#お知らせ:CBL47thのデッキリストは5月5日深夜に挙げます。


4月29日に行いました、ホビステ杯#21は、
26名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、全勝で Takahashi Dai さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯の日程は未定ですが、NPH発売後の5月中に行いたいと思います。

それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Takahashi Dai

Main
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
1《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《飛翔する海崖/Soaring Seacliff》
4《沼/Swamp》
1《島/Island》
1《山/Mountain》

4《煙霧吐き/Fume Spitter》
4《臓物の予見者/Viscera Seer》
1《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》
4《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
4《恐血鬼/Bloodghast》
2《占いフクロウ/Augury Owl》
1《ドロスバッタ/Dross Hopper》
4《ウラモグの手先/Pawn of Ulamog》
2《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1《海門の神官/Sea Gate Oracle》

4《血の長の刃/Blade of the Bloodchief》
2《ひずみの一撃/Distortion Strike》
1《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb》

1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
1《強迫/Duress》
1《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2《闇の後見/Dark Tutelage》
3《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
2《皮裂き/Skinrender》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《破滅の刃/Doom Blade》
2《反逆の印/Mark of Mutiny》
1《骨溜め/Bonehoard》
1《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》


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* 2nd place *

Sawada Ken

Main
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
3《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
2《島/Island》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》

4《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》

4《定業/Preordain》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1《強迫/Duress》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《失脚/Oust》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
3《マナ漏出/Mana Leak》
1《喉首狙い/Go for the Throat》
1《迫撃鞘/Mortarpod》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
2《審判の日/Day of Judgment》

4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》

Sideboard
1《墓所のタイタン/Grave Titan》
1《見栄え損ない/Disfigure》
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
1《鋼の妨害/Steel Sabotage》
3《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2《糾弾/Condemn》
1《強迫/Duress》
2《記憶殺し/Memoricide》
1《天界の粛清/Celestial Purge》

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* 3rd place *

Nose Kouji

Main
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
5《島/Island》
3《沼/Swamp》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》

1《墓所のタイタン/Grave Titan》
1《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》

2《強迫/Duress》
3《定業/Preordain》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《喉首狙い/Go for the Throat》
2《広がりゆく海/Spreading Seas》
1《乱動への突入/Into the Roil》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
2《転倒の磁石/Tumble Magnet》
1《ミミックの大桶/Mimic Vat》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》

1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》

Sideboard
2《記憶殺し/Memoricide》
1《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
2《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
3《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《見栄え損ない/Disfigure》
2《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1《決断の手綱/Volition Reins》

New Phyrexia FAQ

2011年5月4日 Ruling
"新たなるファイレクシア"のFAQが発表されています。
今回はDailyMTGのMagic Arcana 上で記事として書かれています。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/703

いつものように、ざっくり紹介。

以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版も.rtfでダウンロードできます。

既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。

 
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製品情報
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新たなるファイレクシアの公式発売日:2011年5月13日
セットレアリティー内訳:コモン60、アンコモン60、レア35、神話レア10、基本土地10 の計175種。

2011年5月13日(金)より、構築戦で新たなるファイレクシアが使用可能になります。

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一般注釈
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** 新メカニズム:ファイレクシア・マナ・シンボル / Phyrexian Mana Symbols **

いくつかのカードには、5つの色を背景とした丸にファイレクシアの紋章が入ったファイレクシア・マナ・シンボルが印刷されている。これらのシンボルは2通りの方法で支払うことのできるコストを表している。背景の色で指定された色のマナ一点で支払うか、2点のライフで支払うかである。

*ファイレクシア・マナ・シンボルは{G/P} のように示される。これは緑マナ1点、もしくは2ライフで支払うことができる。これは緑マナのシンボルである。

* ファイレクシア・マナ・シンボルを持つカードは、そのマナ・コストで示された色である。そのコストがどう支払われたかは関係が無い。{G/P} がマナ・コストで示されている場合、そのカードは緑である。


*ファイレクシア・マナ・シンボルを持つカードの点数で見たマナ・コストは、各ファイレクシア・マナ・シンボルを1として数える。

*ファイレクシア・マナ・シンボルを含むコストをどう支払うかは、モードを選んだりXの値を決めたりする時点と同時である。CR601.2b参照。これは混成マナ・シンボルとも同じである。

*ライフが1以下である場合、2点のライフは支払えない。


** サイクル:"大長/Chancellor" **

ファイレクシア軍の指揮系統に存在する強力な一員である大長は、ゲームが始まる前から影響を与える。

*ゲーム開始時の手順に従い、全てのプレイヤーがマリガンをこれ以上行わないことを選択して最初の手札を決定し終えた後、《大長》または《力線》などのゲーム開始時の手札からの行動を認めるカードに書かれている行動を行うことができる。

*開始プレイヤーが全ての「ゲーム開始時から認められている行動」を1つずつ行ったあと、ターン進行順に各プレイヤーがこれを行う。

*各プレイヤーがゲーム開始時の手札による行動を行う選択肢を実行した後に、ゲームの最初のターンが開始される。

*この方法で公開された《大長》は、ゲームの第1ターンが開始されるまで公開されたままになる。物理的に同じカードを再び公開して効果を複数回得ることはできない。

** サイクル:"接合者/Splicer" **

接合者と呼ばれる一連のカードは、戦場に出たときにゴーレム・トークンを生み出し、さらにゴーレムに能力を与える。

*接合者によってゴーレムに与えられる能力は、それ自身により戦場に出されたゴーレム・トークンに留まらない。あなたのコントロールする全てのゴーレムに適用される。


** サイクル:"総督/Exarch" **

総督と呼ばれる一連のサイクルは、戦場に出たときに2つのうち1つを選ぶモード選択型の能力を持つ。

*能力をスタックに積む際に、あなたが使用するモードを選ぶ。行った後、モードの変更はできない。

*適正な対象が無いモードの選択はできない。


** テーマ:ファイレクシアの"血税/blood tax"カード **

いくつかのカードには1点のライフを失わせる追加効果を持つものがある。

*これらの効果によるライフの喪失は、呪文もしくは能力の解決中に起こる。元々の呪文や能力が打ち消された、もしくはそもそも解決されなかった場合、ライフの喪失は起こらない。

** ルール変更:双頭巨人戦における毒カウンター **

2011年4月1日のCR更新により、双頭巨人戦における毒カウンターに関するルールが変更になりました。

 ・毒カウンターはプレイヤー個別でなく、チームで共有する。
 ・15個以上の毒カウンターを持つチームは、ゲームに敗北する。
 ・効果が個別のプレイヤーが持つ毒カウンターの数を参照する場合、その効果はチームの持つ毒カウンターの数を参照する。
 ・あるプレイヤーのチームが1個以上の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤーは「毒を受けている」とみなされる。

*増殖を行う場合、既に毒カウンターをもっているチームに対し、毒カウンターを1個だけ与えても良い。

** ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦からの再録メカニズム **

感染、-1/-1カウンター、毒カウンター、刻印、金属術、増殖、生体武器といったメカニズムは今回も存在する。これらの詳細は以前のFAQを参照すること。なお、今回はいくつかのファイレクシア派のカードも刻印を持つ。機能に変更はない。

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カード別注釈
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《攻撃的な行動》
{3}{R/P}{R/P}
インスタント
({R/P}は{R}でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、ターン終了時までそれのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。


* 《攻撃的な行動》が対象にできるのは対戦相手のコントロールするクリーチャーである。アンタップ状態のものでもよい。

#これの元文章は英語版FAQから間違っています。(細かい点ですが)
#あなたのコントロールするクリーチャーに《攻撃的な行動》を唱えることはできません。
#Mattのツイートにもあったので、そのうち直るでしょう。


《異種移植》
{4}{U}
エンチャント
異種移植が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
あなたがコントロールするクリーチャーは、それの他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。


*現在マジックに存在するクリーチャー・タイプを選ばなくてはいけない。

*戦場であなたのコントロールするクリーチャーのみが影響を受ける。他の領域のクリーチャー・カードやクリーチャー呪文は影響を受けない。(→《奸謀/Conspiracy》とは異なる)

*特定のタイプのクリーチャーが戦場に出るに際し適用される(あるいは適用されない)置換効果は、《異種移植》の効果の前に適用される。例えば、選ばれたクリーチャー・タイプが戦士で、あなたが《茨森の模範》をコントロールしている場合、《ルーン爪の熊》が戦場に出る際には追加の+1/+1カウンターは得ない。

《ヴィリジアンの背信者》
{1}{G}{G}
クリーチャー ― エルフ・戦士
3/1
ヴィリジアンの背信者は、いずれかの対戦相手が毒を受けているかぎり感染を持つ。


*これが感染を持つためには、ダメージを与える段階で、いずれかの対戦相手が毒を受けている必要がある。これと感染持ちのクリーチャーが同時に、まだ毒を受けていないプレイヤーへダメージを与える場合、《ヴィリジアンの背信者》はまだ感染をもっていないので通常の3ダメージを与える。

#つまり、感染持ちの先制攻撃持ちと組み合わせた場合に少しややこしくなる。

《オーリオックの生き残り》
{5}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
4/6
オーリオックの生き残りが戦場に出たとき、あなたの墓地にある装備品カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。そうした場合、あなたはそれをオーリオックの生き残りにつけてもよい。


