#EDHのルールが5月19日付けで更新されていました。
#《燃え立つ願い/Burning Wish》等の願い系でゲームの外部からカードを持ってくる場合は、
#サイドボードからしか持ってくることができません。サイドボードを使用しているので、
#「サイドボードを使用する」というオプション・ルールを採用している場合にしか
#願い系のカードでカードを手札に入れることはできません。そのあたりが明文化されました。

ご報告が遅れましたが、日本語公式サイト、mtg-jp のほうで
おいらが寄稿した記事が掲載されております。

http://mtg-jp.com/reading/wpn/004881/

記事名は異なりますが、やっぱり略称はFMQです。え? 略称のほうが先にあった?
やだなあ兄さん、それは言いっこ無しってことですよ。

DNで過去に出したFMQと同じネタで、リメイクした問題を向こうで出題するかもしれませんが、
その場合は復習と思って頂ければ。過去問そのままの形では出さないようにします。

向こう(mtg-jp) の方では、月1回の出題と回答という形式になっております。
あと、最終問のようなPuzzlingは毎回出していこうかと。

2つめのFMQ、そしてWPN通信、ひいては mtg-jp 公式をよろしくお願いいたします。

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それでは、先週の回答。


問1
かたならし○×。

「アーティファクトでもクリーチャーでもエンチャントでも土地でも
 プレインズウォーカーでも無いパーマネントが戦場に存在する場合、
 それは状況起因処理で墓地に置かれる。」

○か×か?


×

状況起因処理は様々なものがあるが、問題文のような状況起因処理はない。

また、パーマネントが全てのパーマネント・タイプを失ったとしても、
それはやはりパーマネントであり、戦場に残り続ける。(CR110.4c)

#《ニューロックの変成者/Neurok Transmuter》等で可能。


 
問2
戦場にはAのコントロールする《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》がある。

Bのターン、Bは墓地にある《よろめく死体/Shambling Remains》を見つつ、

B「《よろめく死体》の蘇生能力を起動したい。」
A「蘇生は起動型能力だから無理じゃない?」

さて、Aの言い分は正しいか?


正しくない。

蘇生は起動型能力である。(CR702.81)

一方、《静寂の守り手、リンヴァーラ》で禁止されるのは、「クリーチャーの起動型能力の起動」である。
ここで指している「クリーチャー」とは、単にカードタイプを用いて表現しているので、
より明確には「戦場にあるクリーチャーというタイプを持つパーマネント」を意味する。(CR109.2)

《よろめく死体》は墓地にあるので、《静寂の守り手、リンヴァーラ》の能力にはひっかからず、
《よろめく死体》の蘇生能力は通常通り起動できる。

 
問3

A,B,Cの3人で多人数戦を行っている。

Aのターン、Aは《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》を唱えた。
それに対応して、Bが《標本集め/Gather Specimens》を唱えた。
さらにそれに対応して、Cが《標本集め/Gather Specimens》を唱えた。

これ以外にA,B,Cが何も行動をしなかった場合、Aの唱えた《ルーン爪の熊》は、
誰のコントロール下で戦場に出るか?


《標本集め/Gather Specimens》はクリーチャーが戦場に出る際に、それが対戦相手の
コントロール下で出る場合に、それを代わりに自分のコントロール下で戦場に出すという
置換効果を作り出す。

Aの《ルーン爪の熊》は、BとCの《標本集め》が作り出した2つの置換効果を同時に受ける。
影響をうけるのはAのオブジェクトなので、Aがどちらの置換効果を先に適用するかを宣言する。

例えば、Bの《標本集め》による置換効果を先に適用すると、《ルーン爪の熊》はBのコントロール下
で戦場に出ようとするが、まだCの《標本集め》による効果が適用できるので、
結局Cのコントロール下で戦場に出る。

逆に、Cの《標本集め》による置換効果を先に適用すると、結局Bのコントロール下で戦場に出る。

なので、「BかCのいずれかのコントロールで戦場に出る。
どちらのコントロールで戦場に出るかはAに選択権がある。」となる。



*おまけ問題:

*前置きの会話にあった、「先手ダブルマリガンから3ターン目に18点与える」方法を考えよ。


想定解の7枚は

《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《窯の悪鬼/Kiln Fiend》、
《壊滅的な召喚/Devastating Summons》、《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》、
《山/Mountain》x3

でした。
3T目に《壊滅的な召喚》で《山》を3枚生贄にささげ、余ったマナで《ゴブリンの奇襲隊》
をキッカー込みで唱えて全員攻撃して18点です。

なお、おまけ問題にしたのは、記事を作成している最中に、18点どころかもっと多いダメージを
与えることができる組み合わせがあるんじゃないか? と思ったからです。

#単純に土地をフェッチランドにすれば《窯の悪鬼》→《板金鎧の土百足/Plated Geopede》で
#もう1点上がります。

思いのほか楽しんで頂けたようで、つらつら見かけた中で最大のダメージは

《コーの決闘者/Kor Duelist》、《冒険者の装具/Adventuring Gear》、
《巨大化/Giant Growth》、《地うねり/Groundswell》、《平地/Plains》、
《霧深い雨林/Misty Rainforest》、《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》

の7枚を使用した3T目28点でした。
2T目にフェッチを起動しないところが良いですね。

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ちょっと募集。


【コンテスト】 『7 cards』


(目標):7枚の手札のみで3T目に最大ダメージをたたき出して下さい。


(ルール):
*あなたは3ターンの間、プレイができます。
*カードを引くことはできません。ドローステップのドローはありません。
 呪文や能力の効果によるドローや、手札に入れる/put into your hand もできません。
*同名のカードは、基本土地以外は1枚しか使用できません。
*ライブラリーの順番は無作為化されているものとします。
 何が入っているかは適当に決めて良いですが、
 『上からA,B,C...の順番で積まれている』ということではありません。
*対戦相手の手札は無作為です。何があるかは不確定です。
 対戦相手は何もしません。いわゆるグッピーです。

(レギュレーション)

1)他の領域のサーチを禁止。使えるのは手札の7枚のみ。カードプールはスタンダード環境下。
 #フェッチランドや《不屈の自然/Rampant Growth》といったカードが禁止されます。

2)他の領域のサーチを許可。カードプールはスタンダード環境下。


これだ! という組み合わせがありましたら、コメント欄までお願いします。
回答を書いた自分のblogやDNへのリンクでもOK。

カードセットが変わる度に募集してもよさそうですね、これ。

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上のコンテストですが、

3)1)と同様の条件で、カードプールはエクステンデッド環境下。
4)2)と同様の条件で、カードプールはエクステンデッド環境下。
5)……

というように、レガシー環境、ヴィンテージ環境も募集しようと思いましたが、

(適当なマナソース)+《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》と
土地を抜いた巨大なライブラリーを準備すれば、
簡単に大きなダメージが叩きだせるので、かえって面白くありません。残念。


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そんなところで。



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