#もう年が明けてずいぶんと経ちますが、あらためて新年のご挨拶を。
#今年もよろしくお願いいたします。
#昨年と同様、プレイヤーには厳しい内容を書いていくとは思いますが、
#ここに書かれていることが、少しでも皆様のお役に立てればと考えております。

記事に入る前にお知らせ。

東海wikiの内容を更新しました。 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/

おいらのスタッフ初めは 1/9(土)のホビステ杯#3となります。
また、C.B.L.は 1/11(祝)になります。開始時間が1時間早まっているのでご注意ください。

詳しくはまた金曜日に書きます。

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さて、マジック大会規定(MTR)と、違反処置指針(IPG)が更新されています。
2010年1月1日から適用されているので、現在すでに有効であります。

原版:DCI Document Center http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/doccenter/home
日本語版:MJMJ.info http://mjmj.info/data/

日本語版には差分表示が追加されましたので、前回との差分の詳細は各自でご覧下さい。
この記事では、差分から注目すべき事項をあげて解説をつけていきます。


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マジック大会規定(MTR) update
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全般
 多人数戦(Multiplayer)という記述は、双頭巨人戦(Two-Headed Giant)という記述に
 置き換わりました。これは、DCIが認定する多人数戦の方式が双頭巨人戦しかないためです。

1.4 参加資格
 明確化されました。プレイテスターやレビュアーは担当していたセットのプレリリースに
 参加することはできません。また、DCIによって資格停止処分を受けている個人は、大会スタッフ
 として参加することはできません。
 大会スタッフとプレイヤーが兼任できる大会が明示されました。

1.8 フロアジャッジ
 フロアジャッジの責任について書かれていましたが、IPGへ移動しました。

2.3 ゲーム開始前の手順
 CRの項目参照先が変更されました。
 また、サイドボードがあるならば、提示することが明記されました。
 
 #提示する場合は裏向きで構いません。また、メインと交換した枚数を告げる必要もありません。
 #サイドボードに、サイドボードでない余計なカードが混ざっていないように注意すべきです。

2.4 ゲームまたはマッチの投了もしくはID
 投了の規定が明確化されました。
 マッチの終了とは、結果記入用紙の記入をもって扱います。結果記入用紙を用いていない場合は
 テーブルを離れたときに終了したとみなされます。

2.5 マッチ終了時の手順
 シングル・エリミネーション時について、プレイヤーのの勝利ゲーム数が互いに同じで、
 最終ゲームの追加ターンでも決着がつかない場合、ライフの総量が最も多いプレイヤーがゲームに
 勝利しますが、ライフの総量が同じ場合は、
 「いずれかのプレイヤーが最大のライフ総量を持っていない場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する」
 という新しい状況起因効果が追加されてゲームが続行します。
 
 #いわゆる「サドンデスルール」です。

3.2 形式とレーティング区分
 合成(Composite)レーティングが廃止されました。

3.14 サイドボード
記述がより詳しくなりました。内容は今まで通りです。
#6.2項、7.2項のサイドボードに関する文章がそのまま移ってます。

4.3 順序違いの連続行動
正しくない順番で一連の行動を起こすことによって、決定を遅らせ、本来では
得られないような情報を利用する、ということはしてはならないことが明確化されました。

7.5 シールド・デッキの交換
シールド・デッキの交換を行う場合、リストに登録するカードは、
「フォイルでない基本土地を除いた」カードである、とされました。
フォイルの基本土地は登録する必要があります。

#これは今回のMTRの更新点ではありませんが、MJMJ版では差分更新になっていたので、
#あらためて書きました。つまり、通常のシールド戦では、カードプールの登録の際には、
#ノーマル基本土地を除いた 14x6=84枚 のカードを登録することになります。

##以下私見というかひとりごと。
##基本土地の登録枠のところが「Played / Total」 じゃなくて、「Played / Foil」に
##なっていたらいいのになあ、と思ったり。


付録E

WWKが発売されたあとの、リミテッド形式において推奨されるブースターパック数が更新されました。

個人戦シールド・デッキ:ZENx3+WWKx3
個人戦ブースター・ドラフトまたはチーム戦ロチェスター・ドラフト:ZENx2+WWKx1(1人あたり)
3人チーム戦シールド・デッキ:ZENx6+WWKx6(チームあたり)
双頭巨人戦シールド・デッキ:ZENx4+WWKx4(チームあたり)
双頭巨人戦ブースター・ドラフト:ZENx3+WWKx3(チームあたり)


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違反処置指針(IPG) update
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3. ゲーム上の誤り
 両プレイヤーはゲームの局面を理解していても、観戦している人が混乱するようであった場合、
ジャッジは両プレイヤーに対しゲームの状況が明らかになるように修正するよう、求めるようになりました。
 この場合に懲罰は与えられません。

 また、違反の見逃しについて、その違反に気づきうるだけの十分な時間があったにも関わらず、
 ゲーム上の誤りに気付かなかった場合、その違反を犯したチームメイトもしくは対戦相手で
 有利を得る可能性があった者に 「違反の見逃し」が与えられるようになりました。

 この部分は各項に書かれていたが、ゲーム上の誤り全般にいき渡るようになりました。

3.1 ゲーム上の誤り - 不正確な表現
3.2 ゲーム上の誤り - 不正なゲームの局面
3.8 ゲーム上の誤り - カードの捨て忘れ

 これらの項目は 3.6 その他一般のゲームルール抵触行為 に統合されました。
 項番は適宜修正されています。

3.6 ゲーム上の誤り - その他一般のゲームルール抵触行為

 統合された項目の事例が追加されました。
 また、ゲームを正常に戻すために行うべきことが明確化されました。

#状況を正常化するための自問リスト:
#第1の質問:気づくべき時間に気づけたか?
#第2の質問:状況は簡単に戻せるような単純なものか? それとも複雑なものか?
#第3の質問:例外(1)~(3)に該当するか?

4.8 大会上の誤り - 区別できるカード

 かつては「パターンがない場合」「パターンがある場合」に分けられていましたが、
 今回の更新によって「区別できるカード」に統合されました。

 スリーブの傷などによって故意に優位性を得ようとした場合、「イカサマ」となり、
 懲罰は最も重いものになります。スリーブは消耗していくものであり、傷がつくものです。
 プレイヤーは常にそのことを意識する必要があります。

5.3 非紳士的行為 - 結果の捏造

 無作為でなく、ゲーム以外の方法(例えば、腕相撲やドミニオンなど)でゲームやマッチの勝者
 を決定しようとした場合にも、この懲罰が適用されるようになりました。

6 イカサマ

 理念部分が冒頭にまとめられ、他の項目が修正されました。



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そんなところで。


#今年もいつもどおりです。
#そろそろまとめた本でも出したいところではありますが。

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東海イベント情報
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今週末の3連休はおいら主催イベントが2つあります。

1月9日(土)

 ・ホビステ杯#3 ホビーステーション名古屋店 14:00-14:30
  http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/98.html

1月11日(祝)

 ・C.B.L. 34th BIG MAGIC名古屋店 13:00-13:30
  http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/99.html

CBLのほうは開始時間を1時間早めておりますので、ご注意ください。

皆様、よろしくお願いいたします。


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それでは、今週の問題。

問1
かたならし○×。

「ターン起因処理であるオブジェクトが存在する。」

○か×か?


 
問2
年末年始は実家に帰っていたはずのAとBだが、いずれも実家通いの二人に
帰省という言葉はなく、いつも通りの新年を迎えたのであった。
そんな二人がいつものゲームをしている。

プレイヤーAが、プレイヤーBのコントロールする《野蛮な地/Savage Lands》に
《広がりゆく海/Spreading Seas》をエンチャントした。

さて、

2-1)この土地の名前は何か?
2-2)この土地のサブタイプは何か?
2-3)この土地は基本土地か?