*これが戦場に出た時の能力の解決時に、これが既に戦場にいなかった場合、装備品は戦場に出て、どれにもつけられていない状態になる。

《解放された者、カーン》
{7}
プレインズウォーカー ― カーン
6
[+4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札にあるカードを1枚追放する。
[-3]:パーマネント1つを対象とし、それを追放する。
[-14]:解放された者、カーンにより追放されたすべてのオーラでないパーマネント・カードを別にして、ゲームを再び開始する。その後、それらの別にしたカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。


*《解放された者、カーン》の1つ目の能力と3つ目の能力は関連している。同様に、《解放された者、カーン》の2つ目の能力と3つ目の能力は関連している。《解放された者、カーン》の1つ目か2つ目の能力により追放されたカードのみが、ゲームを再び開始したときに追放領域に残る。

*再び開始されることになったゲームはただちに終了する。そのゲームに残っているプレイヤーはただちに新たなゲームを開始する。《解放された者、カーン》の能力の結果として、元のゲームにおけるプレイヤーは勝ったり負けたり引き分けたりしない。

*多人数戦のゲーム(3人以上のプレイヤーで開始したゲーム)において、《解放された者、カーン》の能力によりゲームが再び開始される時点でゲームから離れているプレイヤーは、新たなゲームに参加しない。

*ゲームを再び開始した能力をコントロールしていたプレイヤーが、新たなゲームにおける開始プレイヤーとなる。新たなゲームは、通常のゲームと同様に開始される。
  各プレイヤーは自分のデッキを切り直す(《解放された者、カーン》の能力により追放領域に残っているカードを除く)。
  各プレイヤーのライフの総量は20点(あるいは現在プレイ中のフォーマットが規定する開始時のライフの点数)になる。
  プレイヤーはカードを7枚引いて手札にする。プレイヤーはマリガンを行ってよい。
  プレイヤーは、"法務官"や"力線"等の、開始時の手札に関する行動を行ってよい。

*ゲーム前の手順が終了した後、新たなゲームが開始される前、《解放された者、カーン》の能力の解決の最後の部分が実行され、追放領域に残っているカードが戦場に置かれる。これにより何らかの誘発型能力が誘発する場合、それらの能力は、1ターン目のアップキープの開始時にスタックに置かれる。

*《解放された者、カーン》の能力により戦場に置かれたクリーチャーは、1ターン目の最初から継続してそのコントローラーのコントロール下にある。それらは攻撃や{T}を起動コストに含む起動型能力の起動を行える。

*《解放された者、カーン》の能力によりタップ状態で戦場置かれたパーマネントは、それのコントローラーの最初のアンタップ・ステップにアンタップする。

*以前のゲームでの行動は、新しいゲームでは適用されない。例えば、あなたが元のゲームで《斑点の殴打者》によりダメージを与えられていた場合、あなたはライフを得られないという効果は新たなゲームには持ち越されない。

*元のゲームで持っていた紋章や毒カウンターは新たなゲームでは持たない。

*統率者戦において、プレイヤーはデッキを切り直す前に自分の統率者を統率領域に置く。

*統率領域から統率者を唱えた回数は0に戻る。さらに、各プレイヤーがそれぞれの統率者から受けた戦闘ダメージも0に戻る。

*いずれかのプレイヤーの統率者がゲームを再び開始した時点で《解放された者、カーン》により追放されていた場合、その統率者はゲームの開始時に統率領域に置かれない。それは《解放された者、カーン》の能力の解決の最後に戦場に置かれる。

*影響範囲限定の選択ルールを採用している多人数戦において、再びゲームを始める効果はすべてのプレイヤーに適用される。その能力のコントローラーの影響範囲内のプレイヤーに限らない。


《急送》
{W}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合、そのクリーチャーを追放する。


*《急送》の解決時にあなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合、対象となったクリーチャーをタップし、その後にそれを追放する。

《ぎらつく油》
{B}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは感染を持つ。
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされているクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。
ぎらつく油が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、ぎらつく油をオーナーの手札に戻す。


*《ぎらつく油》を唱える際は、他のオーラと同様に対象を選択する。《ぎらつく油》の解決時にそのクリーチャーが不適正な対象である場合、《ぎらつく油》は打ち消され、オーナーの墓地に置かれる。それは戦場には出ず、したがって最後の能力は誘発しない。

*最後の能力は、《ぎらつく油》が戦場から墓地に置かれた理由を問わない。それがエンチャントしていたクリーチャーが墓地に置かれたことに限らない。

*感染を複数持つことに意味は無い。

《ゲスの評決》
{B}{B}
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げ、1点のライフを失う。


*この呪文はプレイヤーを対象に取っている。従って、クリーチャーを1体もコントロールしていないプレイヤーでも対象に取れる。


《倦怠の宝珠》
{2}
アーティファクト
戦場に出るクリーチャーは能力を誘発させない。


*《倦怠の宝珠》は、クリーチャー自身が持つ「戦場に出たとき~」の能力を止め、またいずれかのクリーチャーが戦場に出た時に誘発する能力を止める。

*誘発イベントは「"クリーチャーが"戦場に出た」という表記に限らない。
例えば、《精力の護符》は「パーマネントが1つあなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出るたび、それをアンタップする。」を持っている。この状況で、クリーチャーがあなたのコントロール下でタップ状態で出た場合、(戦場に出たクリーチャーは能力を誘発させないので)《精力の護符》は誘発しない。
一方、同じ状況で(クリーチャーではない)土地があなたのコントロール下でタップ状態で出た場合、《精力の護符》は誘発する。

*戦場に出る際の置換効果は影響を受けない。

*《倦怠の宝珠》とクリーチャーが同時に戦場に出る場合、その戦場に出るクリーチャーは誘発型能力を誘発させない。

*通常の誘発型能力を考慮するのと同様に、戦場にでたパーマネントに継続的効果を考慮した後でそれがクリーチャーであるならば、《倦怠の宝珠》によってそのパーマネントは能力を誘発させない。
例:《機械の行進/March of the Machines》がある状態で《倦怠の宝珠》が戦場に出る場合、それはクリーチャーとして戦場に出るため、誘発型能力を誘発させない。

#《倦怠の宝珠》をCR的に言い換えると、
#移動した領域が戦場領域で、移動したオブジェクトが(移動先で)クリーチャーである場合、
#それによる領域移動誘発は誘発しない。ということを示している。


《棍棒での殴り合い》
{2}{R}
エンチャント
クリーチャーでも装備品でもない各アーティファクトは、「装備 {X}」と「装備しているクリーチャーは+X/+0の修整を受ける。」を持つ装備品である。Xはそのアーティファクトの点数で見たマナ・コストに等しい。


*元のタイプや能力は保持される。

*クリーチャーである装備品は、どこにも装備されない。

*《棍棒での殴り合い》が戦場を離れる、もしくは効果を受けているアーティファクトがクリーチャーになるなどして《棍棒での殴り合い》の効果を適用されなくなった場合、それは装備品であることを止め、つけられているクリーチャーから外れる。それは戦場に残る。

*《棍棒での殴り合い》が戦場にあり、オーラが何らかの理由でアーティファクトになった場合、それは装備品にもなる。「エンチャントされているクリーチャー」や「装備しているクリーチャー」を参照する能力は、現在それがつけられているクリーチャーを参照する。装備能力を使って他のクリーチャーにつけることもできる。オーラ・装備品を適正につけることのできないクリーチャーにつけようとした場合、それは元の場所にとどまる。オーラ・装備品がついているクリーチャーがエンチャントされるパーマネントして不適正になった場合、それは状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。

#《棍棒での殴り合い》の効果を受けるのは「クリーチャーでも装備品でもないアーティファクト」であることに注意。

《囁く者、シェオルドレッド》
{5}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― 法務官
6/6
沼渡り
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。


*生け贄に捧げる方の能力は対象を取っていない。解決時に単に選ぶ。

*双頭巨人戦では、生け贄に捧げる方の能力は対戦相手のチームにのアップキープにそれぞれのプレイヤーに対し、つまり2回、誘発する。そのチームのプレイヤーは、自分のコントロールするクリーチャーを1体生贄に捧げる。


《使徒の祝福》
{1}{W/P}
インスタント
({W/P}は{W}でも2点のライフでも支払うことができる。)
あなたがコントロールする、アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。あなたは色を1色選んでもよい。そうした場合、それはターン終了時までプロテクション(その選ばれた色)を得る。そうしなかった場合、それはターン終了時までプロテクション(アーティファクト)を得る。


*唱える時点でプロテクションを得させる対象を選択しなくてはいけないが、何のプロテクションを得るかは解決時に決定する。

《呪文滑り》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― ホラー
0/4
{U/P}:呪文1つか能力1つを対象とする。それの対象1つを呪文滑りに変更する。


*結果として《呪文滑り》に対象を変更できない呪文(例:《定業/Preordain》など)を対象に能力を起動することもできる。ただし、その呪文の対象は変わらない。

*呪文や能力の対象の1つを《呪文滑り》に変更することによって、その呪文や能力の他の対象が不適正になる場合、対象は変更されない。

*呪文や能力が複数の"対象"という単語を持つ場合、《呪文滑り》の能力の解決時に、どの対象を《呪文滑り》に変更するかを選ぶ。

*複数の"対象"という単語を持つ場合でも、《呪文滑り》が全ての条件を満たさない場合、それを変更しない。例えば、《電弧の痕跡/Arc Trail》の2つの対象を両方とも《呪文滑り》にすることはできない。

*呪文や能力が複数の対象を持つが、"対象"という単語が複数回用いられていない場合(《燦爛たる放心》等)、その対象を《呪文滑り》に変更することは1回しか成功しない。

*任意の数の対象が取れる呪文や能力の場合、選ばれている対象の数は変えられない。

《シルヴォクののけ者、メリーラ》
{1}{G}
伝説のクリーチャー ― 人間・スカウト
2/2
あなたは毒カウンターを得られない。
あなたがコントロールするクリーチャーは、その上に-1/-1カウンターを配置できない。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは感染を失う。


*既に得ている毒カウンターや、クリーチャーに置かれている-1/-1カウンターを取り除くことはしない。

*《シルヴォクののけ者、メリーラ》の3番目の能力は、第6種の継続的効果である。従って、タイムスタンプがより後である他の第6種の効果によって、対戦相手のクリーチャーが感染を得ることは可能である。

#ただし、そのクリーチャーはほとんど役に立たないだろう。毒カウンターをあなたに与えることもできないし、
#-1/-1カウンターをあなたのクリーチャーに与えることもできないのだから!

