているアーティファクト等)
*これにより土地カードが捨てられた場合、《精神の瘴気》はスタックからオーナーの手札に
戻される。それの解決は終了するが、それは墓地には置かれない。
(この場合、《たい肥/Compost》などは誘発しない)
*《生体融合外骨格》の後半の能力が誘発したが、その能力の意解決時点でそれが外れたパーマネントを
あなたがコントロールしていない場合(他のプレイヤーが何らかの方法でコントロールを奪う等)、
あなたはそれを生け贄に捧げられない。
*あなたが《生体融合外骨格》をコントロールし、対戦相手の《オーガの装具奪い》が攻撃して
《生体融合外骨格》のコントロールを奪ってそれにつけたとする。
クリンナップ・ステップにこのコントロール変更効果は終了し、《オーガの装具奪い》から
《生体融合外骨格》がはずれ、その誘発型能力が誘発する。しかし、あなたのコントロール
ではない《オーガの装具奪い》を生け贄に捧げることはできないので、結果として何もしない。
*インスタントやソーサリーが複数の対象を取るが、それがそのすべてにおいて同じゴーレムを
対象としている場合(《苦悶のねじれ》により同じゴーレムを2回対象にする等)、
《先駆のゴーレム》の後半の能力が誘発する。
*《先駆のゴーレム》の2つ目の能力を誘発させた呪文のコントローラーは、すべてのコピーの
コントローラーでもある。そのプレイヤーはそのコピーをスタックに置く順番を決める。
元の呪文はそのコピーの下に置かれ、最後に解決される。
*《滞留者ヴェンセール》の2つ目の能力は、それが何に適用されるかを固定しない。
なぜなら、この効果はクリーチャーにある効果を適用するものであり、それらのクリーチャーの
特性を変えるものではないからである。
*カードが公開されたら、それから対応することはできない。例えば、対象となった対戦相手が
ダメージの点数を知ってから、ダメージ軽減呪文を唱えたり再生能力を起動したりはできない。
*忠誠度能力はマナ能力になりえない。
《槌のコス》の2つ目の能力はスタックを使用し、打ち消したり対応したりできる。
すべての忠誠度能力と同様に、それは1ターンに1回のみ、あなたのターンにのみ、
スタックが空で、このターンにこのパーマネントの他の忠誠度能力が起動されていない場合に
のみ起動できる。
*1回目の増殖と異なるプレイヤー、パーマネントの組み合わせを2回目に選んでも良い。
*《原始のタイタン/Primeval Titan》など、複数の土地が同時に対戦相手のコントロール下で
戦場に出た場合、《トンネルのイグナス》の能力はその数分誘発する。
これは、能力はそれを誘発させた土地以外の同時に戦場出た土地を数に数えるからである。
*この能力はダメージを軽減しない。代わりに、これはダメージの結果を変更する。
*あなたがライフを得ることをコストとするもの(《激励》の代替コスト等)は支払えない。
*追放したカードがオーラである場合、そのカードのオーナーは、それが戦場に戻ってくる際に
何にエンチャントするかを決める。そのオーラが適正につけられるものが何も無い場合、
それは永遠に追放されたままになる。
## 訂正 ## 日本語版《憤怒の三角護符》の3つ目の能力のテキスト中に「憤怒の三角版」と
いう表記があるが、これは「憤怒の三角護符」の誤りである。
*クリーチャーでないカードを《ミミックの大桶》により追放する可能性もありえる。
例)クリーチャー化しているトークンでないアーティファクトが戦場から墓地に置かれた場合、
《ミミックの大桶》の1つ目の能力が誘発し、あなたはそのカードを追放できる。
*効果が "You may search your library . . . If you do, shuffle your library,"
である場合、誰も{2}を支払わないなら、ライブラリーから探すことを選べないので、
ライブラリーを切り直さない。
例)《粗石の魔道士/Trinket Mage》、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》など。
#おそらく、10月1日以降のスタンダードでは《粗石の魔道士》が唯一このテンプレートを採用している。
*効果が "Search your library . . . Then shuffle your library," である場合、
誰も{2}を支払わないなら、探す効果は失敗するが、ライブラリーは切り直さなければいけない。
例)《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》、《乾燥台地/Arid Mesa》など。
最近のカードは大抵こっち。
*あるプレイヤーが{2}を支払った場合、それによりそのプレイヤーのみがこのターン
《レオニンの裁き人》の効果を無視できる。他の各プレイヤーは効果を受け続けたままである。
*{2}を支払ったプレイヤーは、そのターンの間、指示があれば任意のプレイヤーのライブラリー
からカードを探すことができる。自分のものに限らない。
*戦場に複数の《レオニンの裁き人》がある場合、ライブラリーからカードを探すためには
1体につき{2}を支払わなければならない。
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そんなところで。
それでは、良いプレリリースを!
