Answer: Friday Magic Quiz. [10-24A]
2010年8月5日 FMQ#本日は2本立てでお送りします。
#東海道Vintage用のデッキを組んでいると、
#実は53枚までは確定で残り7枚をいじるしかないという事実に愕然とする。
サイドボードもこの7枚をいじるしか無いので3+4とか3+2+2とかのチェンジのみ。
際には各種Tutorで水増しされているんですけどね。
◯
ヘッドジャッジはスリーブの許可不許可に関する最終権限者である。(MTR3.9)
RELが競技以上の大会では、あらかじめ使用不可能なスリーブが規定されている。
実際に大会で使用されているスリーブが使用できるかどうかを決定するのは
あくまでヘッドジャッジである。
スリーブは消耗品であるので、長丁場の大会であるならば、
予備のスリーブ1式を準備しておくのが望ましい。
Bの主張が正しい。
《思考囲い/Thoughtseize》のテキストは以下のとおり。
Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player
discards that card. You lose 2 life.
土地でないカードを選ぶように指示があるので、そうしなくてはいけない。
この場合、Bの手札からAが選ぶことのできるのは《強情なベイロス》のみであるので、
Aはこれを選んで捨てさせなくてはいけない。
ある領域からカードをピックするような指示があった場合、実際にあったとしても
「見つからなかった」ことにできるのは、
「特定のカード・タイプ、色などの何らかの条件を満たすカード」を「非公開領域から」「探す」
ときのみである。
条件が示されていなく、何でもいいからN枚のカードを探す、といった場合は
N枚のカードをできる限り探さなくてはいけない。
また、選ぶ/choose というのは特別なCR用語ではない。一般動詞として素直に読むでべきである。
間違っている。
7月のCR改訂により、累加アップキープが意味する文章が変更された。
改定後の累加アップキープの文章は以下のとおり。
「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが戦場にある場合、「経年/age」
カウンターを1個このパーマネントの上に置く。このパーマネントの上にある経年カウンター
一つごとに[コスト]を支払ってもよい。そうしなければ、これを生け贄に捧げる」(CR702.21)
文節が追加されたことにより、この誘発型能力は"if節のルール"に従うことになる。
従って、問題の場合、《レシュラックの伝令》の累加アップキープの解決前に、
《レシュラックの伝令》自体が戦場から離れているので、この能力は解決時に何もしない。("if節のルール")
つまり、Pは経年カウンターの分のコストを支払うことはできない、となる。
----
そんなところで。
#東海道Vintage用のデッキを組んでいると、
#実は53枚までは確定で残り7枚をいじるしかないという事実に愕然とする。
サイドボードもこの7枚をいじるしか無いので3+4とか3+2+2とかのチェンジのみ。
際には各種Tutorで水増しされているんですけどね。
問1
かたならし◯×
「カード保護のために用いられるスリーブを、公認の大会で使用できるかどうかを
最終的に決定するのはヘッドジャッジである。」
◯か×か?
◯
ヘッドジャッジはスリーブの許可不許可に関する最終権限者である。(MTR3.9)
RELが競技以上の大会では、あらかじめ使用不可能なスリーブが規定されている。
実際に大会で使用されているスリーブが使用できるかどうかを決定するのは
あくまでヘッドジャッジである。
スリーブは消耗品であるので、長丁場の大会であるならば、
予備のスリーブ1式を準備しておくのが望ましい。
問2
プレイヤーAは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象に唱えた。
Bの手札には、土地以外のカードとして《強情なベイロス/Obstinate Baloth》のみがあった。
A「……捨てさせるカードは何もなかった、という事で。」
B「おいおい、ちゃんと1枚あるだろうに。」
AとB、どちらの主張が正しいか?
Bの主張が正しい。
《思考囲い/Thoughtseize》のテキストは以下のとおり。
Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player
discards that card. You lose 2 life.
土地でないカードを選ぶように指示があるので、そうしなくてはいけない。
この場合、Bの手札からAが選ぶことのできるのは《強情なベイロス》のみであるので、
Aはこれを選んで捨てさせなくてはいけない。
ある領域からカードをピックするような指示があった場合、実際にあったとしても
「見つからなかった」ことにできるのは、
「特定のカード・タイプ、色などの何らかの条件を満たすカード」を「非公開領域から」「探す」
ときのみである。
条件が示されていなく、何でもいいからN枚のカードを探す、といった場合は
N枚のカードをできる限り探さなくてはいけない。
また、選ぶ/choose というのは特別なCR用語ではない。一般動詞として素直に読むでべきである。
問3
PとQが対戦している。
Pは経年カウンターが3個のった《レシュラックの伝令/Herald of Leshrac》をコントロールしている。
Pのターンに、《レシュラックの伝令》の累加アップキープの支払いがスタックに乗った後で、
Pは《レシュラックの伝令》を《剣を鍬に》で除去した。
P「じゃあ、《レシュラックの伝令》の累加アップキープを支払います。
経年カウンターを乗せる部分は、もう《レシュラックの伝令》が無いので失敗します。
戦場から離れる直前の経年カウンターは3個なので、3枚の土地のコントロールを得ます。
もう《レシュラックの伝令》は戦場に無いので、コントロールが帰ることはまずありませんよ。」
Pの主張は正しいか?