#《シルヴォクののけ者、メリーラ》が戦場にある場合に、あなたのコントロールするクリーチャーが-1/-1カウンターを伴って戦場に出る場合、そのクリーチャーは-1/-1カウンターが置かれていない状態で戦場に出ることになる。なぜならあなたのコントロールするクリーチャーには-1/-1カウンターが配置できないからである。

《心理的手術》
{1}{U}
エンチャント
いずれかの対戦相手がそのプレイヤーのライブラリーを切り直すたび、あなたはそのライブラリーの一番上から2枚のカードを見てもよい。あなたはそれらのカードのうち1枚を追放してもよい。その後、残りをそのライブラリーの一番上に望む順番で置く。


*この能力は「対戦相手がライブラリーを切り直したとき」に誘発する。解決時に上から2枚を見てもよい。

#《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》など、ライブラリーの一番上を公開する状態である場合、上から2枚をあなたは見るが、それらのカードはライブラリー領域を移動していないので、『3枚目』は公開された状態にはならない。

*ほとんどの場合において、《緑の太陽の頂点》はあなたのライブラリーを2回切り直す。ショートカットとしてライブラリーを1回だけ切り直すことは認められるが、《心理的手術》はそれでも2回誘発する。

《戦争報告》
{3}{W}
インスタント
あなたは戦場に出ているクリーチャーの総数に戦場に出ているアーティファクトの総数を足した数に等しい点数のライフを得る。


*アーティファクト・クリーチャーは都合2回数えられる。


《前兆の機械》
{6}
アーティファクト
プレイヤーはカードを引けない。
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを追放する。それが土地カードである場合、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならそれを、それのマナ・コストを支払うことなく唱える。


*これにより土地を戦場に出したり、カードを唱えたりすることは強制である。不可能な場合、カードは追放領域に置かれたままになる。

《大修道士、エリシュ・ノーン》
{5}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 法務官
4/7
警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。


*これ自身は伝説であるが、複数の《大修道士、エリシュ・ノーン》が戦場に存在する場合、それらの常在型能力は一時的に適用され、状況起因効果のチェックがなされる。例えば、あなたが2体の《大修道士、エリシュ・ノーン》を同時に戦場に出した場合、対戦相手のクリーチャーは-4/-4の修整を受ける。その結果としてタフネスが0以下になった場合、《大修道士、エリシュ・ノーン》がレジェンド・ルールで墓地に置かれるのと同時に、それらも墓地に置かれる。

《ノーンの別館》
{3}{W/P}{W/P}
アーティファクト
({W/P}は{W}でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャーは、それのコントローラーがそのクリーチャー1体につき{W/P}を支払わないかぎり、あなたやあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃できない。


*あるプレイヤーが複数のクリーチャーで攻撃する場合、そのプレイヤーはそれぞれのコストをどう支払うかを個別に決定する。例えば、2体のクリーチャーで攻撃する場合。、1体の分を{W}で、もう1体の分を2点のライフで支払える。

*あるプレイヤーが《ノーンの別館》を複数コントロールしている場合、プレイヤーはそれぞれのコストをどう支払うかを個別に決定する。例えば、あるクリーチャーが《ノーンの別館》を2つコントロールするプレイヤーを攻撃する場合、1つの分を{W}で、もう1つの分を2点のライフで支払える。

*あなたが《ノーンの別館》をコントロールする場合、対戦相手は"攻撃しなければならない"能力を持つクリーチャーで攻撃しないことを選べる。

*双頭巨人戦において、いずれかのプレイヤーが《ノーンの別館》をコントロールしている場合、そのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーやそのチームを攻撃するために、自分がコントロールする攻撃クリーチャー1体につき{W/P}を支払う必要がある。
そのプレイヤーのチームメイトがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃する場合、追加コストは支払わない。

《ファイレクシアの非生》
{2}{W}
エンチャント
あなたはライフが0点以下であることによりゲームに敗北しない。
あなたのライフが0点以下であるかぎり、あなたに与えられるすべてのダメージは、それの発生源が感染を持つかのように与えられる。(ダメージはあなたに毒カウンターの形で与えられる。)


*《ファイレクシアの非生》は、あなたのライフを正の値から0点以下にするダメージに影響を与えない。例えば、あなたのライフが3点で、5点のダメージが与えられた場合、あなたのライフは-2点になる。次にあなたがダメージを与えられる場合、それは発生源が感染を持つかのように与えられる。

*ライフが0点以下であること以外の理由でゲームの敗北条件を満たした場合、あなたは敗北する。

#あなたがこれと《シルヴォクののけ者、メリーラ》をコントロールしていて、あなたのライフが0以下である場合、あなたに与えられるダメージはそれが感染を持つかのように与えられ、かつ、あなたは毒カウンターを得られないので、結果としてなにも起きない。

《不気味な苦悩》
{2}{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それの上に-1/-1カウンターを1個置き、その後増殖を行う。


*+1/+1カウンターと-1/-1カウンターの組を取り除く状況起因処理は、増殖を行い《不気味な苦悩》の解決が終わるまではチェックされない。

《マイアの超越種》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― マイア
5/6
マイアの超越種を唱えるためにはクリーチャーから生み出されたマナのみを支払える。


* 戦場に無いクリーチャー・カードが生み出したマナ(《絡み森の大長》や《Elvish Spirit Guide》等)は、《マイアの超越種》を唱えるために使用できない。

《法務官の掌握》
{1}{B}{B}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探して裏向きに追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。そのカードが追放されているかぎり、あなたはそのカードを見てもよいしプレイしてもよい。


*そのカードのオーナーを含む、あなた以外のプレイヤーは、それが追放されているかぎりそれを見ることができない。

*《法務官の掌握》により追放されているカードをプレイすることは、カードをプレイする通常のルールすべてに従う。例えば、コストは支払わなければならないし、すべてのタイミング制限には従わなければいけない。


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そんなところで。

C.B.L. 47th results

2011年5月8日 Result
#消えていたのでも一回あげなおし。

5月1日に行いました、C.B.L. 47thは、35名で行ないました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、Sonobe Keishi さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回 48th は5月29日に行います。
NPHが発売されていますので、使用が可能になっています。
よろしくお願いいたします。

それではトップ5のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Sonobe Keishi

Main

4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
8《島/Island》

3《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
1《厳然たるスフィンクス/Magister Sphinx》
4《大祖始/Progenitus》

3《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《目くらまし/Daze》
3《衝動/Impulse》
4《実物提示教育/Show and Tell》
4《ドリーム・ホール/Dream Halls》
4《Force of Will》
3《衝合/Conflux》
3《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》

Sideboard
3《もみ消し/Stifle》
4《呪文貫き/Spell Pierce》
2《血染めの月/Blood Moon》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《炎渦竜巻/Firespout》
1《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》

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* 2nd place *

Shinozuka Kennichi

Main
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《Scrubland》
3《Bayou》
1《沼/Swamp》
1《森/Forest》
1《平地》
1《Karakas》
1《Maze of Ith》

4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》

4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《Hymn to Tourach》
4《名誉回復/Vindicate》

4《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

Sideboard
4《根絶/Extirpate》
4《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
3《強迫/Duress》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》

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* 3rd place *

Oda Naoki

Main

4《大焼炉/Great Furnace》
4《古えの居住地/Ancient Den》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》

4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2《メムナイト/Memnite》
4《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《刻まれた勇者/Etched Champion》

4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
4《物読み/Thoughtcast》

2《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》

Sideboard
3《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
4《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》

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* 4th place *

Satou Daisuke

Main
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《Tropical Island》
3《Tundra》
1《Savannah》
1《活発な野生林/Stirring Wildwood》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》
1《島/Island》
1《Karakas》

4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
3《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》

4《思案/Ponder》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《バントの魔除け/Bant Charm》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
4《Force of Will》

2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

Sideboard
2《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅/Kira, Great Glass-Spinner》
3《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《静寂/Serenity》
2《果たし合いの場/Dueling Grounds》

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* 5th place *

Kondo Kazuma

Main

4《Taiga》
3《Volcanic Island》
2《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
3《Maze of Ith》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
3《不毛の大地/Wasteland》
2《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1《Karakas》
1《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1《森/Forest》
1《島/Island》

4《踏査/Exploration》
2《親身の教示者/Personal Tutor》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
1《壌土からの生命/Life from the Loam》
3《虹色の前兆/Prismatic Omen》
3《どん欲の角笛/Horn of Greed》
1《炎渦竜巻/Firespout》
1《突撃の地鳴り/Seismic Assault》
3《直観/Intuition》
3《風景の変容/Scapeshift》