あ、今日のFMQは都合によりお休みです。また来週。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
なお、全言語版において《きらめく鷹の偶像》に訂正が出ています。
印刷されたカードに「鳥(Bird)」になることが示されていません。これは訂正されます。
Gathererでも確認できます。
他のアーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「きらめく鷹の偶像は、ターン終了時まで飛行を持つ2/2の鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。」を選んでもよい。
{W}:きらめく鷹の偶像は、ターン終了時まで飛行を持つ2/2の鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。
また、日本語版の《憤怒の三角護符》の3つ目の能力のテキスト中に「憤怒の三角版」という表記
がありますが、これは「憤怒の三角護符」の誤りです。
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製品情報
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ミラディンの傷跡の公式発売日:2010年10月1日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
2010年10月1日以降のスタンダードでは、
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
・ミラディンの傷跡
が使用可能になります。
同様に、10月1日以降のエクステンデッドでは、
・ローウィン・シャドームーアブロック
(ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア、イーブンタイド)
・アラーラブロック(アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
・マジック2010
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
・ミラディンの傷跡
が使用可能になります。
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一般注釈
-------------------------------
** 派閥 **
ミラディンの傷跡の各カードは、ミラディン人(Mirran)はファイレクシア人(Phyrexian)
の派閥に属している(ただし、基本土地とプレインズウォーカーは除く)。
いずれの派閥に属しているかは、文章欄に書かれている印章で区別できる。
この派閥については、ミラディンの傷跡のゲームデーに特殊な構築ルールとして採用されるが、
特にルール的な意味合いは無い。
** 復活テーマ:-1/-1カウンター **
ミラディンの傷跡には、-1/-1カウンターが関わるカードが多数存在する。
キーワード能力でもある感染/Infect は、ファイレクシア派閥にしか存在しない。
*パーマネントの上に、少なくとも1個の+1/+1カウンターと、少なくとも1個の-1/-1カウンターが
置かれている場合、その上から+1/+1カウンター1個と-1/-1カウンター1個の組み合わせを可能な
かぎり取り除く。これは状況起因処理として実行される。
** 復活テーマ:毒カウンター **
ミラディンの傷跡ではファイレクシアの主戦術として毒カウンターが用いられる。
* 毒カウンターは、プレイヤーが得ることのできる唯一のカウンターである。
(通常、カウンターはパーマネントに置かれる。) 各プレイヤーがいくつの毒カウンターを
持っているかは、注意深く記録すること。この数は、紙に書く、ダイスを使う、毒カウンターの扱い
になる何らかの道具(ミラディンの傷跡のブースターに入っている毒カウンター等)の個数で
記録するなど、プレイヤーが同意できる方法で記録すること。
# 残ライフを 『17/P2』 (毒カウンター2個)などといった表記にするのも良いかと。
# 良い毒カウンター表記法を思いついた方はコメント欄まで。
* 10個以上の毒カウンターを持っているプレイヤーはこのゲームに敗北する。
これは状況起因処理である。
* ミラディンの傷跡には毒カウンターを取り除くことのできるカードは存在しない。
(歴代においてもそのようなカードは1枚だけ――ホームランドの《Leeches》――である。)
《Leeches》が使用できるフォーマットで対戦を行わないかぎり、プレイヤーが毒カウンターを
得たら、以降ゲームの間はそれを持ち続けることになる。
** 新キーワード能力 感染/Infect **
感染は、プレイヤーやクリーチャーに与えられるダメージの性質を変える能力である。
感染はファイレクシア派閥のカードにしか存在しない。
702.87.感染
702.87a 感染は常在型能力である。
702.87b 感染を持つ発生源からのダメージがクリーチャーに与えられた場合、そのクリーチャーにはそのダメージを負わせない。そうではなく、それはその点数に等しい-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。119.3を参照。