間違っている。
7月のCR改訂により、累加アップキープが意味する文章が変更された。
改定後の累加アップキープの文章は以下のとおり。
「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントが戦場にある場合、「経年/age」
カウンターを1個このパーマネントの上に置く。このパーマネントの上にある経年カウンター
一つごとに[コスト]を支払ってもよい。そうしなければ、これを生け贄に捧げる」(CR702.21)
文節が追加されたことにより、この誘発型能力は"if節のルール"に従うことになる。
従って、問題の場合、《レシュラックの伝令》の累加アップキープの解決前に、
《レシュラックの伝令》自体が戦場から離れているので、この能力は解決時に何もしない。("if節のルール")
つまり、Pは経年カウンターの分のコストを支払うことはできない、となる。
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そんなところで。
Multiplayer Variant: Uktabi Kong
2010年8月5日 Tips(原文) http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/508
多人数戦のバリアントで面白そうなものが公式記事にあったので紹介いたします。
なお、原文はUktabi Kong(巨大猿)とPoacher(密猟者)になってますが、
なじみやすいようにゲーム「人狼」から役職を拝借して、人狼と村人と呼ぶようにします。
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・人数とフォーマット
4~6人用。
持ち寄るデッキは何でも構いません。シールド、構築、EDH、魔王(!)、何でもありです。
事前に参加する皆さんの同意はもらいましょう。
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・ゲームの準備・役職の決定
ゲームを始める前に、参加する人数と同じ枚数の基本土地を準備します。
ただし、1枚だけ別の基本土地にして、他の基本土地は皆同じにしておきます。
これらは役職を決める「役職カード」となります。
例)5人戦の場合、4枚を《森/Forest》、1枚を《沼/Swamp》 にする。
以下はこの例で話を進めます。
席順が決定してから、各プレイヤーは役職カードを裏向きに引きます。
・《沼/Swamp》を引いた人は『人狼』
・《森/Forest》を引いた人は『村人』
という役職になります。
役職カードは自分だけが見るようにして、時が来るまで他の誰にも見せてはいけません。
最初に森に「村人」、沼に「人狼」と書いておいてもいいかもしれません。
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・多人数戦方式
あとは通常の多人数戦ルールでゲームを進めます。
・無差別戦(Free-for-All)ルールを使用します。
・影響範囲はありません。誰にでも呪文や能力のプレイができ、攻撃も行えます。
・複数への攻撃 選択ルールを採用します。1つの戦闘フェイズで多数の相手に同時に攻撃できます。
・初期ライフは20点です。
・マリガンは1回目のみ7枚引き直せます。2回目以降は1枚ずつ少ない枚数を引き直します。
・先手ドローステップは存在します。
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・役職の公開(カミングアウト)
あなたが人狼であるか村人であるかは、自分以外誰にもわかりません。
しかし、いくつかの条件を満たせば、役職を公開することができます。
1)他のプレイヤーによって敗北したプレイヤーは、自らの役職カードを公開する。
他のプレイヤーによってプレイヤーが敗北した場合、敗北したプレイヤーは役職カードを公開します。
そのプレイヤーが『村人』だった場合、そのままゲームは続行します。
そのプレイヤーが『人狼』だった場合、ゲームはそのプレイヤーにとどめをさしたプレイヤーの勝利となります。
*あるプレイヤーが誰にもとどめをさされずに敗北した場合、
例・《最後の賭け/Final Fortune》など、カードの効果によって敗北した。
・ライブラリーが無くなってカードを引けずに敗北した。
・でっかい《地震/Earthquake》によって自分で自分にとどめをさした。
敗北したそのプレイヤーは、役職カードを公開します。
『村人』ならそのままゲームは続行します。
『人狼』なら、まだゲームに参加しているプレイヤーに役職カードを配り直し、
新たに人狼役を決定します。
*投了や自殺するような行動は禁じられます。
2)あるプレイヤーがコントロールしているクリーチャーのパワー合計値が20以上の場合、役職を公開する。
このバリアントのキモとも言える特別ルールです。
ゲーム中、あるプレイヤーがコントロールするクリーチャーのパワーの合計値が20点以上に
なった場合、即座にそのプレイヤーの役職カードを公開します。
『村人』だった場合、そのままゲームは続行します。
『人狼』だった場合、ゲームはそのプレイヤーの勝利となります。
なお、これによる役職カードの公開は特別な処理であり、
条件が満たされればスタックに積まれずに即座に公開されます。
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・ゲームの終了
ゲームを終了する条件がいくつかあります。
1)『人狼』が他の誰かにとどめを刺されて敗北した。
→人狼役にとどめをさしたプレイヤーの勝利となります。
2)パワー合計値が20以上で『人狼』がカミングアウトした。
→人狼役のプレイヤーの勝利となります。
3)最後に一人残ったプレイヤーが『人狼』だった。
→人狼役のプレイヤーの勝利となります。
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・スコア
このバリアントはスコア制になっています。
『村人』が勝利した場合:
勝利したプレイヤーは、参加人数に等しいポイントを得ます。
『人狼』が勝利した場合:
勝利したプレイヤーは、参加人数に等しいポイントに加え、そのプレイヤーがこのゲーム中に
直接敗北させた人数に等しいポイントを得ます。
例)5人戦で『人狼』がパワー合計値20以上でカミングアウトし、ゲームに勝利した。
ゲーム終了までに誰も脱落していなかったので、このプレイヤーは4人を敗北させたことになる。
このプレイヤーは、5+4=9点 のポイントを得る。
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いかがでしょうか。
スコア制にすると何回もやらないといけないので、大会のパブリックイベントでの実施は
少し改良しないといけませんが、実際にやってみた感想などをお待ちしております。