Friday Magic Quiz. [10-20]
2010年7月2日 FMQ#今週末(と言っても今日からですが)は日本選手権本戦です。
#出場される方のライブラリーの上に希望があらんことを。
というわけで、今週の問題。
問1
かたならし◯×。
「あなたのライブラリー内にあるカードのコントローラーは『あなた』である。」
◯か×か?
問2
日本選手権のメタデッキを読むよりも、次の日本選手権がどの都道府県で行われるかに
注目しているプレイヤーAとBが、いつものゲームをしている。
2-1)
プレイヤーAは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》がめくれた。
A「じゃあ、これをキッカー・コスト込みで支払って唱えるね。」
Aの行動は可能か?
2-2)
プレイヤーBは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《壊滅的な召喚/Devastating Summons》がめくれた。
B「じゃあ、今アンタップ状態の《山》2枚から{R}{R}を引き出して、土地を全部
《壊滅的な召喚》のコストとして生贄に捧げるよ。」
A「で、その後に《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》に繋げるのね……」
Bの行動は可能か?
問3
レガシー構築戦で《Illusionary Mask》が解禁されたよ記念問題。
プレイヤーPとQが対戦中で、Pは《Illusionary Mask》をコントロールしている。
3-1)
Pが《Illusionary Mask》の能力を{U}{B}というコストを支払って起動した。
解決時にPが手札から出せるカードは下記のうちどれか。(複数回答可)
A)《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
B)《闇の腹心/Dark Confidant》
C)《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
D)《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
E)《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》
3-2)
《Illusionary Mask》の解決後、Pが裏向きに出したカードはどの領域にあるか?
3-3)
Pが《Illusionary Mask》を経由して戦場に出した裏向きのクリーチャー(Z)がある。
この(Z)が表向きになるのはいつか。以下の選択肢から適当なものを選べ。(複数回答可)
なお、(Z)は他に何も効果を受けていないものとする。
A)Pが(Z)で攻撃したとき。
B)(Z)がQに戦闘ダメージを割り振るとき。
C)Qが(Z)に《稲妻/Lightning Bolt》を唱えてダメージを与えたとき。
D)Pが(Z)の表に書かれている変異コストを支払ったとき。
E)実はPの好きなときに表向きにできる。
3-4)
Pが《Illusionary Mask》を経由してクリーチャーを裏向きに戦場に出した。
そして、このクリーチャーが裏向きのままの状態で、Qが《クローサの掌握/Krosan Grip》で
《Illusionary Mask》を破壊した。
その後で、3-3)で示されたような「表向きになる」条件を満たした場合、
この裏向きのクリーチャーはどうなるか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
#先週末は日本選手権でした。
#京都で声をかけて下さった方々、一緒に作業をした方々に御礼申し上げます。
#多くの方と色々なことを話しましたし、新たな発見もありました。
#あいにくの雨模様が続いた古都でしたが、自分では行ってよかったと思っています。
7月のおいら主催大会の日付が確定したので告知です。
--------------------------------------------
7月18日(日) C.B.EX. BIGMAGIC名古屋店
受付14:30-15:00 Extended構築戦
7月24日(土) ホビステ杯#10 ホビーステーション名古屋店
受付14:00-14:30 スタンダード構築戦
7月25日(日) C.B.L.39th BIGMAGIC名古屋店
受付14:30-15:00 レガシー構築戦
7月31日(土) ホビステ杯#11 ホビーステーション名古屋店
(Finals2010ゲートウェイ#3 となります。)
受付14:00-14:30 スタンダード構築戦
--------------------------------------------
詳細は来週にでもまた告知いたします。
特に7月18日のExtendedは新環境ですので、少し賞品も豪華にしようかと考えています。
みなさん奮ってご参加下さい。
----
それでは、先週の回答。
×
あるオブジェクトが戦場かスタックにあるときに、そのオブジェクトのコントローラーが存在する。(CR109.4)
これには例外が3つあるが、いずれも定形のマジックのカードの話ではない。
従って、問題にある「ライブラリー内にあるカード」にはコントローラーは存在しないので×である。
2-1)可能。
《ゴブリンの廃墟飛ばし》を唱える際に、CR601.2bの段階でキッカー・コストを
支払うことを決定し、最終的にそれらのコストを支払えばよい。
総コストを決定したあとの段階(CR602.1f)において、Aはマナ能力を起動する機会を得る。
このときに{R}を引き出せばよい。
2-2)不可能。
一見、上と同様だが、総コストを決定した(CR602.1e)段階において、今唱えている
《壊滅的な召喚》の総コストにはマナが含まれていない。
その後の呪文を唱える段階の(CR602.1f)において、マナの支払いが無いので、
Bはマナ能力を起動する機会を得ることはない。
従って、問題文に書かれたようなBの「マナを浮かせる」行動はできない。
Bがマナを浮かせるためには、続唱能力が誘発して、それの解決の前に優先権がある状態で
マナ能力を起動しておかなくてはいけない。続唱能力が解決し、《壊滅的な召喚》がめくれてから
それを唱え終わるまでに、Bがマナ能力を起動する機会は無いのである。
#他になんらかのマナの支払いを追加させる効果(例えば《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》)
#があり、総コストを決定した時点でマナの支払いが含まれていれば、Bのようなプレイは可能である。
《Illusionary Mask》は、これまでに色々とオラクルでの変更が加えられてきたが、
現在のところは印刷されたテキストに従った、今風の挙動を示す。
3-1)A, B, E
クリーチャーカードを選ぶ際には、起動コストのXとして支払ったマナと同じ量、同じタイプのマナ
で普通にそのクリーチャーカードを唱えることができなくてはいけない。
従って、選択肢の中で{U}{B}で唱えられるクリーチャーは、
《ファイレクシアン・ドレッドノート》、《闇の腹心》、と《エスパーの嵐刃》である。
3-2)スタック領域
これにより選ばれたクリーチャーカードは、裏向きで唱えられ、スタック領域に移動する。
#過去のオラクルでは直接戦場に出るようなテキストにもなっていたが、
#印刷文の "summon a creature face down..." という書き方に従うようになった。
3-3)A, B, C, D
A)攻撃クリーチャーとして指定したZはタップ状態になるので、それは代わりに表向きになってタップ状態になる。
B)ダメージを割り振る場合には、表向きになってから割り振る。
C)ダメージを与えられる場合には、表向きになってから与えられる。
D)裏向きの位相を持つパーマネントは、それが表向きになった場合の変異コストが何であるかを
すべてのプレイヤーに示し、それを支払って表向きにしてもよい。
E)何もせず勝手に表向きになることはない。
3-4)表向きになる。
表向きになるのは起動型能力の効果の一部である。
《Illusionary Mask》が戦場にあるかどうかは関係がない。
----
そんなところで。
#京都で声をかけて下さった方々、一緒に作業をした方々に御礼申し上げます。
#多くの方と色々なことを話しましたし、新たな発見もありました。
#あいにくの雨模様が続いた古都でしたが、自分では行ってよかったと思っています。
7月のおいら主催大会の日付が確定したので告知です。
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7月18日(日) C.B.EX. BIGMAGIC名古屋店
受付14:30-15:00 Extended構築戦
7月24日(土) ホビステ杯#10 ホビーステーション名古屋店
受付14:00-14:30 スタンダード構築戦
7月25日(日) C.B.L.39th BIGMAGIC名古屋店
受付14:30-15:00 レガシー構築戦
7月31日(土) ホビステ杯#11 ホビーステーション名古屋店
(Finals2010ゲートウェイ#3 となります。)
受付14:00-14:30 スタンダード構築戦
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詳細は来週にでもまた告知いたします。
特に7月18日のExtendedは新環境ですので、少し賞品も豪華にしようかと考えています。
みなさん奮ってご参加下さい。
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それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「あなたのライブラリー内にあるカードのコントローラーは『あなた』である。」
◯か×か?
×
あるオブジェクトが戦場かスタックにあるときに、そのオブジェクトのコントローラーが存在する。(CR109.4)
これには例外が3つあるが、いずれも定形のマジックのカードの話ではない。
従って、問題にある「ライブラリー内にあるカード」にはコントローラーは存在しないので×である。
問2
2-1)
プレイヤーAは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》がめくれた。
A「じゃあ、これをキッカー・コスト込みで支払って唱えるね。」
Aの行動は可能か?
2-2)
プレイヤーBは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱え、その続唱能力の解決中に
ライブラリーから《壊滅的な召喚/Devastating Summons》がめくれた。
B「じゃあ、今アンタップ状態の《山》2枚から{R}{R}を引き出して、土地を全部
《壊滅的な召喚》のコストとして生贄に捧げるよ。」
A「で、その後に《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》に繋げるのね……」
Bの行動は可能か?
2-1)可能。
《ゴブリンの廃墟飛ばし》を唱える際に、CR601.2bの段階でキッカー・コストを
支払うことを決定し、最終的にそれらのコストを支払えばよい。
総コストを決定したあとの段階(CR602.1f)において、Aはマナ能力を起動する機会を得る。
このときに{R}を引き出せばよい。
2-2)不可能。
一見、上と同様だが、総コストを決定した(CR602.1e)段階において、今唱えている
《壊滅的な召喚》の総コストにはマナが含まれていない。
その後の呪文を唱える段階の(CR602.1f)において、マナの支払いが無いので、
Bはマナ能力を起動する機会を得ることはない。
従って、問題文に書かれたようなBの「マナを浮かせる」行動はできない。
Bがマナを浮かせるためには、続唱能力が誘発して、それの解決の前に優先権がある状態で
マナ能力を起動しておかなくてはいけない。続唱能力が解決し、《壊滅的な召喚》がめくれてから
それを唱え終わるまでに、Bがマナ能力を起動する機会は無いのである。
#他になんらかのマナの支払いを追加させる効果(例えば《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》)
#があり、総コストを決定した時点でマナの支払いが含まれていれば、Bのようなプレイは可能である。
問3
レガシー構築戦で《Illusionary Mask》が解禁されたよ記念問題。
プレイヤーPとQが対戦中で、Pは《Illusionary Mask》をコントロールしている。
3-1)
Pが《Illusionary Mask》の能力を{U}{B}というコストを支払って起動した。
解決時にPが手札から出せるカードは下記のうちどれか。(複数回答可)
A)《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
B)《闇の腹心/Dark Confidant》
C)《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
D)《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
E)《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》
3-2)
《Illusionary Mask》の解決後、Pが裏向きに出したカードはどの領域にあるか?
3-3)
Pが《Illusionary Mask》を経由して戦場に出した裏向きのクリーチャー(Z)がある。
この(Z)が表向きになるのはいつか。以下の選択肢から適当なものを選べ。(複数回答可)
なお、(Z)は他に何も効果を受けていないものとする。
A)Pが(Z)で攻撃したとき。
B)(Z)がQに戦闘ダメージを割り振るとき。
C)Qが(Z)に《稲妻/Lightning Bolt》を唱えてダメージを与えたとき。
D)Pが(Z)の表に書かれている変異コストを支払ったとき。
E)実はPの好きなときに表向きにできる。
3-4)
Pが《Illusionary Mask》を経由してクリーチャーを裏向きに戦場に出した。
そして、このクリーチャーが裏向きのままの状態で、Qが《クローサの掌握/Krosan Grip》で
《Illusionary Mask》を破壊した。
その後で、3-3)で示されたような「表向きになる」条件を満たした場合、
この裏向きのクリーチャーはどうなるか?
《Illusionary Mask》は、これまでに色々とオラクルでの変更が加えられてきたが、
現在のところは印刷されたテキストに従った、今風の挙動を示す。
-- Printed text --
{X}: You can summon a creature face down so opponent doesn’t know what it is. The X cost can be any amount mana, even 0; it serves to hide the true casting cost of creature, which you still have to spend. As soon as a face-down creature receives damage, deals damage, or is tapped, you must turn it face up.
-- Oracle --
{X}: You may choose a creature card in your hand whose mana cost could be paid by some amount of, or all of, the mana you spent on {X}. If you do, you may cast that card face down as a 2/2 creature spell without paying its mana cost. If the creature that spell becomes as it resolves has not been turned face up and would assign or deal damage, be dealt damage, or become tapped, instead it’s turned face up and assigns or deals damage, is dealt damage, or becomes tapped. Activate this ability only any time you could cast a sorcery.