702.87c 感染を持つ発生源からプレイヤーに与えられたダメージは、そのプレイヤーのライフを減少させない。そうではなく、それはその点数に等しい毒カウンターをそのプレイヤーに与える。119.3を参照。
702.87d いずれかのパーマネントがダメージを与える前に何らかの効果により戦場を離れた場合、それが感染を持っていたか否かの決定にはそれの最終情報を用いる。
702.87e 感染のルールは、その感染を持つオブジェクトが存在する領域にかかわらず、そこから与えられたダメージに対して機能する。
702.87e 一つのオブジェクトに複数の感染があっても効果は変わらない。
*感染はあらゆるダメージに適用される。戦闘ダメージに限らない。
*感染をもつ発生源からのダメージは、普通の意味あいとしてのダメージを同じ扱われ方をする。
感染と絆魂を同時に発生源が持つ場合、それがダメージを与えると、同じ値のライフを得る。
軽減や移し替えも同様にできる。
*感染を持つ発生源がプレイヤーにダメージを与えた場合、プレイヤーのライフの増減は無いが、
「プレイヤーにダメージを与え」ている。
*感染を持つ発生源からのダメージがプレインズウォーカーに与えられる場合、それは通常のダメージと同様に扱う。
** 再録能力語:刻印/Imprint **
刻印はミラディンの頃とは異なり、現在は能力語となっている。刻印それ自体に意味はない。
ミラディン派閥のカードが刻印を持つ。
*刻印能力をもつパーマネントは、
a) その刻印能力によってカードを追放する能力
b) 「刻印能力によって追放されたカード」を参照する能力
の2つを持つ。この2つの能力は関連している。(Linked)
b)の能力はa)によって追放されたカードしか参照しない。
他の要因によって追放されたカードがあったとしても、b)の能力はそれを見ない。
#なお、下の説明でも上記a) b) の表記を使用する。
*刻印能力を持つパーマネントが、b) が参照する追放されたカードを持たないことがありえる。
この場合、b)から求められる追放されたカードの値は定義されない。
依然としてb) という能力はカードに存在し、可能な限りそれは効果を発揮するが、
何の意味もないということがありうる。
** 新能力語:金属術/Metalcraft **
金属術は能力語である。それは、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合
に機能が上昇する能力の先頭に書かれている。能力語自体にはルール上の意味は無い。
金属術はミラディン派閥のカードにしか存在しない。
*金属術能力の一部は、パーマネントの起動型能力である。このような能力を起動するためには、
あなたは起動の段階で3つ以上のアーティファクトをコントロールしている必要がある。
この能力の解決時に、あなたがすでに3つ以上のアーティファクトをコントロールしている状態で
なくなっていたとしても、それは通常通りに解決される。
*金属術能力の一部は常在型能力である。これらの能力は、あなたが3つ以上のアーティファクト
をコントロールしているかを常にチェックしていて、ボーナスを適用するかを決定する。
1つの例外を除いて(カード別注釈《冷静な反論》を参照)、これらの能力は戦場にある場合にのみ機能する。
*金属術能力の一部は誘発型能力である。これらは、"if"節を持つ。この能力が誘発するためには、
その時点であなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている必要がある。
そうでない場合、誘発もしない。これらの能力の解決時に、ゲームは再びチェックを行う。
その時点であなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしてい無い場合、この能力は何もしない。
** 新キーワード処理:増殖/Proliferate **
増殖はカウンターがあるプレイヤーやパーマネントに、さらに1個カウンターを追加する行動である。
増殖はファイレクシア派閥のみが持つキーワード処理である。
*カウンターを持っているプレイヤーや、カウンターを持っているパーマネントを好きな数選べる。
自分や対戦相手といったことは関係がない。
*戦場以外の領域のカードは、その上にカウンターが置かれていても選べない。
これには待機状態のカードやスタック上の《稲妻の嵐》等が含まれる。
*増殖行うことを含む呪文や能力にプレイヤーが対応することは可能である。ただし、その呪文や
能力の解決が始まり、それのコントローラーが新たなカウンターを置くパーマネントやプレイヤー
を選んだら、その時点では対応するには遅すぎる。
** サイクル:ミラディンの傷跡のタップイン土地 **
ミラディンの傷跡のセットには、2つの色のマナを生み出し、あなたがコントロールする土地の
数によって、それがタップ状態で戦場にでる土地のサイクルがある。
黒割れの崖
土地
あなたがコントロールしている他の土地が3つ以上であるかぎり、黒割れの崖はタップ状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{B}か{R}を加える。
Blackcleave Cliffs
Land
Blackcleave Cliffs enters the battlefield tapped unless you control two or fewer other lands.
