#粛々とできることをやる日々。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×。

「双頭巨人戦において、あるプレイヤーが10個の毒カウンターを得た場合、
 そのプレイヤーの属するチームは敗北する。」

◯か×か?


×

双頭巨人戦の場合、チームで15個以上の毒カウンターを持っている場合、そのチームは敗北する。(CR704.5u)

個人で10個持っているかどうかは関係が無く、チーム全体で何個の毒カウンターを持っているかを参照する。
これは4月1日付更新分でCR本文に書かれています。


 
問2
戦場にはAのコントロールする《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》がある。

Aのターン、AはBに対して《頭脳いじり/Head Games》を唱えた。

B「互いにマナはもうないよな。」
A「ま、僕としてはこれで十分だよ。」

さて、この《頭脳いじり》が解決されると、Bの手札は最終的にどうなるだろうか?


《頭脳いじり/Head Games》に書かれている通りのことを行う。
Bの手札にあるカードはBのライブラリーに置かれ、AはBのライブラリーからカードを探す……
が、《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》がいるので、カードは探せない。
可能な限りのことを実行するので、Bは手札に何のカードも加えられないまま、
Bのライブラリーは切り直される。

結果として、Bの手札には何のカードも残らない。


 
問3 (難)

レガシーでのこと。PとQが対戦している。

Pのターン、Pは《実物提示教育/Show and Tell》を唱え、これが解決された。

QはPの手札に《大祖始/Progenitus》と《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》が
あるのは知っているが、どちらを出してくるかはわからない。

そしてQの手札には《ルーンの光輪/Runed Halo》があった。

さて、QはPの出したカードを見た上で、《ルーンの光輪/Runed Halo》でカード名を指定できるだろうか?


実はこの問題は、現行のCR文章では説明できない。

《実物提示教育/Show and Tell》のように、同時に非公開の領域からカードを選ぶ場合、
選ばれた時点では裏向きである。その表をあらかじめ見ることはできない。(CR101.4)

その後、同時に処理がされる。
つまり、Pが選んだカード(ここでは《大祖始/Progenitus》とする)と、
Qの選んだカード(=《ルーンの光輪/Runed Halo》)がようやく表向きになり、同時に戦場に出る。
が、《ルーンの光輪/Runed Halo》が戦場に出る際には、カード名を宣言しなくてはならず、
宣言する時点では《ルーンの光輪/Runed Halo》は戦場には無い。

ここで問題になるのは、

 1)裏向きにカードを選ぶ (手札領域)
 2)表向きにする (まだ手札領域)
 3)それらは戦場に出る (戦場領域)

という処理のうち、2)と3)の間が存在するかどうか、という点である。
2)と3)の間があれば、《ルーンの光輪/Runed Halo》が戦場に出る前に、表向きになったPのカード
をQは見ることができるはずである。
また、2)と3)の間が無いと仮定するならば、裏向きのカードであるはずの《ルーンの光輪/Runed Halo》
を表向きにする際に、カード名を宣言しなくてはいけない。つまりPのカードの表をQは知ることができない。

残念ながら、この2)と3)の間があるかどうかの記述は、CRに存在しない。

 
しかし、助け舟はあった。

現在のルールマネージャーである Matt Tabak によると、

効果によって何かしらが戦場に置かれる場合、それは今ある領域から戦場領域へ移動する前に、
「戦場に移動する際に機能する置換効果」を正常に適用するため、能力が明らかになっていないといけない。
つまり、上の例で言うと、2)と3)の間は存在し、《ルーンの光輪/Runed Halo》でカード名を
宣言する時点では、QはPが何を出そうとしていたかを見ることができる、というのだ。

従って、現時点においては、

「QはPのカードの表を見た上で、《ルーンの光輪/Runed Halo》のカード名を指定できる。」

という回答を、私は支持する。


#この事例に関するCR項目は次回update時に更新されるそうなので、とりあえずは待ちましょう。


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そんなところで。

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