3-1)A, B, E
クリーチャーカードを選ぶ際には、起動コストのXとして支払ったマナと同じ量、同じタイプのマナ
で普通にそのクリーチャーカードを唱えることができなくてはいけない。
従って、選択肢の中で{U}{B}で唱えられるクリーチャーは、
《ファイレクシアン・ドレッドノート》、《闇の腹心》、と《エスパーの嵐刃》である。
3-2)スタック領域
これにより選ばれたクリーチャーカードは、裏向きで唱えられ、スタック領域に移動する。
#過去のオラクルでは直接戦場に出るようなテキストにもなっていたが、
#印刷文の "summon a creature face down..." という書き方に従うようになった。
3-3)A, B, C, D
A)攻撃クリーチャーとして指定したZはタップ状態になるので、それは代わりに表向きになってタップ状態になる。
B)ダメージを割り振る場合には、表向きになってから割り振る。
C)ダメージを与えられる場合には、表向きになってから与えられる。
D)裏向きの位相を持つパーマネントは、それが表向きになった場合の変異コストが何であるかを
すべてのプレイヤーに示し、それを支払って表向きにしてもよい。
E)何もせず勝手に表向きになることはない。
3-4)表向きになる。
表向きになるのは起動型能力の効果の一部である。
《Illusionary Mask》が戦場にあるかどうかは関係がない。
----
そんなところで。
Magic 2011 FAQ
2010年7月8日 Rulingマジック2011のFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
なお、日本語版には印刷されているテキストに誤りが見つかっています。
以下のリンクよりご確認下さい。 リンク先の文書は以後更新される可能性があります。
http://mjmj.info/data/err_m11_j.html
-------------------------------
製品情報
-------------------------------
マジック2011の公式発売日:2010年7月16日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
2010年7月16日以降のスタンダードでは、
・アラーラブロック (アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
・マジック2010
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
が使用可能になります。
-------------------------------
一般注釈
-------------------------------
** 再録キーワード処理:占術/Scry **
フィフス・ドーンと未来予知で収録されていたキーワード処理、「占術」がM11に再録されました。
機能自体は以前と変わりありません。
** 改訂キーワード能力:接死/Deathtouch **
以前よりアナウンスはありましたが、接死能力の機能が変更されました。
改訂された項目は1つだけ(CR702.2b)のみですが、この変更は大きな意味を持ちます。
1)接死を持つクリーチャーでも、戦闘ダメージ割り振り順が意味を持つようになった。
旧ルールでは、接死を持つクリーチャーが戦闘ダメージを割り振るときには、それをブロックして
いるクリーチャー全てに対して、割り振り順を無視して割り振ってもOKでした。
しかし、新ルールでは、割り振り順のルールに従って戦闘ダメージを割り振らなければいけません。
#とはいえ、接死持ちが1点でもダメージを割り振れば次のクリーチャーへダメージを割り振れます。
#詳しくは後述。
2)接死を持つクリーチャーが、クリーチャーに0点でない戦闘ダメージを割り振った場合、
それはクリーチャーのタフネスに関係なく、致死ダメージであるとみなされる。
通常、致死ダメージとは「タフネス以上のダメージの量(CR用語集)」をさします。
例えば、既に《稲妻/Lightning Bolt》で3点のダメージを負っている 0/8 のクリーチャーには、
最低5点以上のダメージを割り振らないと、致死ダメージとはみなされません。
しかし、今回の改訂により、接死をもつクリーチャーから0点でない戦闘ダメージが割り振られた場合
それはクリーチャーのタフネスやそれまでに負ったダメージに関係なく、致死ダメージとみなされる
ようになりました。
以上の2点の変更を頭に入れつつ、FAQに示されている例を見てみましょう。
攻撃側が可能な、戦闘ダメージの割り振りは以下の2通りです。
1:《針刺ワーム》(5/4)1点 (致死ダメージ扱い)
2:《包囲マストドン》(3/5)1点 (致死ダメージ扱い)
3:《ルーン爪の熊》(2/2)
1:《針刺ワーム》(5/4)2点 (致死ダメージ扱い)
2:《包囲マストドン》(3/5)
3:《ルーン爪の熊》(2/2)
「致死ダメージを与えないと次の順番のクリーチャーに戦闘ダメージを割り振れない」(CR510.c)
「接死もちから0点でない戦闘ダメージが割り振られた場合、それはタフネスに関係なく、致死ダメージとみなされる」(新CR702.2b)
ことに注意してください。
攻撃側が選ぶであろう、最も良い戦闘ダメージの割り振りは以下の通りです。
《包囲マストドン》(3/5)1点 (致死ダメージ扱い)
防御側プレイヤー 6点 (トランプル)
「ブロック・クリーチャーすべてに致死ダメージが割り振られたら、トランプルを持つ攻撃クリーチャー
のコントローラーは、残りのダメージを、ブロック・クリーチャーと防御プレイヤーまたは
攻撃しているプレインズウォーカーに選んで割り振る。」(CR702.17)
防御側クリーチャーが複数ある場合も同様です。
ブロック・クリーチャー全てに致死ダメージが割り振られている場合、
トランプルを持つ攻撃クリーチャーの残りのダメージは、全て本体に割り振ることができます。
以下は以前からの接死能力と同様です。
*接死の機能に関するルールは、接死を持つ発生源がどこにあるかを問わない。
言い換えれば、呪文や能力が、戦場にない接死を持つカードがクリーチャーにダメージを与えることを指定している場合そのクリーチャーは破壊される。 これは、領域が変わった発生源によるダメージ(後述)とは異なる。
* ダメージの発生源が、実際にダメージを与える段階まで領域を変更しなかった場合、
それが接死を持つかをチェックするのはダメージを与える時点である。
その時点で、発生源の領域が変わっている場合、それが接死を持つかどうかは、
その領域に最後に存在していた時点で状態でチェックする。
例)《ゴルゴンのフレイル》を装備した《マグマのフェニックス》が戦場から墓地に置かれた場合。
** サイクル:力線/Leyline **
ギルドパクトで収録されていた力線サイクルが、M11に同系として収録されました。
*「ゲーム開始時の手札」とは、マリガンをこれ以上行わずゲームを始めると決定した段階の手札である。
*ゲーム開始時に力線を出すのは、「全てのプレイヤーがマリガンを終えて初期手札を決定した後」。
力線を出すかどうかは先攻のプレイヤーからターン順に行う。
*手札にある力線すべてを出す必要はない。その一部でもかまわない。
*それらは呪文として唱えられたわけではない。それら力線は単に戦場に置かれる。
各プレイヤーはこの行動に対して何も対応することはできない。(優先権がないため)
他の一般注釈(プレインズウォーカー、タイタン、タップ土地、ラッキーチャーム)については割愛します。
-------------------------------
カード別注釈
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*この呪文自体は青や黒の呪文で打ち消すことができる。
*この効果は特定のパーマネントの特性を変えるものではなく、ゲームのルールを変更する。
なので、この呪文を解決した後に出てきたクリーチャーや、唱えた呪文にも効果が及ぼされる。
*この効果は能力には影響を及ばさない。たとえば《凄腕の暗殺者》によってあなたのクリーチャーが
破壊されることを止めることはできない。
*注釈文にもあるが、ライフを何点得たかは関係なく、「ライフを得た」イベント1つに対して
この能力は1回誘発する。
*2体の絆魂持ちで攻撃し、2体が戦闘ダメージを与えた場合、「ライフを得た」イベントは2つ起こる。
従って、《アジャニの群れ仲間》の能力は2回誘発する。
*1体の絆魂、トランプル持ちが、防御クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に戦闘ダメージを
与えた場合、「ライフを得た」イベントは1つ起こる。
従って、《アジャニの群れ仲間》の能力は1回誘発する。
*この起動型能力は、《古えのヘルカイト》が攻撃クリーチャーであるかぎり起動できる。
*これまでよくあった対象変更カード(《急転回/Swerve》、《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》等)
と異なり、対象となった呪文がいくつ対象を取っていてもかまわない。
それら全てまたは一部の対象を(適正に)変更できる。
*対象となった呪文がモードを持つ場合、そのモード自体を変更することはできない。
*例えばAのコントロールするクリーチャーに《壊死の疫病》がついた場合、
Aのターンのアップキープ時にそのクリーチャーが生贄に捧げられて、《壊死の疫病》が誘発し、
《壊死の疫病》は墓地に置かれる。その後、Aは対戦相手であるBのクリーチャー1体を対象とし、
解決時に《壊死の疫病》を墓地から、対象となったクリーチャーにつける。
#何もなければ、交互に1体ずつクリーチャーが生贄に捧げられていくことになる。
*この能力は強制である。誘発後、適正な対象があるならば対象を選ばなければいけない。
また、戻すことができるならば、必ず戻さなければならない。
*誘発型能力をスタックに置く時点に適正な対象が無い場合、この能力はスタックから取り除かれる。
結果として、《壊死の疫病》はオーナーの墓地に置かれたままになる。
*誘発型能力の解決時に、対象のクリーチャーが不適正になっていた場合、能力はなにもしない。
結果として、《壊死の疫病》はオーナーの墓地に置かれたままになる。
*探せるのは土地カードであれば何でも良い。基本土地に限らない。
*3点のダメージの割り振りは誘発型能力をスタックに置く時点で選択する。解決時ではない。
各対象には最低でも1点のダメージが割り振られている必要がある。
*基本土地カードを1枚しか探してこなかった場合、それはタップ状態で戦場に出される。
(もう一枚~のくだりは単純に無視される)
*あなたが《強情なベイロス》を捨てる段階で、墓地に置く代わりに~という置換効果が他に存在
する場合、(《虚空の力線》など)あなたがどの置換効果を適用するかを決定する。
*追放されるのはカードである。トークンは通常通り墓地に置かれる。
*起動型能力の効果に期限は設定されていない。《蠱惑的な吸血鬼》が戦場を離れたとしても継続する。
*この能力は防御プレイヤーのコントロールするクリーチャー1体を対象とする。
*対象となったクリーチャーが、誘発型能力の解決前に(戦場を離れた、等で)不適正になった場合、
この能力自体が打ち消されるので、何も起こらない。
*誘発型能力の解決前に、《サイクロプスの剣闘士》が戦場を離れた場合、能力の解決は行われる。
《サイクロプスの剣闘士》は対象となったクリーチャーに、自身が最後に戦場にいたときの
パワーに等しい点数のダメージを与える。後半部は不可能なので無視される。
*《霜のタイタン》の1つ目の能力は、呪文や起動型能力や誘発型能力のうち、対戦相手が
コントロールしていて《霜のタイタン》を対象しているものに適用される。
*《霜のタイタン》の1つ目の能力は(通常のクリーチャーと同じく)戦場にあるときに機能する。
スタック上にある間は機能しない。(参照:被覆)
*これにより追放されたクリーチャーは、追放されたままである。
*これにより戦場に出る全てのクリーチャーは、同時に戦場に出る。公開された順ではない。
*この効果は能力を失わせるわけではない。
*この効果は継続的効果、第7b種 である。
*「軽減できない」ダメージを軽減しようとした場合、それは単にダメージの軽減に失敗する。
*再生を行うことはできる。
*ダメージ軽減の常在型能力(プロテクション能力を含む)は軽減を行わない。
軽減されたダメージの点数によらない他の効果はそのまま機能する。
そのような効果は、発生源1つにつき1回適用される。
*プレイヤーはライフを得ることができないので、ライフを得るようなイベントは機能しない。
従って、「ライフを得たとき~」のような能力は誘発しない。
## 訂正 ##
日本語版のこのカードの1つ目の能力は「聖句札の死者が戦場に出たときに、」と書かれている
が、これは誤りである。この能力はこのカードが戦場に出る際の置換効果であり、「聖句札の死者
が戦場に出るに際し、」と読み替える。
*1つ目の能力はアーティファクトを対象としていない。単に選ぶだけである。
*《聖句札の死者》とアーティファクトがあなたのコントロール下で同時に戦場に出る場合、
そのアーティファクトに聖句カウンターを置けない。 (戦場に出るに際し~なので)
*《聖句札の死者》の最後の能力は状況誘発型能力である。状況誘発型能力が誘発したら、
その能力がスタック上にある間は再び誘発しない。この能力が打ち消されて、
まだ誘発条件が満たされている場合、それはただちに再び誘発する。
*1番目の能力によって置かれた聖句カウンターと、2番目の能力で示されている聖句カウンターとは
何の関係もない。2番目の能力は、どこ由来のものに関係なく、あなたが「聖句カウンター」と
いう名前のカウンターが置かれているパーマネントをコントロールしているかどうかをチェックする。
*双頭巨人戦において、あなたのライフの総量をチェックする場合、あなたのチームのライフの
総量をチェックする。《セラの高位僧》は、チームのライフが30点以上である場合に
+5/+5の修整を受けるとともに飛行を得る。
#ぶっちゃけると、1ターン目にこれを出すだけで条件を満たして強くなるので、
#双頭巨人戦では要注意です。
*パーマネント・カード(アーティファクト・カード、クリーチャー・カード、
エンチャント・カード、土地カード、プレインズウォーカー・カード)ならば何でも戻せる。
*墓地にある土地カードの点数で見たマナ・コストは(大抵の場合)0である。
*追放されたアーティファクト・カードは表向きに追放される。
そのカードは全てのプレイヤーが知ることになる。
*多人数戦において、《地震》等の発生源が複数の対戦相手に同時にダメージを与えた場合、
この能力はその人数分誘発する。
*《テューンの戦僧》の能力は してもよい/may である。
*《躁の蛮人》の能力は強制である。対象があるならば(自分のでも)選ばなくてはいけない。
*あなたのターン中は、《天使の調停者》はゲームに影響を与えない。
*対戦相手のターン中に《天使の調停者》が戦場を離れたら、その能力はゲームに影響を与えなくなる。
例えば、対戦相手が《破滅の刃》を唱えて《天使の調停者》を破壊した場合、そのプレイヤーは
クリーチャーで攻撃を行える。
*現在のターンプレイヤーがまずカード名を1つ指定し、他のプレイヤーも順番にカード名を1つ
指定する。 その後、各プレイヤーは同時に自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。
* あるプレイヤーがこれにより公開したカードが、そのプレイヤー自身が指定したカードである
場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の手札に加えなければならない。 そうでない場合、
そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。それが他のプレイヤーが指定した
カードであっても関係無い。
どんな場合であっても、公開したカードがライブラリーの一番上に残ることは無い。
#もしあなたが確実に欲しいと願うカードがライブラリーにある場合、そのカード名を宣言
#し続けたほうがよい。そうでないと、外した場合にはそれがライブラリーの底に行ってしまう。
*ダメージの発生源が「赤のインスタント呪文」または「赤のソーサリー呪文」である必要がある。
《魂の火/Soul’s Fire》のように、インスタントではあるが、実際のダメージの発生源が
別のものである場合、そのダメージは倍にならない。
*この効果は置換効果である。他の軽減効果を始めとする置換効果との適用に注意すること。
影響を受ける側がどの置換効果を先に適用するかを決めることになる。
*この能力は対象を持つ。対象はプレイヤー1人である。
*《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージの発生源を選ぶことは無い。
それはこのターンにあなたに与えられる次のX点のダメージに適用される。
そのダメージがどこから来たかは問わない。
*《復讐に燃えたアルコン》の能力は移し変えの効果ではない。 それはダメージを軽減した場合、