1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

Sideboard
3《Force of Will》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《炎渦竜巻/Firespout》
1《無垢への回帰/Seeds of Innocence》

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2011年の国別選手権(もちろん日本選手権も含む)の招待ポリシーが変更になりました。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/news/050911a

具体的には、5月18日現在のTOTALレーティング上位100名 から、
6月1日現在のTOTALレーティング上位100名 になります。

ボーダーライン上の方々はご注意下さい。

なお、招待選手リストは6月1日に発表されます。


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その昔、スタンダードのことを"Type 2" と呼んでいました。
DCIの認定大会でフォーマットを設けるときに、何でも使用できる "Type 1" と、
最近発売されたセットしか使えない "Type 2" に分けられていたからです。

以後、Type1とType2の間のフォーマット、つまり今まで発売されてきた全てのカードは
使えるが、Type1で制限されているカードが全て禁止カードになった "Type 1.5" や、

Type2で使えるカードを少しだけ拡張した "Type 1.x" という呼び名がつけられていきました。

今の名前に直すと、

 "Type 1" → ヴィンテージ
 "Type 1.5" → レガシー
 "Type 1.x" → エクステンデッド
 "Type 2" → スタンダード

となります。 今回はそんなTypeのお話。

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さて、実はType2という呼称があったころに、Type3というデッキの構築方法がありました。
それは、ポイント制で構築を行うというものでした。残念ながらこの方式で公認大会が
行われたことはなく、採用もされませんでしたが。

その内容をご紹介しましょう。

*プレイヤーは20ポイント以内でメインデッキ及びサイドボードを組みます。
*メインデッキは60枚以上です。
*メインとサイド合わせて、同じ名前のカードは10枚まで使用可能です。
*後に紹介するカードポイント表に書かれていないカードは0ポイントです。
*サイドボードは以下の3通りの選択ができます。
  1)サイドボード無し。0ポイント。
  2)サイドボード10枚。1ポイント。
  3)サイドボード20枚。2ポイント。

*以下のカードは禁止です。
  ・全てのアンティ・カード
  ・《Chaos Orb》
  ・《Shahrazad》
  ・《Divine Intervention》
  ・《Falling Star》

カードポイント表は以下を参考にしてください。
http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/672

このルールが掲載されていたのは1996年2月なので、使えるエキスパンションは

 ・基本セット4版まで(α、β、Unlimited、Revised、4th)
 ・アラビアンナイト
 ・アンティキティー
 ・レジェンド
 ・ザ・ダーク
 ・フォールンエンパイア
 ・アイスエイジ
 ・ホームランド

となります。

このフォーマットは《疫病ネズミ/Plague Rats》を大量に入れられるものでしたが、
果たして強かったんでしょうかね?

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続いてはType 4です。

Type 4はデッキの構築ではなく、新しいブースターパックや、そのへんにあるカードの束で
遊ぶことのできるカジュアルな「遊び方」です。

*用意するもの

基本土地を除いたカード一束。
それと、麗しき友情に満ち溢れている友人または契約済みで踊りながらお菓子を食べる方。

新しいブースターパックを使用する場合は、オモテ面を見ずにシャッフルして、
基本土地を引いたら、それを公開して新たに1枚引くことにすればよいでしょう。

*初期手札

初期手札は5枚です。ただし、手札制限はいつもと同じ7枚です。
マリガンはありません。

*基本的なこと

あなたのマナ・プールには無尽蔵にマナがあります。

どの色のマナも十分にあり、場合によっては無色マナや氷雪マナ・シンボルに使用するマナも出せます。
特殊なマナの出所が必要である場合、それも出せます。(クリーチャーからのマナ、という限定など)

あなたは望むだけの基本土地をコントロールした状態です。

たとえ物理的に見えなくても、あなたは基本土地をコストにしたり、基本土地の数を好きなだけ
参照することができます。例えば、《噴出/Gush》のコストを代替コストで支払えますし、
《もぎとり/Mutilate》のXの値はいくらでも設定することができます。
《夢魔/Nightmare》とかものすごいことになります。
これらの「見えない基本土地」は、壊れませんし、パーマネントでもありません。

あなたは各ターンに1回のみ呪文を唱えることができます。

呪文はターンに1回ですが、起動コストがマナのみであるような起動型能力は、好きなだけ起動できます。
例えば、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》の能力は何回でも起動できます。

代替コストで支払った呪文は、1ターン1回制限にかかりません。

《噴出/Gush》を島2枚で払ったり、変異クリーチャーを裏向きで唱えることは、代替コストで
支払って唱えられているので、さきほどの1ターン1回制限にカウントされません。

これは、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》等の続唱能力や、
《知識槽/Knowledge Pool》などの能力を機能させるためです。


あとは普通のマジックです。

互いに大きい数を言い合う様になった場合、防御的なモノが勝ちます。
もしくはCR714.3の「断片化されたループ」を参照してください。


参考)
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/49

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最後にType 5です。

Type 5もType 4と同じく、新しいブースターパックや、そのへんにあるカードの束で
遊ぶことのできるカジュアルな「遊び方」です。

*用意するもの

未開封のブースターパックを最低2パック。3パック推奨。  ただのカードの束でも可。
それと、パックをただ開けることに飽き飽きした友人または砂時計で時間を止める方。

基本土地は使用しません。基本土地を引いたら、それを公開して新たに1枚引きましょう。

*初期手札

パックを開封したら、表を見ずにシャッフルします。
トークンカードやルール説明カードはこの際に取り除いちゃいましょう。

初期手札は7枚です。マリガンはありません。

*基本的なこと

土地でないカードも土地としてプレイできます。

土地でないカードを土地としてプレイすることができます。
これは、通常のゲームと同じく、1ターンに1回できる特別な行動です。

土地としてプレイされたカードは、タップすることによって、その右上に印刷されたマナ・コストと
同じ量のマナが出ます。これはマナ能力です。

例えば、《原始のタイタン/Primeval Titan》を土地としてプレイし、それをタップすると
マナ・プールに{4}{G}{G}が出ます。

ファイレクシア・マナの場合は元の色マナが出ます。
例)《精神的つまづき/Mental Misstep》の場合、{U}が出ます。

混成マナの場合はあなたが選んだ片側のマナが出ます。
例)《女王への懇願/Beseech the Queen》の場合、{2}{2}{2}としても構いませんし、
 {2}{2}{B}でも{B}{B}{B}でも構いません。

土地としてプレイされたカードは、通常の色やテキストをもちません。
カードタイプも『土地』のみになります。サブタイプもありません。

#基本でない土地なので、《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》で破壊したり
#《邪悪の気配/Evil Presence》で沼にしたりすることはできます。


あとは普通のマジックです。

普通にマナを引き出してプレイするゲームなので、Type4よりかはマイルドなゲームになります。
反面、パックウォーズのように1パックではできない形式なので、賞品をもらったときや
新セットでパックを多く開封するときに、一遊びしてみてはどうでしょうか?


参考)
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/sf/141

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そんなところで。


新しいCRが発表されましたので、2011年5月1日CR更新分のざっくり訳をお届けします。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/141a&page=4

なお、2月→4月 の更新分は、双頭巨人戦の毒カウンターや増殖に関するものだけなので割愛します。

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青文字は既存の変更、赤文字は新規項目です。

103.5 (手札決定後、開始前に取れる行動)

 《ドロスの大長/Chancellor of the Dross》のように、開始時の手札にあった場合に行える行動が増えたので、そのような場合の処理が細分化されました。

   *《処罰の力線/Leyline of Punishment》のように、戦場に出した状態でゲームを始められるカードが手札にあった場合、それを出しても良い。
   *《ドロスの大長/Chancellor of the Dross》のように、ゲームの開始時に公開しても良いというカードがあれば、それを公開してもよい。それはゲームの最初のターンが始まるまで公開され、1枚につき1度しか公開できない。

 以上のことを任意の順番で、好きなだけ行えます。その後、ターン進行順に以後のプレイヤーが同じことをします。

 例えば、《溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge》を公開し、《活力の力線/Leyline of Vitality》を置いたあと、《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》を運勢カウンターが乗った状態で出し、先ほど公開した《溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge》を追放する、ということも可能です。

 
104 (ゲームの終了)

 ゲームが再び開始される状況ができましたので、この項目は「勝ちと負け」から、「ゲームの終了」に項目名が変更されました。

104.6 (ゲームが再び開始される)

 あるカード(《解放された者、カーン》)によってゲームが再び開始される場合、今のゲームは即座に終了することが、新規に追加されました。

 
106.9 (ファイレクシア・マナがマナ・プールに入る)

 効果がファイレクシア・マナ・シンボルで示されるマナをマナ・プールに加えるように指示した場合、それはそのシンボルが示す色のマナ1つをマナ・プールに加えます。
 例えば、{W/P} というマナ・シンボルで示される場合、{W/P}がマナ・プールに入ることはなく、{W}が加えられます。2ライフではありません。

107.4 (マナ・シンボル)

 ファイレクシア・マナ・シンボル {W/P}, {U/P}, {B/P}, {R/P}, {G/P} が加えられました。

107.4f (ファイレクシア・マナ・シンボル)

 ファイレクシア・マナ・シンボルは示された色のマナ1つもしくは2ライフで支払えることが書き加えられました。

107.4g (テキスト内のファイレクシア・シンボル)

 テキスト内に{P}がある場合、5色のファイレクシア・マナ・シンボルのうち任意のものを指す、ということが書き加えられました。 例)《憤怒の抽出機/Rage Extractor》