{T}: Add {B} or {R} to your mana pool.
*この土地があなたの1~3枚目の土地である場合、それはアンタップ状態で戦場に出る。
しかし、あなたが他に3つ以上の土地をコントロールしている場合、それはタップ状態で戦場に出る。
(大抵の場合、4枚目にこの土地をプレイする場合、それはタップ状態で場に出ることになる)
* これらの土地が(おそらくは《風景の変容》や《歪んだ世界》等により)他の土地と同時に
戦場に出る場合、同時に戦場に出る他のそれらの土地は、あなたがいくつの土地をコントロール
しているかの数に含まれない。
#英語表記と比べてわかるように、日本語では「unless/~でないかぎり」という表現は使用されて
いない。意味合いとしてはほぼ同様に機能し、こちらのほうが分かりやすい。
が、オラクルを参照する場合、英語表記に準じること。
つまり、「あなたがコントロールする土地が2つ以下でないかぎりタップ状態で戦場に出る」
#銀枠世界の話になるが、あなたのコントロールする土地が「2枚と半分」だった場合を考えると……
----
・紋章/Emblem とコマンド領域
・サイクル:呪文爆弾/Spellbomb
・サイクル:鍛冶
・ルールメモ:対象を取る呪文や能力
に関しては省略。
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カード別注釈
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《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》
{1}{G}{G}
エンチャント
アーティファクトが1つ戦場からいずれかの対戦相手の墓地に置かれるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
*そのアーティファクトが戦場で誰がコントロールしていたかは問わない。
それが誰の墓地に置かれたかのみがチェックされる。
*あなたが《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ》をコントロールしている時に、
あなたが対戦相手のアーティファクトのコントロールを奪い、そのアーティファクトが
墓地に置かれた場合、「対戦相手の墓地にアーティファクトが置かれた」ので、
あなたはカードを1枚引くことができる。
《失われし者への祈り》
{3}{W}
エンチャント
あなたコントロールするクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、あなたは{X}を支払ってもよい。そうした場合、あなたはX点のライフを得る。
*{X}を支払うかどうかを決定するのは、能力の解決時である。スタックに積まれたときに決定する
必要はないし、{X}を前もって支払っておく必要もない。
《壊死のウーズ》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― ウーズ
4/3
壊死のウーズが戦場に出ているかぎり、それはすべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードの起動型能力を持つ。
*墓地にあるカードの起動型能力が自身をカード名で参照している場合、《壊死のウーズ》の
その能力は《壊死のウーズ》自身を名前で参照しているとして扱う。(CR201.4b)
*墓地に《グール・ドラズの暗殺者》などのLvアップ能力を持つクリーチャーがあった場合、
《壊死のウーズ》はLvアップ能力が示す起動型能力--つまり、Lvカウンターを乗せる能力--
は持つが、他のLvカウンターの数によって得られる起動型能力は得ない。
なぜならそれらの能力は墓地にあるカードには存在しないからである。
*場に同時に《イクスリッドの看守》がある場合、それらは互いに第6種であり、
《壊死のウーズ》は《イクスリッドの看守》に依存している。
なので、両者のタイムスタンプにかかわらず、《壊死のウーズ》は自分自身の能力によっては
何も起動型能力を持たない。
《エルズペス・ティレル》
{3}{W}{W}
プレインズウォーカー ― エルズペス
4
[+2]: あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体につき1点のライフを得る。
[-2]: 白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
[-5]: 土地とトークンを除く他のすべてのパーマネントを破壊する。
*《エルズペス・ティレル》の3番目の能力の解決時、トークン、土地、
《エルズペス・ティレル》自身を除くそれ以外のすべてのパーマネントが破壊される。
《王の摂政、ケンバ》
{1}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 猫・クレリック
2/4
あなたのアップキープの開始時に、王の摂政、ケンバにつけられている装備品1つにつき、白の2/2の猫・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*つけられている装備品の数を数えるのは誘発型能力の解決時である。
《大石弓》
{3}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