(選んだ発生源でなく)《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーに、
その軽減効果の一部としてダメージを与える。これによるダメージの発生源は《復讐に燃えたアルコン》
である。このダメージは戦闘ダメージでなく、発生源があなたの《復讐に燃えたアルコン》であるため、
対戦相手のコントロールするプレインズウォーカーへ移し替えることができる。
*《不死の霊薬》がライブラリーに加えられるのは能力の解決時である。コストを払える限り、
解決前にこの能力を複数回起動することができる。
*コイン投げに勝った時点であなたが《魔術師の金庫》をコントロールしていない場合、
それを生け贄に捧げることはできない。 ただし、カードを3枚引くことはできる。
*いずれかのプレイヤーが土地で無いカードを公開した場合、そのプレイヤーは可能なかぎり
そのカードを唱えなければいけない。そのプレイヤーが望まなくても唱える必要がある。
そのプレイヤーは、《野生の喚起》の能力の解決の一部としてその呪文を唱える。
カードタイプによるタイミング制限は無視される。
それ以外のプレイ制限(「[カード名]は戦闘中にのみ唱えられる。」等)はそのままである。
*いずれかのプレイヤーが土地で無いカードを公開したが、適正な対象の不足やプレイ制限により
それを唱えられない場合、それは単に手札に残る。
*《嵐潮のリバイアサン》が自身の能力を失った場合でも、戦場のすべての土地は
(この後に戦場に出たものも含め)、自身の他のタイプに加えて島でもある。
「島でもある」は継続的効果第4種であり、リバイアサンが能力を失うのは第6種だからである。
----
そんなところで。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
なお、日本語版には印刷されているテキストに誤りが見つかっています。
以下のリンクよりご確認下さい。 リンク先の文書は以後更新される可能性があります。
http://mjmj.info/data/err_m11_j.html
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製品情報
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マジック2011の公式発売日:2010年7月16日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
2010年7月16日以降のスタンダードでは、
・アラーラブロック (アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
・マジック2010
・ゼンディカーブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒
・マジック2011
が使用可能になります。
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一般注釈
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** 再録キーワード処理:占術/Scry **
フィフス・ドーンと未来予知で収録されていたキーワード処理、「占術」がM11に再録されました。
機能自体は以前と変わりありません。
701.17. 占術を行なう/Scry
701.17a 「占術Nを行なう/Scry N」とは、プレイヤーが自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを見、それらのうち望む枚数のカードを自分のライブラリーの一番下に望む順番で置き、残りを自分のライブラリーの一番上に望む順番で置くことである。
** 改訂キーワード能力:接死/Deathtouch **
以前よりアナウンスはありましたが、接死能力の機能が変更されました。
(旧)
702.2b 接死を持つクリーチャーからの戦闘ダメージを割り振る場合、プレイヤーはそのダメージを、それをブロックしているクリーチャーまたはそれにブロックされているクリーチャーすべてに望むように割り振ってもよい。これはrule 510.1c、rule510.1dの手順の例外である。
(新)
702.2b. 接死を持つクリーチャーから0点でない戦闘ダメージがいずれかのクリーチャーに割り振られた場合、それはそのクリーチャーのタフネスにかかわらず致死ダメージであるとみなす。 510.1c-d 参照。
改訂された項目は1つだけ(CR702.2b)のみですが、この変更は大きな意味を持ちます。
1)接死を持つクリーチャーでも、戦闘ダメージ割り振り順が意味を持つようになった。
旧ルールでは、接死を持つクリーチャーが戦闘ダメージを割り振るときには、それをブロックして
いるクリーチャー全てに対して、割り振り順を無視して割り振ってもOKでした。
しかし、新ルールでは、割り振り順のルールに従って戦闘ダメージを割り振らなければいけません。
#とはいえ、接死持ちが1点でもダメージを割り振れば次のクリーチャーへダメージを割り振れます。
#詳しくは後述。
2)接死を持つクリーチャーが、クリーチャーに0点でない戦闘ダメージを割り振った場合、
それはクリーチャーのタフネスに関係なく、致死ダメージであるとみなされる。
通常、致死ダメージとは「タフネス以上のダメージの量(CR用語集)」をさします。
例えば、既に《稲妻/Lightning Bolt》で3点のダメージを負っている 0/8 のクリーチャーには、
最低5点以上のダメージを割り振らないと、致死ダメージとはみなされません。
しかし、今回の改訂により、接死をもつクリーチャーから0点でない戦闘ダメージが割り振られた場合
それはクリーチャーのタフネスやそれまでに負ったダメージに関係なく、致死ダメージとみなされる
ようになりました。
以上の2点の変更を頭に入れつつ、FAQに示されている例を見てみましょう。
例1)
攻撃側:《酸のスライム》(2/2 接死)
防御側:(数字は割り振り順)
1:《針刺ワーム》(5/4)
2:《包囲マストドン》(3/5)
3:《ルーン爪の熊》(2/2)
攻撃側が可能な、戦闘ダメージの割り振りは以下の2通りです。
1:《針刺ワーム》(5/4)1点 (致死ダメージ扱い)
2:《包囲マストドン》(3/5)1点 (致死ダメージ扱い)
3:《ルーン爪の熊》(2/2)
1:《針刺ワーム》(5/4)2点 (致死ダメージ扱い)
2:《包囲マストドン》(3/5)
3:《ルーン爪の熊》(2/2)
「致死ダメージを与えないと次の順番のクリーチャーに戦闘ダメージを割り振れない」(CR510.c)
「接死もちから0点でない戦闘ダメージが割り振られた場合、それはタフネスに関係なく、致死ダメージとみなされる」(新CR702.2b)
ことに注意してください。
例2)
攻撃側:《ヤヴィマヤのワーム》+《ゴルゴンのフレイル》(7/5 接死、トランプル)
防御側:《包囲マストドン》(3/5)
攻撃側が選ぶであろう、最も良い戦闘ダメージの割り振りは以下の通りです。
《包囲マストドン》(3/5)1点 (致死ダメージ扱い)
防御側プレイヤー 6点 (トランプル)
「ブロック・クリーチャーすべてに致死ダメージが割り振られたら、トランプルを持つ攻撃クリーチャー
のコントローラーは、残りのダメージを、ブロック・クリーチャーと防御プレイヤーまたは
攻撃しているプレインズウォーカーに選んで割り振る。」(CR702.17)
防御側クリーチャーが複数ある場合も同様です。
ブロック・クリーチャー全てに致死ダメージが割り振られている場合、
トランプルを持つ攻撃クリーチャーの残りのダメージは、全て本体に割り振ることができます。
以下は以前からの接死能力と同様です。
*接死の機能に関するルールは、接死を持つ発生源がどこにあるかを問わない。
言い換えれば、呪文や能力が、戦場にない接死を持つカードがクリーチャーにダメージを与えることを指定している場合そのクリーチャーは破壊される。 これは、領域が変わった発生源によるダメージ(後述)とは異なる。
* ダメージの発生源が、実際にダメージを与える段階まで領域を変更しなかった場合、
それが接死を持つかをチェックするのはダメージを与える時点である。
その時点で、発生源の領域が変わっている場合、それが接死を持つかどうかは、
その領域に最後に存在していた時点で状態でチェックする。
例)《ゴルゴンのフレイル》を装備した《マグマのフェニックス》が戦場から墓地に置かれた場合。
** サイクル:力線/Leyline **
ギルドパクトで収録されていた力線サイクルが、M11に同系として収録されました。
*「ゲーム開始時の手札」とは、マリガンをこれ以上行わずゲームを始めると決定した段階の手札である。
*ゲーム開始時に力線を出すのは、「全てのプレイヤーがマリガンを終えて初期手札を決定した後」。
力線を出すかどうかは先攻のプレイヤーからターン順に行う。
*手札にある力線すべてを出す必要はない。その一部でもかまわない。
*それらは呪文として唱えられたわけではない。それら力線は単に戦場に置かれる。
各プレイヤーはこの行動に対して何も対応することはできない。(優先権がないため)
他の一般注釈(プレインズウォーカー、タイタン、タップ土地、ラッキーチャーム)については割愛します。
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カード別注釈
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《秋の帳》
{G}
インスタント
このターン、あなたがコントロールする呪文は青や黒の呪文によって打ち消されず、このターン、あなたがコントロールするクリーチャーは青や黒の呪文の対象にならない。
*この呪文自体は青や黒の呪文で打ち消すことができる。
*この効果は特定のパーマネントの特性を変えるものではなく、ゲームのルールを変更する。
なので、この呪文を解決した後に出てきたクリーチャーや、唱えた呪文にも効果が及ぼされる。
*この効果は能力には影響を及ばさない。たとえば《凄腕の暗殺者》によってあなたのクリーチャーが
破壊されることを止めることはできない。
《アジャニの群れ仲間》
{1}{W}
クリーチャー ― 猫・兵士
2/2
あなたがライフを得るたび、あなたはアジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。 (例えば、ある1つの効果であなたが3点のライフを得た場合、あなたはこのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。)
*注釈文にもあるが、ライフを何点得たかは関係なく、「ライフを得た」イベント1つに対して
この能力は1回誘発する。
*2体の絆魂持ちで攻撃し、2体が戦闘ダメージを与えた場合、「ライフを得た」イベントは2つ起こる。
従って、《アジャニの群れ仲間》の能力は2回誘発する。
*1体の絆魂、トランプル持ちが、防御クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に戦闘ダメージを
与えた場合、「ライフを得た」イベントは1つ起こる。
従って、《アジャニの群れ仲間》の能力は1回誘発する。
《古えのヘルカイト》
{4}{R}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
6/6
飛行
{R}:防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。古えのヘルカイトはそれに1点のダメージを与える。 この能力は、古えのヘルカイトが攻撃している場合にのみ起動できる。
*この起動型能力は、《古えのヘルカイト》が攻撃クリーチャーであるかぎり起動できる。
《移し変え》
{U}{U}
インスタント
呪文1つを対象とする。あなたはそれの新しい対象を選んでもよい。
*これまでよくあった対象変更カード(《急転回/Swerve》、《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》等)
と異なり、対象となった呪文がいくつ対象を取っていてもかまわない。
それら全てまたは一部の対象を(適正に)変更できる。
*対象となった呪文がモードを持つ場合、そのモード自体を変更することはできない。
《壊死の疫病》
{2}{B}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーを生け贄に捧げる。」を持つ。
エンチャントされているクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、それのコントローラーは自分の対戦相手のうちいずれかがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。 壊死の疫病を、オーナーの墓地からそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に戻す。
*例えばAのコントロールするクリーチャーに《壊死の疫病》がついた場合、
Aのターンのアップキープ時にそのクリーチャーが生贄に捧げられて、《壊死の疫病》が誘発し、
《壊死の疫病》は墓地に置かれる。その後、Aは対戦相手であるBのクリーチャー1体を対象とし、
解決時に《壊死の疫病》を墓地から、対象となったクリーチャーにつける。
#何もなければ、交互に1体ずつクリーチャーが生贄に捧げられていくことになる。
*この能力は強制である。誘発後、適正な対象があるならば対象を選ばなければいけない。
また、戻すことができるならば、必ず戻さなければならない。
*誘発型能力をスタックに置く時点に適正な対象が無い場合、この能力はスタックから取り除かれる。
結果として、《壊死の疫病》はオーナーの墓地に置かれたままになる。
*誘発型能力の解決時に、対象のクリーチャーが不適正になっていた場合、能力はなにもしない。
結果として、《壊死の疫病》はオーナーの墓地に置かれたままになる。
《原始のタイタン》
{4}{G}{G}
クリーチャー ― 巨人
6/6
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探してもよい。そうしたなら、それらを戦場にタップ状態で出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
*探せるのは土地カードであれば何でも良い。基本土地に限らない。
《業火のタイタン》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― 巨人
6/6
{R}:業火のタイタンはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
業火のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、クリーチャーやプレイヤーを、1つまたは望む組み合わせで2つか3つ対象とする。業火のタイタンはそれらに、3点のダメージを好きなように分割して与える。
*3点のダメージの割り振りは誘発型能力をスタックに置く時点で選択する。解決時ではない。
各対象には最低でも1点のダメージが割り振られている必要がある。
《耕作》
{2}{G}
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらを公開し、1枚をタップ状態で戦場に出し、もう1枚をあなたの手札に加える。 その後あなたのライブラリーを切り直す。
*基本土地カードを1枚しか探してこなかった場合、それはタップ状態で戦場に出される。
(もう一枚~のくだりは単純に無視される)
《強情なベイロス》
{2}{G}{G}
クリーチャー ― ビースト
4/4
強情なベイロスが戦場に出たとき、あなたは4点のライフを得る。
いずれかの対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが強情なベイロスを捨てる場合、それをあなたの墓地に置く代わりに戦場に出す。
*あなたが《強情なベイロス》を捨てる段階で、墓地に置く代わりに~という置換効果が他に存在
する場合、(《虚空の力線》など)あなたがどの置換効果を適用するかを決定する。
《虚空の力線》
{2}{B}{B}
エンチャント
虚空の力線があなたのゲーム開始時の手札にある場合、あなたはそれが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
いずれかのカードがあらゆる領域からいずれかの対戦相手の墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。
*追放されるのはカードである。トークンは通常通り墓地に置かれる。
《蠱惑的な吸血鬼》
{1}{B}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼
2/2
あなたがコントロールする他の吸血鬼・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがコントロールするアンタップ状態の吸血鬼5体をタップする:クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。 それは他のタイプに加えて吸血鬼になる。