107.11 (次元カードのプレインズウォーカー・シンボル)

 プレインズウォーカー・シンボルの表記が、{P} から {PW} になりました。

112.6h (カウンターを 配置できない/"can’t be placed")

 オブジェクトにカウンターを配置できないという能力は、該当するオブジェクトが戦場に移動する場合、もしくはそのオブジェクトが戦場にある場合に機能する、ということが新たに加えられました。

 例)《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》+《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》
 例2)頑強能力がついていて戻ってくる《破れ翼トビ/Tatterkite》

 
114.3 (同一の"target"を複数回取れない)

 「[何か]2つを対象とし~」という表現の場合、2個の対象を同じオブジェクトにすることはできません。
 今回の更新で、対象を変更したり、新たに対象を決める際であっても、同じことが適用されるようになりました。

 例)《核への投入/Into the Core》の2つの対象を、2つとも《呪文滑り/Spellskite》に変更することはできません。(うち1つなら可能です)

 
114.6b (対象1つを変更する)

 「それの対象1つを変更する/change a target」とある場合、対象の変更はその前の項目にある114.6aに準じますが、変更できる対象は1つだけということが加えられました。 →《呪文滑り/Spellskite》

114.6e (対象変更の最終型を見る)

 対象を変更した、もしくは新たな対象を選択した場合、最終的に決定された対象の選び方を見て、それが適正ならば、その対象変更/新規選択は適正である、ということが加えられました。

 例)《電弧の痕跡/Arc Trail》を《ルーン爪の熊》に2点、《極楽鳥》に1点、という対象を取って唱えました。その後、《移し変え/Redirect》を《電弧の痕跡》に唱え、解決時に対象を「《極楽鳥》に2点、《ルーン爪の熊》に1点」というように変更するのは適正です。

117.7d (コストが減る場合)

 ファイレクシア・マナ・シンボルで示されるある量のマナがコストから減る場合、そのシンボルで示される色のマナが減ることになります。

120.4, 608.2d (ライブラリー切れでカードを引く)

 空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーはゲームに敗北しますが、単に「空の」だけでは、トークンがライブラリーにあるような場合に妙なことになります。→《奉納/Oblation》

 そこで、「空の」という言い回しでなく、「カードがないライブラリー/library with no cards in it」という文体になりました。


121.2 (領域変更によってカウンターが持続しない)

 領域を移動したオブジェクトに乗っていたカウンターの類はそのまま留まりません。が、このことを明確にCR上で示している項目はありませんでした。

 今回の更新で、領域を移動したオブジェクトに乗っていたカウンターの類は単に消滅することが明確化されました。このカウンターは「取り除かれた」わけではなく、単に消滅しただけです。

121.6 (カウンターが配置されることを参照する)

 カウンターが配置されることを参照する呪文や能力は、
   *そのパーマネントが戦場に出ている間にカウンターが置かれること
   *そのパーマネントがカウンターの乗った状態で戦場に出ること
 の両方を参照しますが、戦場に出る場合は、置換効果を全て適用した後に参照できるかどうかを見る、と改められました。

202.1a (マナ・コスト)

 右上に印刷されているマナ・コストは、唱えるために消費するべきマナを示しています。
 もちろん、これには色も正しくなくてはいけませんが、ファイレクシア・マナ・シンボルがあると
 コストで支払うマナの色と、マナ・コストの色が一致するとは限りません。

 ですので、今回この項目は「ファイレクシア・マナ・シンボルを除き~」と直されました。

202.2d (マナ・シンボルと色)

 ファイレクシア・マナ・シンボルで示される色が追加されました。

202.3d (点数でみたマナ・コスト)

 各ファイレクシア・マナ・シンボルの点数で見たマナ・コストは1であることが加えられました。

204.3i (プレインズウォーカー・タイプ)

 カーン/Karn が追加されました。

204.3k (クリーチャー・タイプ)

 法務官/Praetor が追加されました。

 ……ところで《Ebon Praetor》とか《血なまぐさい法務官/Sanguine Praetor》とかはPraetorにならないんですかね。(無理かなー

206.3 (アイコン)

 ミラディンの傷跡ブロックが完結したので、エキスパンション名を直接表記していた部分がブロック名称に改められました。

301.7 (装備品と城砦)
303.4i (オーラ)

 Melvinのお時間です。

 《マイアの溶接工/Myr Welder》が《悪魔骨の鞭/Demonspine Whip》と、
 《異形化するリシド/Transmogrifying Licid》を追放しています。

 《異形化するリシド》由来の能力を起動し、《コーの決闘者/Kor Duelist》につけたとしましょう。
 さて、オーラになってつけられた《マイアの溶接工》は、《悪魔骨の鞭》の持つ起動型能力
 「{X}:装備しているクリーチャーはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。」
 を持ちますが、この能力を起動して《コーの決闘者》に修整を与えることができるでしょうか?

 与えることができる、と考えた方にはもう一つ。《コーの決闘者》は装備しているかぎり
 二段攻撃を得ますが、この《コーの決闘者》は二段攻撃を得ているでしょうか?
 つけられているのはあくまでオーラであって装備品ではありません。
 しかし、先程の能力で装備しているクリーチャーを参照しています。さあ困りました。

 今回の更新で、装備品でないパーマネントが「装備しているクリーチャー」を参照する能力を持つ場合、それは何も参照していないことになりました。城砦化、オーラも同様です。オーラでないパーマネントが「エンチャントされている(何か)」を参照しても、それは何も参照しません。

 上の例ですと、《悪魔骨の鞭》由来の能力を起動することはできますが、装備しているクリーチャーは参照できないので、何も起きません。また、《コーの決闘者》は二段攻撃を持ちません。

400.6 (オブジェクトの領域移動)

 オブジェクトが公開領域に移動する場合、そのオーナーのみならず、全てのプレイヤーは、「戦場に出る際に~」といった置換効果など、その移動に影響を及ぼす能力が存在するかどうかを見ることができるようになりました。

 例えば、《実物提示教育/Show and Tell》であなたが《ルーンの光輪/Runed Halo》を出す場合、対戦相手が何を出すかを見てから、《ルーンの光輪》のカード名を指定することができます。


506.3c, 508.4a (攻撃クリーチャーとして出たけれど…)

 攻撃クリーチャーとして戦場に出るけれど、その攻撃先のプレイヤーが既にゲームから離脱していたり、攻撃先のプレインズウォーカーが存在しなくなったり、プレインズウォーカーでなくなっていたりしていた場合、そのクリーチャーは戦場に出るけれども、もう攻撃クリーチャーではありません。

 これらは主に忍術/Ninjutsu の起動に対応した場合に起こります。

506.6e (特定の時点のみ唱えたり起動できたりする)

 ポータルのカードでよく見られる、「攻撃クリーチャーが指定される前にのみ唱えられる/起動できる。」という呪文や能力は、戦闘フェイズが飛ばされていると、該当するフェイズ/スキップが無いために唱えるたりすることができません。

 今回の改正では、そのような能力があって、戦闘フェイズが飛ばされている場合、戦闘前メイン・フェイズに唱えたりすることができるようになりました。

607.2e (関連している能力)

 アークエネミーの計略カードにある、「self」または「other」を選ばせるように、時としてそれ自体に意味はない単語や文節をプレイヤーに選ばせることがあります。このような場合、後に出てくる文章とそれらは関連しています。

614.13 (領域を移動させる置換効果)

 《縫合グール/Sutured Ghoul》のように、パーマネントが戦場に出る際に、他のオブジェクトに対して領域移動をひきおこさせる効果があります。このような場合、その効果の出処であるオブジェクト自身を領域移動させることはありません。

 例えば、《縫合グール/Sutured Ghoul》が墓地から戦場に出る際に、自身の置換効果で《縫合グール/Sutured Ghoul》自体を墓地から追放することはありません。

713 (ゲームを再び開始する)

 《解放された者、カーン》の3番目の能力、「ゲームを再び開始する」という項目がまるまる1つ新規に作成されました。
 大抵はNPHのFAQに書かれている通りなので、各項目を端折って書きます。

 713.1
 1枚のカード(《解放された者、カーン》)はゲームを再び開始する効果を生成する。ゲームが再び開始される場合、現在のゲームは即座に終了する。そのゲームは誰の勝ちでも、負けでも、分けでもない。現在のゲームが終了し、そして新しくゲームが開始される。ゲームの開始はCR103に従うが、以下の相違点がある。

 713.1a
 ゲームを再び開始した呪文もしくは能力のコントローラーが、新しく開始させるゲームの開始プレイヤーとなる。

 713.2
 ゲームの終了時における全てのマジックのカードが、新しいゲームに使われる。フェイズ・アウトしているパーマネントや、定形外のマジックのカードでも、例えそれがもともと使われていなかったものであったとしても、使われる。
 例)《生ける願い/Living Wish》が解決され、ゲームの外部からクリーチャー・カードを使用していた場合、新しく開始されたゲームでは、そのクリーチャー・カードがライブラリーに入れられる。

 713.3
 新しいゲームの開始時にライブラリーが7枚未満で、7枚の手札を引けなかった場合、状況起因処理のチェックで敗北する。マリガンを何回行ったかは関係ない。

 713.4
 ゲームを再び開始するという効果自体は、最初のプレイヤーのアンタップ・ステップを迎える直前で完了する。元々の呪文や能力がそれに加えて何かを行う場合、この時点でそれが行われる。プレイヤーは優先権を得ず、誘発した能力は次にプレイヤーが優先権を得るときにスタックに積まれる。