装備しているクリーチャーは「{T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに2点のダメージを与える。」を持つ。
装備 {4}
*タップしてダメージを与える起動型能力を持つのは装備品ではなく、これをつけられている
クリーチャーである。ダメージの発生源もそのクリーチャーである。
(プロテクションなどに注意)
《オーガの装具奪い》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― オーガ・戦士
4/4
オーガの装具奪いが攻撃するたび、いずれかの対戦相手がコントロールする装備品1つを対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。それをオーガの装具奪いにつける。あなたがその装備品のコントロールを失ったとき、それをはずす。
*遅延誘発型能力(「あなたがその装備品のコントロールを失ったとき、それをはずす。」)
を解決すると、その装備品はどこにもつけられていない状態になる。
あらかじめどこかにつけられていた装備品が、そのつけられていたパーマネントにつくわけではない。
*《オーガの装具奪い》のコントロール変更効果は、クリンナップ・ステップに、パーマネントが
負っているダメージが取り除かれるのと同時に終了する。その時点でその装備品をコントロール
している場合、これにより遅延誘発型能力が誘発する。それはスタックに置かれ、プレイヤーは
対応ができる(通常、クリンナップ・ステップ中は対応ができない)。
その後、このクリンナップ・ステップの終了後、新たなクリンナップ・ステップが開始される。
《風の突き刺し》
{G}
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体と、飛行を持つクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
*解決時にいずれかの対象が不適正になっている場合、呪文は解決されるが効果はない。
1つ目の対象が不適正である場合、それはいかなる行動も行えず、ダメージを与えない。
2つ目の対象が不適正である場合、1つ目の対象がダメージを与えられるものがなくなる。
両方の対象が不適正になったら、呪文は打ち消される。
《絡み森の主》
{6}{G}{G}
クリーチャー ― エレメンタル
8/8
トランプル
絡み森のしもべがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、望む数のあなたがコントロールする土地を対象とする。あなたはそれらの上に、それぞれ覚醒カウンターを1個ずつ置いてもよい。それらの各土地は、覚醒カウンターが置かれ続けているかぎり、緑の8/8のエレメンタル・クリーチャーである。それらは土地でもある。
*対象となった土地は、覚醒カウンターが置かれている間緑の8/8のエレメンタル・クリーチャー
である。《絡み森の主》が戦場にいるかどうかは関係が無い。
*ある土地の上にある覚醒カウンターが(《命運の転送》等により)別な土地に移された場合、
クリーチャー化の効果は移動しない。
元の土地は、覚醒カウンターが置かれていないのでエレメンタル・クリーチャーではなくなる。
移動先の土地は、《絡み森の主》が対象に選んだものではないので緑の8/8のエレメンタル・
クリーチャーにはならない。
《カルドーサのフェニックス》
{2}{R}{R}{R}
クリーチャー ― フェニックス
4/4
飛行、速攻
金属術 ― {4}: あなたの墓地にあるカルドーサのフェニックスを戦場に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間に、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合にのみ起動できる。
*この能力は《カルドーサのフェニックス》が墓地にあるときに機能する。
《記憶殺し》
{3}{B}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。土地でないカード名を1つ指定する。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前を持つカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
*「望む枚数」探すことができるので、指定したカードを墓地、手札、ライブラリーに残すことができる。
#通常の「探す」と異なることに注意せよ。
《キマイラ的大群》
{X}
アーティファクト
キマイラ的大群は、蓄積カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
{1}: ターン終了時まで、キマイラ的大群は「このクリーチャーのパワーとタフネスは、それぞれそれの上に置かれている蓄積カウンターの数に等しい。」を持つ構築物・アーティファクト・クリーチャーになる。
*起動型能力による継続的効果は、第4種+第6種+第7b種 である。
第7a種ではない。
《きらめく鷹の偶像》
{2}
アーティファクト
他のアーティファクトが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「きらめく鷹の偶像は、ターン終了時まで飛行を持つ2/2の鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。」を選んでもよい。