*起動型能力の効果に期限は設定されていない。《蠱惑的な吸血鬼》が戦場を離れたとしても継続する。
《サイクロプスの剣闘士》
{1}{R}{R}{R}
クリーチャー ― サイクロプス・戦士
4/4
サイクロプスの剣闘士が攻撃するたび、防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたは「サイクロプスの剣闘士はそれに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。」を選んでもよい。 そうした場合、そのクリーチャーは自身のパワーに等しい点数のダメージをサイクロプスの剣闘士に与える。
*この能力は防御プレイヤーのコントロールするクリーチャー1体を対象とする。
*対象となったクリーチャーが、誘発型能力の解決前に(戦場を離れた、等で)不適正になった場合、
この能力自体が打ち消されるので、何も起こらない。
*誘発型能力の解決前に、《サイクロプスの剣闘士》が戦場を離れた場合、能力の解決は行われる。
《サイクロプスの剣闘士》は対象となったクリーチャーに、自身が最後に戦場にいたときの
パワーに等しい点数のダメージを与える。後半部は不可能なので無視される。
《霜のタイタン》
{4}{U}{U}
クリーチャー ― 巨人
6/6
霜のタイタンがいずれかの対戦相手がコントロールする呪文1つや能力1つの対象になるたび、それのコントローラーが{2}を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す。
霜のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをタップする。 それは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
*《霜のタイタン》の1つ目の能力は、呪文や起動型能力や誘発型能力のうち、対戦相手が
コントロールしていて《霜のタイタン》を対象しているものに適用される。
*《霜のタイタン》の1つ目の能力は(通常のクリーチャーと同じく)戦場にあるときに機能する。
スタック上にある間は機能しない。(参照:被覆)
《集団変身》
{5}{U}
ソーサリー
あなたがコントロールするすべてのクリーチャーを追放し、その後、あなたのライブラリーの一番上のカードを、その数に等しい枚数のクリーチャー・カードが公開されるまで公開し続ける。 これにより公開されたすべてのクリーチャー・カードを戦場に出し、その後残りの公開されたカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
*これにより追放されたクリーチャーは、追放されたままである。
*これにより戦場に出る全てのクリーチャーは、同時に戦場に出る。公開された順ではない。
《縮退》
{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで1/1になる。
*この効果は能力を失わせるわけではない。
*この効果は継続的効果、第7b種 である。
《焼却》
{1}{R}
インスタント
焼却は呪文や能力によって打ち消されない。
白か青のクリーチャー1体を対象とする。焼却はそれに5点のダメージを与える。このダメージは軽減できない。
*「軽減できない」ダメージを軽減しようとした場合、それは単にダメージの軽減に失敗する。
*再生を行うことはできる。
《処罰の力線》
{2}{R}{R}
エンチャント
処罰の力線があなたのゲーム開始時の手札にある場合、あなたはそれが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
プレイヤーはライフを得られない。
ダメージは軽減できない。
*ダメージ軽減の常在型能力(プロテクション能力を含む)は軽減を行わない。
軽減されたダメージの点数によらない他の効果はそのまま機能する。
そのような効果は、発生源1つにつき1回適用される。
*プレイヤーはライフを得ることができないので、ライフを得るようなイベントは機能しない。
従って、「ライフを得たとき~」のような能力は誘発しない。
《聖句札の死者》
{B}{B}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
5/5
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。
聖句札の死者は破壊されない。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
## 訂正 ##
日本語版のこのカードの1つ目の能力は「聖句札の死者が戦場に出たときに、」と書かれている
が、これは誤りである。この能力はこのカードが戦場に出る際の置換効果であり、「聖句札の死者
が戦場に出るに際し、」と読み替える。
*1つ目の能力はアーティファクトを対象としていない。単に選ぶだけである。
*《聖句札の死者》とアーティファクトがあなたのコントロール下で同時に戦場に出る場合、
そのアーティファクトに聖句カウンターを置けない。 (戦場に出るに際し~なので)
*《聖句札の死者》の最後の能力は状況誘発型能力である。状況誘発型能力が誘発したら、
その能力がスタック上にある間は再び誘発しない。この能力が打ち消されて、
まだ誘発条件が満たされている場合、それはただちに再び誘発する。
*1番目の能力によって置かれた聖句カウンターと、2番目の能力で示されている聖句カウンターとは
何の関係もない。2番目の能力は、どこ由来のものに関係なく、あなたが「聖句カウンター」と
いう名前のカウンターが置かれているパーマネントをコントロールしているかどうかをチェックする。
《セラの高位僧》
{W}
クリーチャー ― 人間・モンク
1/1
絆魂 (このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
あなたのライフが30点以上であるかぎり、セラの高位僧は+5/+5の修整を受けるとともに飛行を持つ。
*双頭巨人戦において、あなたのライフの総量をチェックする場合、あなたのチームのライフの
総量をチェックする。《セラの高位僧》は、チームのライフが30点以上である場合に
+5/+5の修整を受けるとともに飛行を得る。
#ぶっちゃけると、1ターン目にこれを出すだけで条件を満たして強くなるので、
#双頭巨人戦では要注意です。
《太陽のタイタン》
{4}{W}{W}
クリーチャー ― 巨人
6/6
警戒
太陽のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネント・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。
*パーマネント・カード(アーティファクト・カード、クリーチャー・カード、
エンチャント・カード、土地カード、プレインズウォーカー・カード)ならば何でも戻せる。
*墓地にある土地カードの点数で見たマナ・コストは(大抵の場合)0である。
《溜め込むドラゴン》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
4/4
飛行
溜め込むドラゴンが戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを追放し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
溜め込むドラゴンが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、あなたはその追放されているカードをオーナーの手札に加えてもよい。
*追放されたアーティファクト・カードは表向きに追放される。
そのカードは全てのプレイヤーが知ることになる。
《チャンドラの吐火》
{2}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
1/3
飛行
いずれかの対戦相手に戦闘ダメージでないダメージが与えられるたび、チャンドラの吐火はターン終了時まで+3/+0の修整を受ける。
*多人数戦において、《地震》等の発生源が複数の対戦相手に同時にダメージを与えた場合、
この能力はその人数分誘発する。
《テューンの戦僧》
{1}{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/2
テューンの戦僧が戦場に出たとき、エンチャント1つを対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。
《躁の蛮人》
{2}{R}
クリーチャー ― 人間・戦士
2/2
躁の蛮人が戦場に出たとき、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
*《テューンの戦僧》の能力は してもよい/may である。
*《躁の蛮人》の能力は強制である。対象があるならば(自分のでも)選ばなくてはいけない。
《天使の調停者》
{5}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
5/6
飛行
このターン、いずれかの呪文を唱えた各対戦相手は、クリーチャーで攻撃できない。
このターン、いずれかのクリーチャーで攻撃した各対戦相手は、呪文を唱えられない。
*あなたのターン中は、《天使の調停者》はゲームに影響を与えない。
*対戦相手のターン中に《天使の調停者》が戦場を離れたら、その能力はゲームに影響を与えなくなる。
例えば、対戦相手が《破滅の刃》を唱えて《天使の調停者》を破壊した場合、そのプレイヤーは
クリーチャーで攻撃を行える。
《難題のスフィンクス》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
4/4
飛行
難題のスフィンクスが攻撃するたび、各プレイヤーはカード名を1つ指定する。 その後、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。 あるプレイヤーが公開したカードが自分が指定したものである場合、そのプレイヤーはそれを自分の手札に加える。 そうでない場合、そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。
*現在のターンプレイヤーがまずカード名を1つ指定し、他のプレイヤーも順番にカード名を1つ
指定する。 その後、各プレイヤーは同時に自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。
* あるプレイヤーがこれにより公開したカードが、そのプレイヤー自身が指定したカードである
場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の手札に加えなければならない。 そうでない場合、
そのプレイヤーはそれを自分のライブラリーの一番下に置く。それが他のプレイヤーが指定した
カードであっても関係無い。
どんな場合であっても、公開したカードがライブラリーの一番上に残ることは無い。
#もしあなたが確実に欲しいと願うカードがライブラリーにある場合、そのカード名を宣言
#し続けたほうがよい。そうでないと、外した場合にはそれがライブラリーの底に行ってしまう。
《火の召使い》
{3}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
4/3
あなたがコントロールする赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文がダメージを与える場合、代わりにそれはその2倍のダメージを与える。
*ダメージの発生源が「赤のインスタント呪文」または「赤のソーサリー呪文」である必要がある。
《魂の火/Soul’s Fire》のように、インスタントではあるが、実際のダメージの発生源が
別のものである場合、そのダメージは倍にならない。
*この効果は置換効果である。他の軽減効果を始めとする置換効果との適用に注意すること。
影響を受ける側がどの置換効果を先に適用するかを決めることになる。
《復讐に燃えたアルコン》
{4}{W}{W}{W}
クリーチャー ― 執政官
7/7
飛行
{X}:プレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたに与えられるダメージをX点軽減する。 これによりダメージが軽減された場合、復讐に燃えたアルコンはその点数に等しい点数のダメージをそのプレイヤーに与える。
*この能力は対象を持つ。対象はプレイヤー1人である。
*《復讐に燃えたアルコン》の能力によりダメージの発生源を選ぶことは無い。
それはこのターンにあなたに与えられる次のX点のダメージに適用される。
そのダメージがどこから来たかは問わない。
*《復讐に燃えたアルコン》の能力は移し変えの効果ではない。 それはダメージを軽減した場合、
(選んだ発生源でなく)《復讐に燃えたアルコン》が対象となったプレイヤーに、
その軽減効果の一部としてダメージを与える。これによるダメージの発生源は《復讐に燃えたアルコン》
である。このダメージは戦闘ダメージでなく、発生源があなたの《復讐に燃えたアルコン》であるため、
対戦相手のコントロールするプレインズウォーカーへ移し替えることができる。
《不死の霊薬》
{1}
アーティファクト
{2}, {T}:あなたは5点のライフを得る。 不死の霊薬とあなたの墓地をあなたのライブラリーに加えて切り直す。
*《不死の霊薬》がライブラリーに加えられるのは能力の解決時である。コストを払える限り、
解決前にこの能力を複数回起動することができる。
《魔術師の金庫》
{4}
アーティファクト
{2}, {T}:コイン投げをする。 あなたがコイン投げに勝った場合、魔術師の金庫を生け贄に捧げるとともにカードを3枚引く。
*コイン投げに勝った時点であなたが《魔術師の金庫》をコントロールしていない場合、
それを生け贄に捧げることはできない。 ただし、カードを3枚引くことはできる。
《野生の喚起》
{5}{R}
エンチャント
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚無作為に選んで公開する。 それが土地カードである場合、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。 そうでない場合、そのプレイヤーは可能ならそれを、それのマナ・コストを支払うことなく唱える。
*いずれかのプレイヤーが土地で無いカードを公開した場合、そのプレイヤーは可能なかぎり
そのカードを唱えなければいけない。そのプレイヤーが望まなくても唱える必要がある。
そのプレイヤーは、《野生の喚起》の能力の解決の一部としてその呪文を唱える。
カードタイプによるタイミング制限は無視される。
それ以外のプレイ制限(「[カード名]は戦闘中にのみ唱えられる。」等)はそのままである。
*いずれかのプレイヤーが土地で無いカードを公開したが、適正な対象の不足やプレイ制限により
それを唱えられない場合、それは単に手札に残る。
《嵐潮のリバイアサン》
{5}{U}{U}{U}
クリーチャー ― リバイアサン
8/8
島渡り (このクリーチャーは防御プレイヤーが島をコントロールしている限りブロックされない。)
すべての土地は、自身の他のタイプに加えて島でもある。
飛行や島渡りを持たないクリーチャーは攻撃できない。
*《嵐潮のリバイアサン》が自身の能力を失った場合でも、戦場のすべての土地は
(この後に戦場に出たものも含め)、自身の他のタイプに加えて島でもある。
「島でもある」は継続的効果第4種であり、リバイアサンが能力を失うのは第6種だからである。
----
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [10-21]
2010年7月9日 FMQ#今週末はいよいよM11のプレリリースです。
#お近くの会場、ショップにてぜひご参加下さい。
#筆記用具やライフカウンターの類があるとなおよいでしょう。
#わからないことがあればお近くのスタッフまで。
M11のテキスト異状がもう一つ見つかっております。
----
《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
能力の解決時に、これとあなたの墓地を「あなたの」ライブラリーに加えて
切り直すとなっているが、これはコントローラーがオーナーと違う場合に混乱を招くので
「オーナーの」ライブラリーと訂正する。
(これによる処理自体は変わりません)
《不死の霊薬》
{1}
アーティファクト
{2},{Tap}:あなたは5点のライフを得る。不死の霊薬とあなたの墓地をオーナーの
ライブラリーに加えて切り直す。
Elixir of Immortality
{1}
Artifact
{2}, {T}: You gain 5 life. Shuffle Elixir of Immortality and your
graveyard into their owner’s library.