 
問3

プレイヤーPとQがゲームをしている。

Pは《未来予知/Future Sight》をコントロールしており、
Pのライブラリーの一番上は《渦まく知識/Brainstorm》だった。

Pはその《渦まく知識》をプレイし、解決時に
ライブラリーから《選択/Opt》、《思案/Ponder》、《島/Island》を引いて
手札から《対抗呪文/Counterspell》、《送還/Unsummon》の順番でライブラリーに戻した。

さて、この時点までで、対戦相手であるQが見ることができたカードはどれか?

 ・《選択/Opt》
 ・《思案/Ponder》
 ・《島/Island》
 ・《対抗呪文/Counterspell》
 ・《送還/Unsummon》


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いつものように、回答は来週にでも。



#1月23日予定のGPTクアラルンプールは、GPTマドリッドに変更となりました。
#フォーマットが異なっているのでご注意ください。
#併催イベントでスタンダード、ラヴニカを使用した2HG、8人ドラフトor構築戦
#も行います。よろしくお願いいたします。

 
1月9日に行いました、ホビステ杯#3は、28名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、Hibino Yasutakaさんが全勝で優勝しております。

次回は2月の土曜に行う予定です。
WWKのリリースパーティは申請しそこねましたので、
おそらく2月20日、27日にホビステ杯#4、EX#3 を行おうと思います。

日程が決まり次第、また告知いたします。

東海wikiもあわせてご覧下さい。

http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/

 
それでは、4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。


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** WINNER **

Hibino Yasutaka

Main
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
2《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》
1《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》

1《流刑への道/Path to Exile》
4《苦悶のねじれ/Agony Warp》
2《乱動への突入/Into the Roil》
2《本質の散乱/Essence Scatter》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
4《エスパーの魔除け/Esper Charm》
3《審判の日/Day of Judgment》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
2《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
1《時間のねじれ/Time Warp》
1《自我の危機/Identity Crisis》
1《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》

4《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
3《島/Island》
2《平地/Plains》
3《沼/Swamp》
1《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》

Sideboard
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《自我の危機/Identity Crisis》
1《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
2《天界の粛清/Celestial Purge》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
4《瞬間凍結/Flashfreeze》
2《否認/Negate》

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* 2nd place *

Tanaka Satoe

Main
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《板金鎧の土百足/Plated Geopede》
4《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》
4《地獄の雷/Hell’s Thunder》
4《ボール・ライトニング/Ball Lightning》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4《消しえる火/Quenchable Fire》
4《地震/Earthquake》

4《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
4《乾燥台地/Arid Mesa》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
12《山/Mountain》

Sideboard
4《マグマの裂け目/Magma Rift》
4《ゴブリンの突撃/Goblin Assault》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
2《マグマのしぶき/Magma Spray》
1《火山の流弾/Volcanic Fallout》

---------------------------
* 3rd place *

Suzuki Yuuji

Main
4《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
4《器用な決闘者/Deft Duelist》
4《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
4《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
4《白騎士/White Knight》
3《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》

4《流刑への道/Path to Exile》
3《危害のあり方/Harm’s Way》
4《清浄の名誉/Honor of the Pure》
2《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》
4《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》

11《平地/Plains》
5《島/Island》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》

Sideboard
3《否定の壁/Wall of Denial》
2《睡眠/Sleep》
2《否認/Negate》
3《精霊への挑戦/Brave the Elements》
3《妨げる光/Hindering Light》
2《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

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* 4th place *

Ooki Norihiro

Main
4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
4《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
3《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》

4《稲妻/Lightning Bolt》
2《終止/Terminate》
4《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
4《荒廃稲妻/Blightning》
3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
3《瀝青破/Bituminous Blast》

4《野蛮な地/Savage Lands》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
4《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3《山/Mountain》
3《沼/Swamp》
3《森/Forest》

Sideboard
2《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
3《噴出の稲妻/Burst Lightning》
3《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》
3《不屈の自然/Rampant Growth》
4《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》

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そんなところで。

1月11日に行いました、C.B.L. 34thは、31名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス5回戦の結果、Terashima Naokiさんが全勝で優勝しております。

次回は2月14日(日)に行う予定です。
受付時間は元に戻す予定ですので、決定しだいまた告知いたします。

デッキリストは4勝以上の成績を残したものを掲載します。

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ここで、皆様へお願いです。

レガシーで頻繁に聞かれる、もしくはプレイヤーが理解しづらいカードが多数あります。
そんなカードに関する質問をピックアップしてFAQを作成しようと思います。

この記事のコメント欄に、よく聞かれるorよく耳にするカードとルールを
書いてもらえないでしょうか?

単純な問題でもかまいません。
重要なのは「レガシー環境において、頻繁にルールを聞かれるカードorルール」を集め、
模範解答集を作成することにあります。

皆様のご協力をお願いいたします。

例)
 ・《三なる宝球/Trinisphere》と《Force of Will》等のピッチスペル
 ・《虚空の杯/Chalice of the Void》の挙動
 ・追放領域にある《タルモゴイフ/Tarmogoyf》のP/T
  ……等々。


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それでは4勝以上した方のデッキリストです。お楽しみ下さい。

** WINNER **

Terashima Naoki

Main
4《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
1《ゴブリンの王/Goblin King》
2《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
1《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
4《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
2《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》

4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
3《稲妻/Lightning Bolt》

4《不毛の大地/Wasteland》
19《山/Mountain》

Sideboard
2《沸騰/Boil》
1《稲妻/Lightning Bolt》
1《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
2《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《残響する破滅/Echoing Ruin》


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* 2nd place *

Masegi Takeshi

Main
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2《永遠の証人/Eternal Witness》
4《ブラストダーム/Blastoderm》
2《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》
1《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》
1《酸のスライム/Acidic Slime》
1《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
1《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》
1《起源/Genesis》
1《映し身人形/Duplicant》
1《大祖始/Progenitus》
1《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》

4《適者生存/Survival of the Fittest》
4《自然の秩序/Natural Order》

3《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》
1《高級市場/High Market》
16《森/Forest》

Sideboard
3《木化/Lignify》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《貪欲な罠/Ravenous Trap》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《獣群の呼び声/Call of the Herd》
1《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1《映し身人形/Duplicant》


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* 3rd place *

Kitou Ryou

Main
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4《墓忍び/Tombstalker》

4《渦まく知識/Brainstorm》
2《思案/Ponder》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《もみ消し/Stifle》
4《苦花/Bitterblossom》
4《目くらまし/Daze》
4《終止/Terminate》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《炎渦竜巻/Firespout》
4《Force of Will》

4《不毛の大地/Wasteland》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《Underground Sea》
3《Volcanic Island》
1《Badlands》
1《沼/Swamp》
1《島/Island》

Sideboard
2《水流破/Hydroblast》
2《紅蓮破/Pyroblast》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
2《呪文嵌め/Spell Snare》

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* 4th place *

Takei Masaya

Main
2《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》

4《納墓/Entomb》
3《もみ消し/Stifle》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《神秘の教示者/Mystical Tutor》
3《入念な研究/Careful Study》
3《再活性/Reanimate》
4《死体発掘/Exhume》
3《目くらまし/Daze》
4《夜の囁き/Night’s Whisper》
1《実物提示教育/Show and Tell》
2《Contagion》
4《Force of Will》

4《不毛の大地/Wasteland》
4《Underground Sea》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《沼/Swamp》
2《島/Island》

Sideboard
4《強迫/Duress》
4《真髄の針/Pithing Needle》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

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#[10-01]の解答編は土曜日にお送りいたします。

#レガシーFAQへのコメント、ありがとうございます。
#まだ募集はつづけますので、よろしくお願いいたします。
#コメント欄はこちらの記事のものをお使いください。
http://74598.diarynote.jp/201001141745042682/

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東海イベント情報
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今週末はおいら主催イベント、ホビステ杯EX#2があります。
日曜日には三重の方でも大会が予定されています。

1月16日(土)

 ・ホビステ杯EX#2 ホビーステーション名古屋店 
 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/100.html

1月17日(日)
 ・MtG三重県統一王座ラストチャンス予選  三重県総合文化センター
 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/88.html

よろしくお願いいたします。


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それでは、今週の問題。

問1
かたならし○×。

「認定大会において、自分の使っているデッキと同じ模様で、中身の入っていないスリーブを、
 ゲーム中にトークンとして使用して良い。」

○か×か?