 713.5
 ゲームを再び開始する場合に、その効果自体から別にされるカードがある。それらはオーナーのライブラリーに切り混ぜられることはない。

 713.6
 サブゲームが再び開始されるようになった場合、それはメインゲームには何の影響も及ぼさない。
 新たなサブゲームでの勝ちや負けが、メインゲームでの効果を反映する。

 713.7
 多人数戦で影響範囲限定の選択ルールを使用していて、ゲームを再び開始する場合、全てのプレイヤーがゲームを新しく始める。影響範囲には関係ない。

801.11 (影響範囲)

 影響範囲が1の6人による多人数戦での例が書かれていますが、2つ目の例は直されます。

 Frank - Alex - Rob の順番で座っていて、Alexが《旗印/Coat of Arms》を出したとします。
 Alexのクリーチャーは、自分に加えFrankとRobのクリーチャーも参照して修整を得ます。
 Robのクリーチャーは、Alexの《旗印/Coat of Arms》の影響を受けるので、
 自分(Rob)、Alex、それにFrankのクリーチャーも参照して修整を受けます。

801.19 (影響範囲とゲームを再び開始する)

 先程のCR713の通り、「ゲームを再び開始する」効果は、影響範囲ルールから免除されます。

903.6 (統率者戦)

 統率者戦を始める時に、統率者はライブラリーもしくはその側に居るように書かれていましたが、
 統率者は統率領域に置かれた状態で始まることが明記されました。

 これは、《解放された者、カーン》によって統率者が追放されていた場合に起こりうることです。
 《解放された者、カーン》の3番目の能力によってゲームを新しく始める場合、追放された統率者はデッキ(ライブラリー)に戻らず、追放されたままであり、開始時から戦場に帰ってきます。


用語集については割愛します。


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そんなところで。

今週のおいら周り大会の告知です。
……といっても、各所で発売記念パーティなので、そのうちの1つなのですが。

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5月 13日(金) NPH発売記念パーティ@ホビーステーション岡崎店

 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/145.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00 (ただし1回戦開始は19:30。下記参照。)
 参加費: パック代のみ

 形式:カジュアル・シールド戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

*特記事項

 ・1回戦開始は19:30です。受付は19:00過ぎても行いますが、構築時間がそれだけ減ります。
 ・試合時間は各ラウンド40分とします。
 ・使用するパックはお店で直接ご購入ください。
 ・使用するのは新たなるファイレクシア、ミラディン包囲戦、ミラディンの傷跡を
  好きな組み合わせで計5パックとします。おすすめの数は店員さんに聞いてみてください。
 ・基本土地は準備しますので、自分で持ち込む必要はありません。
 ・この大会はカジュアルイベントです。レーティングの変動は起こりません。

というわけでNPH発売記念パーティを行います。
プロモカードが届いていれば、それを参加者全員にお渡しいたします。

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皆さん、よろしくお願いいたします。


#新たなるファイレクシアは本日から発売&構築戦で使用できますよー

既存のデッキを食うような新しいデッキはでてくるのでしょうか。
おいらは緑黒やMUDじみたものを組もうと思います。

《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》+《棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl》で
ドローしまくるデッキとかも作ってみたいですがはてさて。

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それでは、今週の問題。

問1
かたならし◯×。

「ミラディンの傷跡ブロックにおける双頭巨人戦シールドデッキの、推奨されるパック数は
 『ミラディンの傷跡』x4、『ミラディン包囲戦』x2、『新たなるファイレクシア』x2 である。」

◯か×か?

 
問2
この時期は色々なショップを回って値段を確かめるのが楽しみなAとBではあるが、
欲しい物が神話レアに偏ってしまい、結局似たり寄ったりの値になっているのを見て
がっかりしつつ、いつものゲームをしている。

プレイヤーAは《呪文滑り/Spellskite》と《極楽鳥》、それに《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》をコントロールしている。

2-1)
プレイヤーBは、自分のメイン・フェイズで《電弧の痕跡/Arc Trail》を唱え、
B「《極楽鳥》に1点、Aに2点。」 という対象を取った。

対して、Aはこう言った。
A「《呪文滑り/Spellskite》の能力をつごう2回使って、両方とも《呪文滑り/Spellskite》が対象になるようにするよ。」

さて、これは可能か?


2-2)
プレイヤーBは、《光輝王の昇天》を対象に《帰化/Naturalize》を唱えた。

さて、Aはこの対象を《呪文滑り/Spellskite》に変えたいのだが、
これは可能だろうか?

 
問3

次のうち、《マイアの超越種/Myr Superion》を唱えるために支払えるコスト、または状況として正しいものを選べ。(複数回答可)

a)2枚の《絡み森の大長/Chancellor of the Tangle》をゲーム開始前に公開し、それによって出てきた2つの緑マナ。

b)手札の《Elvish Spirit Guide》2枚を追放して得られた2つの緑マナ。

c)《春の鼓動/Heartbeat of Spring》が戦場にある状態で、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》をタップして得られた2つの緑マナ。

d)《マナの反射/Mana Reflection》が戦場にある状態で、《極楽鳥》をタップして得られた2つの緑マナ。

e)アーティファクト・カードが刻印されている《類似の金床/Semblance Anvil》をコントロールしていて、都合{0}で唱える場合。


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いつものように、回答は来週にでも。



主に主催者向けのあれやこれやをこっそりと。Another Side の方を更新しました。


*EPWING形式 オラクル辞書データ

http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2011/05/nph-update.html

NPHまでの更新に対応したEPWING形式の辞書データです。
電子辞書が読めるアプリがあれば読めます。

テキストのみなので軽い……はずです。
日本語カード名でも検索できますが、テキストは英語のみです。
オラクル・テキストってそういうものなのよ。


*MBS-NPH リミテッド用チェックリスト

MBSとNPHをA4一枚に収めたリミテッド用のチェックリストを作成しました。
紙の向きが90度違うので書きにくいかもしれませんが……

http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2011/05/mbsnph-nph-only.html

あと、NPHのみのリストも載っけております。
修正点は上記参照のこと。


公式で綺麗なのが配布されたらそっちのを使用してくださいな。


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そんなところで。

#デッキアイデアは出てくるけど、コンボに勝てそうにない。


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それでは、先週の回答。

問1
かたならし◯×。

「ミラディンの傷跡ブロックにおける双頭巨人戦シールドデッキの、推奨されるパック数は
 『ミラディンの傷跡』x4、『ミラディン包囲戦』x2、『新たなるファイレクシア』x2 である。」

◯か×か?


×

双頭巨人戦シールド・デッキ:ミラディンの傷跡×3、ミラディン包囲戦×3、新たなるファイレクシア×2(チームあたり)(MTR 付録E)

が推奨される、とあるので問題文の配分は間違い。

ただし、あくまで「推奨」なので、主催者によってはこの限りではないが、事前告知は必要である。


 
問2
プレイヤーAは《呪文滑り/Spellskite》と《極楽鳥》、それに《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》をコントロールしている。

2-1)
プレイヤーBは、自分のメイン・フェイズで《電弧の痕跡/Arc Trail》を唱え、
B「《極楽鳥》に1点、Aに2点。」 という対象を取った。

対して、Aはこう言った。
A「《呪文滑り/Spellskite》の能力をつごう2回使って、両方とも《呪文滑り/Spellskite》が対象になるようにするよ。」

さて、これは可能か?


2-2)
プレイヤーBは、《光輝王の昇天》を対象に《帰化/Naturalize》を唱えた。

さて、Aはこの対象を《呪文滑り/Spellskite》に変えたいのだが、
これは可能だろうか?


2-1)不可能。

1回目の《呪文滑り/Spellskite》の能力はいずれかの対象を《呪文滑り/Spellskite》に向け直すことはできる。
が、2回目の《呪文滑り/Spellskite》の能力の解決時に、2つとも《呪文滑り/Spellskite》にすることは
そもそもそのような対象の取り方が不正であるために、そうできない。
従って、Aの言っているようなことはできず、2つのうち高々1つのみを向け直すことが可能である。

#なので、Bが確実に《極楽鳥》を除去したい場合、「1点を《極楽鳥》、2点を《呪文滑り/Spellskite》」
#といった対象の取り方をすればよい。


2-2)可能。

《帰化/Naturalize》の対象はアーティファクトもしくはエンチャントである。
《呪文滑り/Spellskite》は《帰化/Naturalize》の対象として適正なので、対象を変更することが可能である。

#その呪文や能力がモードを持つ場合に注意すること。

 
問3

次のうち、《マイアの超越種/Myr Superion》を唱えるために支払えるコスト、または状況として正しいものを選べ。(複数回答可)

a)2枚の《絡み森の大長/Chancellor of the Tangle》をゲーム開始前に公開し、それによって出てきた2つの緑マナ。

b)手札の《Elvish Spirit Guide》2枚を追放して得られた2つの緑マナ。

c)《春の鼓動/Heartbeat of Spring》が戦場にある状態で、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》をタップして得られた2つの緑マナ。

d)《マナの反射/Mana Reflection》が戦場にある状態で、《極楽鳥》をタップして得られた2つの緑マナ。

e)アーティファクト・カードが刻印されている《類似の金床/Semblance Anvil》をコントロールしていて、都合{0}で唱える場合。



d), e)