これは英語原文からの訂正になります。
機能的な影響はありません。
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というわけで今週の出題はM11から行います。
FAQを見返しつつプレリに行くも良し、プレリの会場で聞くも良し、です。
楽しい週末をM11と共にお過ごし下さい。
問1
かたならし○×。
「M11が発売された日(2010年7月16日)で、エクステンデッド形式の構築戦で使用できる
エキスパンションの数は、16である。」
○か×か?
問2
プレリリース当日を待てずに、公式のスポイラーリストを見ながらカード同士の
組み合わせを考えて、次世代のスタンダードデッキを模索しているプレイヤーAとBが、
戦闘の解釈についてもめている。
Aが攻撃側プレイヤー、Bが防御側プレイヤーで、
Aは
・《酸のスライム》(2/2、接死)
・《ヤヴィマヤのワーム》(6/4、トランプル)
で攻撃をしている。
Bは《宮殿の護衛》(1/4、望む数のクリーチャーをブロックできる)と
《ロック鳥の卵》(0/3、防衛、戦場から墓地に置かれるとトークンが出る)に手をかけ、
B「2体とも《宮殿の護衛》でブロック。
で、さらに《ロック鳥の卵》で《ヤヴィマヤのワーム》をブロックする。」
と宣言した。
さて、Aは最大何点の戦闘ダメージをB本体に割り振ることができるだろうか?
(おまけ)
Bが行うべき一番「良い」ブロック宣言はどのようなものだろうか?
ここで言う「良い」とは、
・B本体がくらうダメージがなるだけ少ない
・《ロック鳥の卵》が破壊されて3/3の鳥・トークンが出る
を満たすものとする。
問3 (仮の話)
既にM11の日本語版では、《聖句札の死者》に異状が発見されている、
(印刷されているテキスト)
《聖句札の死者》
クリーチャー ― ゾンビ
5/5
聖句札の死者が戦場に出たとき、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句カウンターを1個置く。
聖句札の死者は破壊されない。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
1番目の能力は 英語版では "As Phylactery Lich enters the battlefield" となっていて
「聖句札の死者が戦場に出たとき~」という誘発型能力ではなく、
場に出るに際し~という表現が使われるのが正しい。これは置換効果をもつ常在型能力である。
ところが、あるプレイヤーNは、この日本語の文面を見て
N「いや、文章がこのままでも、あなたのコントロールするアーティファクトが1個でもあれば、
《聖句札の死者》が戦場に出た後、即座に《聖句札の死者》が生け贄に捧げられることは無いよ。」
と言いだした。
Nの言うことは正しいか? 正しいならばその理由は?
----
いつものように、回答は来週にでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [10-21A]
2010年7月13日 FMQ#週末のM11プレリはいかがだったでしょうか。
#おいらは青青青赤赤緑緑というマナを要求するデッキを組んでしまいましたが、
#優秀な基本土地サーチ呪文2枚と、占術のおかげでなんとか回していました。
あまり難しいルーリングは無かったようですが、《縮退》と各種オーラの修正は
よく質問に上がっていたような感じをうけました。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「M11が発売された日(2010年7月16日)で、エクステンデッド形式の構築戦で使用できる
エキスパンションの数は、16である。」
○か×か?
◯
2010年7月16日以降に、エクステンデッド構築戦で使用可能なエキスパンションは以下のとおり。
・時のらせんブロック+第10版 (TSP、PLA、FUT、10E)
・ローウィン/シャドームーアブロック (LOR、MOR、SHM、EVE)
・アラーラブロック+マジック2010 (ALA、CON、ARB、M10)
・ゼンディカーブロック+マジック2011 (ZEN、WWK、ROE、M11)
なので都合16である。
#4つごとの組にすると覚えやすい。
#次期エキスパンション、ミラディンの傷跡(SOM)が発売されると、一番上の4つが外れる。
問2
Aが攻撃側プレイヤー、Bが防御側プレイヤーで、
Aは
・《酸のスライム》(2/2、接死)
・《ヤヴィマヤのワーム》(6/4、トランプル)
で攻撃をしている。
Bは《宮殿の護衛》(1/4、望む数のクリーチャーをブロックできる)と
《ロック鳥の卵》(0/3、防衛、戦場から墓地に置かれるとトークンが出る)に手をかけ、
B「2体とも《宮殿の護衛》でブロック。
で、さらに《ロック鳥の卵》で《ヤヴィマヤのワーム》をブロックする。」
と宣言した。
さて、Aは最大何点の戦闘ダメージをB本体に割り振ることができるだろうか?
3点
戦闘ダメージの割り振りにおいて、《酸のスライム》のダメージは全て《宮殿の護衛》に割り振られる。
一方、《ヤヴィマヤのワーム》は《宮殿の護衛》と《ロック鳥の卵》にブロックされている。
《宮殿の護衛》へ《酸のスライム》からのダメージを割り振ることを考えると、
これは致死ダメージを受けている扱いになるので、《ヤヴィマヤのワーム》からのダメージを
トランプルによってプレイヤー本体へ割り振るためには、残りのブロック・クリーチャーである
《ロック鳥の卵》へ致死ダメージを割り振る必要がある。
つまり、以下のようなダメージの割り振りが可能である。
防御側(数字はダメージ割り振り順)
1:《宮殿の護衛》 《酸のスライム》から2点 (致死ダメージ)
2:《ロック鳥の卵》 《ヤヴィマヤのワーム》から3点 (致死ダメージ)
B本体 《ヤヴィマヤのワーム》から3点 (トランプル)
これがB本体に割り振れるダメージの最大である。
#《ヤヴィマヤのワーム》は複数のブロック・クリーチャーにブロックされているので、
#実際にはブロックされた時点でダメージ割り振り順を決定する必要がある。
#が、問題自体の回答には影響がない。
#また、《宮殿の護衛》も同様にダメージ割り振り順を決定しないといけないが、
#これも問題自体の回答には影響がない。
(おまけの回答)
想定解は
「《酸のスライム/Acidic Slime》を《ロック鳥の卵》でブロック、
《ヤヴィマヤのワーム》を《宮殿の護衛》でブロック。」
である。
この場合、B本体に通るダメージは2点である。
#《宮殿の護衛》が余計に2体ともブロックしてしまうと、
#なぜかB本体へのダメージが上がってしまう。面白いですね。
問3 (仮の話)
既にM11の日本語版では、《聖句札の死者》に異状が発見されている、
1番目の能力は 英語版では "As Phylactery Lich enters the battlefield" となっていて
「聖句札の死者が戦場に出たとき~」という誘発型能力ではなく、
場に出るに際し~という表現が使われるのが正しい。これは置換効果をもつ常在型能力である。
ところが、あるプレイヤーNは、この日本語の文面を見て
N「いや、文章がこのままでも、あなたのコントロールするアーティファクトが1個でもあれば、
《聖句札の死者》が戦場に出た後、即座に《聖句札の死者》が生け贄に捧げられることは無いよ。」
と言いだした。
Nの言うことは正しいか? 正しいならばその理由は?
間違っている。
日本語版の文面のままで、《聖句札の死者》が戦場に出た場合を考えよう。
「戦場に出たとき~」という誘発条件を満たすので、1番目の能力が誘発する。
と同時に、「あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき~」
という誘発条件も満たすので、3番目の能力も誘発する。
従って、あなたはこの2つの能力を好きな順番でスタックに積むことができる。
仮に(3番目)→(1番目)という順でスタックに積んだとしよう。
先に解決されるのは1番目の能力なので、あなたはあなたのコントロールするアーティファクトを1つ
選び、その上に聖句カウンターを置く。その後、3番目の能力の解決を迎える。
そして解決時に、《聖句札の死者》は生贄に捧げられる。……聖句カウンターは既にあるのにもかかわらず。
これは、3番目の能力は単なる誘発型能力で、誘発条件を解決時には再チェックしないからである。
条件付きの誘発型能力(「if節のルール」)であれば、誘発条件は再度チェックされるが、
この場合はそうはならない。
従って、この文章のままでは、《聖句札の死者》は戦場に出た後、(3番目の能力の解決時に)
墓地に置かれてしまう。
もちろん、実際には訂正が出ているので、このような挙動を示すことはない。
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そんなところで。
マジック2011に伴なうオラクル変更、CR変更がアナウンスされています。
(原文) http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/99a
オラクル・データベースの更新は今週金曜日(2010年7月16日)に行われる予定です。
更新点を含めた新しいCRは来週以降に発表されます。
CRの詳しい更新点は、新しいCRが発表されてから記事にする予定です。
オラクルの細かい更新点はここでは取り扱いません。(ちらっとどこかの方向を見ながら)
今回は序文に書かれている、わりと大きい2つの更新点を取り扱います。
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1)接死の変更
マジック2011のプレビュー記事からさんざん話題にしてきましたが、
接死能力の機能が変更になりました。
具体的な機能変更点については、M11FAQや、過去の記事を参照ください。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
http://74598.diarynote.jp/201007081315134198/
接死能力の機能変更において、接死を持つクリーチャーから0点でない戦闘ダメージが
クリーチャーに割り振られた場合、致死ダメージとみなされるようになりました。
以下はすごく細かい点です。
ここで、「接死もちから与えられたダメージは致死ダメージである」というように
まとめて書ければよいのですが、そうはうまくいきません。
「致死ダメージを与えられた」のみでは、現行ルール下でクリーチャーを破壊できないからです。
例えば、3/3で《ショック/Shock》を唱えられて、2ダメージを負っているクリーチャーを考えます。
これに-1/-1の修正を与えると、「2ダメージを負った2/2クリーチャー」となって、
このクリーチャーは破壊されますが、「致死ダメージを与えられ」てはいません。
正の値のタフネス以上のダメージを負ったというチェックが成されただけです。
また、「状況起因処理のチェック以降に、接死持ちの発生源からダメージを受けたクリーチャーは
破壊される。」というルールは、タフネスが正の値である~という条件が追加されます。
これは、接死持ちからダメージを受けるとともに、そのクリーチャーのタフネスが0以下になった場合に、
・接死持ちの発生源からダメージを受けたクリーチャーは破壊される。(=再生で置換できる)
・タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。(=再生で置換できない)
という2つの状況起因処理がチェックされますが、このクリーチャーは再生というイベントを
起こせるかどうか(《恩義/Debt of Loyalty》等)といった混乱を避けるためです。
----
2)新オブジェクト "紋章/emblem"
今回のオラクル変更で、ただ1枚、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》のみに
"紋章/emblem" という新しいルール用語が使用されます。
紋章はオブジェクトの一つであり、カードでもトークンでもありません。
紋章は名前、色、カードタイプなどを持たず、ただ能力のみを持ちます。
紋章は(EDHのジェネラル、次元カード、計略カードと同様に)コマンド領域に置かれます。
紋章はパーマネントではありません。また、紋章に影響を及ぼせるカードはありません。
これにより、今までは多人数戦バリアントにのみ使用されていたコマンド領域も、
通常の2人戦で概念として使われるようになります。今回のCR変更はコマンド領域の変更もされています。
このような変更が《遍歴の騎士、エルズペス》のみに行われた背景には、
《遍歴の騎士、エルズペス》の文章との兼ね合いがあります。
ご存知のように、3番目の能力はゲームのルールそのものに影響し、
能力を起動した以降に出てきた土地やクリーチャーも「破壊されない」ことになります。
しかし、《遍歴の騎士、エルズペス》の「破壊されない」という箇所を、
特性を変更するものに変えてしまうと、うまく機能しません。
例えば「残りのゲームの間、あなたのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける」という文章では、
起動したときに戦場にいたクリーチャーにのみ影響を及ぼすことになります。
また、クリーチャーのコントローラーが変更された場合でも、その修整が有効になります。
そこで、同じようなテンプレートを使用し、かつ、汎用的に利用するために、
"紋章/emblem"というオブジェクトが考案されました。
先程の例ですと、
「あなたは『あなたのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける』という能力をもつ紋章を1つ得る。」
というテキストにすれば、これ以降に戦場に出てきたクリーチャーにも有効ですし、
クリーチャーのコントローラーが変更された場合には、修整は行われません。
いずれ、新規のプレインズウォーカーで、新しい紋章を作成する能力が出るかもしれませんね。
----
なお、今回の変更では《遍歴の騎士、エルズペス》のみが紋章という単語を使用します。
他のゲームルールを変更する能力を持つ《斑点の殴打者/Stigma Lasher》や歴伝/Epicなどにも
紋章うんぬんというテキストを使用すれば良いと個人的には思いますが……
うむむ、ちょっと望み薄ですね。
----
そんなところで。
(原文) http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/99a
オラクル・データベースの更新は今週金曜日(2010年7月16日)に行われる予定です。
更新点を含めた新しいCRは来週以降に発表されます。
CRの詳しい更新点は、新しいCRが発表されてから記事にする予定です。
オラクルの細かい更新点はここでは取り扱いません。(ちらっとどこかの方向を見ながら)
今回は序文に書かれている、わりと大きい2つの更新点を取り扱います。
----
1)接死の変更
マジック2011のプレビュー記事からさんざん話題にしてきましたが、
接死能力の機能が変更になりました。
具体的な機能変更点については、M11FAQや、過去の記事を参照ください。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
http://74598.diarynote.jp/201007081315134198/
接死能力の機能変更において、接死を持つクリーチャーから0点でない戦闘ダメージが
クリーチャーに割り振られた場合、致死ダメージとみなされるようになりました。
以下はすごく細かい点です。
ここで、「接死もちから与えられたダメージは致死ダメージである」というように
まとめて書ければよいのですが、そうはうまくいきません。
「致死ダメージを与えられた」のみでは、現行ルール下でクリーチャーを破壊できないからです。
例えば、3/3で《ショック/Shock》を唱えられて、2ダメージを負っているクリーチャーを考えます。
これに-1/-1の修正を与えると、「2ダメージを負った2/2クリーチャー」となって、
このクリーチャーは破壊されますが、「致死ダメージを与えられ」てはいません。
正の値のタフネス以上のダメージを負ったというチェックが成されただけです。
また、「状況起因処理のチェック以降に、接死持ちの発生源からダメージを受けたクリーチャーは
破壊される。」というルールは、タフネスが正の値である~という条件が追加されます。
これは、接死持ちからダメージを受けるとともに、そのクリーチャーのタフネスが0以下になった場合に、
・接死持ちの発生源からダメージを受けたクリーチャーは破壊される。(=再生で置換できる)
・タフネスが0以下のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。(=再生で置換できない)
という2つの状況起因処理がチェックされますが、このクリーチャーは再生というイベントを
起こせるかどうか(《恩義/Debt of Loyalty》等)といった混乱を避けるためです。
----
2)新オブジェクト "紋章/emblem"
今回のオラクル変更で、ただ1枚、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》のみに
"紋章/emblem" という新しいルール用語が使用されます。
[-8]: You get an emblem with "Artifacts, creatures, enchantments, and lands you control are indestructible."