 
問2
エクステンデッドのデッキを組む度に、フェッチランドをスタンダードのデッキから
引っ張り出してくるのが億劫なプレイヤーAと、そもそもフェッチランドを使わないプレイヤーBが
いつもの勝負をしている。

プレイヤーAは《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》をコントロールしている。
プレイヤーBの墓地には《復讐の亜神/Demigod of Revenge》が1枚ある。

Bのターンのメインフェイズに、Bは2枚目の《復讐の亜神》を手札から唱えた。

B「何かする?」
A「まあ、とりあえずその呪文より先に、《復讐の亜神》の誘発型能力が先だな。」
B「さすがに引っかからないか。……で、どうする?」
A「いや、何もしないよ。どうせ墓地からは《イクスリッドの看守》の能力で戻ってこないし。」
B「え?」
A「え?」

掛け合いはともかく、Bの墓地にある《復讐の亜神》はどうなるだろうか?

 
問3

EDHの試合でのこと。

プレイヤーPが《陽光の潮流/Solar Tide》を、双呪コストを追加で支払って唱えた。

戦場にあるクリーチャーは、全てQがコントロールしているもので、以下の通りだった。

 ・《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
 ・《茨森の模範/Bramblewood Paragon》
 ・《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 ・《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
 ・《鋸歯傷の射手/Jagged-Scar Archers》

さて、《陽光の潮流/Solar Tide》を解決し終えた時に、Qがコントロールしているクリーチャーは何体か?


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いつものように、回答は来週にでも。

#先週土曜日は見事に寝落ちしてしまいました。
#予告と違う日になってしまったことをお詫び申し上げます。

というわけで、先々週の回答。

問1
かたならし○×。

「ターン起因処理であるオブジェクトが存在する。」

○か×か?


×

ターン起因処理はあるフェイズやステップが始まったとき、もしくは終わったときに
自動的に発生するゲームの処理であるが、これはスタックを用いない。(CR703)

スタックを用いないので、それはオブジェクトではありえない。
つまり、問題の文章は間違っている。

 
問2

プレイヤーAが、プレイヤーBのコントロールする《野蛮な地/Savage Lands》に
《広がりゆく海/Spreading Seas》をエンチャントした。

さて、

2-1)この土地の名前は何か?
2-2)この土地のサブタイプは何か?
2-3)この土地は基本土地か?


2-1)《野蛮な地/Savage Lands》
2-2)
2-3)基本土地ではない。

《広がりゆく海/Spreading Seas》により、《野蛮な地/Savage Lands》は島になる。

土地タイプが基本土地タイプに変わる場合、

 ・その土地は古い土地タイプを持たなくなる
 ・ルール文章や元の土地タイプによって得られていた能力を全て失う
 ・新しくなる基本土地タイプが持つマナ能力を得る。
 ・特殊タイプ「基本」を得るわけではない。

(CR305.7)

というわけで、名前は元の土地名(《野蛮な地/Savage Lands》)であるし、
サブタイプは基本土地タイプに変わり、それは特殊タイプを変化させないので
基本土地ではない。


 
問3

プレイヤーPとQがゲームをしている。

Pは《未来予知/Future Sight》をコントロールしており、
Pのライブラリーの一番上は《渦まく知識/Brainstorm》だった。

Pはその《渦まく知識》をプレイし、解決時に
ライブラリーから《選択/Opt》、《思案/Ponder》、《島/Island》を引いて
手札から《対抗呪文/Counterspell》、《送還/Unsummon》の順番でライブラリーに戻した。

さて、この時点までで、対戦相手であるQが見ることができたカードはどれか?

 ・《選択/Opt》
 ・《思案/Ponder》
 ・《島/Island》
 ・《対抗呪文/Counterspell》
 ・《送還/Unsummon》


《選択/Opt》、《思案/Ponder》、《島/Island》、と《送還/Unsummon》

カードを複数枚引く場合、その回数分カードを引くことを繰り返すことになる。(CR119.2)

ライブラリーの一番上が公開されていて、《渦まく知識/Brainstorm》によりカードを3枚引く場合、
1枚引くごとにライブラリーの上が公開される。

これに従うと、Pが引いた《選択/Opt》、《思案/Ponder》、《島/Island》は公開されているので
Qはこの3枚を見ることができる。

ライブラリーへ同時に複数枚のカードを戻す場合は、1枚ずつ戻すということはせず、
それらは一度にライブラリーへ置かれる。このとき、どの順番で戻したかは非公開である。(CR401.4)

つまり、QはPが2枚のカードをライブラリーに戻したことは見れるが、何がどの順番で
戻されたかを知ることはできない。しかし、ライブラリーの一番上は公開されるので、
QはPが2枚目に戻したカード、《送還/Unsummon》を見ることになるだろう。


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そんなところで。



1月16日に行いました、ホビステ杯EX#2は、12名の参加がありました。
この場を借りて御礼申し上げます。

スイス4回戦の結果、Iwase Akiraさんが3-0-1で優勝しております。

エクステンデッドというフォーマットは人数が少ないですが、
需要がある限りは毎月1回のペースでやっていきたいと考えております。

次回は2月の土曜に行う予定です。
日程が決まり次第、また告知いたします。

それでは、優勝者のデッキリストです。お楽しみ下さい。

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** WINNER **

Iwase Akira

Main
4《流刑への道/Path to Exile》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
3《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
4《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》
2《弱者の剣/Sword of the Meek》
4《マナ漏出/Mana Leak》
1《時の篩/Time Sieve》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
2《謎めいた命令/Cryptic Command》
3《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
2《金属モックス/Chrome Mox》

4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《トレイリア西部/Tolaria West》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1《湿った墓/Watery Grave》
2《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
3《古えの居住地/Ancient Den》
3《教議会の座席/Seat of the Synod》
3《島/Island》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》

Sideboard
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1《瞬間凍結/Flashfreeze》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《神の怒り/Wrath of God》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《思考囲い/Thoughtseize》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《根絶/Extirpate》

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以下こぼれ話。

ホビステ杯EX#2では、トーナメント管理にWERを使用したのですが、
b-mobileで繋げてからオンラインモードにして放置していると、
なぜか自動的にDCIとのサーバ接続がぷちぷち切れてしまいます。
他のモバイル通信機器を使用している人はどうなんでしょう?