{W}:きらめく鷹の偶像は、ターン終了時まで飛行を持つ2/2の鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。
## 訂正 ## ミスにより、全言語版の《きらめく鷹の偶像》の各能力から、クリーチャー・タイプ「鳥」が欠落している。これは訂正される。いずれの能力を解決した場合も、これは鳥・アーティファクト・クリーチャーになる。
*この継続的効果は、第4種+第6種+第7b種 である。
《銀白のスフィンクス》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
4/3
飛行
金属術 ― {U}: 銀白のスフィンクスを追放する。次の終了ステップの開始時に、それをあなたのコントロール下で場に戻す。この能力は、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合にのみ起動できる。
*あなたが他のプレイヤーがオーナーである《銀白のスフィンクス》をコントロールしている状態で
その能力を起動した場合、《銀白のスフィンクス》は次の終了ステップの開始時にあなたの
コントロール下で戦場に戻る。あなたはそれのコントロールを保持し続けることになる。
(すでに別のオブジェクトであるため)
《ゴーレムの心臓》
{2}
アーティファクト
いずれかのプレイヤーがアーティファクト呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
*《ゴーレムの心臓》や他の"鍛冶"サイクルと異なり、《ゴーレムの心臓》の能力は
いずれかのプレイヤーがアーティファクト呪文を唱えた場合に誘発する。あなたのものに限らない。
《錆ダニ》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― 昆虫
1/3
あなたは、あなたのアンタップ・ステップに錆ダニをアンタップしないことを選んでもよい。
{1}, {T}: アーティファクト1つを対象とし、それをタップする。それは錆ダニがタップ状態であり続けるかぎり、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
*「タップ状態であり続ける限り~」なので、これがタップ状態でなくなった場合、
この効果は切れる。戦場から存在しなくなった場合でも同様である。
《試作品の扉》
{4}
アーティファクト
刻印 ― 試作品の扉が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるアーティファクト・カードを1枚追放してもよい。
{X}, {T}: その追放されているカードのコピーであるトークンを1体戦場に出す。Xはそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい。
*1番目の能力で追放されたカードが無い場合、2番目の能力は起動できない。
(Xが未定義であり、コストが支払えないため)
《屍賊の死のマント》
{2}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるともに威嚇を持ち、黒のゾンビである。
あなたコントロールするトークンでないクリーチャーが1体戦場からあなたの墓地に置かれるたび、あなたは{4}を支払ってもよい。そうした場合、そのカードを戦場に戻し、屍賊の死のマントをそれにつける。
装備 {4}
*装備しているクリーチャーが黒であるゾンビになる。
能力で戻ってきたクリーチャー全てがそうなるわけではない。外れれば元に戻る。
*同時に複数のクリーチャーがあなたの墓地に置かれる場合、能力は複数回誘発し、
あなたはそのコストをそれぞれ支払うことができる。そうした場合、最後に戦場に出てきた
クリーチャーにそれがつけられ、戦場に戻る。
《浸透のレンズ》
{1}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーがクリーチャー1体にブロックされた状態になるたび、あなたはカードを2枚引いてもよい。
*装備しているクリーチャーが複数のクリーチャーにブロックされた場合、その能力はその回数分誘発する。
《水銀のガルガンチュアン》
{5}{U}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士
7/7
あなたは「水銀のガルガンチュアンは7/7のままであることを除いて、戦場に出ているいずれかのクリーチャーのコピーとして戦場に出る。」を選んでもよい。
*選ばれたクリーチャーがパワーやタフネスを決定する特性定義能力を持っている場合、
その能力は《水銀のガルガンチュアン》のパワー7とタフネス7を上書きする。
例)《夢魔》をコピーした場合、そのパワーとタフネスはあなたがコントロールしている沼の数に等しい。
*《水銀のガルガンチュアン》がクリーチャーでない場合、それはパワーやタフネスの特性を持たず、
7/7ではない。
(能力を起動してクリーチャーになっているアーティファクト等)
《精神の瘴気》
{1}{B}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。これにより土地カードが捨てられた場合、精神の瘴気をオーナーの手札に戻す。
*これにより土地カードが捨てられた場合、《精神の瘴気》はスタックからオーナーの手札に