紋章はオブジェクトの一つであり、カードでもトークンでもありません。
紋章は名前、色、カードタイプなどを持たず、ただ能力のみを持ちます。
紋章は(EDHのジェネラル、次元カード、計略カードと同様に)コマンド領域に置かれます。
紋章はパーマネントではありません。また、紋章に影響を及ぼせるカードはありません。
これにより、今までは多人数戦バリアントにのみ使用されていたコマンド領域も、
通常の2人戦で概念として使われるようになります。今回のCR変更はコマンド領域の変更もされています。
このような変更が《遍歴の騎士、エルズペス》のみに行われた背景には、
《遍歴の騎士、エルズペス》の文章との兼ね合いがあります。
ご存知のように、3番目の能力はゲームのルールそのものに影響し、
能力を起動した以降に出てきた土地やクリーチャーも「破壊されない」ことになります。
しかし、《遍歴の騎士、エルズペス》の「破壊されない」という箇所を、
特性を変更するものに変えてしまうと、うまく機能しません。
例えば「残りのゲームの間、あなたのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける」という文章では、
起動したときに戦場にいたクリーチャーにのみ影響を及ぼすことになります。
また、クリーチャーのコントローラーが変更された場合でも、その修整が有効になります。
そこで、同じようなテンプレートを使用し、かつ、汎用的に利用するために、
"紋章/emblem"というオブジェクトが考案されました。
先程の例ですと、
「あなたは『あなたのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける』という能力をもつ紋章を1つ得る。」
というテキストにすれば、これ以降に戦場に出てきたクリーチャーにも有効ですし、
クリーチャーのコントローラーが変更された場合には、修整は行われません。
いずれ、新規のプレインズウォーカーで、新しい紋章を作成する能力が出るかもしれませんね。
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なお、今回の変更では《遍歴の騎士、エルズペス》のみが紋章という単語を使用します。
他のゲームルールを変更する能力を持つ《斑点の殴打者/Stigma Lasher》や歴伝/Epicなどにも
紋章うんぬんというテキストを使用すれば良いと個人的には思いますが……
Aaron Forsythe / mtgaaron
Stigma Lasher doesn’t need the emblem wording because there’s no confusion about which things it affects as the game goes on.
http://twitter.com/mtgaaron/statuses/18551879818
うむむ、ちょっと望み薄ですね。
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そんなところで。
Friday Magic Quiz. [10-22]
2010年7月16日 FMQ#M11の発売日は本日です。構築でも今日から使用可能です。
#M10とはミラディンの傷跡がでるまでの間、もうしばらくおつきあい下さい。
それにしてもスタンダードで《ボール・ライトニング》を《投げ飛ばし》できる時が来るとは。
あ、九印さんところのM11辞書も公開されてます。
毎度の作成に感謝を示しつつ。
http://www.magikuin.com/
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おいら主催大会案内
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今週末はおいら主催の大会が2つあります。
一つは久しぶりとなるC.B.EXで新しい環境のエクステンデッドを、
もう一つはいつものスタンダードです。
なお、24日のホビステ杯は、PTQと日程が重なったので19日に前倒ししました。ご注意下さい。
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7月18日(日)
・C.B.EX
場所:BIGMAGIC 名古屋矢場町店
受付時間:7月18日(日) 14:00~14:30
参加費:500円
形式:エクステンデッド構築戦/スイス式4~5ラウンド。
エクステンデッド使用可能エキスパンション:
・時のらせんブロック+第10版 (TSP、PLA、FUT、10E)
・ローウィン/シャドームーアブロック (LOR、MOR、SHM、 EVE)
・アラーラブロック+マジック2010 (ALA、CON、ARB、M10)
・ゼンディカーブロック+マジック2011 (ZEN、WWK、ROE、M11)
禁止カード:《超起源/Hypergenesis》、《弱者の剣/Sword of the Meek》
特記事項:
* 試合開始はM11発売記念パーティが終了した後となります。
* いつものCBLとは異なり、デッキリストは不要です。
* 上位入賞者のみ、大会後にデッキリストを書いて頂きます。
* 予約等は受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
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7月19日(月・祝)
・ホビステ杯#10 (7月24日の予定でしたが、19日に前倒しになりました)
場所:ホビーステーション 名古屋店
受付時間:14:00~14:30
参加費:500円
形式:スタンダード構築戦
試合:スイス式4~6ラウンドのみ。
特記事項:
* デッキリストは不要です。
* 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
* 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
先取りでエクステンデッドのデッキを組んで、実戦で動かしてみたい方、
PTQの練習にM11入りのスタンダードを回したい方は、是非お越し下さい。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「次元カードや計略カードも、ルール的には『カード』として通常のテキスト内で参照できる。」
○か×か?
問2
M11のトップレア候補として各種タイタンを挙げるプレイヤーAと、いや持ってないから
《悪斬の天使》が俺にとってはトップレアだ、と主張するプレイヤーBが、いつものゲームをしている。
プレイヤーAは忠誠カウンターが2個乗っている《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》をコントロールしている。
プレイヤーBは《凶運の彫像/Jinxed Idol》と《極楽鳥/Birds of Paradise》をコントロールしている。
プレイヤーBのターン中に、Bは《凶運の彫像》の能力を起動して、Aにそのコントロールを押しつけた。
次のAのターンのアップキープに、《凶運の彫像》の能力が誘発し、Aにダメージを与えるのだが、
2-1)Aのダメージを《リリアナ・ヴェス》に移し替えることは可能か?
2-2)もし可能ならば、それを移し替える選択権があるのはA、Bのいずれか?
問3
PとQがゲームをしている。
PはPのターンに《野生の喚起/Wild Evocation》を出した。
次のQのターンになり、アップキープ・ステップに《野生の喚起》が誘発した。
その解決中、Qの手札から《火の玉/Fireball》が公開された。
マナ・コストを支払うことなく《火の玉》を唱えてしまうと、
Xは0しか選べないため、丸損になってしまう。
どうしても《火の玉》を唱えたくなかったQは、ある案を思いついた。
Q「《火の玉》の対象を、P本体とQ本体の2つに取ります。
対象は2つなので、追加コストとして{1}が要求されます。
この呪文の総コストは{1}ですが、マナ能力を起動するのは強制ではないため、
何も起動しません。結果としてこの呪文のコストは支払えませんので、
《火の玉》を唱えることはできません。《火の玉》をそのまま手札に残しますね。」
Qのもくろみはうまくいくだろうか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
C.B.EX results
2010年7月21日 Result7月18日に行いました、C.B.EXは、8名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
スイス 3回戦の結果、Nose Kouji さんが優勝しました。おめでとうございます。
環境が変わってからのExtendedということもあり、8名ながら多様なデッキが見れました。
ミラディンの傷跡が出る前に、もう一度C.B.EXを開催する予定です。
おそらくC.B.L.40th の裏番組でお送りすることになるかと。よろしくお願いいたします。
それでは、優勝した方のデッキリストです。
----------------
** WINNER **
Nose Kouji
Main
4《前兆の壁/Wall of Omens》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
3《太陽のタイタン/Sun Titan》
3《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
1《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
4《流刑への道/Path to Exile》
1《探検の地図/Expedition Map》
4《精神石/Mind Stone》
3《連合の秘宝/Coalition Relic》
2《神の怒り/Wrath of God》
1《審判の日/Day of Judgment》
4《全ては塵/All Is Dust》
1《ウギンの目/Eye of Ugin》
4《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
3《地盤の際/Tectonic Edge》
1《惑いの迷路/Mystifying Maze》
1《石灰の池/Calciform Pools》
4《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
9《平地/Plains》
Sideboard
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
2《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《真髄の針/Pithing Needle》
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Hobby Station Cup #10 results
2010年7月21日 Result コメント (2)#C.B.EXの結果はこちらへ→ http://74598.diarynote.jp/201007211422314810/
7月19日に行いました、ホビステ杯#10は、34名の参加を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
スイス5回戦の結果、Oda Naoki さんが全勝で優勝しました。
おめでとうございます。
次回のホビステ杯は来週末の7月31日(土)に行います。
Finals2010ゲートウェイ大会(シーズン3)を兼ねますので、地方大会のBYEを目指して頑張ってください。
それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。
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** WINNER **
Oda Naoki
Main
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
4《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
5《森/Forest》
2《島/Island》
2《平地/Plains》
2《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
2《活発な野生林/Stirring Wildwood》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
Sideboard
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
4《復讐蔦/Vengevine》
2《カビのシャンブラー/Mold Shambler》
3《バントの魔除け/Bant Charm》
2《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
-----------------
* 2nd place *
Hase Yoshimasa
Main
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
4《糾弾/Condemn》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《審判の日/Day of Judgment》
2《軍部政変/Martial Coup》
4《思考の泉/Mind Spring》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
5《島/Island》
6《平地/Plains》
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
2《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
Sideboard
3《天界の粛清/Celestial Purge》
2《流刑への道/Path to Exile》
3《否認/Negate》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
-----------------
* 3rd place *
Ishida Ryuuichirou
Main
4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
2《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《墓所のタイタン/Grave Titan》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《終止/Terminate》
4《荒廃稲妻/Blightning》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
2《耕作/Cultivate》
2《瀝青破/Bituminous Blast》
1《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》
3《野蛮な地/Savage Lands》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
2《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》
2《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
2《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
3《森/Forest》
3《山/Mountain》
3《沼/Swamp》
Sideboard
4《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4《強迫/Duress》
3《破滅の刃/Doom Blade》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《二股の稲妻/Forked Bolt》
-----------------
* 4th place *
Kwak Yul-tak
Main
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3《ムル・ダヤの媒介者/Mul Daya Channelers》
2《不屈の随員/Dauntless Escort》
1《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》
1《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
3《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《梢の覆い/Canopy Cover》
3《召喚の罠/Summoning Trap》
1《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
7《森/Forest》
1《島/Island》
3《平地/Plains》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
2《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
1《天界の列柱/Celestial Colonnade》
Sideboard
1《重大な落下/Momentous Fall》
1《崇敬の壁/Wall of Reverence》
1《マナ漏出/Mana Leak》
2《タジュールの保護者/Tajuru Preserver》
1《帰化/Naturalize》
3《否認/Negate》
3《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《戦争門/Wargate》
-----------------
* 5th place *
Tanaka Satoe
Main
2《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
2《オンドゥの巨人/Ondu Giant》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
4《業火のタイタン/Inferno Titan》
4《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
2《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
2《耕作/Cultivate》
4《召喚の罠/Summoning Trap》
2《彗星の嵐/Comet Storm》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
3《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
7《山/Mountain》
10《森/Forest》
Sideboard
4《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
3《カビのシャンブラー/Mold Shambler》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》
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7月19日に行いました、ホビステ杯#10は、34名の参加を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
スイス5回戦の結果、Oda Naoki さんが全勝で優勝しました。
おめでとうございます。
次回のホビステ杯は来週末の7月31日(土)に行います。
Finals2010ゲートウェイ大会(シーズン3)を兼ねますので、地方大会のBYEを目指して頑張ってください。
それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。
-----------------
** WINNER **
Oda Naoki
Main
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
4《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