まあ、影響があるのは受付時だけですので、それさえ目をつむればなんとか。
もしくはローカル・プレイヤーのリストをしっかりと作り込みましょう。

なお、DCI#と名前が間違っていても、一旦オンラインモードになれば、
全てのプレイヤーを登録されている名前に自動的に同期してくれます。

ホビステ杯やCBLでは、これからはWERを中心に使用していきたいと思っています。
プレイヤー数が奇数になり、1回戦目でBYEが出るようなら、自分が参加しようかな、と。



#ちょいと金曜は忙しいので、金曜問題はお休みです。

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東海イベント情報
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今週末のGPTマドリッドのお知らせです。

1月23日(土)

GPTマドリッド(レガシー構築戦) 名古屋港湾会館
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/103.html

GPTの他にも、スタンダード構築戦、ラヴニカ2HGなどを予定しております。

よろしくお願いいたします。


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それでは、先週の回答~


問1
かたならし○×。

「認定大会において、自分の使っているデッキと同じ模様で、中身の入っていないスリーブを、
 ゲーム中にトークンとして使用して良い。」

○か×か?


×

いずれかのプレイヤーの使っているスリーブやカードの裏面と似たスリーブや裏面をしたカードを
マーカーとして使ってはならない。(MTR3.7)

というわけで、無用の混乱を防ぐために、そのようなややこしいマーカーは使用してはいけない。


 
問2
プレイヤーAは《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》をコントロールしている。
プレイヤーBの墓地には《復讐の亜神/Demigod of Revenge》が1枚ある。

Bのターンのメインフェイズに、Bは2枚目の《復讐の亜神》を手札から唱えた。

B「何かする?」
A「まあ、とりあえずその呪文より先に、《復讐の亜神》の誘発型能力が先だな。」
B「さすがに引っかからないか。……で、どうする?」
A「いや、何もしないよ。どうせ墓地からは《イクスリッドの看守》の能力で戻ってこないし。」
B「え?」
A「え?」

掛け合いはともかく、Bの墓地にある《復讐の亜神》はどうなるだろうか?


戦場に戻ってくる。

《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》は墓地にあるカードの能力を失わせる。
が、墓地の《復讐の亜神/Demigod of Revenge》が戻るのは、
唱えられたほうの《復讐の亜神》による誘発型能力である。

つまり、墓地にある《復讐の亜神》の能力がどうであろうと関係がない。

 
問3

EDHの試合でのこと。

プレイヤーPが《陽光の潮流/Solar Tide》を、双呪コストを追加で支払って唱えた。

戦場にあるクリーチャーは、全てQがコントロールしているもので、以下の通りだった。

 ・《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
 ・《茨森の模範/Bramblewood Paragon》
 ・《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
 ・《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
 ・《鋸歯傷の射手/Jagged-Scar Archers》

さて、《陽光の潮流/Solar Tide》を解決し終えた時に、Qがコントロールしているクリーチャーは何体か?


1体。

呪文はその書かれているテキストの順番通りに処理が行われる。
《陽光の潮流/Solar Tide》のテキストは以下の通り。

 Destroy all creatures with power 2 or less; or destroy all creatures with power 3 or greater.

順番に適用すると、まず2以下のパワーのクリーチャーが全て破壊される。

 ・《茨森の模範/Bramblewood Paragon》
 ・《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
 ・《鋸歯傷の射手/Jagged-Scar Archers》

その後、3以上のパワーのクリーチャーが破壊される。

従って、残るのは《茨森の模範/Bramblewood Paragon》だけとなる。


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そんなところで。



#ワールドウェイクのプレリリース大会もいよいよ今週末となりました。
#各地で行われますので、お近くの方は是非足を運び、新カードに触れて下さい。

#東海の地区プレリは東海wiki、ならびにnekoyan.netをご参照ください。

#東海wiki http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/
#nekoyan.net 上の東海地区プレリ告知記事 
# 1月30日(土) http://nekoyan.net/2191
# 1月31日(日) http://nekoyan.net/2193

#ついでにおいら主催プレリ@ホビステ名古屋店 もよろしく。
# 1月31日(日) http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/101.html

 
今日はそんなプレリ会場という人の多いところでやるのが一番楽しそうなバリアント、
多人数用ドラフト戦 『Group Game Draft』 をご紹介します。

この記事の原文は以下になります。
ですが、筆者のほうで追記や改変をしているところもありますので、
実際にグループゲームドラフトを行う際には、各自で話し合って下さい。

原文)http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/72


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グループゲームドラフトの特徴:
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グループゲームドラフト(以下、GGD)は、普段のドラフト戦のルールを踏襲した、
多人数戦のカジュアルなバリアントです。

特徴的な4つのルールを除き、通常のドラフト戦と変わりありません。……対戦相手は複数ですが。

・4パック使用
・4人から最大6人まで参加可能
・全員で1卓
・『無双』ルール(=Rumble rule)

それぞれを解説していきながら、GGDの流れを見ていきましょう。


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1) プレイヤーは4パックを使用する
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通常のドラフトでは3パックのブースターを使用しますが、
GGDでは代わりに4パックを使用します。

4パック目をドラフトする場合、2パック目と同じ反時計回り(右の人に渡す)となります。

通常の3パックよりも多くのカードが回されるので、コモンを固めて取ることも可能です。
ワールドウェイクが出たならば、ZEN-ZEN-WWK-WWK の順番でドラフトを回すと良いでしょう。

もちろん、他のブースターの組でも全くかまいません。

 
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2) 参加人数は4人~6人
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理論上は7人や8人でもできるのですが、まとめて1卓で試合をするため、
どうしても試合時間が長くなってしまいます。

原文では6人が限界、とありますが、筆者的には4人固定でやるべきだと思います。

 
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3) 参加した全員で多人数戦
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ドラフトを終え、個人でデッキを組むわけですが、ゲームは参加した全員での多人数戦となります。
多人数戦のバリアントとして「無差別戦」(CR805)がありますが、これにならいます。

主なルールとしては

 ・マリガンは1回目のみ7枚引き直せる。
 ・先手ドロー・ステップは飛ばされずに存在する。
 ・あなた以外は全て対戦相手である。
 ・どの対戦相手にも攻撃ができる。
 ・呪文影響範囲は無限。
 ・初期ライフ20点。

となります。

ゲームの終了については、

  ・誰かがカードにある勝利条件を満たして勝利する
 又は
  ・1人を除き他全員が敗北する

という、「最後の一人」を決定する方法でいいです。

 
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4) 『無双』ルール (=Rumble rule)
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EDHにジェネラルというルールがあるように、GGDにも独特のルールがあります。
それが『無双』ルールです。 (*1)

ゲーム中に、「あなたがコントロールする発生源か、呪文や能力の効果によって、
対戦相手のライフを失わせた点数が通算20点を越える」ごとに、

「あなたのサイドボードにあるカードを1枚選んで、コマンド領域に置く。そのカードが
コマンド領域にある間、あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
そのカードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、あなたはその{X}の部分のコストを通常通りに支払ってもよい。」(*2)

というルールです。

対戦相手のライフを失わせた通算が20点を超えたかどうかの判定は、状況起因処理で行うべきであり、
このルールによってカードを選んでくる行動は「特別な処理」とするほうが良いでしょう。(*3)

これによってコマンド領域に置かれたカードは、そのカード・タイプ由来のタイミングであれば、
マナ・コストを支払うことなく唱える/プレイすることができます。
キッカーや追加のコストはその都度支払わなければなりません。

このルールにより、色が合ってなくて、普通のドラフトでは泣く泣く隣に流したり、
カットのために無駄と知りつつピックしてしまうカードが、あなたの強力な味方になってくれます。

緑赤だったはずのデッキから、なぜか黒い除去呪文が飛んできたり、
重すぎて通常ではプレイできない呪文が活躍する時が来るかもしれません。

全てはあなたが対戦相手を--誰でもいいから--合計20点以上のライフを削ることから始まります。

-------
 
 
 
皆さん、とりあえず、このルールで一度遊んでみませんか?