《マイアの超越種/Myr Superion》にある通り、これを唱えるために支払えるコストは、
クリーチャーから生み出されたマナのみである。

a)、b)は共に、クリーチャーではなく、クリーチャー・カードから生み出されたマナである。従って支払えない。

c) は、1つのマナは《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》というクリーチャーから生み出されたマナだが、
もう1つのマナは、《春の鼓動/Heartbeat of Spring》の誘発型能力により生み出されたマナである。
従って後者のマナを支払いにあてることはできない。

d) 《マナの反射/Mana Reflection》は、単純に生み出されるマナを(本来の代わりに)2倍にする。
つまり、このマナは2つともクリーチャーから生み出されたマナなので、支払える。

e) そもそも支払うべきマナが無い({0}なので)。つまり《マイアの超越種/Myr Superion》に
 書かれている制限に引っかかること自体が無くなっている。


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そんなところで。


#《倦怠の宝珠/Torpor Orb》を入れようと思ったら自分のデッキのほうに被害がでかい、の巻。

 
今週のおいら周り大会の告知です。

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5月 20日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 というわけでいつものスタンダードなのです。
 NPH入りのデッキを試してみましょう。


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5月21日(土)

 ホビステ杯 #22

 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/146.html

 場所:ホビーステーション 名古屋店
 受付時間: 13:00 - 13:30
 参加費:500円

 大会形式:スイス・ラウンド4~6回戦
 フォーマット:スタンダード構築戦

特記事項:
 * 通常のホビステ杯よりも受付を1時間早くしています。ご注意ください。
 * デッキリストは不要です。
 * 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
 * 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

所用ありまして1時間早くスタートする今回のホビステ杯なのです。
スタンダートのデッキは今が回し時だと思いますので、調整用にもどうぞ。

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以下は今週ではありませんが、日程が確定しましたので告知します。
宣伝wiki http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/ も参考にしてください。

・5月29日(日) C.B.L. 48th BM名古屋店 レガシー
・6月18日(土) 統率者発売記念パーティ ホビステ名古屋店 カジュアル統率者戦
・7月10日(日) Magic2012 プレリリース ホビステ名古屋店 リミテッド

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なお、6月18日の統率者戦イベントですが、既存の統率者デッキの持ち込みを認めます。
しかし、発売される『統率者』とのカードパワーがおそらくかけ離れてすぎているのでは
ないかという推測をしましたので、以下の制限をかけます。

 ・使用できるカードプールは現行Extendedで使用可能、又は『統率者』に収録されているカードとする。

まだ『統率者』の内容は明らかになっていませんが、次元の混乱で収録されていた伝説のドラゴン
(例:《壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator》)は使用できます。

そのため、現行Extendedで伝説のクリーチャーが存在しない色の組み合わせは、『統率者』で
補うことができると考えています。

カードプールを上の様に狭くすることで、統率者戦を楽しむ上で使用が禁止されているカードは
以下の2種のみになります。

  ・《絵描きの召使い/Painter’s Servant》
  ・《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

発売される『統率者』に、現在の統率者戦において使用を控えられているカードが収録されるとは
考えづらいので、禁止カードも上の2枚とします。

ご意見あればよろしくおねがいいたします。

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そんなところで。

#M12プレリリースの申請をつい先日まで忘れていてあわてて申請するの巻。
#そういやFinalsGatewayR2ももうすぐなのです。

#公式のウィンチェスター・ドラフトがあまりに面白そうなので追記しました。


それでは、今週の問題。

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問1
かたならし◯×。

「『プレイヤーはカードを引けない』という効果の影響下で、
 カードを引くことを置換する置換効果(例:発掘/Dredge)は機能しない。」

◯か×か?

 
問2
高いカードが結果を残すんだよ、だから買うなら高いカードだよね、と主張するプレイヤーAと、
結果を残したカードが高くなるんだよ、だから安いカードを買おうぜ、と主張するプレイヤーBが
いつものゲームをしている。

Aは+1/+1カウンターが1つ乗っている《ハーダの自由刃/Hada Freeblade》をコントロールしている。

Bのターン、Bはそれを対象に《不気味な苦悩/Grim Affliction》を唱えた。

A「ん? +1/+1カウンターと-1/-1カウンターって相殺しちゃうよね?」
B「いや、《ハーダの自由刃》は倒せるはずだ。」

さて、BはAの《ハーダの自由刃》を除去できるだろうか?

 
問3

PとQが統率者戦のゲームをしている。

紆余曲折あって、Qの統率者である《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》は、
現在Qのライブラリーの中にある。

Pのターン、Pは《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》を唱えて、Qのライブラリーの中を見、
Pは裏向きに《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》を追放した。

さて、この場合、Qの《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》は、Pが唱えようとしない限り、
追放されたままになるのだろうか?


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いつものように、回答は来週にでも。


以下追記)

*Winchester Draft

今日のDailyMTGの記事にありました、ウィンチェスター・ドラフトが面白そうなのでさっくり紹介。

2人用ドラフトですが、ロチェスター・ドラフトのように、全てのカードが見えます。
また、ウィンストン・ドラフトのようなカード選択をするので、戦略的です。
ウィンストン + ロチェスター= ウィンチェスター という名称で呼ばれています。

*準備するもの

1人ごとにブースター・パック3パック。計6パック。
それと愉快なことをしたくてしょうがない友人。

*適正人数

2人限定。

*ドラフト準備

各人のパック(3パック)を開封し、表を見ずにシャッフルします。
基本土地とルールカードは抜いておきましょう。

例えば、ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシアをそれぞれ1パックずつ使うと、
互いに42枚のシャッフルされたカードの山を持つことになります。

*ドラフト

カードを先に取るか後に取るかを決めます。ジャンケンでもコイン投げでも可。

決めたら、互いの山の上から2枚ずつオープンします。
計4つの 『カードが表になっている束』 ができます。

カードをピックするプレイヤーは、その4つの束のうち、1つの束のカードを全てピックします。
2つの束を同時にとったりしてはいけません。

ピックしたら、また互いの山の上から2枚ずつオープンし、『カードが表になっている束』
それぞれに1枚ずつ追加します。
つまり、ピックされない束にはどんどんカードが貯まっていくことになります。

束にカードを追加したら、次のプレイヤーがピックを行います。

このピックの流れは、公式ページの記事を見るのが一番わかりやすいでしょう。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/143

英語がよく読めなくても、画像を流しみれば流れがわかると思います。

これを繰り返し、全てのカードのピックが終わったら、デッキを組んで対戦です。
デッキはリミテッド戦に従い、メインは40枚以上となります。
使わなかったカードは全てサイドカード扱いです。

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全てのカードが見えるので、相手が取った爆弾カードに対するカードをピックしたり、
色の主張がウィンストン・ドラフトに比べてしやすいことが良さそうです。

また、ドラフトするのに時間がかからないという点も記事には書かれています。

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オプションルール(おいら的)

基本土地の扱いが問題なので、ちょっと改変したオプションルールを。

・始めの準備の際に、基本土地も混ぜてシャッフルする。互いに45枚のカードを持つ。
・基本土地がオープンされた束をピックした場合、基本土地を表向きに脇に避け、
 その基本土地が置かれた元の山の一番上のカードを、裏向きにピックして
 自分のドラフトしたカードに加える。


例を挙げましょう。
AとBがウィンチェスタードラフトをしていて、
Aが作る束をa1、a2、Bが作る束をb1、b2とします。

ある時、束の様子はこんな感じでした。次はAがピックする番です。

a1:《使徒の祝福》、《狂気コウモリ》
a2:《石弾化》
b1:《前兆の機械》、《平地/Plains》、《変換室》
b2:《悪性の傷》、《強制された崇拝》、《メリーラの守り手》、《伝染病の屍賊》

Aがb1の束をピックした場合、Aは今引いた《平地》を表向きにして脇によけ、
Bの山札から裏向きに1枚ピックして、ドラフトしたカードに加えます。


このオプションルールは多少のランダム性をもたせたものです。
また、基本土地を抜くのがめんどくさくなくなることや、
Foilの基本土地の扱いにげんなりする必要がなくなります。


週末にでもいかがでしょうか。




#2ターン目に《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》が降臨する
#レガシー環境って平和ですね。

《精神的つまづき》が蔓延しているのでそれを別にすれば、ですが。

それでは、先週の回答。

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問1
かたならし◯×。

「『プレイヤーはカードを引けない』という効果の影響下で、
 カードを引くことを置換する置換効果(例:発掘/Dredge)は機能しない。」

◯か×か?




カードを引くことができない、ということは「カードを引く」というイベントが起こらないので、
「カードを引く」ことを置換する効果は何もしない。

例としては、《前兆の機械/Omen Machine》が出ている状態での発掘能力など。


 
問2
Aは+1/+1カウンターが1つ乗っている《ハーダの自由刃/Hada Freeblade》をコントロールしている。

Bのターン、Bはそれを対象に《不気味な苦悩/Grim Affliction》を唱えた。

A「ん? +1/+1カウンターと-1/-1カウンターって相殺しちゃうよね?」
B「いや、《ハーダの自由刃》は倒せるはずだ。」

さて、BはAの《ハーダの自由刃》を除去できるだろうか?