4《マナ漏出/Mana Leak》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
5《森/Forest》
2《島/Island》
2《平地/Plains》
2《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
2《活発な野生林/Stirring Wildwood》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
Sideboard
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
4《復讐蔦/Vengevine》
2《カビのシャンブラー/Mold Shambler》
3《バントの魔除け/Bant Charm》
2《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
-----------------
* 2nd place *
Hase Yoshimasa
Main
1《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
4《糾弾/Condemn》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《広がりゆく海/Spreading Seas》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《審判の日/Day of Judgment》
2《軍部政変/Martial Coup》
4《思考の泉/Mind Spring》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
5《島/Island》
6《平地/Plains》
4《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
2《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》
4《地盤の際/Tectonic Edge》
Sideboard
3《天界の粛清/Celestial Purge》
2《流刑への道/Path to Exile》
3《否認/Negate》
2《瞬間凍結/Flashfreeze》
3《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
-----------------
* 3rd place *
Ishida Ryuuichirou
Main
4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
2《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1《墓所のタイタン/Grave Titan》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《終止/Terminate》
4《荒廃稲妻/Blightning》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
2《耕作/Cultivate》
2《瀝青破/Bituminous Blast》
1《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》
3《野蛮な地/Savage Lands》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
2《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》
2《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
2《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
3《森/Forest》
3《山/Mountain》
3《沼/Swamp》
Sideboard
4《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4《強迫/Duress》
3《破滅の刃/Doom Blade》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《二股の稲妻/Forked Bolt》
-----------------
* 4th place *
Kwak Yul-tak
Main
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3《ムル・ダヤの媒介者/Mul Daya Channelers》
2《不屈の随員/Dauntless Escort》
1《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《太陽のタイタン/Sun Titan》
1《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
3《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《梢の覆い/Canopy Cover》
3《召喚の罠/Summoning Trap》
1《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
7《森/Forest》
1《島/Island》
3《平地/Plains》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
2《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
1《天界の列柱/Celestial Colonnade》
Sideboard
1《重大な落下/Momentous Fall》
1《崇敬の壁/Wall of Reverence》
1《マナ漏出/Mana Leak》
2《タジュールの保護者/Tajuru Preserver》
1《帰化/Naturalize》
3《否認/Negate》
3《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《戦争門/Wargate》
-----------------
* 5th place *
Tanaka Satoe
Main
2《極楽鳥/Birds of Paradise》
2《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
2《オンドゥの巨人/Ondu Giant》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
4《業火のタイタン/Inferno Titan》
4《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
2《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
2《耕作/Cultivate》
4《召喚の罠/Summoning Trap》
2《彗星の嵐/Comet Storm》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
3《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
7《山/Mountain》
10《森/Forest》
Sideboard
4《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
3《カビのシャンブラー/Mold Shambler》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》
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Answer: Friday Magic Quiz. [10-22A]
2010年7月22日 FMQ コメント (4)#8月の予定を決めていると、土曜日が自動的に埋まる不思議。
#こちらで把握している愛知の草の根大会は以下のページにまとめておきます。
#
# http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/2010-8.html
#
#関係者の方とかで知っている情報とかあればコメントによろしく。
#URLもあるとなお良いのよ。
こうでもしないと次の自分の大会日程が決定できないもどかしさ。
とりあえずの予定として入れてはいますが、やや流動的。
---------------
・M11対応オラクルテキスト辞書
需要があるかどうかはいまいち不明ですが、某方面では切望されていた、
M11対応のオラクルテキスト(EPWING形式辞書)ファイルを更新しました。
http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/m11-update.html
iPhone/iTouch, Xperia などで動く辞書アプリに転送して使用可能です。
使い勝手やエラー報告などがあれば教えていただけると助かります。
---------------
それでは、先週の回答。
◯
ルールや文章に「カード」と記されていた場合、通常のマジックのカードを指すが、
次元カードや計略カードのような、より大きいサイズのマジックのカードもその中に含まれる。(CR108.2)
なので、問題の答えとしては◯になる。
2-1)不可能
2-2)(回答省略)
誘発した《凶運の彫像》の能力のコントローラーは、能力が誘発した時のそのオブジェクトの
コントローラーである。つまり、この能力はAがコントロールしている。
プレイヤーに与えられる非戦闘ダメージを、そのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカー
へ移し替えることができるのは、その非戦闘ダメージの発生源のコントローラーが対戦相手である場合のみである。
問題の場合、Aのコントロールする発生源がAにダメージを与えるので、Aのコントロールする
プレインズウォーカー(=《リリアナ・ヴェス》)にダメージを移し替えることはできない。
《野生の喚起》のテキストは以下のとおり。
公開された《火の玉》は、可能なら唱えなくてはいけない。
Qの行動はすべて適正な選択がなされているが、この選択では「唱える」ことが完了しないため、
ゲームは呪文を唱え始める前まで巻き戻される。(CR601.2)
追加コストを増やしてマナ能力を起動しない、というのは適正な行動ではあるが、
結局そのような選択肢は全て不正となり、ゲームは呪文を唱えはじめる前まで巻き戻される。
結局のところ、Qは「唱える」ことが完了できるような選択をすることになる。
……文字通り「可能なら」唱えなくてはいけない。
全ての選択肢を考慮しても、なおその呪文が唱えられない場合は、不可能な部分は無視される。
例えば、追加コストが必要な《投げ飛ばし/Fling》が公開され、そのプレイヤーが
クリーチャーを1つもコントロールしていなかった場合、それは唱えられないので手札領域に留まる。
----
そんなところで。
#こちらで把握している愛知の草の根大会は以下のページにまとめておきます。
#
# http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/2010-8.html
#
#関係者の方とかで知っている情報とかあればコメントによろしく。
#URLもあるとなお良いのよ。
こうでもしないと次の自分の大会日程が決定できないもどかしさ。
とりあえずの予定として入れてはいますが、やや流動的。
---------------
・M11対応オラクルテキスト辞書
需要があるかどうかはいまいち不明ですが、某方面では切望されていた、
M11対応のオラクルテキスト(EPWING形式辞書)ファイルを更新しました。
http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/07/m11-update.html
iPhone/iTouch, Xperia などで動く辞書アプリに転送して使用可能です。
使い勝手やエラー報告などがあれば教えていただけると助かります。
---------------
それでは、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「次元カードや計略カードも、ルール的には『カード』として通常のテキスト内で参照できる。」
○か×か?
◯
ルールや文章に「カード」と記されていた場合、通常のマジックのカードを指すが、
次元カードや計略カードのような、より大きいサイズのマジックのカードもその中に含まれる。(CR108.2)
なので、問題の答えとしては◯になる。
問2
プレイヤーAは忠誠カウンターが2個乗っている《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》をコントロールしている。
プレイヤーBは《凶運の彫像/Jinxed Idol》と《極楽鳥/Birds of Paradise》をコントロールしている。
プレイヤーBのターン中に、Bは《凶運の彫像》の能力を起動して、Aにそのコントロールを押しつけた。
次のAのターンのアップキープに、《凶運の彫像》の能力が誘発し、Aにダメージを与えるのだが、
2-1)Aのダメージを《リリアナ・ヴェス》に移し替えることは可能か?
2-2)もし可能ならば、それを移し替える選択権があるのはA、Bのいずれか?
2-1)不可能
2-2)(回答省略)
誘発した《凶運の彫像》の能力のコントローラーは、能力が誘発した時のそのオブジェクトの
コントローラーである。つまり、この能力はAがコントロールしている。
プレイヤーに与えられる非戦闘ダメージを、そのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカー
へ移し替えることができるのは、その非戦闘ダメージの発生源のコントローラーが対戦相手である場合のみである。
問題の場合、Aのコントロールする発生源がAにダメージを与えるので、Aのコントロールする
プレインズウォーカー(=《リリアナ・ヴェス》)にダメージを移し替えることはできない。
問3
PとQがゲームをしている。
PはPのターンに《野生の喚起/Wild Evocation》を出した。
次のQのターンになり、アップキープ・ステップに《野生の喚起》が誘発した。
その解決中、Qの手札から《火の玉/Fireball》が公開された。
マナ・コストを支払うことなく《火の玉》を唱えてしまうと、
Xは0しか選べないため、丸損になってしまう。
どうしても《火の玉》を唱えたくなかったQは、ある案を思いついた。
Q「《火の玉》の対象を、P本体とQ本体の2つに取ります。
対象は2つなので、追加コストとして{1}が要求されます。
この呪文の総コストは{1}ですが、マナ能力を起動するのは強制ではないため、
何も起動しません。結果としてこの呪文のコストは支払えませんので、
《火の玉》を唱えることはできません。《火の玉》をそのまま手札に残しますね。」
Qのもくろみはうまくいくだろうか?
《野生の喚起》のテキストは以下のとおり。
At the beginning of each player’s upkeep, that player reveals a card at random from his or her hand. If it’s a land card, the player puts it onto the battlefield. Otherwise, the player casts it without paying its mana cost if able.
公開された《火の玉》は、可能なら唱えなくてはいけない。
Qの行動はすべて適正な選択がなされているが、この選択では「唱える」ことが完了しないため、
ゲームは呪文を唱え始める前まで巻き戻される。(CR601.2)
追加コストを増やしてマナ能力を起動しない、というのは適正な行動ではあるが、
結局そのような選択肢は全て不正となり、ゲームは呪文を唱えはじめる前まで巻き戻される。
結局のところ、Qは「唱える」ことが完了できるような選択をすることになる。
……文字通り「可能なら」唱えなくてはいけない。
全ての選択肢を考慮しても、なおその呪文が唱えられない場合は、不可能な部分は無視される。
例えば、追加コストが必要な《投げ飛ばし/Fling》が公開され、そのプレイヤーが
クリーチャーを1つもコントロールしていなかった場合、それは唱えられないので手札領域に留まる。
----
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [10-23]
2010年7月23日 FMQ#《水晶球/Crystal Ball》を入れたデッキを組んでみようとしたら、
#いつのまにか黒コンになって、《水晶球》が抜けました。
どのカードを入れるか、よりも、どのカードを抜くか? という贅沢な悩みがある
現在のスタンダードなのでした。
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おいら主催イベント情報
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今週末はC.B.L.39th なのですよー。
・C.B.L. 39th
場所:BIGMAGIC 名古屋矢場町店
受付時間:7月25日(日) 14:00~14:30
参加費:500円
形式:レガシー構築戦/スイス式4~5ラウンド。
参加人数がお店のキャパシティを越えてしまう場合は、トコロテン方式を採用します。
特記事項:
* 当日はデッキリストを提出して頂きます。
* 事前に準備してきたデッキリストを提出して頂いてもかまいません。
デッキリストはA4の紙でお願いいたします。
* こっちのデッキリストを使うとおいらが喜びます。
→ http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/2010/05/post-3.html
* 予約等は受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
よろしくお願いいたします。なお、8月のC.B.L. 40th は何かあるかも。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし◯×。
「代わりに/instead という言葉が使用されている効果は置換効果である。そして、
飛ばす/skip という言葉が使用されている効果もまた置換効果である。」
◯か×か?
問2
M11をちまちま開封してレアに一喜一憂するプレイヤーAとBがいつものゲームをしている。
Aは2つの《森/Forest》と4つの《山/Mountain》から《原始のタイタン/Primeval Titan》を
唱え、それが戦場に出たあと、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を
2枚探してきて戦場に置いた。
次のAのターンに、Aは《原始のタイタン》で攻撃し、その能力で《山》をさらに2枚戦場に置いた。
A「《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の対象は、全部B本体で。」と宣言した。
2-1)
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力は何回誘発するか?
また、宣言どおりに解決したとすると、Bに合計何点のダメージが与えられるか?
2-2)
この《山》を2枚置いた後の誘発型能力がスタックに積まれた後、
Bは《地盤の際/Tectonic Edge》を起動してダメージを減らそうと考えた。
1枚の《地盤の際》が起動できたとすると、Bに与えられるダメージは2-1)の値から何点にまで減るか?
問3
PとQがゲームをしている。
Pは《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を出していたが、
Qはそのコントロールを《誘惑蒔き/Sower of Temptation》で奪った。
Pは《流刑への道/Path to Exile》をQの《誘惑蒔き》を対象に唱えた。
《流刑への道》の解決中に、Qはライブラリーから基本土地を探そうとしたが、
Pは「上から4枚しか探せないよ」 と主張し、
Qは「いや、まだ解決中だからライブラリー全部から探せるはずだ。」 と主張した。
いずれの主張が正しいか?