戻される。それの解決は終了するが、それは墓地には置かれない。
(この場合、《たい肥/Compost》などは誘発しない)
《生体融合外骨格》
{4}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに感染を持つ。(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒カウンターの形でダメージを与える。)
生体融合外骨格がいずれかのパーマネントから外れるたび、そのパーマネントを生け贄に捧げる。
装備 {2}
*《生体融合外骨格》の後半の能力が誘発したが、その能力の意解決時点でそれが外れたパーマネントを
あなたがコントロールしていない場合(他のプレイヤーが何らかの方法でコントロールを奪う等)、
あなたはそれを生け贄に捧げられない。
*あなたが《生体融合外骨格》をコントロールし、対戦相手の《オーガの装具奪い》が攻撃して
《生体融合外骨格》のコントロールを奪ってそれにつけたとする。
クリンナップ・ステップにこのコントロール変更効果は終了し、《オーガの装具奪い》から
《生体融合外骨格》がはずれ、その誘発型能力が誘発する。しかし、あなたのコントロール
ではない《オーガの装具奪い》を生け贄に捧げることはできないので、結果として何もしない。
《先駆のゴーレム》
{5}
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム
3/3
先駆のゴーレムが戦場に出たとき、無色の3/3のゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
いずれかのプレイヤーが、ゴーレム1体のみ対象とする、インスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはその呪文を、その呪文が対象にできる他の各ゴーレム1体につき1回コピーする。それぞれのコピーは、それらのゴーレムのうち別々のものを対象とする。
*インスタントやソーサリーが複数の対象を取るが、それがそのすべてにおいて同じゴーレムを
対象としている場合(《苦悶のねじれ》により同じゴーレムを2回対象にする等)、
《先駆のゴーレム》の後半の能力が誘発する。
*《先駆のゴーレム》の2つ目の能力を誘発させた呪文のコントローラーは、すべてのコピーの
コントローラーでもある。そのプレイヤーはそのコピーをスタックに置く順番を決める。
元の呪文はそのコピーの下に置かれ、最後に解決される。
《滞留者ヴェンセール》
{3}{W}{U}
プレインズウォーカー ― ヴェンセール
3
[+2]: あなたがオーナーであるパーマネント1つを対象とし、それを追放する。次の終了ステップの開始時に、それをあなたのコントロール下で場に戻す。
[-1]: このターン、クリーチャーはブロックされない。
[-8]: あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、パーマネント1つを対象とし、それを追放する。」を持つ紋章を得る。
*《滞留者ヴェンセール》の2つ目の能力は、それが何に適用されるかを固定しない。
なぜなら、この効果はクリーチャーにある効果を適用するものであり、それらのクリーチャーの
特性を変えるものではないからである。
《知性の爆発》
{2}{R}{R}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。知性の爆発はそのプレイヤーとそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーに、その公開されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のダメージを与える。これにより土地カードが公開された場合、知性の爆発をオーナーの手札に戻す。
*カードが公開されたら、それから対応することはできない。例えば、対象となった対戦相手が
ダメージの点数を知ってから、ダメージ軽減呪文を唱えたり再生能力を起動したりはできない。
《槌のコス》
{2}{R}{R}
プレインズウォーカー ― コス
3
[+1]: 山を1つ対象とし、それをアンタップする。それはターン終了時まで、赤の4/4のエレメンタル・クリーチャーになる。それは土地でもある。
[-2]: あなたがコントロールする山1つにつき、あなたのマナ・プールに{R}を加える。
[-5]: あなたは「あなたがコントロールする山は『{T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。この土地はそれに1点のダメージを与える。』を持つ。」を持つ紋章を得る。
*忠誠度能力はマナ能力になりえない。
《槌のコス》の2つ目の能力はスタックを使用し、打ち消したり対応したりできる。
すべての忠誠度能力と同様に、それは1ターンに1回のみ、あなたのターンにのみ、
スタックが空で、このターンにこのパーマネントの他の忠誠度能力が起動されていない場合に
のみ起動できる。
《伝染病エンジン》
{6}
アーティファクト
伝染病エンジンが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。
{4}, {T}: 増殖を行い、その後再び増殖を行う。(あなたはカウンターの置かれているパーマネントやプレイヤーを望む数だけ選び、その後それぞれに、その上にすでに置かれているカウンターのうち1種類を1個置く。その後、それを繰り返す。)