できる。

《不気味な苦悩》をテキスト通りに解決すると、-1/-1カウンターが乗った後で増殖を行う。

つまり、《ハーダの自由刃》の上に+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが1個ずつ乗った状態で
増殖を行うことになる。この時点ではまだ状況起因効果のチェックは行われないので、
増殖によって-1/-1カウンターを増やすことを選べば、《ハーダの自由刃》はタフネスは0になるので
次の状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。

+1/+1カウンターと-1/-1カウンターは相殺するが、それが起こるのは状況起因効果のチェック時で
あることに注意すること。
 
問3

PとQが統率者戦のゲームをしている。

紆余曲折あって、Qの統率者である《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》は、
現在Qのライブラリーの中にある。

Pのターン、Pは《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》を唱えて、Qのライブラリーの中を見、
Pは裏向きに《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》を追放した。

さて、この場合、Qの《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》は、Pが唱えようとしない限り、
追放されたままになるのだろうか?


現行のCRで考える限り、PがQのライブラリーから裏向きに追放した統率者(=《数多のラフィーク》)
は、そのまま裏向きで追放領域に置かれる。

 
しかし、『統率者』の発売に合わせて統率者戦のルール部分が一部改訂され、

 「いずれかのプレイヤーによって統率者が裏向きに追放された場合、
  それは表向きになって統率領域に移動する。」

ということになる。

CR本文がどのように改訂されるのは明らかになっていないが、問題文のような状況になった場合、
Qの《数多のラフィーク》は表向きになって統率領域に移動する。

http://mtgcommander.net/Forum/viewtopic.php?f=1&t=8961


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そんなところで。


5月21日に行いました、ホビステ杯#21は、
28名の参加を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、4勝ラインのオポ勝負で Inui Takashi さんが優勝しました。
おめでとうございます。

次回のホビステ杯は6月4日(土)に行います。よろしくおねがいいたします。

それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Inui Takashi

Main
8《平地/Plains》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
3《激戦の戦域/Contested War Zone》
2《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》

4《メムナイト/Memnite》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《きらめく鷹/Glint Hawk》
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4《呪文滑り/Spellskite》
4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》

3《オパールのモックス/Mox Opal》
3《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》
4《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
2《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》

Sideboard
4《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
4《コーの火歩き/Kor Firewalker》
3《神への捧げ物/Divine Offering》
3《四肢切断/Dismember》
1《存在の破棄/Revoke Existence》

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* 2nd place *

Oonishi Tatsuya

Main
6《島/Island》
5《山/Mountain》
4《ハリマーの深み/Halimar Depths》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《乾燥台地/Arid Mesa》

3《呪文滑り/Spellskite》
4《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》

4《定業/Preordain》
4《呪文貫き/Spell Pierce》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3《払拭/Dispel》
2《先読み/See Beyond》
3《貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision》
2《乱動への突入/Into the Roil》
4《欠片の双子/Splinter Twin》

4《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》

Sideboard
4《面晶体のカニ/Hedron Crab》
4《書庫の罠/Archive Trap》
4《焼却/Combust》
3《紅蓮地獄/Pyroclasm》

---------
* 3rd place *

Gotou Yuusei

Main
24《沼/Swamp》

4《呪詛の寄生虫/Hex Parasite》
4《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》
4《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》

4《強迫/Duress》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4《喉首狙い/Go for the Throat》
2《血の署名/Sign in Blood》
2《四肢切断/Dismember》
4《鞭打ち悶え/Lashwrithe》

Sideboard
4《見栄え損ない/Disfigure》
4《記憶殺し/Memoricide》
2《四肢切断/Dismember》
2《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
2《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《ミミックの大桶/Mimic Vat》

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今週のおいら周り大会の告知です。

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5月 27日(金)(以降毎週金曜日)

 LOOP岡崎FNM http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/108.html

 場所:ホビーステーション LOOP岡崎店 http://www.hbst.net/shop/okazaki/
 受付時間:18:30~19:00
 参加費:500円

 形式:スタンダード構築戦
 試合:スイス式3ラウンドのみ。

 というわけでいつものスタンダードなのです。
 FNM《戦隊の鷹/Squadron Hawk》を手に入れるラストチャンス。


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5月 28日(土)

 S-Cup 23rd

 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/138.html

 場所:熱田生涯学習センター
 受付時間:9:30~10:30
 参加費:一般 1000円
     :高校生以下 500円 (学生証の提示が必要です)

 形式:スタンダード構築戦

 試合:規定のスイス式ラウンド+Top4によるプレイオフ


こちらはSamoaさんによるS-Cupのご案内です。
ポイントレースは1~6月なので、そろそろ上位が確定するのかも。
併催イベントにレガシーもありますよー。


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5月 29日(日)

 ホビーステーション天王寺 ミニトーナメント
 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/151.html

 場所:ホビーステーション天王寺店
 受付時間:14:30~15:00
 参加費:500円
 形式:スタンダード構築戦
 試合:規定のスイス式ラウンド

上記S-Cup主催のSamoaさんが天王寺でも大会をやりますよー。
お近くのかたは是非。時間も遅めなのでゆっくりとどうぞ。


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5月 29日(日)

 C.B.L. 48th http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/147.html

 場所:BIGMAGIC 矢場町店
 受付時間:14:00~14:30
 参加費:500円
 最大人数:なし (30人を越えた場合は上の階にある別店舗の机を使用します)

形式:レガシー
試合:スイス式4~5ラウンドのみ。

賞品:
参加者全員にWPNプロモカード(種類は選べません)
上位にDCIプロモカード、ブースターパック等。

特記事項:
当日はデッキリストを提出して頂きます。
事前に準備してきたデッキリストを退出して頂いてもかまいません。
予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。

おいら主催のレガシー、CBLも48回目です。
何気にNPH発売後としては初のCBLなのです。
つまづいても泣かない。


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皆様、よろしくおねがいいたします。


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あと、AnotherSide をちょびっと更新しました。

MBS-NPHの合体デッキリストを更新しています。
詳しくはリンク先で。

http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/

WER 4.1.2.324 のアップデート雑感も書いていますが、
今日(シアトル時間木曜日)にもう一度WPN関連のサーバがメンテナンスに入るので、
もしかするともう一回WERのアップデートがあるかもです。
とりあえず今日の深夜、もしくは明日まで待機ですかね。

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そんなところで。


#忙しい時に限って、大事なことから忘れていく。
#という教訓を得た今週。

つまり忙しくならないようにすべきなのだ。大変ではあるのですが。

それでは、今週の問題。

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問1
かたならし◯×。

「ある呪文や能力の対象が、オブジェクトAからBに変更された場合、Bの持つ
 『Bが呪文や能力の対象になるたび~』 という誘発型能力は誘発する。」

◯か×か?

 
問2

環境がCaw-Go一色に染まりつつあるので、Cawに勝てるようにデッキを作成した結果、
Pingerが異様に多くなったプレイヤーAと、やっぱりCawになったプレイヤーBが、
それとは別のデッキでいつものゲームをしている。

プレイヤーAは《呪文滑り/Spellskite》、《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》、
《呪詛の寄生虫/Hex Parasite》をコントロールしている。

Bのターン、Bは《業火のタイタン/Inferno Titan》を唱え、それを解決して戦場に出した。

B「《業火のタイタン》の誘発型能力を…うーん、どうするかな。」
A「除去したいのは《ファイレクシアの破棄者》? それとも《呪詛の寄生虫》?」
B「できれば両方。でも、《呪詛の寄生虫》の方を先に除去しときたいね。」
A「まあ、ライフは十分にあるから、《呪文滑り》の能力はきちんと起動するけどね。」

さて、Bはこの《業火のタイタン》が戦場に出たことによる誘発型能力で、
《呪詛の寄生虫》を除去することができるだろうか?

 
問3

PとQがゲームをしている。

既にラウンドの制限時間は切れており、延長ターンに入っている。
ゲームカウントは1対1で、現在は3本目である。

延長3ターン目であるPのターンに、Pは《解放された者、カーン》の3番目の能力を起動し、
ゲームを再び開始した。

さて、このマッチはどのように処理すればよいか?


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いつものように、回答は来週にでも。

C.B.L. 48th results

2011年5月31日 Result

5月29日に行いました、C.B.L. 48thは、18名で行ないました。
台風接近の風雨の中、お越しくださいましてありがとうございました。

スイス4回戦の結果、Yamaguchi Takao さんが優勝しました。
おめでとうございます。

今回はNPH解禁後初のCBLということもあり、マーフォークがTier1になっていました。
気になる《精神的つまづき》の枚数ですが、39枚でした。
これを多いと見るか少ないと見るかは、ご想像にお任せいたします。

次回 49th は6月26日に行います。
よろしくお願いいたします。

それではトップ2のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Yamagichi Takao

Main
3《平地/Plains》
3《森/Forest》
3《Savannah》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《Karakas》
1《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》

4《貴族の教主/Noble Hierarch》
2《極楽鳥/Birds of Paradise》
3《ルーンの母/Mother of Runes》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》

4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《翼の破片/Wing Shards》
1《的盧馬/Riding the Dilu Horse》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》

Sideboard
2《果たし合いの場/Dueling Grounds》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《静寂/Serenity》
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》

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* 2nd place *

Satou Daisuke

Main
1《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
1《Karakas》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《Tropical Island》
1《Tundra》
2《Savannah》
2《平地/Plains》
2《森/Forest》

4《貴族の教主/Noble Hierarch》
2《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
2《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
1《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
1《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》

4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《精神的つまづき/Mental Misstep》
2《森の知恵/Sylvan Library》
2《バントの魔除け/Bant Charm》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
1《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
3《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

Sideboard
1《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
1《冷淡なセルキー/Cold-Eyed Selkie》
2《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
2《静寂/Serenity》
2《果たし合いの場/Dueling Grounds》
1《沼/Swamp》

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