遊んでみたレポートや、上記文章への指摘、ご質問などは大歓迎です。

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 (注1:"Rumble" という語の意訳というより暴訳をしています。よりよい和訳を募集します。)

 (注2:原文では単に選んできたカードをset aside するだけでしたが、コマンド領域に置いた
    ほうがなにかと都合が良いので、このようにしました。)

 (注3:こういうのを気にしている時点でカジュアルじゃないとふと思った。)

ワールドウェイクのFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs

いつものように、ざっくり紹介。

以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。

ワールドウェイクの公式発売日:2010年2月5日
セットレアリティー内訳:コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10 の計145種。

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一般注釈
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** 変種キーワード能力:多重キッカー(Multikicker) **

多重キッカーは、今まで出てきたキッカーの変種である。その呪文を唱えるに際し、
何回でも支払うことのできる追加コストを意味している。

*多重キッカーを持つ呪文を唱える場合、あなたは何回多重キッカー・コストを支払うかを宣言する。 キッカーするかしないか自由に選ぶことができる。

*なんであれ、キッカー・コストを支払って唱えられた呪文は「キッカーされて」いる。
 何回キッカーされているかをチェックする場合、その呪文のキッカー・コストが何回支払われた
 かを問うことになる。

*あるパーマネントが持つ、「それ自体が何回キッカーされている」かをチェックする
 「戦場に出たとき」の誘発型能力が対象をとる場合、その対象は(パーマネントが唱えられたとき
 ではなく)そのパーマネントが戦場に出て能力が誘発するまで選ばれない。

*キッカーされている呪文がコピーされた場合、そのコピーは同じ回数だけキッカーされている。

*《菌獣の横行/Saproling Infestation》は呪文が1回キッカーされるたびに誘発する。
 呪文が複数回キッカーされている場合、複数回誘発する。


#《ラッカボルバー/Rakavolver》などで両方のキッカー・コストを払うと、その呪文は
#2回キッカーされている。あれ? INV当時はどうだったっけ?

 
** テーマ:クリーチャー化する土地 **

ワールドウェイクには、土地をクリーチャーにする手段がいくつかある。

*クリーチャーになった土地はいわゆる「召喚酔い」の影響を受ける。
 それが一番近いあなたのターンの開始時からあなたのコントロール下にあり続けているので
 ないかぎり、それでは攻撃できず、{T}能力を使えない(マナ能力を含む)。
 召喚酔いは、そのパーマネントがいつからあなたのコントロール下にあったかのみをチェックする。

*そのターンに出した土地がクリーチャー化したとしても、それは召還酔いの影響を受ける。

*土地をクリーチャー化する能力は、ほとんどの場合に以下の様に分類される。
  ・(第4種)クリーチャーになり、指示されたサブタイプを持つ。(ウーズ、エレメンタル、etc)
  ・(第5種)指示された色になる
  ・(第6種)指示された能力を持つ
  ・(第7b種)指示されたP/Tになる。

 例えば、「エンチャントされている土地は、飛行を持つ青の2/2のエレメンタル・クリーチャー
 である。それは土地でもある。」という文章ならば、4種+5種+6種+7b種である。

 全てはその種類別とタイムスタンプにより決定される。

*"ゼンディコン"サイクルは、エンチャントされた土地をクリーチャーにするが、
 その土地が墓地に置かれた場合に、その土地を手札に戻す誘発型能力を持つ。
 これは"ゼンディコン"を手札に戻す能力ではない。

2枚の"ゼンディコン"が同じ土地にエンチャントされている場合、
 その土地にあとからつけられた方が、その土地の色、P/Tを決定する。
 その土地は、両方の"ゼンディコン"が与えるすべてのクリーチャー・タイプと能力を持つ。


*2枚の"ゼンディコン"が同じ土地にエンチャントされている場合、
 その土地にあとからつけられた方が、その土地のサブタイプ、色、P/Tを決定する。
 その土地は、両方の"ゼンディコン"が与えるすべての能力を持つ。

!(FAQの記載ミスかと思われます。FAQにあるテキストを見る限り、このサブタイプの変更は
!追加の形ではなく、上書きの形でなされるので、2枚のゼンディコンがついた土地は、
!後からつけられた方のクリーチャー・タイプのみを持つはずです。
!何か他の解釈がある場合は、ご連絡下さい。)


(追記:"still a land" という表現で、土地由来のサブタイプのみが残るという勘違いを
 していました。FAQの表現で正しいです。指摘くださった方に感謝します。)

 
** 再収録能力語: 上陸(Landfall)**

上陸はゼンディカーで登場した能力語である。

ワールドウェイクには上陸をもつインスタントが存在する。

*上陸をもつインスタントは、その呪文が解決される段階で、このターンにあなたのコントロール下
 で土地が出ていたかどうかをチェックする。呪文を唱えた時点ではない。

---
その他のメカニズム(同盟者、罠、探索、血に飢えた吸血鬼等)はゼンディカーのFAQを参照すること。


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カード別注釈
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《歩く大地図》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
1/1
{T}:あなたは、あなたの手札にある土地カードを1枚戦場に出してもよい。


*《歩く大地図》のタイプ行には「アーティファクト」の表記が欠落している。
 この欠落は訂正される。これはアーティファクト・クリーチャーである。

《怒り狂う山峡》
土地
怒り狂う山峡はタップ状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{R}か{G}を加える。
{2}{R}{G}:ターン終了時まで、怒り狂う山峡は「このクリーチャーが攻撃するたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。」を持つ赤であり緑である3/3のエレメンタル・クリーチャーになる。それは土地でもある。


*《怒り狂う山峡》の最後の能力を起動するたび、それは「このクリーチャーが攻撃するたび、
 それの上に+1/+1カウンターを1個置く。」という誘発型能力を1つ得る。
 例えば、あなたが《怒り狂う山峡》の最後の能力を2回起動して攻撃した場合、
 その誘発型能力は両方誘発する。それは合計で2個の+1/+1カウンターを得る。

《石の偶像の罠》
{5}{R}
インスタント ― 罠
石の偶像の罠は、それを唱えるためのコストが攻撃クリーチャー1体につき{1}少なくなる。
トランプルを持つ無色の6/12の構築物・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。次のあなたの終了ステップの開始時に、それを追放する。


*このコスト軽減は強制である。(他の罠シリーズとは挙動が異なる)

*構築物・トークンは、『あなたの』終了ステップの開始時まで追放されない。
 相手のターンにこれを唱えた場合、次のあなたのターンにはまだこのトークンは残っている。
 当然召還酔いも無いので、あなたはこれで攻撃することができる。

*誰の攻撃クリーチャーであるかは問わない。あなたの攻撃クリーチャーを数えてもかまわない。
 ただし、当然のことながら、そのトークンは『あなたの』終了ステップの開始時に追放される。

《ウーラの寺院の探索》
{U}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開してもよい。そうしたなら、ウーラの寺院の探索の上に探索カウンターを1個置く。
各終了ステップの開始時に、ウーラの寺院の探索の上に3個以上の探索カウンターが置かれている場合、あなたはあなたの手札にあるクラーケンかリバイアサンかタコか海蛇のクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。


*選択肢がたくさんあるが、カウンターを置けるのは
  ・ライブラリーの一番上を見る ことを選んだ
  ・一番上のカードがクリーチャー・カードで、そのカードを 公開した
 ことを選んだ場合である。