*1回目の増殖と異なるプレイヤー、パーマネントの組み合わせを2回目に選んでも良い。
《トンネルのイグナス》
{1}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
2/1
土地が1ついずれかの対戦相手のコントロール下で戦場に出るたび、このターンそのプレイヤーが他の土地を自分のコントロール下で戦場に出していた場合、トンネルのイグナスはそのプレイヤーに3点のダメージを与える。
*《原始のタイタン/Primeval Titan》など、複数の土地が同時に対戦相手のコントロール下で
戦場に出た場合、《トンネルのイグナス》の能力はその数分誘発する。
これは、能力はそれを誘発させた土地以外の同時に戦場出た土地を数に数えるからである。
《白金の帝像》
{8}
アーティファクト・クリーチャー ― コロッサス
8/8
あなたのライフの総量は変化しない。(あなたはライフを得ることも失うこともできない。あなたはライフを0点以外支払うことができない。)
*この能力はダメージを軽減しない。代わりに、これはダメージの結果を変更する。
*あなたがライフを得ることをコストとするもの(《激励》の代替コスト等)は支払えない。
《微光角の鹿》
{2}{W}{W}
クリーチャー ― 大鹿
3/3
警戒
微光角の鹿が戦場に出たとき、他のパーマネント1つを対象とし、それを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に出す。
*追放したカードがオーラである場合、そのカードのオーナーは、それが戦場に戻ってくる際に
何にエンチャントするかを決める。そのオーラが適正につけられるものが何も無い場合、
それは永遠に追放されたままになる。
《憤怒の三角護符》
{2}
憤怒の三角護符は、蓄積カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
{R}{R}, {T}:憤怒の三角護符の上に蓄積カウンターを1個置く。
{2}, {T}, 憤怒の三角護符から蓄積カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+0の修整を受ける。
憤怒の三角護符
## 訂正 ## 日本語版《憤怒の三角護符》の3つ目の能力のテキスト中に「憤怒の三角版」と
いう表記があるが、これは「憤怒の三角護符」の誤りである。
《ミミックの大桶》
{3}
アーティファクト
刻印 ― トークンでないクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、あなたはそのカードを追放してもよい。そうした場合、ミミックの大桶によって追放されている他のカードをオーナーの墓地に戻す。
{3}, {T}: その追放されているカードのコピーであるトークンを1体戦場に出す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
*クリーチャーでないカードを《ミミックの大桶》により追放する可能性もありえる。
例)クリーチャー化しているトークンでないアーティファクトが戦場から墓地に置かれた場合、
《ミミックの大桶》の1つ目の能力が誘発し、あなたはそのカードを追放できる。
《レオニンの裁き人》
{1}{W}
クリーチャー ― 猫・クレリック
2/2
プレイヤーはライブラリーから探せない。いずれのプレイヤーも{2}を支払ってもよい。そうしたなら、ターン終了時まで、そのプレイヤーはこの効果を無視する。
*効果が "You may search your library . . . If you do, shuffle your library,"
である場合、誰も{2}を支払わないなら、ライブラリーから探すことを選べないので、
ライブラリーを切り直さない。
例)《粗石の魔道士/Trinket Mage》、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》など。
#おそらく、10月1日以降のスタンダードでは《粗石の魔道士》が唯一このテンプレートを採用している。
*効果が "Search your library . . . Then shuffle your library," である場合、
誰も{2}を支払わないなら、探す効果は失敗するが、ライブラリーは切り直さなければいけない。
例)《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》、《乾燥台地/Arid Mesa》など。
最近のカードは大抵こっち。
*あるプレイヤーが{2}を支払った場合、それによりそのプレイヤーのみがこのターン
《レオニンの裁き人》の効果を無視できる。他の各プレイヤーは効果を受け続けたままである。
*{2}を支払ったプレイヤーは、そのターンの間、指示があれば任意のプレイヤーのライブラリー
からカードを探すことができる。自分のものに限らない。
*戦場に複数の《レオニンの裁き人》がある場合、ライブラリーからカードを探すためには
1体につき{2}を支払わなければならない。
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そんなところで。
それでは、良いプレリリースを!
あ、今日のFMQは都合によりお休みです。また来週。