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いつものように、回答は来週にでも。
C.B.L. 39th results
2010年7月26日 Result7月25日に行いました、C.B.L. 39hは、37名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。
席数が足りず、トコロテン方式になったことをお詫び申し上げます。
また、暑い中多数の参加があったことを本当に嬉しく思います。
スイス 5回戦の結果、Kwak Yul-tak さんが全勝で優勝しました。おめでとうございます。
次回C.B.L. 40thですが、8月中旬あたりに行います。詳細はまた後日に。
デッキリストは4勝以上の方のものを掲載します。
お楽しみ下さい。
----------------
** WINNER **
Kwak, Yul-Tak
Main
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
3《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》
1《航跡の打破者/Wake Thrasher》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《行き詰まり/Standstill》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
12《島/Island》
4《変わり谷/Mutavault》
4《不毛の大地/Wasteland》
Sideboard
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《もみ消し/Stifle》
1《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
1《呪文嵌め/Spell Snare》
3《水流破/Hydroblast》
----------------
* 2nd place *
Itou Tomoaki
Main
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《Fyndhorn Elves》
2《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
1《ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot》
4《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
4《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
4《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
2《森の伝書使/Sylvan Messenger》
1《起源/Genesis》
1《大祖始/Progenitus》
3《自然の秩序/Natural Order》
3《暗黒のマントル/Umbral Mantle》
15《森/Forest》
3《不毛の大地/Wasteland》
Sideboard
4《クローサの掌握/Krosan Grip》
4《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
----------------
* 3rd place *
Taguchi Syun
Main
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《行き詰まり/Standstill》
4《目くらまし/Daze》
3《残響する真実/Echoing Truth》
4《Force of Will》
14《島/Island》
3《変わり谷/Mutavault》
4《不毛の大地/Wasteland》
Sideboard
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《青霊破/Blue Elemental Blast》
4《水没/Submerge》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
----------------
* 4th place *
Komada Mitsuhiko
Main
4《ほくちの壁/Tinder Wall》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4《Elvish Spirit Guide》
4《炎の儀式/Rite of Flame》
4《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
4《煮えたぎる歌/Seething Song》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《土地譲渡/Land Grant》
3《魔力変/Manamorphose》
4《燃え立つ願い/Burning Wish》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1《Taiga》
1《Bayou》
Sideboard
4《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
1《落盤/Cave-In》
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《外殻貫通/Hull Breach》
1《強迫/Duress》
1《恭しき沈黙/Reverent Silence》
1《無垢の血/Innocent Blood》
1《ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike》
1《破壊放題/Shattering Spree》
1《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1《先細りの収益/Diminishing Returns》
----------------
* 5th place *
Hada Nobuto
Main
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
4《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《定業/Preordain》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
2《バントの魔除け/Bant Charm》
4《Force of Will》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《Tropical Island》
3《Tundra》
1《Savannah》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
Sideboard
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress》
2《流刑への道/Path to Exile》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
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Answer: Friday Magic Quiz. [10-23A]
2010年7月29日 FMQ#CRはすでに更新版が発表されています。差分記事は来週にでも。
#個人的にはキッカー・コスト等の支払ったコストによる特性の変動が
#呪文の解決時に行われるようになった、というのが面白く思えました。
#例をあげると、キッカー・コストを支払った《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》を
#《奪取/Desertion》しても、戦場に出たとき~の能力は誘発しません。
和訳版はそのうちmjmj.infoで公開されることでしょう。
いつもお世話になっております。
それでは、先週の回答。
◯
「飛ばす/skip」という語を用いる効果は置換効果である。(CR614.b)
言い換えると、既存のイベントやターン等を「何も起こらない」ことに置換する効果である。
置換効果なので、複数個の置換効果によっての影響を受ける場合、「飛ばす/skip」も
同様の扱いをうける。
2-1)4回、12点。
《原始のタイタン》の能力で置かれた《山》2枚は、それぞれが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》
の誘発条件を満たす。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は2枚あるので、計4回誘発する。
2-2)減らない。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力が誘発した後に、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を
《地盤の際》で破壊したとしても、すでに誘発した能力に関しては何も影響しない。
なので、誘発した後では、《地盤の際》を起動するには遅すぎる。
《原始のタイタン》の能力が誘発してから、それが解決される前に、
《地盤の際》を起動する必要があるでしょう。
#なお、「既に置かれていた《山》4枚のうちのどれか1枚」を破壊できれば、
#Bに与えられるダメージは0点になる。(解決時にif節で示されている条件を満たさなくなるので)
Pの主張が正しい。
《流刑への道》の解決を書かれている文章の通りに行うと、
まず《誘惑蒔き》が追放される。この時点で《誘惑蒔き》の誘発型能力によって
作成された継続的効果(コントロール変更効果)の期限がきて、この効果は終わり、
コントロールを奪われていた《エイヴンの思考検閲者》はPへ戻る。
つまり、Qが基本土地を探し始める前に、《エイヴンの思考検閲者》のコントロールは
Pにあり、その影響を受けるようになるので、Qは上から4枚からしか探すことが出来ない。
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そんなところで。
#個人的にはキッカー・コスト等の支払ったコストによる特性の変動が
#呪文の解決時に行われるようになった、というのが面白く思えました。
#例をあげると、キッカー・コストを支払った《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》を
#《奪取/Desertion》しても、戦場に出たとき~の能力は誘発しません。
和訳版はそのうちmjmj.infoで公開されることでしょう。
いつもお世話になっております。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「代わりに/instead という言葉が使用されている効果は置換効果である。そして、
飛ばす/skip という言葉が使用されている効果もまた置換効果である。」
◯か×か?
◯
「飛ばす/skip」という語を用いる効果は置換効果である。(CR614.b)
言い換えると、既存のイベントやターン等を「何も起こらない」ことに置換する効果である。
置換効果なので、複数個の置換効果によっての影響を受ける場合、「飛ばす/skip」も
同様の扱いをうける。
問2
Aは2つの《森/Forest》と4つの《山/Mountain》から《原始のタイタン/Primeval Titan》を
唱え、それが戦場に出たあと、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を
2枚探してきて戦場に置いた。
次のAのターンに、Aは《原始のタイタン》で攻撃し、その能力で《山》をさらに2枚戦場に置いた。
A「《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の対象は、全部B本体で。」と宣言した。
2-1)
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力は何回誘発するか?
また、宣言どおりに解決したとすると、Bに合計何点のダメージが与えられるか?
2-2)
この《山》を2枚置いた後の誘発型能力がスタックに積まれた後、
Bは《地盤の際/Tectonic Edge》を起動してダメージを減らそうと考えた。
1枚の《地盤の際》が起動できたとすると、Bに与えられるダメージは2-1)の値から何点にまで減るか?
2-1)4回、12点。
《原始のタイタン》の能力で置かれた《山》2枚は、それぞれが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》
の誘発条件を満たす。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は2枚あるので、計4回誘発する。
2-2)減らない。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力が誘発した後に、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を
《地盤の際》で破壊したとしても、すでに誘発した能力に関しては何も影響しない。
なので、誘発した後では、《地盤の際》を起動するには遅すぎる。
《原始のタイタン》の能力が誘発してから、それが解決される前に、
《地盤の際》を起動する必要があるでしょう。
#なお、「既に置かれていた《山》4枚のうちのどれか1枚」を破壊できれば、
#Bに与えられるダメージは0点になる。(解決時にif節で示されている条件を満たさなくなるので)
問3
PとQがゲームをしている。
Pは《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を出していたが、
Qはそのコントロールを《誘惑蒔き/Sower of Temptation》で奪った。
Pは《流刑への道/Path to Exile》をQの《誘惑蒔き》を対象に唱えた。
《流刑への道》の解決中に、Qはライブラリーから基本土地を探そうとしたが、
Pは「上から4枚しか探せないよ」 と主張し、
Qは「いや、まだ解決中だからライブラリー全部から探せるはずだ。」 と主張した。
いずれの主張が正しいか?
Pの主張が正しい。
《流刑への道》の解決を書かれている文章の通りに行うと、
まず《誘惑蒔き》が追放される。この時点で《誘惑蒔き》の誘発型能力によって
作成された継続的効果(コントロール変更効果)の期限がきて、この効果は終わり、
コントロールを奪われていた《エイヴンの思考検閲者》はPへ戻る。
つまり、Qが基本土地を探し始める前に、《エイヴンの思考検閲者》のコントロールは
Pにあり、その影響を受けるようになるので、Qは上から4枚からしか探すことが出来ない。
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そんなところで。
Friday Magic Quiz. [10-24]
2010年7月30日 FMQ#「M10にあってM11に収録されていないレア」+「アラーラブロックのレア」
#「M11に再収録されたM10のレア」+「M11のレア」+「ゼンディカーブロックのレア」
#という箱を作成してカードを整理するとすっきり。
#いずれ来るローテーションの時に箱ごとざっくり移動してしまえるのでした。
え? レガシー? 頻出カードだけ箱に入れているだけですが何か。
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おいら主催イベント告知
------------------------------
今週末(ていうか明日)は、おいら主催ホビステ杯(Finals ゲートウェイ)なのですよー。
・ホビステ杯#11 (Finals2010 Gateway Tournament #3)
日付:7月31日(土)
場所:ホビーステーション 名古屋店
受付時間:14:00~14:30
参加費:500円
形式:スタンダード構築戦
試合:スイス式4~6ラウンドのみ。
特記事項:
* 当大会は年末に行われるFinals2010のゲートウェイ大会になります。
* 優勝者は地区予選における不戦勝(BYE)1を得ます。
* デッキリストは不要です。
* 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
* 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
みなさま、よろしくお願いいたします。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし◯×
「カード保護のために用いられるスリーブを、公認の大会で使用できるかどうかを
最終的に決定するのはヘッドジャッジである。」
◯か×か?
問2
ひさびさにゴチャ混ぜのカードを適当に組み合わせて、EDHっぽくデッキを組んでいる
プレイヤーAとBが、いつものゲームをしている。
プレイヤーAは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象に唱えた。
Bの手札には、土地以外のカードとして《強情なベイロス/Obstinate Baloth》のみがあった。
A「……捨てさせるカードは何もなかった、という事で。」
B「おいおい、ちゃんと1枚あるだろうに。」
AとB、どちらの主張が正しいか?
問3
PとQが対戦している。
Pは経年カウンターが3個のった《レシュラックの伝令/Herald of Leshrac》をコントロールしている。
Pのターンに、《レシュラックの伝令》の累加アップキープの支払いがスタックに乗った後で、
Pは《レシュラックの伝令》を《剣を鍬に》で除去した。
P「じゃあ、《レシュラックの伝令》の累加アップキープを支払います。
経年カウンターを乗せる部分は、もう《レシュラックの伝令》が無いので失敗します。
戦場から離れる直前の経年カウンターは3個なので、3枚の土地のコントロールを得ます。
もう《レシュラックの伝令》は戦場に無いので、コントロールが帰ることはまずありませんよ。」
Pの主張は正しいか?
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いつものように、回答は来週にでも。
#「M11に再収録されたM10のレア」+「M11のレア」+「ゼンディカーブロックのレア」
#という箱を作成してカードを整理するとすっきり。
#いずれ来るローテーションの時に箱ごとざっくり移動してしまえるのでした。
え? レガシー? 頻出カードだけ箱に入れているだけですが何か。
------------------------------
おいら主催イベント告知
------------------------------
今週末(ていうか明日)は、おいら主催ホビステ杯(Finals ゲートウェイ)なのですよー。
・ホビステ杯#11 (Finals2010 Gateway Tournament #3)
日付:7月31日(土)
場所:ホビーステーション 名古屋店
受付時間:14:00~14:30
参加費:500円
形式:スタンダード構築戦
試合:スイス式4~6ラウンドのみ。
特記事項:
* 当大会は年末に行われるFinals2010のゲートウェイ大会になります。
* 優勝者は地区予選における不戦勝(BYE)1を得ます。
* デッキリストは不要です。
* 上位入賞者のみ、大会終了後にデッキリストを書いて頂きます。
* 予約などは受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
みなさま、よろしくお願いいたします。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし◯×
「カード保護のために用いられるスリーブを、公認の大会で使用できるかどうかを
最終的に決定するのはヘッドジャッジである。」
◯か×か?
問2
ひさびさにゴチャ混ぜのカードを適当に組み合わせて、EDHっぽくデッキを組んでいる
プレイヤーAとBが、いつものゲームをしている。
プレイヤーAは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象に唱えた。
Bの手札には、土地以外のカードとして《強情なベイロス/Obstinate Baloth》のみがあった。
A「……捨てさせるカードは何もなかった、という事で。」
B「おいおい、ちゃんと1枚あるだろうに。」
AとB、どちらの主張が正しいか?
問3
PとQが対戦している。
Pは経年カウンターが3個のった《レシュラックの伝令/Herald of Leshrac》をコントロールしている。
Pのターンに、《レシュラックの伝令》の累加アップキープの支払いがスタックに乗った後で、
Pは《レシュラックの伝令》を《剣を鍬に》で除去した。
P「じゃあ、《レシュラックの伝令》の累加アップキープを支払います。
経年カウンターを乗せる部分は、もう《レシュラックの伝令》が無いので失敗します。
戦場から離れる直前の経年カウンターは3個なので、3枚の土地のコントロールを得ます。
もう《レシュラックの伝令》は戦場に無いので、コントロールが帰ることはまずありませんよ。」
Pの主張は正しいか?
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いつものように、回答は来週にでも。