*一番上を見ることをしなくてもよいし、一番上がクリーチャー・カードであったとしても、
 それを公開しなくてもよい。ただし、いずれの場合にも条件を満たしていないので
 カウンターは乗らない。

*2番目の能力は各プレイヤーで誘発する。あなたのターンだけではない。

《ウギンの目》
伝説の土地
あなたが唱える無色のエルドラージ呪文は、それを唱えるためのコストが{2}少なくなる。
{7}, {T}:あなたのライブラリーから無色のクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。


* "エルドラージ"はクリーチャー・タイプである。これはワールドウェイク発売時点で、
 どのクリーチャーにも印刷されていない。

* 現時点で、《霧衣の究極体》と多相を持つクリーチャーのみがエルドラージである。
 それが、おそらくは《マイコシンスの格子》のおかげで無色になった場合、
 《ウギンの目》によりそれを唱えるためのコストは{2}少なくなる。

* 《ウギンの目》の2つ目の能力で、あなたはライブラリーからあらゆる無色のクリーチャーを
 探すことができる。これには、色マナ・シンボルを持たないアーティファクト・クリーチャー
 カードや、《マイコシンスの格子》のおかげで無色になったクリーチャー・カードが含まれる。

#FAQでカードのサブタイプが宣言されるのは初めてじゃないでしょうか。
#せめてどっかでトークンとして定義されていれば。
#この文章だけでは"エルドラージ" はどのタイプを指すのか完全に不明のままです。

《応報の罠》
{4}{B}{B}
インスタント ― 罠
いずれかの白のクリーチャーが攻撃している場合、あなたは応報の罠のマナ・コストを支払うのではなく、{B}{B}を支払ってもよい。
攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。そのクリーチャーのコピーであるトークンを1つ戦場に出す。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。


*《応報の罠》を{B}{B}で唱えた場合でも、あなたはいずれかの攻撃クリーチャー1体を対象とする。
 対象とするのは白の攻撃クリーチャーに限らない。

* あなたが戦場に出したトークンは、元のクリーチャーに印刷されているその物をコピーし、他はコピーしない。
 例えば、《応報の罠》の対象をクリーチャー化した《天界の列柱》にした場合、あなたが戦場に
 出すトークンは、単なる土地の《天界の列柱》である。
 (このため、《応報の罠》は"クリーチャー・トークン"ではなく単なる"トークン"を出すように
 訂正される。)


《崖の暴君、カズール》
{3}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― オーガ・戦士
5/4
いずれかの対戦相手がコントロールするクリーチャーが1体攻撃するたび、あなたが防御プレイヤーである場合、そのクリーチャーのコントローラーが{3}を支払わないかぎり、あなたは赤の3/3のオーガ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


*あなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃した場合でも、この能力は誘発する。

*《崖の暴君、カズール》の能力は、攻撃しているクリーチャー1体につき1回誘発する。
 戦闘全体で1回ではない。攻撃プレイヤーは、それらの能力が1回解決される毎に、
 {3}を支払うかオーガ・トークンを出させるかを選ぶ。

*能力の解決の際、攻撃プレイヤーに{3}を支払うかの選択を明示的に求めないまま、オーガ・
 トークンを出すことはできない。これは、攻撃プレイヤーがこの能力を忘れている場合を含む。

* いずれかの攻撃クリーチャーが「このクリーチャーが攻撃するたび、~」の能力を持っている
 場合、その能力が先にスタックに置かれ、その後に《崖の暴君、カズール》の能力がスタックに
 置かれる。《崖の暴君、カズール》の能力が先に解決され、実質的にオーガ・トークンが作られる
 として、この時点で他の能力は対象を選んでしまっているので、それはこの新しいオーガ・
 トークンを選ぶことはできない。

《虚石の探索》
{B}
エンチャント
いずれかの対戦相手がカードを1枚捨てるたび、あなたは虚石の探索の上に探索カウンターを1個置いてもよい。
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーの手札にカードが無く、虚石の探索の上に探索カウンターが2個以上置かれている場合、あなたは「そのプレイヤーは5点のライフを失う。」を選んでもよい。


*2番目の能力はいわゆる"if節のルール"に従う。
 つまり、そのプレイヤーの手札にカードが1枚以上あるか、《虚石の探索》の上の蓄積カウンター
 が2個未満である場合、この能力はそもそも誘発しない。解決時にもこの条件はチェックされる。
 チェックされた時点で条件を満たさない場合、この能力は何もしない。

《屈折の罠》
{3}{W}
インスタント ― 罠
このターン、いずれかの対戦相手が赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文を唱えていた場合、あなたは屈折の罠のマナ・コストを支払うのではなく、{W}を支払ってもよい。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にあなたやあなたがコントロールするいずれかのパーマネントに与えるダメージを3点軽減する。これによりダメージが軽減された場合、屈折の罠はその点数に等しい点数のダメージを、そのクリーチャーやプレイヤーに与える。


*《屈折の罠》は、それがダメージを与えるクリーチャーやプレイヤーのみを対象とする。
 あなたは《屈折の罠》を唱える際にその対象を選ぶ。ダメージを軽減する時点ではない。

*《屈折の罠》は、それが軽減するダメージの発生源を対象にしていない。
 発生源は、《屈折の罠》の解決時に選ぶ。

*《屈折の罠》の対象となったクリーチャーやプレイヤーが解決時点で不適切な対象となっていた
 場合、呪文全体が打ち消される。ダメージは軽減されない。

*《屈折の罠》は、あなたに与えられるダメージや、あなたがコントロールする望む数のクリーチャー
 へのダメージや、あなたがコントロールする望む数のプレインズウォーカーへのダメージを軽減できる。

*選ばれた発生源からダメージが与えられる際、同時にあなたがコントロールする複数のパーマネント
 や、あなたとあなたがコントロールするパーマネントのうち少なくとも1つにダメージが与えら
 れる場合、あなたはそのダメージのうちどの部分を軽減するかを選ぶ。
 例)選んだ発生源が《地震》である場合、次にあなたに与えられるダメージを2点軽減し、
 次にあなたがコントロールするクリーチャー1体に与えられるダメージを1点軽減することが
 選べる。実際にそのダメージが与えられるまで、発生源からのダメージのどの部分を軽減するかは
 決めなくてよい。

* 《屈折の罠》の効果は移し変え効果ではない。
 それはダメージを軽減した場合、(選んだ発生源でなく)《屈折の罠》が対象となったクリーチャー
 やプレイヤーに、その軽減効果の一部としてダメージを与える。
 新しいダメージの発生源は《屈折の罠》である。新しいダメージは戦闘ダメージではない。
 新しいダメージの発生源をコントロールしているのはあなたであるため、
 対戦相手を《屈折の罠》で対象にした場合、あなたは《屈折の罠》のダメージを、
 その対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーに与えることができる。

*選ばれた発生源がダメージを与える場合、《屈折の罠》はそのダメージのうち3点を軽減し、
 同時に発生源は(あるなら)余ったダメージを与える。その直後、軽減効果の一部として、
 《屈折の罠》は自身によるダメージを与える。これは状況起因処理がチェックされるよりも前に
 起こり、そのダメージを与えた呪文や能力の解決の残りの部分が続行されるよりも前に起こる。

* 対象となったクリーチャーやプレイヤーが適正であるかどうかは、《屈折の罠》の解決後は
 チェックされない。
 例)《屈折の罠》の罠が対象としたクリーチャーが、《屈折の罠》の解決後でダメージが
 軽減されるよりも前に被覆を得た場合、《屈折の罠》はそれでもダメージを軽減し、
 そのクリーチャーにダメージを与える。《屈折の罠》が対象となったクリーチャーやプレイヤー
 にダメージを与えられない場合、それでもダメージは軽減される。単に《屈折の罠》のダメージが
 与えられないだけである。

#《危害のあり方/Harm’s Way》の悪夢再び? 挙動は全く違うので注意すること。
#この呪文は対象を取り、その対象へ《屈折の罠》がダメージを与える。
#その点数は《屈折の罠》により軽減された点数と同じだけである。


《死の影》
{B}
クリーチャー ― アバター
13/13
死の影は-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたのライフの総量に等しい。


*この能力は特性定義能力ではない。例えば墓地にある《死の影》のP/Tは13/13である。

*あなたのライフが0点以下で、何らかの効果によりあなたがゲームに敗北しない場合、
 《死の影》の能力により、そのパワーとタフネスが増える。
 例えば、あなたのライフが-2点である場合、《死の影》は+2/+2の修整を受ける。

*双頭巨人戦ではあなたのライフの値は、共有ライフの半分切り上げである。

《死の報い》
{1}{B}{B}
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚とクリーチャー1体を対象とする。あなたはその前者を、あなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。そうした場合、死の報いはその後者に、その前者のパワーに等しい点数のダメージを与える。


*この呪文は対象を2つ取る。どちらが不適正になったかによって挙動が少し異なる。

*《死の報い》は、クリーチャー・カードが墓地にあったときのパワーに等しい点数のダメージを与える。

《地盤の際》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。
{1}, {T}, 地盤の際を生け贄に捧げる:基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。この能力は、いずれかの対戦相手が4つ以上の土地をコントロールしている場合にのみ起動できる。


*2番目の能力は、条件を満たしているならば、どの基本でない土地も対象にできる。自分も含めて。
 (多人数戦などでは……)

《呪文の歪曲》
{2}{U}
インスタント
多重キッカー {1}{U} (あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{1}{U}を望む回数支払ってもよい。)
呪文1つを対象とする。それのコントローラーが{2}を支払わない限り、それを打ち消す。呪文の歪曲がキッカーされている1回につき、カードを1枚引く。


*何回キッカーされたかにかかわらず、対象になった呪文のコントローラーが支払うマナは{2}である。


《焼尽の猛火》
{R}{R}
インスタント
プレイヤー1人と、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。焼尽の猛火はその前者に1点、その後者に1点のダメージを与える。
上陸 ― このターン、あなたのコントロール下で土地が戦場に出ている場合、代わりに焼尽の猛火はその前者に3点、その後者に3点のダメージを与える。


*この呪文の対象は2つ(プレイヤーと、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー)である。

《食餌の衝動》
{B}{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-3/-3の修整を受ける。あなたは、あなたがコントロールするアンタップ状態の吸血鬼を望む数タップしてもよい。そうした場合、その各吸血鬼の上に、それぞれ+1/+1カウンターを1個ずつ置く。


* あなたがコントロールする吸血鬼をタップするかどうかは、この呪文の解決時に選ぶ。
 唱えた時ではない。

* 《食餌の衝動》であなたがコントロールするタフネス3の吸血鬼を対象にした場合、
 それのタフネスは-3/-3効果により0になる。しかし、状況起因処理は呪文の解決が
 終了するまでチェックされない。あなたはその吸血鬼をタップし、+1/+1カウンターを
 1個置いて、タフネスを1に上げることができる。それは戦場に残る。

* 《食餌の衝動》の対象となったクリーチャーが解決時点で不適切な対象となっていた場合、
 呪文全体が打ち消される。あなたは吸血鬼をタップできない。

《深淵の迫害者》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― デーモン
6/6
飛行、トランプル
あなたはこのゲームに勝利することができず、あなたの対戦相手はこのゲームに敗北することができない。


《白金の天使/Platinum Angel》参照。

《彗星の嵐》
{X}{R}{R}
インスタント
多重キッカー {1}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{1}を望む回数支払ってもよい。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、その後、他のクリーチャーか他のプレイヤーを、彗星の嵐がキッカーされている1回につき1体または1人対象とする。彗星の嵐はそのそれぞれにX点ずつのダメージを与える。


* 《彗星の嵐》で選ぶ対象の数は、キッカーされた回数に1を足した数である。
 まず、あなたはこの呪文を何回キッカーするかを宣言し(これはXの値を決めるのと同時)、
 その後、それにしたがって対象を選び、その後にコストを支払う。

* 選ぶ各対象は異なっている必要がある。

* 例えば、あなたが《彗星の嵐》で3つの異なる対象に4点ずつのダメージを与えたい場合、
 Xは4になり、あなたはこの呪文を2回キッカーする。支払うマナ・コストは{4}{R}{R}になり、
 それにキッカー・コスト{1}と、さらにキッカー・コスト{1}がプラスされ、支払うべきコストは{6}{R}{R}になる。


《精力の護符》
{1}
アーティファクト
パーマネントが1つあなたのコントロール下でタップ状態で戦場に出るたび、それをアンタップする。


*あなたが複数の《精力の護符》をコントロールしている場合、それぞれの《精力の護符》の
 誘発型能力が誘発する。1つ目の能力により、そのパーマネントはアンタップされる。
 次の能力の解決前に何らかの理由でそのパーマネントがタップされた場合、
 次の能力によりそれはアンタップされる(以降も同様)。

*《精力の護符》の能力が誘発するには、パーマネントは「[そのパーマネント]をタップ状態で
 場に出す。」や「[そのパーマネント]はタップ状態で場に出る。」等の効果により、
 タップされた状態で場に出る必要がある。
 アンタップ状態で場に出た場合、その直後にそれをタップしたとしても、この能力は誘発しない。


《宝物探し》
{1}{U}
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上のカードを、土地でないカードが公開されるまで公開し続ける。その後、これにより公開されたすべてのカードをあなたの手札に加える。


*あなたのライブラリーのカードがすべて土地である場合、あなたはそれらをすべて公開し、
 すべてを手札に加える。

《タクタクの潰し屋》
{3}{R}
クリーチャー ― ゴブリン・工匠・同盟者
2/2
タクタクの潰し屋か他の同盟者が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、アーティファクト1つを対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。そのアーティファクトがこれによりいずれかの墓地に置かれた場合、タクタクの潰し屋はそのアーティファクトのコントローラーに、あなたがコントロールする同盟者の総数に等しい点数のダメージを与える。


*ダメージを与えるためには、破壊したアーティファクトが墓地に置かれる必要がある。
 他の置換効果などで戦場に残り続けたり、墓地でない領域に行ったりした場合、
 ダメージは与えられない。

《タジュールの力》
{X}{G}{G}
インスタント
多重キッカー {1}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{1}を望む回数支払ってもよい。)
クリーチャー1体を対象とし、その後、他のクリーチャーを、タジュールの力がキッカーされている1回につき1体対象とする。そのそれぞれの上に、+1/+1カウンターをX個ずつ置く。


《彗星の嵐》と同様。

《忠告の天使》
{3}{W}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
6/6
飛行
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、忠告の天使以外の土地でないパーマネント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
忠告の天使が戦場を離れたとき、それにより追放されたすべてのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


(日本語版FAQにはコストが{3}{W}{W}となっているが、原文では{3}{W}{W}{W}である。)

*《忠告の天使》の上陸能力と最後の能力は関連している。(= Linked Ability)
 最後の能力は、上陸能力により追放されたカードのみを参照する。

《廃墟の幽霊》
{1}{W}
クリーチャー ― スピリット
1/1
{W}, {T}:あなたがコントロールする土地1つを対象とし、それを追放し、その後それをあなたのコントロール下で戦場に戻す。


*対象になった土地は、誰がオーナーであるかに関係なく、あなたのコントロール下で戻る。

《バザールの交易商人》
{1}{R}
クリーチャー ― ゴブリン
1/1
{T}:プレイヤー1人と、あなたがコントロールするアーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。その前者はその後者のコントロールを得る。


*このコントロール変更効果は期限がない。

*プレイヤーとして誰を選んでもよい。あなた自身を選ぶことも可能である。
 《反逆の印/Mark of Mutiny》などでコントロールを一時的に奪っているクリーチャーに
 対して使うと、あなたはそのコントロールをずって得ることができる。

《マナの座、オムナス》
{2}{G}
伝説のクリーチャー ― エレメンタル
1/1
緑のマナは、ステップやフェイズの終了に際してあなたのマナ・プールから無くならない。
マナの座、オムナスは、あなたのマナ・プールにある緑マナ1点につき+1/+1の修整を受ける。


*緑マナ以外のマナは通常通りにフェイズやステップの終了時点で取り除かれる。

*使用する場合は緑マナの数を記録しておくこと。

《刃のブーメラン》
{3}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは「{T}, 刃のブーメランをはずす:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。刃のブーメランはそれに1点のダメージを与える。刃のブーメランをオーナーの手札に戻す。」を持つ。
装備 {2}


*能力を得るのはクリーチャーであるが、ダメージを与えるのは《刃のブーメラン》である。


《乱動する地形》
{2}{R}{R}
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。その後、乱動する地形はその土地のコントローラーに、そのプレイヤーの墓地にある土地カードの枚数に等しい点数のダメージを与える。


*ダメージの点数が決定されるのは、対象となった土地が破壊された後である。
 (通常何もなければ、この呪文は少なくとも1ダメージを与える)


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そんなところで。

#新エキスパンション発売と共にやってくる、オラクル&CRの更新点が公開されました。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/75b&page=1

#今回のオラクル更新で目についたのは、
#1)《暗黒の深部/Dark Depths》のマリット・レイジトークン自体に
#  「このクリーチャーは破壊されない」という能力が追加されるようになったこと。
# (プロモ・トークンの表記で正しくなりました。)
#2)《たわむか折れるか/Bend or Break》の処理が簡便になったこと
#3)MOでのリリースに合わせて、ウルザブロックのオラクルに手が加えられたこと
#くらいです。更新点はCRが発表されればそれに合わせて記事にしようと思います。

#新しいオラクル・データベースは2010年1月29日(金)に更新……って今日!?


オラクルの更新点については、JFKさんのほうにジャンピング土下座を決行。



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東海イベント情報
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今週末のプレリリースについて宣伝。

地区プレリはいつもの港湾会館じゃなく、丸の内になりますんでご注意。
最寄駅は地下鉄桜通線か鶴舞線『丸の内』になります。鶴舞線のほうが出口には近いです。

・1月30日(土) ワールドウェイク地区プレリリース 太洋薬品ビル丸の内
  参照)http://nekoyan.net/2191

・1月31日(日) ワールドウェイク・プレリリース 太洋薬品ビル丸の内
  参照)http://nekoyan.net/2193

上記2つは、会場が同じですが、受付時間が異なるのでご注意下さい。

・1月31日(日) ワールドウェイク・プレリリース ホビステ名古屋店
  http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/101.html

 こっちはおいら主催の店舗型プレリです。予約じゃなくて先着順です。
 時間を遅めに設定してあるので、まったりやりたい方におすすめです。


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それでは、今週の問題。WWKのカード多めでお送りします。


問1
かたならし○×。

「エンチャント(オーラ)によってクリーチャーにもなっている土地がある。
 このオブジェクトが攻撃に参加し、戦闘ダメージを割り振る前にオーラが破壊され、
 クリーチャーでなくなった場合、このオブジェクトは戦闘ダメージを与えない。」

○か×か?

 
問2
公式のプレビュー記事をわくわくしながら読んでいるプレイヤーAと、
公式以外の様々なところからそれ以上の情報を得ていて、くだを撒いているプレイヤーBが
新カードについて話をしている。

A「多重キッカーのマナ・アーティファクト出るね。《永遠溢れの杯》。」
B「どんなの? 英語名でないとピンと来ねえ。」
A「ええと、たしかこんなの。」

《永遠溢れの杯》
{0}
アーティファクト
多重キッカー {2}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{2}を望む回数支払ってもよい。)
永遠溢れの杯は、それがキッカーされている1回につき蓄積カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに、永遠溢れの杯の上に置かれている蓄積カウンター1個につき{1}を加える。


B「0回で唱えることは無いし、1回だと劣化《精神石/Mind Stone》。
 2回でようやく《シッセイの指輪/Sisay’s Ring》か……」
A「でも、《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》と相性良くない?」
B「軽くなるのは良いね。」
A「2体の《エーテリウムの彫刻家》があったら、蓄積カウンター載せ放題だよね?」
B「え?」
A「え?」

2人はここで固まってしまったが、Aの主張は正しいだろうか?

具体的な問題を提示する。
あなたが《エーテリウムの彫刻家》を2体コントロールしている時に、
蓄積カウンターが5個乗るように、《永遠溢れの杯》を唱えたい。あなたの支払うマナはいくつか?

 
問3

プレイヤーPとQが対戦している。

Pは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》と《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》を、
Qは忠誠カウンターが2つ乗っている《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》をコントロールしている。

Qのターンのメインフェイズに、Qは《紅蓮地獄/Pyroclasm》を唱えた。


3-1)Pの手札には《危害のあり方/Harm’s Way》があった。

 3-1a)Pは自分のコントロールするクリーチャーを2つとも《紅蓮地獄》から守りたい。
  Pは《危害のあり方》を唱えることで、自分のクリーチャーを2つとも助けることができるだろうか?
  できるとすればその方法(宣言の仕方)を、できないとすればその理由を答えよ。


 3-1b)《危害のあり方》によって《紅蓮地獄》のダメージをどうにかすることで、
  Qの《ジェイス・ベレレン》を墓地に送ることはできるだろうか?
  できるとすればその方法(宣言の仕方)を、できないとすればその理由を答えよ。


 
3-2)Pの手札には《屈折の罠》があった。(テキストは後述)

 3-2a)Pは自分のコントロールするクリーチャーを2つとも《紅蓮地獄》から守りたい。
  Pは《屈折の罠》を唱えることで、自分のクリーチャーを2つとも助けることができるだろうか?
  できるとすればその方法(宣言の仕方)を、できないとすればその理由を答えよ。


 3-2b)《屈折の罠》によって《紅蓮地獄》のダメージをどうにかすることで、
  Qの《ジェイス・ベレレン》を墓地に送ることはできるだろうか?
  できるとすればその方法(宣言の仕方)を、できないとすればその理由を答えよ。


《屈折の罠》
{3}{W}
インスタント ― 罠
このターン、いずれかの対戦相手が赤のインスタント呪文か赤のソーサリー呪文を唱えていた場合、あなたは屈折の罠のマナ・コストを支払うのではなく、{W}を支払ってもよい。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にあなたやあなたがコントロールするいずれかのパーマネントに与えるダメージを3点軽減する。これによりダメージが軽減された場合、屈折の罠はその点数に等しい点数のダメージを、そのクリーチャーやプレイヤーに与える。



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いつものように、回答は来週にでも。

それでは、プレリリースをお楽しみ下さい。


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P.S.

GGDの宣伝ありがとうございます。-> http://62655.diarynote.jp/201001282135425693/
やってみた方、感想や改善点などを是非お聞かせ下さい。


#GGDのルールは次元デッキが使用できるので……うん? 宅配便かな?

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